ハイスクールD×G 【GHOST】   作:レティス

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wot:bを最近始めたレティスです。けど、勝てん…orz


幽一「俺は五十嵐幽一。15歳の時、謎の事件に巻き込まれて命を落とし、ハイスクールD×Dの世界に転生。仮面ライダーゴーストとしてオカ研部員として活動しながら、英雄の眼魂を集めている。
俺は散歩中、かつての親友・神薙駘悟と再開した。だけど、駘悟こそがスペクターの正体だった。
何とかその場から逃げ切った俺は、駘悟のことが気になりながらも、冥界へと向かった。
現在所有しているアイコンは…7つだ。」


OP[我ら思う、故に我ら在り]



爆誕、西部の赤龍帝!

幽一side

 

 

 

 

俺はグレイフィアさんからもらった招待状をもとに、霊身転移で冥界の婚約会場に着いた。ユルセンは別行動をとっている。もちろん俺はゴーストに変身しており、ドライバーの【不可視】能力を使用して周りには見えないようになっている。俺は今まで半人半霊としての特性を活かして透明化していた。そして駘悟から説明されるまでは【不可視】の能力を知らなかった。あいつが言うには、英雄の眼魂を所持している者以外は姿を見ることができないんだっけな。確かに便利だ。この会場にはサーゼクスさんなどの上級悪魔がやってきているから、これは意外と重宝するかもな。並みの透明化だとすぐバレるからな…神様はよくこんな凄いドライバーを俺に渡したものだ。

俺は今回はあくまでイッセーの手助けをするだけで、ライザーとの決闘に挑むつもりはない。イッセーにビリーザキッドアイコンを渡したのもそのためだ。だが、いざという時は俺も戦闘する構えでいる。今度は英雄の力には頼らず、己の力で戦う。そう、五十嵐流霊術で…!

 

 

 

それにしても、すごい人達だな。やっぱり悪魔達にとって、この結婚式は悪魔の未来を繋ぐには良い出来事だろうな…。だけど…リアス部長にとって、これは幸せと言えるのか?いや、言えるはずがない。

 

「…イッセー、まだなのか?」

 

俺はバットクロックで時間を確認しながらイッセーの到着を待つ。あと2分…もうすぐ始まってしまうぞ?

 

「ん?あれって…?」

 

俺はふと目を向けると、そこには和服に身を包んだ姫島先輩がいた。それだけじゃない。木場に小猫…ソーナ先輩とソープ先輩…それにライザーの妹であるレイヴェルまでもいた。何か会話しているようだが、距離が離れているためか聞き取れなかった。

その時、炎による派手は演出と共にライザーが会場に登場した。始まったか…!

 

「くそ、まだかよイッセー…!」

 

俺がイッセーの到着を待つ間にも、続いてウェディングドレスに身を包んだリアス部長が登場した。そこからライザーの演説が続く……このままだと手遅れになる…。

と、その時だった。

 

 

 

 

「ちょっと待ったぁぁあ!」

 

突然、謎の叫び声と共に扉が開いた。そこからやってきたのは、イッセーだった。イッセー…遅いっての!

 

「警備兵!そいつを追い出せ!」

 

ライザーは乱入してきたイッセーを見ると、警備兵を呼び出した。警備兵達は警棒を装備すると、イッセーを取り押さえるべく突撃していく。さて、俺も動くか…!

 

「はあっ!」

「!?」

 

俺は不可視効果を解くと、浮遊して警備兵を蹴り飛ばす。

 

「貴様、一体どこから…!?」

「ずっと紛れ込んでた…さっ!」

「ぐふっ…!」

 

警備兵の一人が驚きの表情で質問してくるが、俺は簡素に答えてから頭突きで気絶させた。角には当たってないから安心しろ。

 

「幽一、お前どうやってここに!?」

「招待状もらったんだけど、そこに冥界への行き方が書いてあったんだ。」

 

俺とイッセーは警備兵を気絶させながら会話する。それよりも、イッセーはどうやって冥界までやってきたんだろう…?

そして俺は最後の警備兵を気絶させると、変身を解除した。

 

「イッセー、あいつに一言言ってやれ。」

「分かった!」

 

俺がそう言ってやると、イッセーはリアス部長を指差してこう叫んだ。

 

 

 

 

 

 

「リアス・グレモリー様の処女は俺のもんだぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

イッセーの一言が会場中に響きわたった。変態発言だが、やっぱりイッセーらしいぜ。

 

「やぁ、イッセー君。それに幽一君。」

 

木場達が俺達のもとにやってきた。すると姫島先輩が俺に近づいてきた。

 

「幽一君、ごめんなさい。エジソンアイコンをスペクターに…。」

「分かってます…。ここに来る前、スペクターに会ったんです。それに正体も分かった。」

「スペクターだって…!?」

「…スペクターに会ったんですか?幽一先輩。」

「ああ。」

「その正体は誰だったんだい?」

 

姫島先輩から駘悟にエジソンアイコンを奪われたことを聞くが、俺は既に分かっていた。皆がスペクターの名前を聞いて多少驚いてる中、木場はスペクターの正体が誰なのかを尋ねてきた。

 

「今はまだ言えない。後で話す。」

 

俺は木場にそう言った。ちなみにその間、悪魔達が何やらざわついていた。恐らく、何故ここに俺とイッセーがやってきたのかだと思うけどな。

 

「その二人は私が呼んだ。」

 

すると、一人の男性が悪魔達の疑問に答えた。リアス部長と同じく紅髪である男性だ。もしかして…

 

「サーゼクス・ルシファー様、これは一体…!?」

「私が用意した余興だよ。」

その正体は、リアス部長の兄・サーゼクスさんだった。

 

「サーゼクス様!そのような勝手な事は…!」

「いいではないか、ライザー君。しかし、レーティングゲームの経験が無い妹がフェニックス家の才児であるライザー君と戦うには、少々分が悪いと思ってね。」

 

ライザーは慌てた表情隠せなかった。そりゃあ話してる相手が現魔王だからな…。

 

「ではサーゼクス、お前はどうしたんだ?」

 

ここでもう一人、ダンディーな男性がサーゼクスさんに尋ねた。サーゼクスさんを呼び捨てしている辺り、もしかしてリアス部長とサーゼクスさんの父親なのかな?

 

「そこの少年は今代の赤龍帝の力を、そしてもう一人は数々の英霊達の力を有しているそうではないですか。ドラゴンとゴースト、そしてフェニックス。私はその戦いがみたいのですよ。それにドラゴンの力もそうですが、ゴーストの力も見たくはありませんか?」

サーゼクスさんはそう答えた。あの人はドラゴンの力だけでなく、ゴーストの力も見たいと言っていたが、サーゼクスさんが一番注目しているポイントは、やはり五十嵐流霊術のことだろう。会場の皆はサーゼクスさんの言葉を聞いて静まった。

 

「…満場一致のようだね。ライザー君、もう一度対決するという形で構わないかい?」

「…分かりました。このライザー、最後の武勇をご披露いたしましょう!」

 

ライザーはサーゼクスさんの意見に賛成したようだ。どうやら再戦は決まったようだ。

 

「成立したようだね…。兵藤一誠君、五十嵐幽一君、君たちが勝った場合の代価は何がいい?爵位か?財産か?それとも絶世の美女かい?」

 

ここでサーゼクスさんが俺たちが勝った場合の代価は何がいいかと尋ねてきた。

 

「サーゼクス様!たかが下級悪魔、それと人間に代価などを!?」

「お考え直し下さい!あんなものたちなどに…!」

「黙れ。」

 

何名かの悪魔達がその意見に反対したが、サーゼクスさんの低く、威圧的な声でまた静まりかえった。

 

「…幽一。」

「ああ、もちろん理解してるさ。」

 

俺とイッセーは小声で会話した。

 

「「俺達が望むのは、リアス・グレモリー様を自由にしてほしい。それだけです!」」

 

俺とイッセーの声が重なった。流石イッセー、やっぱり俺と意見は合っているな。確かに爵位も財産も美女も悪くはない。だけど、俺たちが本当に求めるもの…それは友情だ。それこそが、俺達が求める代価だ!

「さて、行くぞイッセー!」

 

俺はそう言いながら幽霊の神帯を展開すると、懐からオレアイコンを取り出す。その時だった。

 

「待て幽一!」

「何だ?」

「ここは、俺とあいつの一対一をさせてくれ!」

「え!?」

 

突然、イッセーが単独でライザーに挑むと言い出したのだ。

 

「お前、どうして…!?」

「俺はレーティングゲームの際、あいつにコテンパンにやられたからな。それに、幽一ばっかりに良いところを持ってかれちゃ困るからな!」

「イッセー…。」

 

イッセーはそうお願いしてきた。俺は少々どうしようか悩んだが、すぐに判断した。

 

「分かった…だけどもし危険だと思ったらすぐに俺と交代だからな。」

「分かってるさ。」

 

俺は危なくなったら交代するという条件でイッセーにタイマン勝負の許可をした。グレイフィアさんを通してあいつに“切り札”を渡しているとはいえ、ライザーは一筋縄ではいかない相手だからな…。

 

「それとイッセー、一つだけアドバイスだぜ。」

「何だ?」

「命を、燃やしていけ!」

「…ああ!」

 

俺はイッセーに気合い入れとして一言言った。

そしてイッセーとライザーはサーゼクスさんが形成したバトルフィールドに転移していった。頼むぜイッセー!

 

 

 

イッセーside

 

 

 

 

 

俺は幽一にアドバイスをもらった後、ライザーと共にバトルフィールドに転移された。俺は部長を取り返すために決闘の準備をしたんだ。俺が勝てば部長は帰ってくるんだ。勝っても負けてもこれがラストチャンスだ…。絶対に勝つ!!

 

「小僧、前にも言ったはずだ。俺はフェニックス家の看板を背負っている。敗北など許されんのだ!」

「それはこっちも同じだ!お前との決闘に勝って部長を連れて帰る!」

 

俺はそう言った。一度はあいつに一方的にやられたけど、今度こそはあいつをぶっ倒す!

『それでは、始めて下さい』

グレイフィアさんの声で決闘が開始された。俺は開始と同時に走り出す。

 

「部長、プロモーションの許可を!」

「プロモーション、許可するわ!」

「よし…!プロモーション・女王【クイーン】!」

 

俺は部長からプロモーションの許可をもらうと、一気に最強の駒である女王に昇格した。俺は上空へジャンプすると、赤龍帝の籠手【ブーステッド・ギア】を頭上に掲げた。

 

「部長ぉぉぉぉぉ!!俺は貴女のためなら、最強の兵士になってやります!!輝きやがれ!オーバーブースト!!」

『Welsh dragon over booster!』

 

すると、籠手にはめ込まれた宝石が赤く輝くと同時に身体中に赤いオーラに包まれた。すると俺の身体に赤い鎧が装着されていく。それは、赤龍帝の籠手に宿るドラゴン、赤龍帝ドライグを模したものだった。

 

「これが龍帝の力、赤龍帝の鎧【ブーステッド・ギア・スケイルメイル】だ!」

 

そして俺は赤龍帝の鎧を装着し終えた。初めて発動したが、これが赤龍帝の籠手の禁手化【バランス・ブレイカー】か…。

 

『X』

 

そして、装着時間のカウントダウンが始まった。俺はあの時、ドライグと取引して禁手化を発動できるようにしてもらったが、今の俺のスペックだと10秒しか装着できないと言われた………いや、10秒で十分だ!

 

「いくぞ!こいつを喰らいやがれぇぇぇぇえ!!」

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!』

俺は両手に赤い魔力の塊を形成すると、そのままライザーに向かって投げつけた。

 

「くっ!なめるなクソガキィ!!」

 

ライザーはキレると、俺に向かって殴りかかってきた。上等だ、あっちが拳ならこっちも拳だ!

 

『IX』

 

俺はブースターを噴かして飛行し、向かってくるライザーに急接近する。

 

「オラァァァァア!!」

「無駄ぁぁ!!」

 

俺のライザーの拳が衝突した。

 

 

『VIII』

 

 

「…ぐはっ!」

 

俺は拳の衝突の際の痛みと桁違いの熱量によってダメージを負い、吐血した。

 

「ふん、所詮貴様の力はこんなもの………ごはっ!?」

 

ライザーは言っている途中で吐血した。

 

 

『VII』

 

 

「くっ…何故不死鳥の俺にダメージが…!?それは!」

 

ライザーは俺の左手を見て驚いた。そう、俺の左手にはアーシアから借りた十字架が握られていたからだ。

 

「馬鹿な!?いくらドラゴンの鎧を装着しているとはいえ、悪魔にはダメージが……!?」

 

ライザーは驚きを隠せないまま言った。確かに、“悪魔の腕”だと俺にもタメージがくる。“悪魔の腕”だったらな。だが今の俺の左腕は悪魔のものじゃない。

 

「なっ、まさか…!?」

「そうだぜ。禁手化の時に左腕を代償にしたんだ!」

 

そう、禁手化を発動する際、左腕がドラゴンの腕になった。そのお陰で俺は左手で十字架を持ってもダメージを受けなくなったんだ。

 

 

『VI』

 

 

「正気か貴様!?そんなことをすれば、二度と元に戻らなくなるぞ!?」

「知るかよ!左腕をやって部長が戻ってくるなら、安い等価交換だ!!」

 

装着時間のタイムリミットが迫る中、俺はライザーにそう言った。

 

 

『V』

 

 

「さぁ、もう一発いくぜ!!」

 

俺はブースターで加速してライザーに殴りかかる……その時だった。

 

「終わらせてや……!?」

 

突然、赤龍帝の鎧が解除された。しかも、ライザーに殴りかかる直前で…。

 

「はあっ!!」

「うっ…!」

 

そしてそのままライザーの反撃を受けて吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。

 

「おい、まだ10秒経ってないないだろ!?何で解除されちまったんだ!?」

『小僧、残念ながら時間切れだ。確かに10秒と言ったが、今のお前の基礎体力では5秒程度が限界だ。』

「嘘だろ…?こんな時に…!」

 

ドライグから無慈悲な言葉が発せられた。今の俺じゃあいつに勝つことはできないのかよ…!?

 

「フェニックスの業火を受けよ、赤龍帝!!」

「うわああああああ!!」

 

俺はライザーの火球を受けてしまった。俺はダメージの蓄積で満身創痍になっている中、ライザーに掴まれた。

 

「うぐっ…!」

「ふん、このライザーに戦いを挑んだことを後悔するんだな。所詮転生した下級悪魔ではこのライザーを倒すことなどできん。」

「…っ!」

 

俺はライザーに掴まれながらそう言われた。くそっ……ダメージで身体が…!

 

「まぁ、人間のあいつにも挑むがな。あの人間には散々侮辱されたからな。あのクズにはな。」

 

 

 

ブチッ!

 

 

 

ライザーの一言で、俺の中で何かが切れた。一番切れてはいけないところが…。

 

「ふざけんなテメェ!!」

「っ!?」

 

俺は力を振り絞ってライザーの腹を蹴り、何とか脱出した。

 

「幽一を侮辱すんじゃねぇ!」

「悪魔同士の問題に介入してきた人間が悪い!あいつ如きで何故ムキになる?」

「幽一は何よりも友情を大切にしていた。それを侮辱するお前が許せねぇんだよ!」

 

俺は幽一を侮辱したライザーに怒りのこもった言葉を言った。

 

「諦めろ、お前にはもう手はない。」

「いや、まだあるぜ!」

 

そう言って俺は懐からある物を取り出す。それは、グレイフィアさんを通して幽一から渡されたビリーザキッドアイコンだった。

 

「それは…!?」

「幽一から渡された“切り札”だ。俺は絶対に勝つ。このアイコンの力で!」

 

俺はビリーザキッドアイコンのボタンを一回押し、アイコンを籠手にはめてからもう一度ボタンを押した。

 

『Put on!』

 

すると、アイコンからビリーザキッドゴーストが現れた。俺はビリーザキッドゴーストを上半身に纏った次の瞬間

 

『Connection Billy the kid!Balance breaker resumption!』

 

なんと、装着限界だったはずの赤龍帝の鎧がもう一度展開された……いや、厳密には違う。ビリーゴーストを纏ったままだし、しかも右手にはリボルバー拳銃を模した籠手まで装備されている。

「何だ…その姿は!?」

「俺も分からないさ。今ここで名付けるなら

 

 

 

 

 

赤龍帝の西部鎧【ブーステッド・ギア・ウエスタンメイル】だ!!」

 

俺はここで赤龍帝の鎧の派生形態を命名した。すげぇ、ビリーザキッドの力が俺の神器とシンクロしたのか。これがアイコンの力なのか…!

 

『ほぅ、禁手化をもう一度発動させるとはな。あの小僧が持っていたアイコンというのは、なかなか奇妙なものだ。しかし、この力…どこかで見た気が…。』

 

ドライグは何やらアイコンの力に見覚えがあるようだ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

俺はモニターで、イッセーがビリーザキッドのアイコンでもう一度禁手化したのを見ていた。赤龍帝の鎧の上にビリーゴーストを纏い、右手にはリボルバー拳銃を模した籠手を装備している。リアス部長や木場、姫島先輩、小猫たちも驚きを隠せないでいた。

 

『驚いたな。まさかアイツがビリーザキッドとシンクロするなんてな。』

 

ユルセンが俺のもとにやってきて、そう呟いた。

父さんが教えてくれた言葉、“英雄の心を学び、心の目を開け”…今のイッセーはまさにそれを禁手化で具現化した姿だ。

 

 

 

イッセーside

 

 

 

「さぁ、逆転の始まりだ!」

 

 

『V』

 

 

俺がライザーに突撃すると同時に、装着時間のカウントダウンが始まった。あと5秒…それまでに決着をつける。

 

「姿を変えたところで何も変わらん!もう一度この業火に焼かれるがいい!!」

「それはどうかな!?」

 

ライザーはまた業火を放ってきた。だが

 

「効かねぇよ!」

「何っ!?」

 

俺は左手で業火を弾いた。そしてライザーに接近したところで右ストレートをかます。

 

『Revolver!』

「喰らえぇぇぇえ!!」

「ぐっ!……がはぁっ!?」

 

俺はライザーの腹に右ストレートを叩き込んだ。その際、右手の籠手に込められた弾丸が炸裂した。すると、ライザーが十字架の時と同じく吐血した。

 

「こ…今度は、銀弾だと…!?」

 

ライザーは苦しみながら言った。十字架に銀の弾丸…そうだ!

 

 

『IV』

 

 

「火を消すには水だよな?」

 

俺は何かを思いつくと、今度は懐から水が入ったビンを取り出す。俺はビンの蓋を開ける。

 

「赤龍帝からの贈り物【ブーステッド・ギア・ギフト】!!」

『Transfer!』

 

俺はその水に倍加の力を譲渡してからライザーにかけた。

 

「!?……ぐわあああああああああああ!!」

 

水をかけられたライザーがさらに苦しみ出した。そう、俺があいつにかけたのは、聖水だ。

 

 

『III』

 

 

「うぐっ!……ぐっ…!」

「これで終わらせてやるぜ!!」

『Full boost!』

『Last bullet!』

 

俺は左手に倍加の力を最大限まで溜めながらライザーに近づく。

 

「や、止めろ…!貴様、分かっているのか!?この婚約は悪魔の未来のためのものだ!お前のような何も知らないやつがどうこう出来る事じゃないんだぞ!?」

「難しい事は分からねぇよ。けどお前に負けて気絶した時、うっすらと覚えている事がある………部長が“泣いたんだ”よ!!」

 

俺は怒りが有頂天になる中、左手を構える。

 

 

『II』

 

 

「てめぇを殴る理由は

 

 

 

 

 

それだけじゃねぇ!!」

「っ!?」

 

俺は左手でライザーにアッパーカットを繰り出して打ち上げると、続いて右手を構える。

 

 

『I』

 

 

「理由はもう一つ。俺の……俺の友達を侮辱したことだぁぁぁぁぁぁあ!!」

『Full revolver!』

「ーーーーーッ!?」

 

俺は渾身の右ストレートをライザーに叩き込み、弾丸を全て炸裂させて吹き飛ばした。

 

『Time out』

『Bullet empty』

 

そして時間切れになって禁手化が解除され、ビリーザキッドゴーストもアイコンに吸収された。

 

「はぁ…はぁ…………勝った…!」

 

俺は、あいつに……決闘に勝ったんだ!俺はダメージでその場で膝をつくが、勝利の笑みを浮かべた。

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

俺はイッセーが勝ったことに喜びの笑みを浮かべていた。

すると、サーゼクスさんが形成したフィールドが解除され、そこからリアス部長に掴まってイッセーが降りてきた。ちなみに倒れたライザーはあいつの眷属達が降ろしていた。俺たちはイッセーのもとに近づく。

 

「イッセー君、よく頑張ったね。」

「あらあら、うふふ。見事でしたわ。」

「…少しは見直しました。」

「皆…ありがとう!」

 

褒め言葉をもらったイッセーは、お礼を言った。

 

「イッセー、よくやったな。」

「へへ、俺が勝てたのは幽一のおかげでもあるぜ。サンキューな。」

「ああ。」

 

イッセーはお礼を言うと、俺にビリーザキッドアイコンを返した。何がともあれ、イッセーが勝ったからこれでリアス部長は俺たちのもとに戻ってくる。これで一見落着かと思った…………その時だった。

 

「…!?」

 

俺は少し視線をずらして見ると、気絶したはずのライザーが目を覚ましており、右手に“炎を溜めている”のが見えた。

 

「イッセー、危ない!!」

「!?」

 

俺は危険を察知してイッセーを突き飛ばした次の瞬間

 

 

ドォォォォォン!

 

 

「うわっ!?」

 

ライザーから放たれた火球に当たり、吹き飛ばされた。

 

「「「「「『幽一(君)(先輩)!?』」」」」」

「うっ……!」

 

俺は突然の不意打ちを受けながらも立ち上がり、ライザーの方を見た。

 

「まだ…終わってないぞ、ガキがぁぁぁぁぁあ!!」

 

ライザーは負けた怒りで激昂していた。

 




ED[STUDY×STUDY]
挿入曲[Trip -innocent of D-]


ユルセン「次回、ハイスクールD×G【GHOST】!」


ライザー「焼き尽くしてくれる!」

勝負に負けて激昂したライザーは、幽一に勝負を挑む。

ユルセン『英雄の力に頼るな!自分の力で戦え!』

英雄の力を使って戦う幽一だが、激昂したライザーには通用しなかった。そこでユルセンが幽一を激励した。

幽一「これが五十嵐流…!」

激励を受けた幽一は、代々伝わる五十嵐流霊術を使うことにした。

次回[継承、受け継がれし霊術!]


カウント・ザ・アイコン


幽一:【G】オレ【01】ムサシ【03】ロビン【04】ニュートン【05】ビリーザキッド【06】ベートーベン【EX.01】アイルトン【EX.03】シャネル

駘悟:【S】スペクター【02】エジソン【11】ツタンカーメン【12】ノブナガ【EX.02】リチャード【EX.05】パラケルスス
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