ハイスクールD×G 【GHOST】   作:レティス

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リアルでのスランプ&編集難航でかなり遅れて申し訳ありませんでした!
今回でコラボ最終回となります。オリジナルのフォームやあのフォームが登場します。では、どうぞ!

OP[明日への咆哮]



後編 ~灼熱~

?side

 

 

 

 

 

 

 

「グハハハハ!コレダコレガ俺ノ求メテタ力ダ!!」

 

俺はヘルヘイムの果実を食したら、一時体が植物に覆われたが、すぐに収まった。すると、果実の力によって強靭な体になった。この力があれば、魔王にも…!どんな種族にも…!

 

「…!?」

 

その時、突然体が動かなくなった。いや、動きが鈍くなったのだ。なんだこれは…!?体が…重い…!?

 

「ふふふ……ははは…!」

 

すると、俺のもとに一体の怪物が現れたその胸部には、【066】というナンバーが付けられていた。

 

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

 

「…ふわぁぁぁぁ…。」

 

朝、俺はあくびをしながら起床した。バットクロックを確認する辺り、まだ朝の5時だ。昨日の夜に缶コーヒー飲んだからか、早く起きることが出来た。日曜日だから別にこのまま寝ててもいいが、それはちょっとな…。

天子や優花里達はまだ寝ているな……あれ、一真とみほの姿がない?あの二人、一体何処に行ったんだ…?

 

「おーい、ユルセ~ン…。」

『んん…?何だよ?』

 

俺はまだ寝ている天子達を起こさないように、静かな声でユルセンを呼ぶ。

 

「一真とみほは何処に行ったか知らないか?」

『寝てたから知らな~い…。もう少し寝かせてくれ…まだ5時だろ…?』

 

ユルセンは眠そうに言うと、再び再び消した。ユルセンまで2人の姿を見てないなんて…一体何処へ…?

俺は静かに素早く着替えると、外へ出る。すると、それと同時に俺のもとへクモランタンがやって来た。

 

「なぁ、一真とみほを見てないか?」

 

俺は尋ねると、クモランタンは目からスクリーンを映した。その映像はなんと、一真が駘悟と戦っている映像だった。

 

「まずい…!」

 

俺はすぐさまドライバーを出現させると、【不可視】の能力を発動する。

 

『アーイ! バッチリミナー!』

「変身!」

『カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

 

俺はゴーストに変身すると、一真達がいるところへ向かった。

 

 

 

 

 

 

一真side ~5分前~

 

 

 

 

 

俺は幽一達よりも早く起きて散歩していた。それで今は公園のベンチに座っている。

 

「一真君。」

 

するとそこへ、俺の後を追ってみほがやって来た。そして俺の隣に座った。少しの間無言が続いたが、俺はその口を開く。

 

「みほ、昨日の夜に幽一に言われた言葉を知ってるか?」

「え?えーと…“英雄の心を学び、心の目を開け”だったよね?」

「ああ。俺はあいつと出会ってようやく気づいたんだ。仲間を、友達を信じることが大切だってな。今思えば、仲間達を信じてなかったのは俺の方だったようだ。」

「ううん、そんな事はないよ。一真君は私達の事を守ってくれている…私達は一真君がいるから頑張れるの。だって私達は一真君を信じてるから。」

「みほ…。」

 

俺はみほの言葉に感銘を受けた。そうか、自分を破滅に追い込む俺をみほ達は信じてくれるのか…。

 

「…さて、幽一達が起きる頃だと思うし、そろそろ戻るか。」

「うん!」

 

俺はそう言うと、みほは笑顔で返事をしてくれた。考える事はあるが、それはまた後だ。俺達が幽一達のもとへ戻ろうと歩き出したその時、横から何者が現れた。

 

「…。」

 

駘悟だった。あいつは既にドライバーを展開していた。戦う気だ…!

 

「お前、いつの間に…!?」

「そんな事はどうでもいい。お前は何のために戦うんだ?」

「俺は皆のために戦う!皆を守るんだ!」

 

俺はそう言って戦極ドライバーを装着した。

 

「だったら、お前は他人のために自分の命を犠牲に出来るのか?」

「確かに俺は今まで皆を守るために自己犠牲をしてきた。だけど、幽一の言葉を聞いて目が覚めた。皆も、俺の命も諦めない!」

「はぁ…お前もあいつと一緒だ!」

 

俺は駘悟に自分の決意を言ったが、駘悟は溜め息をつくと、それを一蹴した。

 

「一真、お前は2年前、幽一の身に何が遭ったか知ってるか?」

「2年前…?」

「幽一さんに、何が遭ったんですか?」

「あいつはな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んだんだよ。」

「「!?」」

 

俺達は駘悟から幽一の衝撃の事実を聞かされた。俺とみほは驚きの表情を隠せない。幽一がライダーの力を手に入れたのは…“一度死んだ”から…!?

 

「どういう事なんだ…?」

「そのままだ。幽一は2年前、交通事故で死んだ。今この町にいるのは、幽一と名乗った偽者だ。」

 

偽者…?あの幽一が偽者…?

 

「そんな…幽一さんが…!?」

「偽者なんて…そう簡単に決めつけるなよ!」

「黙れ!」

 

駘悟はノブナガアイコンを取り出すと、ドライバーに装填した。

 

『アーイ! バッチリミロー!』

「変身!」

『カイガン!ノブナガ!我の生き様、桶狭間!』

 

駘悟はスペクターに変身すると、ノブナガゴーストを纏い、ガンガンハンドを装備した。

 

「みほ、下がってろ!」

 

俺はみほに下がるよう言うと、駘悟の攻撃をかわしながらオレンジロックシードを取り出す。

 

『オレンジ!』

「変身!」

『ロックオン! ソイヤッ!オレンジアームズ!花道 オンステージ!』

俺は鎧武に変身すると、大橙丸を装備して駘悟の一撃をガードする。くっ…こいつ……力が強い…!

 

「はあっ!おらぁ!」

「ぐっ…っ…!」

 

俺は駘悟の荒々しい猛攻に押されていた。

 

「はあっ!」

「うわっ!?」

 

そして猛攻を防ぎきれずに攻撃を喰らってしまった。駘悟はさらにその勢いを止めず、光弾を連射してきた。

 

「うわああああああ!」

 

この光弾を受けて、俺は吹っ飛ばされた。くそ、このままじゃやられる…!俺はすかさずパインロックシードを取り出した。しかし

 

『ガオッ!』

「うわっ!?」

 

突然、ライオンカメラが俺の左手に噛みついた。その影響でパインLSを手放してしまった。その間にも駘悟はリチャードアイコンをドライバーに装填していた。

 

『カイガン!リチャード!騎士道、勇猛、ライオンハート!』

 

駘悟はリチャードゴーストを纏うと、ガンガンハンドにライオンカメラを合体させてメイスモードにした。

 

「はあっ!」

「うわっ…がはっ…!」

 

俺は駘悟の重い一撃を喰らい、木に激突した。そして一歩一歩迫る駘悟。俺は立ち上がろうとするも、体が痙攣して動かない。畜生、俺はまだ死ぬわけには、いかないのに…!

 

「ふん、所詮こんなものか。これで……?」

「!?」

 

するとその時、俺と駘悟の間にみほが割り込むと、俺を庇うように立ち塞がった。

 

「どけ。」

「どきません!一真君をこれ以上傷つけないで!」

「みほ….。」

 

みほは駘悟からの罵声を受けてもその場を退かなかった。もし駘悟からの攻撃を喰らったら…!

 

「なら、そいつごとあの世へ逝け!」

『ダイカイガン! ガンガンミロー!』

 

駘悟はガンガンハンドをドライバーにかざし、エネルギーを溜める。

 

『オメガパニッシュ!』

「はあああっ!!」

 

そして駘悟から放たれたエネルギーの塊が容赦なくみほに向かって飛んできた。

 

「みほ!」

「…!」

 

 

 

 

 

 

『ダイカイガン! オメガブレイク!』

「でやあっ!」

 

その時、幽一がガンガンセイバーを振るって駘悟の一撃をかき消した。間一髪だった。

 

「はあ…危なかった。朝起きていないと思ったらまさかこんな事になってたなんてな…。」

「幽一…。」

 

幽一が駆けつけてくれたおかげで、みほが駘悟の攻撃を受けずに済んだ。みほはこれで緊張がほぐれたのか、その場で座り込んだ。

 

「来たか。今度こそお前から全てのアイコンを奪う!」

「駘悟、そこまでしてアイコンが欲しいのか?アイコンと何の関連性もない一真達を巻き込んでもか!?」

「言ったはずだ。俺は成すべきことを成すってな。そのためなら町一つ潰そうが何の躊躇いもない!」

「いくら親友でも、それは黙っていられない!」

「親友と決めつけるな!!」

 

二人が口論している中、駘悟が新たな緑色のアイコンを取り出すと、ドライバーに装填した。

 

『アーイ! バッチリミロー!』

 

ドライバーから緑と黒の左右非対称のゴーストが現れた。あれは…仮面ライダーW!?

駘悟はハンドルを操作した。

 

『カイガン!ダブル!二人で一人、ガイアメモリ!』

 

駘悟はダブルゴーストを纏うと、ガンガンハンドの代わりメタルシャフトを装備した。

 

「さぁ、お前らの罪を数えろ!」

 

駘悟は仮面ライダーWの台詞を言うと、俺たちに向かって突撃してきた。

 

「一真!」

「ああ!」

 

幽一は駘悟の攻撃を受け止め、鍔迫り合いをしたまま移動する。幽一と駘悟はお互いの武器で攻撃しているが、幽一の方が押されていき、ふっ飛ばされた。

 

「うおおおおお!」

「無駄だ。おらぁっ!」

「ぐっ…!」

 

続いて俺も攻撃を仕掛けるが、無双セイバーを軽く弾かれた挙げ句、攻撃を受けた。

 

「ふっ…はあっ!」

 

ここで幽一はガンガンセイバーをガンモードにすると、浮遊しながら駘悟に射撃しようとした。しかし

 

「喰らえ!」

「っ!?…ぐはっ!」

 

駘悟はメタルシャフトを幽一に向かって投げつけると、ジャンプしてそのまま幽一を蹴り落とした。

 

「今度こそ終わりだ!」

 

駘悟はそう言うと、ドライバーから出現したメタルメモリをメタルシャフトに挿入した。そしてさらにドライバーのハンドルを操作した。

 

『メタル!マキシマムドライブ!』

『ダイカイガン!ダブル!オメガドライブ!』

 

駘悟はメタルシャフトに炎のエネルギーを溜める。

 

「はあああああ!」

「「うわあああああ!!」」

 

俺と幽一はその攻撃を喰らって吹き飛ばされた。まだ変身解除にはなっていないが、このままだとまずい。

 

「くっ…まだだ…まだ終わってない…!」

「幽一、お前から教わった言葉をよく理解できたぜ。俺は…俺自身を…仲間達を信じるってな!」

「ああ、たとえどんなに強敵でも…仲間達がいる限り、俺達は負けない!一真、力を貸してくれ!」

「もちろん、そのつもりだ!」

 

俺は幽一の言葉に答えたその時、俺のもとへ一筋の光が現れた。俺がそれを掴んだ瞬間、その光はロックシードへと変化した。それは幽一…仮面ライダーゴーストのロックシードだった。すると、俺のドライバーに装着されたオレンジLSが光り出した。

 

「もしかして…!」

 

幽一は目の紋章を描くと、オレンジLSから煙が昇り、そこからガイムゴーストが現れた。ガイムゴーストは幽一のドライバーに吸収されると、紺と銀色のアイコンへ変化した。

 

「いくぜ、幽一!」

「ああ!」

 

俺はゴーストLSを開錠、幽一はガイムアイコンをナンバリング状態にした。

 

『ゴースト!』

 

俺はゴーストLSをドライバーに装填、幽一はガイムアイコンを装填してカバーを閉じた。

 

『ロックオン!』

『アーイ! バッチリミナー!』

 

俺の頭上にゴーストアームズが現れ、幽一のドライバーからガイムゴーストが出現した。俺はカッティングを行い、幽一はハンドルを操作した。

 

『ソイヤッ!ゴーストアームズ!開眼 ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

『カイガン!ガイム!オレンジ、バナナ、そんなバカな!』

俺はゴーストアームズに換装してガンガンセイバーを装備した。幽一はガイムゴーストを纏うと、大橙丸を装備した。

 

「いくぜ一真、ここからは俺達のステージだ!」

「OK!」

 

俺達は駘悟に向かって突撃した。

 

「はあっ!」

「っ!」

「おりゃ!」

 

俺と幽一は連携して駘悟を攻撃する。駘悟は再び俺に向かってメタルシャフトを振り下ろしてきたが、幽一がすかさずパリングしてくれた。

 

「何っ!?」

「そこだ!」

「ぐあっ!」

 

そこへ俺はガンガンセイバーで強烈な突きを放って駘悟を吹き飛ばした。

 

「命、燃やすぜ!」

 

俺はそう言いながらカッティングを二回行う。幽一はハンドルを操作した。

 

『ソイヤッ!ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!』

『ダイカイガン!ガイム!オメガドライブ!』

「「はああああああああ!!」」

「ぐっ…うわあああああ!?」

 

俺と幽一は高くジャンプし、ダブルライダーキックを駘悟に叩き込んだ。駘悟はこれを受けて変身が解除された。

すると、駘悟の手元から離れたダブルアイコンが突如消滅した。

 

「…。」

 

駘悟は無言のままその場を立ち去っていった。

 

「はぁ…。」

「駘悟…。」

 

俺達は変身を解除した。幽一はまた悲しげな表情をしていた。幽一…。

 

「一真君!幽一さん!」

 

みほが駆け寄ってきた。

 

「大丈夫?」

「ああ…なぁ幽一。」

「どうしたんだ?」

「お前、2年前に死んだってどういうことなんだ?お前の神器と何か関係があるのか!?」

「…駘悟から聞いたのか…?」

「はい…。」

 

俺は駘悟から聞いた衝撃の事実を幽一に尋ねた。当然幽一はさらに暗い表情になってしまった。

 

「…ああ、駘悟の言う通り…俺は二年前に死んだんだ。本来なら、墓の中で永眠しているさ。」

「じゃあ、何でお前は生きてるんだ?」

「転生したんだ。死んでから2年の月日を経て、俺はこの世界に転生したんだ。仮面ライダーとしての力を手に入れたのも、そのためだ。」

 

幽一は暗い表情のまま話した。じゃあ、幽一がライダーになれたのも、一度死んだからなのか…?

 

「それは…リアスさん達には?」

「数日前に話したよ。本当は話したくなかったけどな…。だけど、皆はそんな俺を受け入れてくれた。だから俺はここにいるんだ。」

 

みほの質問に幽一は答えたが、その表情は徐々に明るくなっていった。

 

「いいもんだよな、友達っていうのは。俺は、絶対に駘悟とも和解してみせるさ。」

 

幽一の前向きな決意に、俺とみほも明るい表情になった。

 

 

 

 

駘悟side

 

 

 

 

 

俺はあいつらとの戦いに敗れ、手に入れたばかりのダブルアイコンを失った。俺はいつもの高台にいた。そこで俺は左手に沙耶のアイコン、右手にそれぞれエメラルドグリーン、紫、山吹、ワインレッド、紺色の5つの英雄アイコンを持っていた。現在アッシュに貸しているエジソンアイコンも含めると、あと9個…すぐにあいつから一つ残らずアイコンを奪わないとな…いや、アイコンだけじゃない。あいつが持っていた首飾りも奪い返さないとな。あれは、幽一の形見だからな…。

 

「沙耶、待ってろよ。」

『無理はしないでね。お兄ちゃんに何かあったら、私…。』

「何も心配しなくていいさ。」

『うん…。』

 

俺は不安そうに話しかけてくる沙耶を励ました。俺はマシンフーディーに戻ろうとしたその時、俺のもとに一人の男がやってきた。黒コートを纏い、黒い帽子を被り、右手には謎のアタッシュケースを握っていた。

 

「誰だ?」

「お初にお目にかかります。私は、アッシュ様のお手伝いをしている雷堂寺と申します。」

「…そうか。」

 

男は雷堂寺と名乗った。アッシュに協力している奴がいるなんてな…。

 

「貴方達は5年前に、眼魔の世界に飛ばされたんじゃありませんか?」

「何?」

「5年前、私は竜彦と一緒に眼魔の研究をしていました。私も竜彦と同じく霊能者の仲間でした。」

「竜彦さんの仲間?」

「やはり貴方達は、あの実験が生み出した犠牲者だったんですね。」

「実験…?あれは事故だ。」

「そうですね…あれは事故だったんでしょうね…。」

「お前は何が言いたいんだ?」

 

雷堂寺…さっきから怪しすぎる発言をしているな…。何か隠しているのか?

 

『お兄ちゃん…この人、信用できない…!』

「沙耶?」

「…お可哀想に…その眼魔アイコンに入っているのは、妹さんですか?」

「貴様!…今度沙耶のことを話したら、この世から消すぞ?」

 

俺は沙耶のことについて話す雷堂寺を、スペクターアイコンを出して脅した。

 

「怖いですね…分かりました、退散いたします。では失礼…。」

 

これに怖じ気づいたか、雷堂寺は帽子を深く被ってその場から去っていった。5年前…実験だと…?

 

『お兄ちゃん?』

「大丈夫だ。必ず15個集めるさ。」

 

俺は沙耶にそう言った。すると今度は謎の赤いスポーツカーがやって来て、近くの自販機の近くで停車した。そしてスポーツカーから一人の青年が出てきた。サングラスをかけており、腰には謎のベルトが装着されていた。青年は自販機に寄った。

 

「嘘ぉ…コーラ売り切れてるよ…。」

 

青年は落ち込むと、そのサングラスを外しながら言った……?あの素顔…確か…?

 

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

 

駘悟との戦いを終えた俺達は自宅に戻ってきた。そういえばもうすぐ6時だな…朝食作らないとな。

 

「俺は朝食を作ってるよ。」

「分かった。」

 

俺は一真達にそう告げると、キッチンに向かい、朝食を作り始める。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

朝食を取り終えた俺達は、TF141の部室へやってきた。

 

「おお、幽一。俺達の同好会を見学しに来たのか?」

「はい。町の商店街まわっても仕方ないから、案内するならここかなって。」

「おおお!ミリタリー物がたくさんあるじゃないですか!?」

 

ソープ先輩と俺が話している中、優花里が目をキラキラさせていた。まあ、ほとんどがエアガン系ばかりだけどね。

 

「みぽりん、一真君、あれを見て!」

「?…あれって、“A7V”の主砲?」

「え!?」

「おお…。」

「あれがドイツ最初の戦車の主砲…。」

 

一真達は部室に飾られていたA7Vの主砲を見て驚いていた。あれは確かドイツの最初の戦車の主砲だったな。正直言って俺も驚いている。

 

「すごい…!あんな代物は初めて見ました!」

「そうだろ?」

「そのせいで部費が蒸発したけどね。」

「ギクッ…!?」

 

彩里先輩の言葉にソープ先輩が冷や汗を掻いた。部費を蒸発させてまで主砲を購入したのか…90年も前の代物だからさぞかし値段高かっただろうな…。

 

「ま、まぁ…エアガン撃ってくか?」

「あ、私が最初に撃ちたいです!」

「そ、そうか…ローチ、的を用意してくれ!」

「あ、はい!」

 

ソープ先輩は硬哉にターゲットの用意を頼む。優花里は案山士がもってきたエアガンを受け取り、構える。

 

「?…ソープ先輩、これは…?」

「ん?」

 

俺はある方向を見てソープ先輩に尋ねた。それは写真だった。ソープ先輩ともう一人、歳上の男性が写っていた。そこへ一真も写真に近づいた。

 

「ああ…それは俺と師匠の写真だ。」

「師匠?」

「プライス・バルバトス…それがソープの師匠の名前だ。」

 

そこへニコライ先輩がやってきて、写真に写っているソープ先輩の師匠の名前を言った。バルバトス…確か72柱の中に含まれる悪魔で、ロビン・フッドの化身だったな。

 

「それがソープ先輩の師匠の名前…?」

「ああ…けど、今でも行方不明だけどな。」

 

ソープ先輩の師匠か…いつか会える日が来るのか…?

その頃優花里は硬哉から借りたP90のようなエアガンでターゲットを撃ちまくっていた…あれ、何げに結構真ん中に当たってるじゃん。

 

「すごいです優花里さん。」

「いやいや、今まで装填手でしたからね。」

「ちなみにどうですか優花里さん?撃ってみた感想は?」

「…快感…!」

「それは作品が違うぞ優花里…。」

「というかそれ古くないかしら?」

 

優花里はどっかで聞いたことのある台詞を発言した。もちろん天子と幽香が突っ込んだ。あれ?…セーラー服は合ってるけどなんか違う…P90じゃなくてMP40じゃ……?まぁ、楽しければそれでいいか。

 

 

 

ビービービー!

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」

 

その時、一真達の携帯から例のアラームが鳴り響いた。

 

「皆、テレビを見ろ!」

 

俺達は案山士に言われて一斉にテレビの方に目を向けた。するとテレビに写っていたのは、一体の悪魔だった。

 

「はぐれ悪魔・ウォースラ…!?」

 

それは指名手配書に書かれていたはぐれ悪魔・ウォースラだった。だが体のあちこちに植物のような装甲が生えていた。

 

「ヘルヘイムの植物…あいつもしや果実を食べたのか!?」

「…ってことはこいつが元凶だな。」

 

一真と夜罪がそう言った。どうやらインベス騒動の元凶はこいつらしい。だけど妙だ…悪魔は本来なら夜間行動が基本だ。何故白昼堂々動けるんだ?

 

「とにかく、こいつを倒せば全て解決する。行こう!」

「ああ!」

 

俺がそう言うと、一真達も頷いた。

 

「よし、俺はリアス達に連絡を「その必要はないわ!」…だと思ったさ。」

 

ニコライ先輩がリアス部長達に連絡しようとすると、リアス部長達が部室にやって来た。

 

「あいつが元凶なら全てが解決するわ。一緒にあいつを倒すのよ!」

「分かってます。」

「みほ達はここで「いや、私達も行くよ!」…みほ…!?」

 

どうやらみほ達も危険を承知で同行するらしい。確かにいくら何でもみほ達を連れていくのは流石にまずい気が…。

 

「私は…私を信じてるから。」

「!」

 

みほは俺と似たような台詞を言った。優花里達も頷いた。やっぱり、みほ達も一真や俺達を信じているんだな。

 

「よし皆…行こう!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

リアス部長達やソープ先輩達は先に転移していった。俺達はバイクで現場まで移動していた。ちなみに一真のバイクにはみほ、天子には優花里、衣玖には沙織、幽香には華、夜罪には麻子が後ろに乗っていた。

数分後、俺達は現場である町の中央広場に到着した。そこにはリアス部長達が既に到着していた。俺達はバイクから降りると、俺達の目の前にいるはぐれ悪魔・ウォースラの方を見る。既に結界は張られている。

 

「ハハハハ…悪魔に人間まで現れるとはな。」

「はぐれ悪魔・ウォースラ、得体の知れない果実に手を出してそんな姿になるなんて…哀れね。」

「ハッ!そんな事はどうでもいい。貴様らを殺すだけだ。それに、俺の体はもうすぐ“超進化”する!そうすればもう誰にも止められない。」

「だったら、その前に俺をぶっ倒すだけだ!」

 

イッセーがそう叫んで赤龍帝の籠手を展開した。

 

「ほう…貴様が赤龍帝か…。だが今の俺にそんなものが通用するはずがない。そんな赤いだけの手袋ではな!」

 

ウォースラはイッセーどころか、神器に宿っているドラゴンまで侮辱しやがった。なんて奴だ…。

 

「どの道、貴様らやこの町は俺が滅ぼすからな。」

「そんな事はさせない!俺達は、お前の陰謀を阻止する!」

「俺達はこの町の住民じゃない。けど、この町をやらせはしない!」

俺と一真はそう言った。するとウォースラは、全身から植物のツタを伸ばした。

 

「ならば、死ぬがいい!」

 

そしてそのツタで俺達に攻撃を仕掛けてきた。そこへ朱乃先輩が障壁を張って防いでくれた。

 

「幽一君、早く変身を!」

「ありがとうございます!」

「いくぜ!」

 

一真達は戦極ドライバーを装着し、俺は幽霊の神帯【ゴーストドライバー】を出現させた。一真達はロックシード、俺はアイコンを取り出した。しかし

 

「無駄だ。 はあっ!」

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

ウォースラが赤い波動を放った。その瞬間俺達の動きが極端に鈍くなった………この感覚……まさか…あ、あの時…俺が一度死んだ時の…!?

 

「ははははは!どうだ、体が動かないという絶望を味わうのは?」

 

俺達は必死に体を動かそうとするも、思うように体が動かない。くそ…あの時の…感覚が…!?このままじゃ…皆が…!

 

「全員まとめてあの世に逝くがいい!」

 

ウォースラが右手にエネルギーを溜め始めた。くそ……もうここまでか…!

もう成す術がないと思った…その時

 

 

 

 

 

 

ギュイーン!

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

突然、俺達の後ろから色々なミニカー達がやってきて、ウォースラを攻撃し始めた。さらに

 

 

 

 

バキュンバキュン!

 

 

 

 

「ぐはっ…!?」

 

何処からともなく放たれた光弾がウォースラに命中。ウォースラはこれを受けて吹き飛ばされた。それと同時に俺達の動きが元に戻った。すると後ろから改造されたと思われる赤いスポーツカーがやってきて、その場で停車した。そしてそのスポーツカーから謎の青年が出てくると、かけていたサングラスを外してスポーツカーの中に放り込んだ……あ、あいつはまさか……炎斗群進也!?

 

「見つけたぞ、はぐれ悪魔・ウォースラ…いや、“ロイミュード【066】”。」

「貴様…何故ここに…!?」

進也はウォースラの正体を分かりきっているかのように喋った。ロイミュード…?

 

「数日前、魔法の森付近に妙な遺体が棄てられていた。調べたらそいつは悪魔だった。しかも体のあちこちに植物が生えていた。」

「ちっ…ばれたか…!」

『いくら完璧に擬態しようと、【重加速】を使用した時点でお前はロイミュードだ!』

 

進也に続き、進也の腰に装着されたベルトが喋った。え?ベルトが喋った!?

 

「お前、本当に進也なのか?」

「ああ…!?…お前、まさか…!?」

『進也、彼について何か知ってるのか?』

「五十嵐幽一……“あの事件”の時に、千津瑠の隣にいた奴だ…。」

 

どうやら進也は俺について知っていたらしい。何故なら当時、“あの事件”の現場にいたからな…それにしても、千津瑠って誰だ……?まさか、おっちゃんが言っていた仮面ライダーって進也の事だったのか?

 

「お前が、あのおっちゃんが言っていたライダーなのか?」

「…ああ。」

 

一真の質問に進也が答えてくれた。じゃあ、進也のかつての恋人っていうのは、千津瑠って人だったのか…。

 

『進也、話は後のようだ。』

「悪い、ミハエル。」

 

どうやらそのベルトはミハエルというらしい。俺達はミハエルの言葉で再び【066】の方を見る。

 

「さて、久しぶりに

 

 

 

脳細胞が、トップギアだぜ!」

 

進也はそう言うと、ジャケットをきちんと着直した。

 

「よし、皆…いくぞ!」

『OK! スタート・アワー・エンジン!』

 

俺はオレアイコンをドライバーに装填、一真達はドライバーにロックシードを装填、そして進也はミハエルのキーを捻ると、取り出した赤いシフトカー・シフトスピードをレバーにして左腕のブレスに装填した。

 

『『『『『ロックオン!』』』』』

『アーイ! バッチリミナー!』

「「「「「「「変身!」」」」」」」

 

俺はハンドルを操作、一真達はカッティングブレードを倒し、進也はレバーを倒した。

 

 

『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道、オンステージ!』

『カモンッ!バナナアームズ!ナイト・オブ・スピアー!』

『ハイーッ!ブドウアームズ!龍・砲、ハッハッハッ!』

『ソイヤッ!メロンアームズ!天・下・御・免!』

『ブラッドオレンジアームズ!邪ノ道、オンステージ!』

『カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

『ドライブ!タイプスピード!』

 

俺達は変身し、俺はオレゴーストを纏い、一真達はそれぞれのアームズを装着、進也は赤いスポーツカー・トライドロンから射出されたスピードタイヤを装備した。今ここに、7人のライダー達が集結した。

 

「来い、インベス達よ!」

『『『『『『グギャアアア!!』』』』』』

 

066はクラックを開くと、そこから大量のインベス達を召喚した。それもかなりの量だ!

 

「インベスは私達にまかせなさい!」

「一真、お前はあいつを倒せ!ここは俺たちが。」

「分かりました!」

「頼む、夜罪!」

 

リアス部長達がインベスの相手をしてくれるらしい。俺達は本丸であるロイミュード066を倒すことにした。ちなみにアーシアと硬哉はみほ達の護衛にあたった。

 

「一真、幽一、ひとっ走り付き合えよ!」

「もちろんだ!」

「ああ!」

「ははは、たかが三人でこの俺を倒せると思うのか?」

「そうだ、倒してみせる!」

 

俺はそう言ってガンガンセイバーを装備した。一真と進也もそれぞれ大橙丸と無双セイバー、ハンドル剣を構えた。

 

「「「はあああああああ!!」」」

 

俺達は066に突撃する。

 

「はあっ!」

 

まずは俺がガンガンセイバーを振るい、066を攻撃するがまるで手応えがない。

 

「はっ!おりゃ!」

「はっ!」

 

続いて一真と進也が連携して攻撃を仕掛けたが、やはりあまり効果はない。

 

「ははは、そんなもの痛くも痒くもない。」

「なら…!」

『カイガン!ムサシ!決闘、ズバット、超剣豪!』

 

俺はムサシゴーストを纏うと、ガンガンセイバーを分割して二刀流にした。

 

「じゃあ俺も二刀流にするか。 光剣【クラウソラス】!」

 

そして進也はなんと、左手にクラウソラスを召喚した。クラウソラス…アイルランドに伝わる光の魔剣…そして、進也の二つ名でもある。

 

「「「はあっ!たあっ!」」」

 

俺たちは再び攻撃を仕掛けるが、やっぱりあまり効いていない。

 

「今度はこちらからいくぞ。 でえぃっ!」

「うわっ!」

「ぐっ…!」

 

今度は066が攻撃を仕掛けてきた。066の連続パンチで俺と一真は怯んだ上に吹っ飛ばされた。

 

『進也、来るぞ!』

「分かってる。はっ! はあっ!」

「ふっ! でいやっ!」

 

066は進也と格闘を始めた。進也は二刀流で066と格闘しているが、徐々に押されていっている。

 

「無駄だ!」

「ぐはっ!」

 

そして066の波動を至近距離で喰らって吹き飛ばされた。

 

「くっ…これならどうだ! 輪符【ストライクホイール】!」

 

進也はタイヤを模した追尾弾を放った。

 

「ふっ…そんなもの…。」

 

066はツタを伸ばして弾幕をかき消した。

俺と一真は互いに武器をナギナタに変形させる。一真は無双セイバーにオレンジLSを装填。俺はガンガンセイバーをドライバーにかざした。

 

『ロックオン! イチ、ジュウ、ヒャク、セン、マン!』

『ダイカイガン! ガンガンミナー!』

 

俺達はエネルギーを溜めると、066に向かって走り出す。

 

『オレンジチャージ!』

『オメガストリーム!』

「「はああああああ!!」」

 

俺達は066に斬りかかろうとした。

 

「無駄だと言っている!」

「うわああっ!」

「うわっ!」

 

066は俺達の攻撃を受け止めると、そのままツタで俺達を吹き飛ばした。

 

「大丈夫か!?」

「ああ…。」

「このままだとやられる…。打開策はないのか…?」

 

進也が俺達にかけ寄ってきた。一真は打開策がないか呟く。確かにあいつは強い。けどどこかに必ず弱点があるはずだ………どこかに……………ん?

 

「あれは…?」

 

俺は066の頭部に角が生えていた。その角は特にエネルギーが集中していた。あれだ!

 

「あの角だ。あれを壊せば…!」

「でもどうやって!?さっき攻撃を当てたけど硬かったぞ!?」

『方法はある。戦車並の砲撃を角に命中させればいい。』

「ミハエル、テクニックならまだしも、コマンドには照準補正がない。当てるのは容易じゃないぞ?」

 

攻撃方法は見つけることが出来たが、問題は命中は困難とのことらしい。どすれば…。

 

 

 

「華さん!?」

「あ、五十鈴殿!?」

「ま、待って下さい華さん!」

 

すると、俺達のもとへ何故か華が近づいてきた。俺達の話を聞いていたのか?

 

「ここは危険だぞ!?」

「私があの角に砲撃を命中させます。」

「出来るのか?」

「はい。」

「華、いくら砲撃手だと言っても、もしあいつの攻撃が当たったら…!」

「私を信じて下さい。必ず命中させます…!」

 

華さんは真剣な目でお願いした。どうやら華さんは砲撃手を務めているらしい。その腕が本物なら…!

 

「分かった。頼むよ。」

「その腕が本物なら、頼むぜ!」

「…華、危なくなったらすぐ逃げろよ?」

「…はい!」

 

俺達は華に砲撃を委ねた。進也はすぐにシフトコマンドをブレスに装填し、レバーを倒した。

 

「ドライブ!タイプコマンド!』

 

すると、進也はタイプコマンドになると、右肩部に装備された主砲からトリガーとアイアンサイトを展開した。そして右手にドア銃を装備した。

 

「幽一、一真、あいつの動きを封じてくれ。」

「分かった。」

「OK!」

 

俺と一真は砲撃を命中させるために066の動きを封じることにした。足止めならこいつだな。

 

「アイルトン!」

『カイガン!アイルトン!駆ける天才、ぶっちぎりレーサー!』

『ソイヤッ!パインアームズ!粉砕、デストロイ!』

 

一真はパインアームズに換装、俺はアイルトンゴーストを纏い、ガンガンセイバーをランスモードにする。

 

「作戦を立てたところで、俺には勝てぬ!」

「それはやってみなくちゃ分からない!」

 

066の言葉に反論すると、俺は高速で接近し、ランスで攻撃する。

 

「おらぁ!」

 

一真もパインアイアンを振り回して066を攻撃する。

 

「それで足止めのつもりか?」

 

066は俺と一真を無視し、進也と華に向けてを放った。

 

「っ!」

 

進也はドア銃のエネルギーシールドで何とか防御した。

 

「てめぇ!」

「なっ…!?」

 

すると一真がブチギレ、パインアイアンによる怒涛のラッシュを繰り出す。これには066も防御せざるを得なくなった。

 

「「はあっ!」」

「っ!?」

 

俺と一真は066を怯ませる。そして俺は霊術の構えを取る。

 

「くっ…やるな…。だがまだ「五十嵐流霊術・魂鎖呪縛陣!」…何!?」

 

俺は霊術を発動し、066を霊力で出来た鎖で拘束した。

 

「今だ!」

 

進也はこれを見てキーを回すと、ブレスの赤いボタンを押してからレバーを倒した。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!コマンド!』

 

右肩部の主砲にエネルギーがチャージされた。華は066の角に照準を向け、そのトリガーを引いた。

 

 

 

 

 

 

「ぐわああああああ!?」

 

その砲撃は見事に066の角に命中し、066はそのエネルギーを制御できなくなった。

 

「やった!」

「よし…後は…!」

「俺達が決める!」

 

『ソイヤッ!ゴーストアームズ!開眼、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

『カイガン!ガイム!オレンジ、バナナ、そんなバカな!』

 

俺達はフォームチェンジすると、一真は二回カッティング、俺はハンドルを再び操作した。

 

『ソイヤッ!ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!』

『ダイカイガン!ガイム!オメガドライブ!』

「「はああああああああ!!」」

 

俺と一真はダブルライダーキックを放つ。しかし

 

「グアアアッ!?」

「「!?」」

 

だが、それが命中することはなかった。何故なら066から溢れる莫大なエネルギーに阻まれたからだ。

 

「ぐっ…力が…制御できない…!」

 

066はそのエネルギーに耐えきれず苦しんでいる。そうか、あの角を破壊したからエネルギーが暴走しているのか!

 

「ぐっ……アアアアアアアアアアアアア!!!」

 

すると、066の体が禍々しく光りだした。

 

『『『『グギャアアア!?』』』』

「「「「「「!?」」」」」」

 

066は召喚したインベス達を全て吸い寄せて取り込んだ。そして066の体格はまるでドラゴンのように変貌を遂げた。

 

 

 

 

 

 

一真side

 

 

 

 

 

 

『グオアアアアアアアア!!』

 

ドラゴンの姿へ変貌した066は咆哮を轟かせた。

 

「どうなってるんだよ!?」

『恐らく、角を破壊されたことによるエネルギーの暴走だろう。066はヘルヘイムの力を手にして超進化を目論んだだろうな…。』

「制御が効かなくなったのか…。」

 

イッセー、ミハエル、そして木場はそれぞれそんな事を言っていた。力の制御が効かなくなった…いや、ヘルヘイムの力を制御なんて始めから出来るはずがなかったんだ。

 

「おい、考えてる場合か!?」

「このままだと町に大きな被害が及びますわ!」

 

ソープさんと朱乃さんが言った。そうだった、このままだと駒王町が崩壊してしまう!

 

「幽一、ビリーのアイコンを!」

「分かった!」

 

幽一はイッセーにビリーアイコンを渡すと、イッセーはビリーアイコンをナンバリング状態にすると、赤龍帝の籠手にセットしてからもう一度ボタンを押した。

 

『Connection Belly the kid!』

『Welsh dragon over booster!』

 

イッセーは赤龍帝の鎧を装着すると、ビリーゴーストを纏った。そして右腕にリボルバーを模したガントレットが装備された。

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

『Revolver!』

「うおおおおおおおおお!!」

 

イッセーは一気に倍加し、その力で066に殴りかかった。これならあいつを倒せるかもしれない…!

 

 

 

「なっ!?」

 

しかし、066はイッセーの繰り出したパンチを喰らってもピンピンしていた。

 

『グオオアアア!!』

「うわああああああ!?」

 

066はその鋭い爪を振り下ろしてイッセーを吹き飛ばした。

 

「ぐふっ…!」

「イッセー!」

「よくもイッセーを…!」

 

イッセーはその予想外のダメージに鎧が解除されてしまった。アーシアはイッセーのもとへ駆け寄ると、回復を行う。

リアスさん達は暴走した066に向けて一斉に攻撃を始めた。しかし、その攻撃はあいつには効かなかった。

 

『グオオオオオオ…!』

 

すると066は口にエネルギーを溜め始めた。何か嫌な予感がする…!

 

「まずい!皆、下がれ!あいつから離れるんだ!」

 

俺は皆にそう叫んだが、その時はもう遅かった。

 

『ガアアアアアアアアアア!!』

 

066の口から巨大な光球が放たれ、それが着弾した瞬間、大爆発を起こした。

 

「「「「「「「「うわああああああ!!」」」」」」」」

「「「「「「「キャアアアアア!!」」」」」」」

「「…っ!」」

 

俺達は爆発に巻き込まれた。その際、俺と進也、幽一の変身が解除された。そして幽一の手元から離れたガイムアイコンが消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ…。皆、無事か…?」

「ああ…。だけど、皆気絶してる…。」

「どうやら俺達だけだな…。」

 

俺達は再び立ち上がるが、どうやら幽一と進也以外に戦える者はいない。皆気絶している。

 

「一真君!」

「みほ…!?」

「そっちこそ大丈夫なのか?」

「はい。あの方に助けてもらいました。」

 

俺達のもとにみほと優花里が駆け寄ってきた。みほ達は無傷らしい。その理由は華、沙織、麻子の前で倒れて気絶している人物で分かった。

 

「硬哉…無茶しやがって…。」

 

どうやら硬哉が鋼鉄の甲冑を発動してみほ達を庇ってたらしい。おかげでみほ達は爆発を受けずに済んだのか。

 

『グオアアアアアアア!!』

 

066は俺達に向かって前進している。

 

「俺達だけで、あいつを倒せるのか…?」

「やるしかないんだ。俺達3人で…何とかするしかないんだ!」

「ああ、あいつに…この町を滅ぼされてたまるか!」

「…そうだな、もうひとっ走り行くか!」

『その意気だ3人共!』

 

俺達3人は再び立ち上がった。絶対に諦めない。何故なら俺達は仮面ライダーだからだ!

 

「…!?」

 

その時、俺の目の前にヘルヘイムの植物が生え、そこから一つの果実が実った。俺はそれを取った。

 

「ぐっ…ううっ…受け取れ、一真…赤龍帝からの贈り物【ブーステッド・ギア・ギフト】だ!」

『Transfer!』

 

すると、気絶していたはずのイッセーが目を覚ました。イッセーは赤龍帝の籠手から倍加のオーラを放つと、再び気絶した。そのオーラは果実に譲渡された次の瞬間、果実が光り出した。

 

「こ…これは!?」

 

果実はなんとエナジーロックシードに変化した。そのエナジーロックシードには赤龍帝の鎧の頭部が描かれており、全体的に赤かった。ナンバーは【ELS-D×D】だ。イッセーの力が、エナジーロックシードへ変化させたのか…?

 

「みほ、優花里、下がっててくれ。」

「うん!」

「分かりました!」

 

俺はみほと優花里を下がらせると、ドライバーにゲネシスコアを取り付けた。

 

『進也、植物には火だ!』

「デッドヒートだな。分かった!」

 

進也は懐からシフトデッドヒートを取り出すと、バイク部を収納してオープンカー状態した。俺達は再び変身しようとした。

 

『グオオオオオオ…!』

 

しかし、066はそれを許さない。066は既に光球を放つチャージを終了していた。くそ、ここまでか…!?

今にも光球が放たれようとした、その時

 

 

 

 

 

『ゴアッ!?』

「「「!?」」」

 

突然、何者かが066に突進し、光球の発射を阻止した。

 

「あ…あれは…!?」

 

その男は俺達のもとへ飛来してきた。幽一はその男を見て驚いた。何故なら、幽一が一番よく知る人物だったからだ。

 

「父さん!」

「えっ、この人が!?」

「まじかよ…?」

 

それは、幽一の父・竜彦さんだった。

 

 

 

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

 

 

 

俺達は驚きを隠せなかった。何故なら死んだはずの父さんが066から守ってくれたからだ。その体からは赤い粒子が溢れ出ていた。

 

「幽一。今のお前なら、一度だけこの力を使えるはずだ。」

 

父さんはそう言って俺に赤黒いアイコン・トウサンアイコンを渡した。

 

「幽一、五十嵐一族の遺志を継げ。お前なら出来る。」

「うん!」

 

父さんは俺にそう言うと、トウサンアイコンの中に吸収された。

 

「幽一。」

「ああ、今やる事は一つ。俺達の炎を以て、悪しき闇を薙ぎ払う!」

「そうだな、俺も手伝うぜ!」

「やるぞ!」

『今度こそ倒すぞ! リブート・アワー・エンジン!』

 

ミハエルのかけ声を聞き、俺はドライバーのカバーを開くと、そこにトウサンアイコンを装填してカバーを閉じる。一真はゴーストLSとドライグELSを開錠すると、それぞれドライバーとゲネシスコアに装填、進也はミハエルのキーを回した。

 

『一発! アーイ!バッチリミナー!』

『ゴースト!』『ドライグエナジー!』

 

俺のドライバーからトウサンゴーストが出現した。一真の頭上にゴーストアームズとドライグエナジーアームズが出現し、その2つが融合して紅色のジンバーアームズが誕生した。

 

「「「変身!!」」」

 

俺はハンドルを操作、一真はカッティング、進也はデッドヒートをブレスに装填した。

 

『カイガン!トウサン!俺がブースト!ゴー!奮い立つゴースト!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!』

『ソイヤッ!ミックス!ゴーストアームズ!開眼、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!ジンバードライグ!ハハーッ!』

『ドライブ!タイプデッドヒート!』

 

俺達は再び変身した。俺はトウサンゴーストを纏い、一真はジンバードライグアームズを装着、進也はデッドヒートタイヤを装備した。

 

『グオアアアアアア!』

「今度はこっちの番だ!」

 

一真はそう言うと、赤龍帝の弓矢【ブーステッドアロー】を装備し、倍加で強化した光矢を放った。

 

『グオアッ!?』

 

066はこれを受けて怯んだ。

 

「来い、ハンドル剣!クラウソラス!」

 

進也は再び二刀流になると、066に向かって突撃した。

 

「うおおおおおお!」

 

俺もドライバーから召喚した武器・サングラスラッシャーを装備して走り出す。

 

「はあっ!たあっ!」

「はっ!おりゃ!」

『グオッ…!』

 

俺と進也は息の合った連携で066を斬りつけていく。これには066も手が出せない。

 

「幽一、これを使え! ミハエル!」

『OK!カモン、トライドロン!』

 

進也の指示でミハエルはトライドロンを呼び寄せた。

 

「はっ!」

 

俺がトライドロンの上に乗ると、トライドロンはホバーモードになり、自動運転で066の周りを旋回しながら上昇する。

 

「決めるぞ!」

 

一真は赤龍帝の弓矢にドライグエナジーロックシードを装填すると、カッティングを行った。

 

『ソイヤッ!ゴースト・スカッシュ!』

 

一真が弓矢を構えて弦を引き絞ると、斜線上に目の紋章が現れた。

 

『ドライグエナジー!』

「はあっ!」

『グオッ!?』

 

一真の放った強力な光矢が066を貫いた。だがまだ倒れない。

 

「ミハエル、あれでいくぞ!」

『分かった!』

「黄金蝶【バタフライフォース】!」

 

進也は背中に黄金の蝶の羽を生やすと、ミハエルのキーを回してブレスのボタンを押した。

 

『デッドヒート!』

「『陰陽【ジ・イクリプス】!』」

 

進也は両手の剣で目にも留まらぬ速さで攻撃した。

 

『グオアアアア!?』

 

066はこの猛攻に耐えきれずバランスを崩した。

 

「今だ!」

「決めろ、幽一!」

「ああ!」

 

俺はサングラスラッシャーのサングラス部を開き、そこにオレアイコンとムサシアイコンを装填した。

 

『マブシー!マブシー!』

 

そしてサングラス部を閉じた。

 

『ダイカイガン!』

 

サングラスラッシャーの刀身に灼熱の炎が集まり、それが炎の刃を形成した。俺はトライドロンから飛び降りると、さらにハンドルを操作した。

 

『ダイカイガン!トウサン!オメガドライブ!』

 

炎の刃はさらに巨大になった。俺は自由落下に身を任せて066の頭上へ急降下する。

 

『オメガシャイン!』

「はああああああああ!!!」

『グオアアアア…!!』

 

俺は巨大な炎の刃で066を一刀両断した。真っ二つになった066は爆発し、【066】のコアも砕け散った。

 

「幽一、やったな。」

「ああ。」

「ふぅ…。」

 

俺達はそう会話しながら変身を解除する。

 

『ロックオフ』

『ナイスドライブ』

『オヤスミー』

 

変身を解除した俺達は、俺達の戦いを見ていたみほ達に視線を向けた。みほ達は手を振っていた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

066との戦いが終わり、俺達は一旦公園へやって来た。その際、俺は霊療波で皆を回復させた。後はアーシアが治療してくれるだろう。ちなみにあの戦いの後、トウサンアイコンは空へ飛び去っていった。きっと天国へ戻ったんだろう。

 

「協力に感謝するわ。」

「いえいえ。」

『まさかロイミュードがここに逃亡していたとは思わなかったからな…。』

「それにしても、皆はベルトが喋ってることにはノーリアクションなんだな…。これの前は“ベルトシャベッタナンデ!?”とか言われたんだけどな。」

『進也、そんな話題を掘り起こすな!(汗)』

 

ミハエルが進也の発言にそう言った。それなんて忍○語?

 

「あ、そうだ。お前らも別の世界から迷い混んだんだろ?」

「あ、ああ…。」

「俺が元の世界に帰してあげるよ。」

 

進也は一真達にそう言いながら一枚の札を取り出した。

 

「それは何ですか?」

『次元符だ。お前達が自分達の世界を念じれば、その世界へ続くスキマが開く。』

 

みほの質問にミハエルが答えた。どうやらその札で一真達が元の世界に帰れるらしい。

 

「でも何故俺達に協力するんだ?」

「協力に理由なんていらないさ。」

 

進也は夜罪の質問に答えた。すると幽香が一真の札を見て、何かを思い出した。

 

「これ、紫の…!?」

「何だって…!?」

 

幽香の呟きに一真達が反応した。紫って誰?

 

「進也、何でこれを持ってるんだ?」

「紫さんが用意してくれたんだ。」

「進也、お前はもしかして幻想郷の住民なのか?」

「ああ、今はな。」

 

進也の発言に俺と一真達は驚いた。進也が幻想郷の住民?どういうことだ?

 

「どういうことなんだ、進也?」

 

俺は進也にその事について尋ねた。

 

「俺は“あの事件”の後、レーサーの道を止めたんだ。それから翌年に俺はスキマに吸い込まれて幻想入りして、ミハエルと紫さんの頼みで仮面ライダードライブとして生きていくことを決めたんだ。」

『俺も進也の過去を聞いた時は空いた口が塞がらなかったさ。だが進也はそれを了承してくれた。その時は俺も紫もとても嬉しかったさ。』

 

進也の説明にミハエルも続いた。“あの事件”…やっぱり、あれのショックで進也はレーサーをやめて仮面ライダーとして生きていくことを決めたのか。

 

「進也、ありがとな。」

「ああ。お前も命燃やしていけよ。」

 

俺と進也はハンドシェイクをした。すると、一真が俺のもとに近づいた。

 

「幽一、お前に礼を言いたい。俺は今まで世界を守るためなら自己犠牲もすると考えてたけど、お前のおかげで目が覚めた。自分の命も大切にして、命を燃やすってな。」

 

一真は笑顔でそう言った。

 

「じゃあ、そろそろ帰らなくちゃ。俺達には、やるべき事があるからな。」

 

一真は札を持って念じれると、一真達の元のいた世界へと繋がるスキマが開いた。

 

「ありがとう、幽一。」

「こちらこそ。」

 

一真は俺に礼を言うと、みほ達と共に元の世界に帰っていった。一真達が通過した後に、スキマは閉じた。

 

「さて、俺達も帰るか。」

『ああ、アリス達が待ってるだろうしな。』

 

進也とミハエルはそんな事を言っていた。

 

「じゃあな、また会おう。」

 

進也は俺達にそう言い残すとトライドロンに乗り、エンジンを起動させて発進させた。そして現れたスキマを通過して帰っていった。

またな…一真…進也…。

 

「よぅし!たこ焼き食べに行くか!」

「お、それいいな!」

「いい提案ね。じゃあ幽一、皆の分の勘定を頼むわね。」

「えっ!?ちょっ…リアス部長、それはいくら何でも…(汗)」

「ましですか幽一先輩!」

「…ありがとうごさいます幽一先輩。」

 

リアス部長に皆の分を奢れと言われた。何その罰ゲーム!?…ってか硬哉と小猫の目がめっちゃ光ってるよ…。

 

「あらあら、うふふ。」

「とんだ災難だね、幽一君。」

 

朱乃先輩はいつも通り、木場は苦笑いで俺に言ってきた。おいおい…いくら桁違いの貯金があるとはいえ、これはちょっとな………………まぁ、いいか!

 

 

 

 

 

 

 

?side

 

 

 

 

私は夜空を見上げてある人物の事を想った。そう、五十嵐幽一…私が精霊であるにも関わらず私を受け入れてくれた愛人…。

 

「幽一君…今頃どうしてるかな…?」

 

私は夜空を見上げたまま呟いた。いつかもう一度、幽一君と再開したい。その思いを胸に…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユルセンside

 

 

 

 

 

 

 

 

『あれ、御成じゃん?』

 

オイラは偶然、御成を見かけた。

 

「ユルセンか。幽一の調子はどうだい?」

『ああ、霊術も順調に習得してるし、アイコンもある程度集まってるさ。』

「そうか…。」

『それにしても、幽一は転生してからかなり強くなったな。なんで転生に二年かかったか知らないけど、それでも幽一は前を向いて突き進んでる。』

「…。」

 

突然、御成が悲しげな表情で黙った。

 

『…どうしたの?』

「…実は…。」

 

 




ED[Enter Enter Misson (あんこうチーム&ライダー部ガールズ&オカルト研究部ガールズ&ユルセン Cover.ver)]
[我ら思う、故に我ら在り (五十嵐幽一 Cover.ver)]

挿入曲[Heats(五十嵐幽一&破神一真&炎斗群進也 Cover.ver)]



ユルセン『次回、ハイスクールD×G【GHOST】!』

?「久しぶりだね、幽一君…。」

幽一はある日、偶然にもかつての恋人である理恵と再開する。

幽一「こいつ、まさか…!?」

幽一達は異世界の敵・眼魔と遭遇。幽一は眼魔と戦うも、やはり駘悟の妨害を受けてしまう。

『極寒の狙撃、俺の距離!』


次回[再開、優しき精霊!]

その目に焼き付けろ!
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