今回でコラボ最終回となります。オリジナルのフォームやあのフォームが登場します。では、どうぞ!
OP[明日への咆哮]
?side
「グハハハハ!コレダコレガ俺ノ求メテタ力ダ!!」
俺はヘルヘイムの果実を食したら、一時体が植物に覆われたが、すぐに収まった。すると、果実の力によって強靭な体になった。この力があれば、魔王にも…!どんな種族にも…!
「…!?」
その時、突然体が動かなくなった。いや、動きが鈍くなったのだ。なんだこれは…!?体が…重い…!?
「ふふふ……ははは…!」
すると、俺のもとに一体の怪物が現れたその胸部には、【066】というナンバーが付けられていた。
幽一side
「…ふわぁぁぁぁ…。」
朝、俺はあくびをしながら起床した。バットクロックを確認する辺り、まだ朝の5時だ。昨日の夜に缶コーヒー飲んだからか、早く起きることが出来た。日曜日だから別にこのまま寝ててもいいが、それはちょっとな…。
天子や優花里達はまだ寝ているな……あれ、一真とみほの姿がない?あの二人、一体何処に行ったんだ…?
「おーい、ユルセ~ン…。」
『んん…?何だよ?』
俺はまだ寝ている天子達を起こさないように、静かな声でユルセンを呼ぶ。
「一真とみほは何処に行ったか知らないか?」
『寝てたから知らな~い…。もう少し寝かせてくれ…まだ5時だろ…?』
ユルセンは眠そうに言うと、再び再び消した。ユルセンまで2人の姿を見てないなんて…一体何処へ…?
俺は静かに素早く着替えると、外へ出る。すると、それと同時に俺のもとへクモランタンがやって来た。
「なぁ、一真とみほを見てないか?」
俺は尋ねると、クモランタンは目からスクリーンを映した。その映像はなんと、一真が駘悟と戦っている映像だった。
「まずい…!」
俺はすぐさまドライバーを出現させると、【不可視】の能力を発動する。
『アーイ! バッチリミナー!』
「変身!」
『カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
俺はゴーストに変身すると、一真達がいるところへ向かった。
一真side ~5分前~
俺は幽一達よりも早く起きて散歩していた。それで今は公園のベンチに座っている。
「一真君。」
するとそこへ、俺の後を追ってみほがやって来た。そして俺の隣に座った。少しの間無言が続いたが、俺はその口を開く。
「みほ、昨日の夜に幽一に言われた言葉を知ってるか?」
「え?えーと…“英雄の心を学び、心の目を開け”だったよね?」
「ああ。俺はあいつと出会ってようやく気づいたんだ。仲間を、友達を信じることが大切だってな。今思えば、仲間達を信じてなかったのは俺の方だったようだ。」
「ううん、そんな事はないよ。一真君は私達の事を守ってくれている…私達は一真君がいるから頑張れるの。だって私達は一真君を信じてるから。」
「みほ…。」
俺はみほの言葉に感銘を受けた。そうか、自分を破滅に追い込む俺をみほ達は信じてくれるのか…。
「…さて、幽一達が起きる頃だと思うし、そろそろ戻るか。」
「うん!」
俺はそう言うと、みほは笑顔で返事をしてくれた。考える事はあるが、それはまた後だ。俺達が幽一達のもとへ戻ろうと歩き出したその時、横から何者が現れた。
「…。」
駘悟だった。あいつは既にドライバーを展開していた。戦う気だ…!
「お前、いつの間に…!?」
「そんな事はどうでもいい。お前は何のために戦うんだ?」
「俺は皆のために戦う!皆を守るんだ!」
俺はそう言って戦極ドライバーを装着した。
「だったら、お前は他人のために自分の命を犠牲に出来るのか?」
「確かに俺は今まで皆を守るために自己犠牲をしてきた。だけど、幽一の言葉を聞いて目が覚めた。皆も、俺の命も諦めない!」
「はぁ…お前もあいつと一緒だ!」
俺は駘悟に自分の決意を言ったが、駘悟は溜め息をつくと、それを一蹴した。
「一真、お前は2年前、幽一の身に何が遭ったか知ってるか?」
「2年前…?」
「幽一さんに、何が遭ったんですか?」
「あいつはな
死んだんだよ。」
「「!?」」
俺達は駘悟から幽一の衝撃の事実を聞かされた。俺とみほは驚きの表情を隠せない。幽一がライダーの力を手に入れたのは…“一度死んだ”から…!?
「どういう事なんだ…?」
「そのままだ。幽一は2年前、交通事故で死んだ。今この町にいるのは、幽一と名乗った偽者だ。」
偽者…?あの幽一が偽者…?
「そんな…幽一さんが…!?」
「偽者なんて…そう簡単に決めつけるなよ!」
「黙れ!」
駘悟はノブナガアイコンを取り出すと、ドライバーに装填した。
『アーイ! バッチリミロー!』
「変身!」
『カイガン!ノブナガ!我の生き様、桶狭間!』
駘悟はスペクターに変身すると、ノブナガゴーストを纏い、ガンガンハンドを装備した。
「みほ、下がってろ!」
俺はみほに下がるよう言うと、駘悟の攻撃をかわしながらオレンジロックシードを取り出す。
『オレンジ!』
「変身!」
『ロックオン! ソイヤッ!オレンジアームズ!花道 オンステージ!』
俺は鎧武に変身すると、大橙丸を装備して駘悟の一撃をガードする。くっ…こいつ……力が強い…!
「はあっ!おらぁ!」
「ぐっ…っ…!」
俺は駘悟の荒々しい猛攻に押されていた。
「はあっ!」
「うわっ!?」
そして猛攻を防ぎきれずに攻撃を喰らってしまった。駘悟はさらにその勢いを止めず、光弾を連射してきた。
「うわああああああ!」
この光弾を受けて、俺は吹っ飛ばされた。くそ、このままじゃやられる…!俺はすかさずパインロックシードを取り出した。しかし
『ガオッ!』
「うわっ!?」
突然、ライオンカメラが俺の左手に噛みついた。その影響でパインLSを手放してしまった。その間にも駘悟はリチャードアイコンをドライバーに装填していた。
『カイガン!リチャード!騎士道、勇猛、ライオンハート!』
駘悟はリチャードゴーストを纏うと、ガンガンハンドにライオンカメラを合体させてメイスモードにした。
「はあっ!」
「うわっ…がはっ…!」
俺は駘悟の重い一撃を喰らい、木に激突した。そして一歩一歩迫る駘悟。俺は立ち上がろうとするも、体が痙攣して動かない。畜生、俺はまだ死ぬわけには、いかないのに…!
「ふん、所詮こんなものか。これで……?」
「!?」
するとその時、俺と駘悟の間にみほが割り込むと、俺を庇うように立ち塞がった。
「どけ。」
「どきません!一真君をこれ以上傷つけないで!」
「みほ….。」
みほは駘悟からの罵声を受けてもその場を退かなかった。もし駘悟からの攻撃を喰らったら…!
「なら、そいつごとあの世へ逝け!」
『ダイカイガン! ガンガンミロー!』
駘悟はガンガンハンドをドライバーにかざし、エネルギーを溜める。
『オメガパニッシュ!』
「はあああっ!!」
そして駘悟から放たれたエネルギーの塊が容赦なくみほに向かって飛んできた。
「みほ!」
「…!」
『ダイカイガン! オメガブレイク!』
「でやあっ!」
その時、幽一がガンガンセイバーを振るって駘悟の一撃をかき消した。間一髪だった。
「はあ…危なかった。朝起きていないと思ったらまさかこんな事になってたなんてな…。」
「幽一…。」
幽一が駆けつけてくれたおかげで、みほが駘悟の攻撃を受けずに済んだ。みほはこれで緊張がほぐれたのか、その場で座り込んだ。
「来たか。今度こそお前から全てのアイコンを奪う!」
「駘悟、そこまでしてアイコンが欲しいのか?アイコンと何の関連性もない一真達を巻き込んでもか!?」
「言ったはずだ。俺は成すべきことを成すってな。そのためなら町一つ潰そうが何の躊躇いもない!」
「いくら親友でも、それは黙っていられない!」
「親友と決めつけるな!!」
二人が口論している中、駘悟が新たな緑色のアイコンを取り出すと、ドライバーに装填した。
『アーイ! バッチリミロー!』
ドライバーから緑と黒の左右非対称のゴーストが現れた。あれは…仮面ライダーW!?
駘悟はハンドルを操作した。
『カイガン!ダブル!二人で一人、ガイアメモリ!』
駘悟はダブルゴーストを纏うと、ガンガンハンドの代わりメタルシャフトを装備した。
「さぁ、お前らの罪を数えろ!」
駘悟は仮面ライダーWの台詞を言うと、俺たちに向かって突撃してきた。
「一真!」
「ああ!」
幽一は駘悟の攻撃を受け止め、鍔迫り合いをしたまま移動する。幽一と駘悟はお互いの武器で攻撃しているが、幽一の方が押されていき、ふっ飛ばされた。
「うおおおおお!」
「無駄だ。おらぁっ!」
「ぐっ…!」
続いて俺も攻撃を仕掛けるが、無双セイバーを軽く弾かれた挙げ句、攻撃を受けた。
「ふっ…はあっ!」
ここで幽一はガンガンセイバーをガンモードにすると、浮遊しながら駘悟に射撃しようとした。しかし
「喰らえ!」
「っ!?…ぐはっ!」
駘悟はメタルシャフトを幽一に向かって投げつけると、ジャンプしてそのまま幽一を蹴り落とした。
「今度こそ終わりだ!」
駘悟はそう言うと、ドライバーから出現したメタルメモリをメタルシャフトに挿入した。そしてさらにドライバーのハンドルを操作した。
『メタル!マキシマムドライブ!』
『ダイカイガン!ダブル!オメガドライブ!』
駘悟はメタルシャフトに炎のエネルギーを溜める。
「はあああああ!」
「「うわあああああ!!」」
俺と幽一はその攻撃を喰らって吹き飛ばされた。まだ変身解除にはなっていないが、このままだとまずい。
「くっ…まだだ…まだ終わってない…!」
「幽一、お前から教わった言葉をよく理解できたぜ。俺は…俺自身を…仲間達を信じるってな!」
「ああ、たとえどんなに強敵でも…仲間達がいる限り、俺達は負けない!一真、力を貸してくれ!」
「もちろん、そのつもりだ!」
俺は幽一の言葉に答えたその時、俺のもとへ一筋の光が現れた。俺がそれを掴んだ瞬間、その光はロックシードへと変化した。それは幽一…仮面ライダーゴーストのロックシードだった。すると、俺のドライバーに装着されたオレンジLSが光り出した。
「もしかして…!」
幽一は目の紋章を描くと、オレンジLSから煙が昇り、そこからガイムゴーストが現れた。ガイムゴーストは幽一のドライバーに吸収されると、紺と銀色のアイコンへ変化した。
「いくぜ、幽一!」
「ああ!」
俺はゴーストLSを開錠、幽一はガイムアイコンをナンバリング状態にした。
『ゴースト!』
俺はゴーストLSをドライバーに装填、幽一はガイムアイコンを装填してカバーを閉じた。
『ロックオン!』
『アーイ! バッチリミナー!』
俺の頭上にゴーストアームズが現れ、幽一のドライバーからガイムゴーストが出現した。俺はカッティングを行い、幽一はハンドルを操作した。
『ソイヤッ!ゴーストアームズ!開眼 ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
『カイガン!ガイム!オレンジ、バナナ、そんなバカな!』
俺はゴーストアームズに換装してガンガンセイバーを装備した。幽一はガイムゴーストを纏うと、大橙丸を装備した。
「いくぜ一真、ここからは俺達のステージだ!」
「OK!」
俺達は駘悟に向かって突撃した。
「はあっ!」
「っ!」
「おりゃ!」
俺と幽一は連携して駘悟を攻撃する。駘悟は再び俺に向かってメタルシャフトを振り下ろしてきたが、幽一がすかさずパリングしてくれた。
「何っ!?」
「そこだ!」
「ぐあっ!」
そこへ俺はガンガンセイバーで強烈な突きを放って駘悟を吹き飛ばした。
「命、燃やすぜ!」
俺はそう言いながらカッティングを二回行う。幽一はハンドルを操作した。
『ソイヤッ!ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!』
『ダイカイガン!ガイム!オメガドライブ!』
「「はああああああああ!!」」
「ぐっ…うわあああああ!?」
俺と幽一は高くジャンプし、ダブルライダーキックを駘悟に叩き込んだ。駘悟はこれを受けて変身が解除された。
すると、駘悟の手元から離れたダブルアイコンが突如消滅した。
「…。」
駘悟は無言のままその場を立ち去っていった。
「はぁ…。」
「駘悟…。」
俺達は変身を解除した。幽一はまた悲しげな表情をしていた。幽一…。
「一真君!幽一さん!」
みほが駆け寄ってきた。
「大丈夫?」
「ああ…なぁ幽一。」
「どうしたんだ?」
「お前、2年前に死んだってどういうことなんだ?お前の神器と何か関係があるのか!?」
「…駘悟から聞いたのか…?」
「はい…。」
俺は駘悟から聞いた衝撃の事実を幽一に尋ねた。当然幽一はさらに暗い表情になってしまった。
「…ああ、駘悟の言う通り…俺は二年前に死んだんだ。本来なら、墓の中で永眠しているさ。」
「じゃあ、何でお前は生きてるんだ?」
「転生したんだ。死んでから2年の月日を経て、俺はこの世界に転生したんだ。仮面ライダーとしての力を手に入れたのも、そのためだ。」
幽一は暗い表情のまま話した。じゃあ、幽一がライダーになれたのも、一度死んだからなのか…?
「それは…リアスさん達には?」
「数日前に話したよ。本当は話したくなかったけどな…。だけど、皆はそんな俺を受け入れてくれた。だから俺はここにいるんだ。」
みほの質問に幽一は答えたが、その表情は徐々に明るくなっていった。
「いいもんだよな、友達っていうのは。俺は、絶対に駘悟とも和解してみせるさ。」
幽一の前向きな決意に、俺とみほも明るい表情になった。
駘悟side
俺はあいつらとの戦いに敗れ、手に入れたばかりのダブルアイコンを失った。俺はいつもの高台にいた。そこで俺は左手に沙耶のアイコン、右手にそれぞれエメラルドグリーン、紫、山吹、ワインレッド、紺色の5つの英雄アイコンを持っていた。現在アッシュに貸しているエジソンアイコンも含めると、あと9個…すぐにあいつから一つ残らずアイコンを奪わないとな…いや、アイコンだけじゃない。あいつが持っていた首飾りも奪い返さないとな。あれは、幽一の形見だからな…。
「沙耶、待ってろよ。」
『無理はしないでね。お兄ちゃんに何かあったら、私…。』
「何も心配しなくていいさ。」
『うん…。』
俺は不安そうに話しかけてくる沙耶を励ました。俺はマシンフーディーに戻ろうとしたその時、俺のもとに一人の男がやってきた。黒コートを纏い、黒い帽子を被り、右手には謎のアタッシュケースを握っていた。
「誰だ?」
「お初にお目にかかります。私は、アッシュ様のお手伝いをしている雷堂寺と申します。」
「…そうか。」
男は雷堂寺と名乗った。アッシュに協力している奴がいるなんてな…。
「貴方達は5年前に、眼魔の世界に飛ばされたんじゃありませんか?」
「何?」
「5年前、私は竜彦と一緒に眼魔の研究をしていました。私も竜彦と同じく霊能者の仲間でした。」
「竜彦さんの仲間?」
「やはり貴方達は、あの実験が生み出した犠牲者だったんですね。」
「実験…?あれは事故だ。」
「そうですね…あれは事故だったんでしょうね…。」
「お前は何が言いたいんだ?」
雷堂寺…さっきから怪しすぎる発言をしているな…。何か隠しているのか?
『お兄ちゃん…この人、信用できない…!』
「沙耶?」
「…お可哀想に…その眼魔アイコンに入っているのは、妹さんですか?」
「貴様!…今度沙耶のことを話したら、この世から消すぞ?」
俺は沙耶のことについて話す雷堂寺を、スペクターアイコンを出して脅した。
「怖いですね…分かりました、退散いたします。では失礼…。」
これに怖じ気づいたか、雷堂寺は帽子を深く被ってその場から去っていった。5年前…実験だと…?
『お兄ちゃん?』
「大丈夫だ。必ず15個集めるさ。」
俺は沙耶にそう言った。すると今度は謎の赤いスポーツカーがやって来て、近くの自販機の近くで停車した。そしてスポーツカーから一人の青年が出てきた。サングラスをかけており、腰には謎のベルトが装着されていた。青年は自販機に寄った。
「嘘ぉ…コーラ売り切れてるよ…。」
青年は落ち込むと、そのサングラスを外しながら言った……?あの素顔…確か…?
幽一side
駘悟との戦いを終えた俺達は自宅に戻ってきた。そういえばもうすぐ6時だな…朝食作らないとな。
「俺は朝食を作ってるよ。」
「分かった。」
俺は一真達にそう告げると、キッチンに向かい、朝食を作り始める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝食を取り終えた俺達は、TF141の部室へやってきた。
「おお、幽一。俺達の同好会を見学しに来たのか?」
「はい。町の商店街まわっても仕方ないから、案内するならここかなって。」
「おおお!ミリタリー物がたくさんあるじゃないですか!?」
ソープ先輩と俺が話している中、優花里が目をキラキラさせていた。まあ、ほとんどがエアガン系ばかりだけどね。
「みぽりん、一真君、あれを見て!」
「?…あれって、“A7V”の主砲?」
「え!?」
「おお…。」
「あれがドイツ最初の戦車の主砲…。」
一真達は部室に飾られていたA7Vの主砲を見て驚いていた。あれは確かドイツの最初の戦車の主砲だったな。正直言って俺も驚いている。
「すごい…!あんな代物は初めて見ました!」
「そうだろ?」
「そのせいで部費が蒸発したけどね。」
「ギクッ…!?」
彩里先輩の言葉にソープ先輩が冷や汗を掻いた。部費を蒸発させてまで主砲を購入したのか…90年も前の代物だからさぞかし値段高かっただろうな…。
「ま、まぁ…エアガン撃ってくか?」
「あ、私が最初に撃ちたいです!」
「そ、そうか…ローチ、的を用意してくれ!」
「あ、はい!」
ソープ先輩は硬哉にターゲットの用意を頼む。優花里は案山士がもってきたエアガンを受け取り、構える。
「?…ソープ先輩、これは…?」
「ん?」
俺はある方向を見てソープ先輩に尋ねた。それは写真だった。ソープ先輩ともう一人、歳上の男性が写っていた。そこへ一真も写真に近づいた。
「ああ…それは俺と師匠の写真だ。」
「師匠?」
「プライス・バルバトス…それがソープの師匠の名前だ。」
そこへニコライ先輩がやってきて、写真に写っているソープ先輩の師匠の名前を言った。バルバトス…確か72柱の中に含まれる悪魔で、ロビン・フッドの化身だったな。
「それがソープ先輩の師匠の名前…?」
「ああ…けど、今でも行方不明だけどな。」
ソープ先輩の師匠か…いつか会える日が来るのか…?
その頃優花里は硬哉から借りたP90のようなエアガンでターゲットを撃ちまくっていた…あれ、何げに結構真ん中に当たってるじゃん。
「すごいです優花里さん。」
「いやいや、今まで装填手でしたからね。」
「ちなみにどうですか優花里さん?撃ってみた感想は?」
「…快感…!」
「それは作品が違うぞ優花里…。」
「というかそれ古くないかしら?」
優花里はどっかで聞いたことのある台詞を発言した。もちろん天子と幽香が突っ込んだ。あれ?…セーラー服は合ってるけどなんか違う…P90じゃなくてMP40じゃ……?まぁ、楽しければそれでいいか。
ビービービー!
「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」
その時、一真達の携帯から例のアラームが鳴り響いた。
「皆、テレビを見ろ!」
俺達は案山士に言われて一斉にテレビの方に目を向けた。するとテレビに写っていたのは、一体の悪魔だった。
「はぐれ悪魔・ウォースラ…!?」
それは指名手配書に書かれていたはぐれ悪魔・ウォースラだった。だが体のあちこちに植物のような装甲が生えていた。
「ヘルヘイムの植物…あいつもしや果実を食べたのか!?」
「…ってことはこいつが元凶だな。」
一真と夜罪がそう言った。どうやらインベス騒動の元凶はこいつらしい。だけど妙だ…悪魔は本来なら夜間行動が基本だ。何故白昼堂々動けるんだ?
「とにかく、こいつを倒せば全て解決する。行こう!」
「ああ!」
俺がそう言うと、一真達も頷いた。
「よし、俺はリアス達に連絡を「その必要はないわ!」…だと思ったさ。」
ニコライ先輩がリアス部長達に連絡しようとすると、リアス部長達が部室にやって来た。
「あいつが元凶なら全てが解決するわ。一緒にあいつを倒すのよ!」
「分かってます。」
「みほ達はここで「いや、私達も行くよ!」…みほ…!?」
どうやらみほ達も危険を承知で同行するらしい。確かにいくら何でもみほ達を連れていくのは流石にまずい気が…。
「私は…私を信じてるから。」
「!」
みほは俺と似たような台詞を言った。優花里達も頷いた。やっぱり、みほ達も一真や俺達を信じているんだな。
「よし皆…行こう!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
リアス部長達やソープ先輩達は先に転移していった。俺達はバイクで現場まで移動していた。ちなみに一真のバイクにはみほ、天子には優花里、衣玖には沙織、幽香には華、夜罪には麻子が後ろに乗っていた。
数分後、俺達は現場である町の中央広場に到着した。そこにはリアス部長達が既に到着していた。俺達はバイクから降りると、俺達の目の前にいるはぐれ悪魔・ウォースラの方を見る。既に結界は張られている。
「ハハハハ…悪魔に人間まで現れるとはな。」
「はぐれ悪魔・ウォースラ、得体の知れない果実に手を出してそんな姿になるなんて…哀れね。」
「ハッ!そんな事はどうでもいい。貴様らを殺すだけだ。それに、俺の体はもうすぐ“超進化”する!そうすればもう誰にも止められない。」
「だったら、その前に俺をぶっ倒すだけだ!」
イッセーがそう叫んで赤龍帝の籠手を展開した。
「ほう…貴様が赤龍帝か…。だが今の俺にそんなものが通用するはずがない。そんな赤いだけの手袋ではな!」
ウォースラはイッセーどころか、神器に宿っているドラゴンまで侮辱しやがった。なんて奴だ…。
「どの道、貴様らやこの町は俺が滅ぼすからな。」
「そんな事はさせない!俺達は、お前の陰謀を阻止する!」
「俺達はこの町の住民じゃない。けど、この町をやらせはしない!」
俺と一真はそう言った。するとウォースラは、全身から植物のツタを伸ばした。
「ならば、死ぬがいい!」
そしてそのツタで俺達に攻撃を仕掛けてきた。そこへ朱乃先輩が障壁を張って防いでくれた。
「幽一君、早く変身を!」
「ありがとうございます!」
「いくぜ!」
一真達は戦極ドライバーを装着し、俺は幽霊の神帯【ゴーストドライバー】を出現させた。一真達はロックシード、俺はアイコンを取り出した。しかし
「無駄だ。 はあっ!」
「「「「「「「!?」」」」」」」
ウォースラが赤い波動を放った。その瞬間俺達の動きが極端に鈍くなった………この感覚……まさか…あ、あの時…俺が一度死んだ時の…!?
「ははははは!どうだ、体が動かないという絶望を味わうのは?」
俺達は必死に体を動かそうとするも、思うように体が動かない。くそ…あの時の…感覚が…!?このままじゃ…皆が…!
「全員まとめてあの世に逝くがいい!」
ウォースラが右手にエネルギーを溜め始めた。くそ……もうここまでか…!
もう成す術がないと思った…その時
ギュイーン!
「!?」
突然、俺達の後ろから色々なミニカー達がやってきて、ウォースラを攻撃し始めた。さらに
バキュンバキュン!
「ぐはっ…!?」
何処からともなく放たれた光弾がウォースラに命中。ウォースラはこれを受けて吹き飛ばされた。それと同時に俺達の動きが元に戻った。すると後ろから改造されたと思われる赤いスポーツカーがやってきて、その場で停車した。そしてそのスポーツカーから謎の青年が出てくると、かけていたサングラスを外してスポーツカーの中に放り込んだ……あ、あいつはまさか……炎斗群進也!?
「見つけたぞ、はぐれ悪魔・ウォースラ…いや、“ロイミュード【066】”。」
「貴様…何故ここに…!?」
進也はウォースラの正体を分かりきっているかのように喋った。ロイミュード…?
「数日前、魔法の森付近に妙な遺体が棄てられていた。調べたらそいつは悪魔だった。しかも体のあちこちに植物が生えていた。」
「ちっ…ばれたか…!」
『いくら完璧に擬態しようと、【重加速】を使用した時点でお前はロイミュードだ!』
進也に続き、進也の腰に装着されたベルトが喋った。え?ベルトが喋った!?
「お前、本当に進也なのか?」
「ああ…!?…お前、まさか…!?」
『進也、彼について何か知ってるのか?』
「五十嵐幽一……“あの事件”の時に、千津瑠の隣にいた奴だ…。」
どうやら進也は俺について知っていたらしい。何故なら当時、“あの事件”の現場にいたからな…それにしても、千津瑠って誰だ……?まさか、おっちゃんが言っていた仮面ライダーって進也の事だったのか?
「お前が、あのおっちゃんが言っていたライダーなのか?」
「…ああ。」
一真の質問に進也が答えてくれた。じゃあ、進也のかつての恋人っていうのは、千津瑠って人だったのか…。
『進也、話は後のようだ。』
「悪い、ミハエル。」
どうやらそのベルトはミハエルというらしい。俺達はミハエルの言葉で再び【066】の方を見る。
「さて、久しぶりに
脳細胞が、トップギアだぜ!」
進也はそう言うと、ジャケットをきちんと着直した。
「よし、皆…いくぞ!」
『OK! スタート・アワー・エンジン!』
俺はオレアイコンをドライバーに装填、一真達はドライバーにロックシードを装填、そして進也はミハエルのキーを捻ると、取り出した赤いシフトカー・シフトスピードをレバーにして左腕のブレスに装填した。
『『『『『ロックオン!』』』』』
『アーイ! バッチリミナー!』
「「「「「「「変身!」」」」」」」
俺はハンドルを操作、一真達はカッティングブレードを倒し、進也はレバーを倒した。
『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道、オンステージ!』
『カモンッ!バナナアームズ!ナイト・オブ・スピアー!』
『ハイーッ!ブドウアームズ!龍・砲、ハッハッハッ!』
『ソイヤッ!メロンアームズ!天・下・御・免!』
『ブラッドオレンジアームズ!邪ノ道、オンステージ!』
『カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
『ドライブ!タイプスピード!』
俺達は変身し、俺はオレゴーストを纏い、一真達はそれぞれのアームズを装着、進也は赤いスポーツカー・トライドロンから射出されたスピードタイヤを装備した。今ここに、7人のライダー達が集結した。
「来い、インベス達よ!」
『『『『『『グギャアアア!!』』』』』』
066はクラックを開くと、そこから大量のインベス達を召喚した。それもかなりの量だ!
「インベスは私達にまかせなさい!」
「一真、お前はあいつを倒せ!ここは俺たちが。」
「分かりました!」
「頼む、夜罪!」
リアス部長達がインベスの相手をしてくれるらしい。俺達は本丸であるロイミュード066を倒すことにした。ちなみにアーシアと硬哉はみほ達の護衛にあたった。
「一真、幽一、ひとっ走り付き合えよ!」
「もちろんだ!」
「ああ!」
「ははは、たかが三人でこの俺を倒せると思うのか?」
「そうだ、倒してみせる!」
俺はそう言ってガンガンセイバーを装備した。一真と進也もそれぞれ大橙丸と無双セイバー、ハンドル剣を構えた。
「「「はあああああああ!!」」」
俺達は066に突撃する。
「はあっ!」
まずは俺がガンガンセイバーを振るい、066を攻撃するがまるで手応えがない。
「はっ!おりゃ!」
「はっ!」
続いて一真と進也が連携して攻撃を仕掛けたが、やはりあまり効果はない。
「ははは、そんなもの痛くも痒くもない。」
「なら…!」
『カイガン!ムサシ!決闘、ズバット、超剣豪!』
俺はムサシゴーストを纏うと、ガンガンセイバーを分割して二刀流にした。
「じゃあ俺も二刀流にするか。 光剣【クラウソラス】!」
そして進也はなんと、左手にクラウソラスを召喚した。クラウソラス…アイルランドに伝わる光の魔剣…そして、進也の二つ名でもある。
「「「はあっ!たあっ!」」」
俺たちは再び攻撃を仕掛けるが、やっぱりあまり効いていない。
「今度はこちらからいくぞ。 でえぃっ!」
「うわっ!」
「ぐっ…!」
今度は066が攻撃を仕掛けてきた。066の連続パンチで俺と一真は怯んだ上に吹っ飛ばされた。
『進也、来るぞ!』
「分かってる。はっ! はあっ!」
「ふっ! でいやっ!」
066は進也と格闘を始めた。進也は二刀流で066と格闘しているが、徐々に押されていっている。
「無駄だ!」
「ぐはっ!」
そして066の波動を至近距離で喰らって吹き飛ばされた。
「くっ…これならどうだ! 輪符【ストライクホイール】!」
進也はタイヤを模した追尾弾を放った。
「ふっ…そんなもの…。」
066はツタを伸ばして弾幕をかき消した。
俺と一真は互いに武器をナギナタに変形させる。一真は無双セイバーにオレンジLSを装填。俺はガンガンセイバーをドライバーにかざした。
『ロックオン! イチ、ジュウ、ヒャク、セン、マン!』
『ダイカイガン! ガンガンミナー!』
俺達はエネルギーを溜めると、066に向かって走り出す。
『オレンジチャージ!』
『オメガストリーム!』
「「はああああああ!!」」
俺達は066に斬りかかろうとした。
「無駄だと言っている!」
「うわああっ!」
「うわっ!」
066は俺達の攻撃を受け止めると、そのままツタで俺達を吹き飛ばした。
「大丈夫か!?」
「ああ…。」
「このままだとやられる…。打開策はないのか…?」
進也が俺達にかけ寄ってきた。一真は打開策がないか呟く。確かにあいつは強い。けどどこかに必ず弱点があるはずだ………どこかに……………ん?
「あれは…?」
俺は066の頭部に角が生えていた。その角は特にエネルギーが集中していた。あれだ!
「あの角だ。あれを壊せば…!」
「でもどうやって!?さっき攻撃を当てたけど硬かったぞ!?」
『方法はある。戦車並の砲撃を角に命中させればいい。』
「ミハエル、テクニックならまだしも、コマンドには照準補正がない。当てるのは容易じゃないぞ?」
攻撃方法は見つけることが出来たが、問題は命中は困難とのことらしい。どすれば…。
「華さん!?」
「あ、五十鈴殿!?」
「ま、待って下さい華さん!」
すると、俺達のもとへ何故か華が近づいてきた。俺達の話を聞いていたのか?
「ここは危険だぞ!?」
「私があの角に砲撃を命中させます。」
「出来るのか?」
「はい。」
「華、いくら砲撃手だと言っても、もしあいつの攻撃が当たったら…!」
「私を信じて下さい。必ず命中させます…!」
華さんは真剣な目でお願いした。どうやら華さんは砲撃手を務めているらしい。その腕が本物なら…!
「分かった。頼むよ。」
「その腕が本物なら、頼むぜ!」
「…華、危なくなったらすぐ逃げろよ?」
「…はい!」
俺達は華に砲撃を委ねた。進也はすぐにシフトコマンドをブレスに装填し、レバーを倒した。
「ドライブ!タイプコマンド!』
すると、進也はタイプコマンドになると、右肩部に装備された主砲からトリガーとアイアンサイトを展開した。そして右手にドア銃を装備した。
「幽一、一真、あいつの動きを封じてくれ。」
「分かった。」
「OK!」
俺と一真は砲撃を命中させるために066の動きを封じることにした。足止めならこいつだな。
「アイルトン!」
『カイガン!アイルトン!駆ける天才、ぶっちぎりレーサー!』
『ソイヤッ!パインアームズ!粉砕、デストロイ!』
一真はパインアームズに換装、俺はアイルトンゴーストを纏い、ガンガンセイバーをランスモードにする。
「作戦を立てたところで、俺には勝てぬ!」
「それはやってみなくちゃ分からない!」
066の言葉に反論すると、俺は高速で接近し、ランスで攻撃する。
「おらぁ!」
一真もパインアイアンを振り回して066を攻撃する。
「それで足止めのつもりか?」
066は俺と一真を無視し、進也と華に向けてを放った。
「っ!」
進也はドア銃のエネルギーシールドで何とか防御した。
「てめぇ!」
「なっ…!?」
すると一真がブチギレ、パインアイアンによる怒涛のラッシュを繰り出す。これには066も防御せざるを得なくなった。
「「はあっ!」」
「っ!?」
俺と一真は066を怯ませる。そして俺は霊術の構えを取る。
「くっ…やるな…。だがまだ「五十嵐流霊術・魂鎖呪縛陣!」…何!?」
俺は霊術を発動し、066を霊力で出来た鎖で拘束した。
「今だ!」
進也はこれを見てキーを回すと、ブレスの赤いボタンを押してからレバーを倒した。
『ヒッサーツ!フルスロットル!コマンド!』
右肩部の主砲にエネルギーがチャージされた。華は066の角に照準を向け、そのトリガーを引いた。
「ぐわああああああ!?」
その砲撃は見事に066の角に命中し、066はそのエネルギーを制御できなくなった。
「やった!」
「よし…後は…!」
「俺達が決める!」
『ソイヤッ!ゴーストアームズ!開眼、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
『カイガン!ガイム!オレンジ、バナナ、そんなバカな!』
俺達はフォームチェンジすると、一真は二回カッティング、俺はハンドルを再び操作した。
『ソイヤッ!ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!』
『ダイカイガン!ガイム!オメガドライブ!』
「「はああああああああ!!」」
俺と一真はダブルライダーキックを放つ。しかし
「グアアアッ!?」
「「!?」」
だが、それが命中することはなかった。何故なら066から溢れる莫大なエネルギーに阻まれたからだ。
「ぐっ…力が…制御できない…!」
066はそのエネルギーに耐えきれず苦しんでいる。そうか、あの角を破壊したからエネルギーが暴走しているのか!
「ぐっ……アアアアアアアアアアアアア!!!」
すると、066の体が禍々しく光りだした。
『『『『グギャアアア!?』』』』
「「「「「「!?」」」」」」
066は召喚したインベス達を全て吸い寄せて取り込んだ。そして066の体格はまるでドラゴンのように変貌を遂げた。
一真side
『グオアアアアアアアア!!』
ドラゴンの姿へ変貌した066は咆哮を轟かせた。
「どうなってるんだよ!?」
『恐らく、角を破壊されたことによるエネルギーの暴走だろう。066はヘルヘイムの力を手にして超進化を目論んだだろうな…。』
「制御が効かなくなったのか…。」
イッセー、ミハエル、そして木場はそれぞれそんな事を言っていた。力の制御が効かなくなった…いや、ヘルヘイムの力を制御なんて始めから出来るはずがなかったんだ。
「おい、考えてる場合か!?」
「このままだと町に大きな被害が及びますわ!」
ソープさんと朱乃さんが言った。そうだった、このままだと駒王町が崩壊してしまう!
「幽一、ビリーのアイコンを!」
「分かった!」
幽一はイッセーにビリーアイコンを渡すと、イッセーはビリーアイコンをナンバリング状態にすると、赤龍帝の籠手にセットしてからもう一度ボタンを押した。
『Connection Belly the kid!』
『Welsh dragon over booster!』
イッセーは赤龍帝の鎧を装着すると、ビリーゴーストを纏った。そして右腕にリボルバーを模したガントレットが装備された。
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
『Revolver!』
「うおおおおおおおおお!!」
イッセーは一気に倍加し、その力で066に殴りかかった。これならあいつを倒せるかもしれない…!
「なっ!?」
しかし、066はイッセーの繰り出したパンチを喰らってもピンピンしていた。
『グオオアアア!!』
「うわああああああ!?」
066はその鋭い爪を振り下ろしてイッセーを吹き飛ばした。
「ぐふっ…!」
「イッセー!」
「よくもイッセーを…!」
イッセーはその予想外のダメージに鎧が解除されてしまった。アーシアはイッセーのもとへ駆け寄ると、回復を行う。
リアスさん達は暴走した066に向けて一斉に攻撃を始めた。しかし、その攻撃はあいつには効かなかった。
『グオオオオオオ…!』
すると066は口にエネルギーを溜め始めた。何か嫌な予感がする…!
「まずい!皆、下がれ!あいつから離れるんだ!」
俺は皆にそう叫んだが、その時はもう遅かった。
『ガアアアアアアアアアア!!』
066の口から巨大な光球が放たれ、それが着弾した瞬間、大爆発を起こした。
「「「「「「「「うわああああああ!!」」」」」」」」
「「「「「「「キャアアアアア!!」」」」」」」
「「…っ!」」
俺達は爆発に巻き込まれた。その際、俺と進也、幽一の変身が解除された。そして幽一の手元から離れたガイムアイコンが消滅した。
「うっ…。皆、無事か…?」
「ああ…。だけど、皆気絶してる…。」
「どうやら俺達だけだな…。」
俺達は再び立ち上がるが、どうやら幽一と進也以外に戦える者はいない。皆気絶している。
「一真君!」
「みほ…!?」
「そっちこそ大丈夫なのか?」
「はい。あの方に助けてもらいました。」
俺達のもとにみほと優花里が駆け寄ってきた。みほ達は無傷らしい。その理由は華、沙織、麻子の前で倒れて気絶している人物で分かった。
「硬哉…無茶しやがって…。」
どうやら硬哉が鋼鉄の甲冑を発動してみほ達を庇ってたらしい。おかげでみほ達は爆発を受けずに済んだのか。
『グオアアアアアアア!!』
066は俺達に向かって前進している。
「俺達だけで、あいつを倒せるのか…?」
「やるしかないんだ。俺達3人で…何とかするしかないんだ!」
「ああ、あいつに…この町を滅ぼされてたまるか!」
「…そうだな、もうひとっ走り行くか!」
『その意気だ3人共!』
俺達3人は再び立ち上がった。絶対に諦めない。何故なら俺達は仮面ライダーだからだ!
「…!?」
その時、俺の目の前にヘルヘイムの植物が生え、そこから一つの果実が実った。俺はそれを取った。
「ぐっ…ううっ…受け取れ、一真…赤龍帝からの贈り物【ブーステッド・ギア・ギフト】だ!」
『Transfer!』
すると、気絶していたはずのイッセーが目を覚ました。イッセーは赤龍帝の籠手から倍加のオーラを放つと、再び気絶した。そのオーラは果実に譲渡された次の瞬間、果実が光り出した。
「こ…これは!?」
果実はなんとエナジーロックシードに変化した。そのエナジーロックシードには赤龍帝の鎧の頭部が描かれており、全体的に赤かった。ナンバーは【ELS-D×D】だ。イッセーの力が、エナジーロックシードへ変化させたのか…?
「みほ、優花里、下がっててくれ。」
「うん!」
「分かりました!」
俺はみほと優花里を下がらせると、ドライバーにゲネシスコアを取り付けた。
『進也、植物には火だ!』
「デッドヒートだな。分かった!」
進也は懐からシフトデッドヒートを取り出すと、バイク部を収納してオープンカー状態した。俺達は再び変身しようとした。
『グオオオオオオ…!』
しかし、066はそれを許さない。066は既に光球を放つチャージを終了していた。くそ、ここまでか…!?
今にも光球が放たれようとした、その時
『ゴアッ!?』
「「「!?」」」
突然、何者かが066に突進し、光球の発射を阻止した。
「あ…あれは…!?」
その男は俺達のもとへ飛来してきた。幽一はその男を見て驚いた。何故なら、幽一が一番よく知る人物だったからだ。
「父さん!」
「えっ、この人が!?」
「まじかよ…?」
それは、幽一の父・竜彦さんだった。
幽一side
俺達は驚きを隠せなかった。何故なら死んだはずの父さんが066から守ってくれたからだ。その体からは赤い粒子が溢れ出ていた。
「幽一。今のお前なら、一度だけこの力を使えるはずだ。」
父さんはそう言って俺に赤黒いアイコン・トウサンアイコンを渡した。
「幽一、五十嵐一族の遺志を継げ。お前なら出来る。」
「うん!」
父さんは俺にそう言うと、トウサンアイコンの中に吸収された。
「幽一。」
「ああ、今やる事は一つ。俺達の炎を以て、悪しき闇を薙ぎ払う!」
「そうだな、俺も手伝うぜ!」
「やるぞ!」
『今度こそ倒すぞ! リブート・アワー・エンジン!』
ミハエルのかけ声を聞き、俺はドライバーのカバーを開くと、そこにトウサンアイコンを装填してカバーを閉じる。一真はゴーストLSとドライグELSを開錠すると、それぞれドライバーとゲネシスコアに装填、進也はミハエルのキーを回した。
『一発! アーイ!バッチリミナー!』
『ゴースト!』『ドライグエナジー!』
俺のドライバーからトウサンゴーストが出現した。一真の頭上にゴーストアームズとドライグエナジーアームズが出現し、その2つが融合して紅色のジンバーアームズが誕生した。
「「「変身!!」」」
俺はハンドルを操作、一真はカッティング、進也はデッドヒートをブレスに装填した。
『カイガン!トウサン!俺がブースト!ゴー!奮い立つゴースト!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!』
『ソイヤッ!ミックス!ゴーストアームズ!開眼、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!ジンバードライグ!ハハーッ!』
『ドライブ!タイプデッドヒート!』
俺達は再び変身した。俺はトウサンゴーストを纏い、一真はジンバードライグアームズを装着、進也はデッドヒートタイヤを装備した。
『グオアアアアアア!』
「今度はこっちの番だ!」
一真はそう言うと、赤龍帝の弓矢【ブーステッドアロー】を装備し、倍加で強化した光矢を放った。
『グオアッ!?』
066はこれを受けて怯んだ。
「来い、ハンドル剣!クラウソラス!」
進也は再び二刀流になると、066に向かって突撃した。
「うおおおおおお!」
俺もドライバーから召喚した武器・サングラスラッシャーを装備して走り出す。
「はあっ!たあっ!」
「はっ!おりゃ!」
『グオッ…!』
俺と進也は息の合った連携で066を斬りつけていく。これには066も手が出せない。
「幽一、これを使え! ミハエル!」
『OK!カモン、トライドロン!』
進也の指示でミハエルはトライドロンを呼び寄せた。
「はっ!」
俺がトライドロンの上に乗ると、トライドロンはホバーモードになり、自動運転で066の周りを旋回しながら上昇する。
「決めるぞ!」
一真は赤龍帝の弓矢にドライグエナジーロックシードを装填すると、カッティングを行った。
『ソイヤッ!ゴースト・スカッシュ!』
一真が弓矢を構えて弦を引き絞ると、斜線上に目の紋章が現れた。
『ドライグエナジー!』
「はあっ!」
『グオッ!?』
一真の放った強力な光矢が066を貫いた。だがまだ倒れない。
「ミハエル、あれでいくぞ!」
『分かった!』
「黄金蝶【バタフライフォース】!」
進也は背中に黄金の蝶の羽を生やすと、ミハエルのキーを回してブレスのボタンを押した。
『デッドヒート!』
「『陰陽【ジ・イクリプス】!』」
進也は両手の剣で目にも留まらぬ速さで攻撃した。
『グオアアアア!?』
066はこの猛攻に耐えきれずバランスを崩した。
「今だ!」
「決めろ、幽一!」
「ああ!」
俺はサングラスラッシャーのサングラス部を開き、そこにオレアイコンとムサシアイコンを装填した。
『マブシー!マブシー!』
そしてサングラス部を閉じた。
『ダイカイガン!』
サングラスラッシャーの刀身に灼熱の炎が集まり、それが炎の刃を形成した。俺はトライドロンから飛び降りると、さらにハンドルを操作した。
『ダイカイガン!トウサン!オメガドライブ!』
炎の刃はさらに巨大になった。俺は自由落下に身を任せて066の頭上へ急降下する。
『オメガシャイン!』
「はああああああああ!!!」
『グオアアアア…!!』
俺は巨大な炎の刃で066を一刀両断した。真っ二つになった066は爆発し、【066】のコアも砕け散った。
「幽一、やったな。」
「ああ。」
「ふぅ…。」
俺達はそう会話しながら変身を解除する。
『ロックオフ』
『ナイスドライブ』
『オヤスミー』
変身を解除した俺達は、俺達の戦いを見ていたみほ達に視線を向けた。みほ達は手を振っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
066との戦いが終わり、俺達は一旦公園へやって来た。その際、俺は霊療波で皆を回復させた。後はアーシアが治療してくれるだろう。ちなみにあの戦いの後、トウサンアイコンは空へ飛び去っていった。きっと天国へ戻ったんだろう。
「協力に感謝するわ。」
「いえいえ。」
『まさかロイミュードがここに逃亡していたとは思わなかったからな…。』
「それにしても、皆はベルトが喋ってることにはノーリアクションなんだな…。これの前は“ベルトシャベッタナンデ!?”とか言われたんだけどな。」
『進也、そんな話題を掘り起こすな!(汗)』
ミハエルが進也の発言にそう言った。それなんて忍○語?
「あ、そうだ。お前らも別の世界から迷い混んだんだろ?」
「あ、ああ…。」
「俺が元の世界に帰してあげるよ。」
進也は一真達にそう言いながら一枚の札を取り出した。
「それは何ですか?」
『次元符だ。お前達が自分達の世界を念じれば、その世界へ続くスキマが開く。』
みほの質問にミハエルが答えた。どうやらその札で一真達が元の世界に帰れるらしい。
「でも何故俺達に協力するんだ?」
「協力に理由なんていらないさ。」
進也は夜罪の質問に答えた。すると幽香が一真の札を見て、何かを思い出した。
「これ、紫の…!?」
「何だって…!?」
幽香の呟きに一真達が反応した。紫って誰?
「進也、何でこれを持ってるんだ?」
「紫さんが用意してくれたんだ。」
「進也、お前はもしかして幻想郷の住民なのか?」
「ああ、今はな。」
進也の発言に俺と一真達は驚いた。進也が幻想郷の住民?どういうことだ?
「どういうことなんだ、進也?」
俺は進也にその事について尋ねた。
「俺は“あの事件”の後、レーサーの道を止めたんだ。それから翌年に俺はスキマに吸い込まれて幻想入りして、ミハエルと紫さんの頼みで仮面ライダードライブとして生きていくことを決めたんだ。」
『俺も進也の過去を聞いた時は空いた口が塞がらなかったさ。だが進也はそれを了承してくれた。その時は俺も紫もとても嬉しかったさ。』
進也の説明にミハエルも続いた。“あの事件”…やっぱり、あれのショックで進也はレーサーをやめて仮面ライダーとして生きていくことを決めたのか。
「進也、ありがとな。」
「ああ。お前も命燃やしていけよ。」
俺と進也はハンドシェイクをした。すると、一真が俺のもとに近づいた。
「幽一、お前に礼を言いたい。俺は今まで世界を守るためなら自己犠牲もすると考えてたけど、お前のおかげで目が覚めた。自分の命も大切にして、命を燃やすってな。」
一真は笑顔でそう言った。
「じゃあ、そろそろ帰らなくちゃ。俺達には、やるべき事があるからな。」
一真は札を持って念じれると、一真達の元のいた世界へと繋がるスキマが開いた。
「ありがとう、幽一。」
「こちらこそ。」
一真は俺に礼を言うと、みほ達と共に元の世界に帰っていった。一真達が通過した後に、スキマは閉じた。
「さて、俺達も帰るか。」
『ああ、アリス達が待ってるだろうしな。』
進也とミハエルはそんな事を言っていた。
「じゃあな、また会おう。」
進也は俺達にそう言い残すとトライドロンに乗り、エンジンを起動させて発進させた。そして現れたスキマを通過して帰っていった。
またな…一真…進也…。
「よぅし!たこ焼き食べに行くか!」
「お、それいいな!」
「いい提案ね。じゃあ幽一、皆の分の勘定を頼むわね。」
「えっ!?ちょっ…リアス部長、それはいくら何でも…(汗)」
「ましですか幽一先輩!」
「…ありがとうごさいます幽一先輩。」
リアス部長に皆の分を奢れと言われた。何その罰ゲーム!?…ってか硬哉と小猫の目がめっちゃ光ってるよ…。
「あらあら、うふふ。」
「とんだ災難だね、幽一君。」
朱乃先輩はいつも通り、木場は苦笑いで俺に言ってきた。おいおい…いくら桁違いの貯金があるとはいえ、これはちょっとな………………まぁ、いいか!
?side
私は夜空を見上げてある人物の事を想った。そう、五十嵐幽一…私が精霊であるにも関わらず私を受け入れてくれた愛人…。
「幽一君…今頃どうしてるかな…?」
私は夜空を見上げたまま呟いた。いつかもう一度、幽一君と再開したい。その思いを胸に…。
ユルセンside
『あれ、御成じゃん?』
オイラは偶然、御成を見かけた。
「ユルセンか。幽一の調子はどうだい?」
『ああ、霊術も順調に習得してるし、アイコンもある程度集まってるさ。』
「そうか…。」
『それにしても、幽一は転生してからかなり強くなったな。なんで転生に二年かかったか知らないけど、それでも幽一は前を向いて突き進んでる。』
「…。」
突然、御成が悲しげな表情で黙った。
『…どうしたの?』
「…実は…。」
ED[Enter Enter Misson (あんこうチーム&ライダー部ガールズ&オカルト研究部ガールズ&ユルセン Cover.ver)]
[我ら思う、故に我ら在り (五十嵐幽一 Cover.ver)]
挿入曲[Heats(五十嵐幽一&破神一真&炎斗群進也 Cover.ver)]
ユルセン『次回、ハイスクールD×G【GHOST】!』
?「久しぶりだね、幽一君…。」
幽一はある日、偶然にもかつての恋人である理恵と再開する。
幽一「こいつ、まさか…!?」
幽一達は異世界の敵・眼魔と遭遇。幽一は眼魔と戦うも、やはり駘悟の妨害を受けてしまう。
『極寒の狙撃、俺の距離!』
次回[再開、優しき精霊!]
その目に焼き付けろ!