ハイスクールD×G 【GHOST】   作:レティス

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テスト明けの投稿です。それよりも、ゴースト本編でタケルが3回も死ぬんですね…。


幽一「俺は五十嵐幽一。15歳の時、謎の事件に巻き込まれて命を落とし、ハイスクールD×Dの世界に転生。仮面ライダーゴーストとして、オカ研部員として活動しながら英雄の眼魂を集めている。俺は理恵とのデート中、駘悟の強襲を受けた。外道になった駘悟の行動に俺はついに決別を言い渡した。
現在所有しているアイコンは…8つだ。」


OP[Sympathy](larval stage planningより)



act3 ~Moonlight schoolyard of excalibur~
憎悪、伝説の聖剣!


幽一side

 

 

 

 

 

 

既に深夜、現在俺は廃工場にいる。その目的はもちろんはぐれ悪魔討伐だ。だが今回はリアス部長達とではなく、ソープ先輩達ことTF141の皆と来ている。今回のメンバーは俺とソープ先輩、佳菜先輩、硬哉、案山士、騎士【ナイト】の佐久間疾風、兵士【ポーン】の中嶋智だ。そしてニコライ先輩が通信手を務めてくれる。

俺は既に変身しており、シモ・ヘイヘゴーストを纏い、狙撃銃を携行している。

 

『こちらニコライだ。聞こえるか?』

「ああ、聞こえている。続けてくれ。」

「確認するぞ。今回のターゲットは、はぐれ悪魔ジェクトだ。気を引き締めてかかれよ。」

「任せて下さい!」

「こんなもの余裕だ…。」

 

ニコライ先輩の通信に硬哉は元気に、案山士は静かに答えた。

 

『それとそこの廃工場についてなんだが、実は数人の一般人達が“ある物”を建造しているという噂があったんだ。それもついでに調べてくれ。』

「それもはぐれ悪魔の仕業か?」

『分からない。』

 

“ある物”…?しかも一般人が?

そんなことはともかく、俺達は廃工場の中に入る。中は結構広いし、当然灰暗い。

 

「案山士、幽一。お前らは階段から上に上がってくれ。」

「了解。行くぞ幽一。」

「ああ。」

 

俺と案山士はソープ先輩の指示を受けると、すぐ側にあった階段から上に上がる。ここから援護射撃するためらしい。

 

「幽一、狙いは外すなよ?」

「外さないさ。」

 

そんな会話をしながら案山士と俺はソープ先輩達に合わせて上の通路を移動する。するとそこには醜悪な姿となった巨大なトカゲがいた。

 

「いたぞ。はぐれ悪魔ジェクトだ。」

 

はぐれ悪魔を見つけた俺達は、一斉に銃を構える。

 

『ゴアアアアアアアッ!!』

 

ジェクトは俺達を見つけるや否や、こちらに向けて雄叫びを挙げた。

 

「撃て!」

 

俺達はソープ先輩の指示を受けて一斉射撃を行う。ソープ先輩達はジェクトの胴体辺り、俺と案山士は頭部に向かって狙い撃つ。だが悪魔だからか、そう簡単には死なない。

『グオァアアアア!!』

 

ここでジェクトがソープ先輩達に向かって突進してきた。ソープ先輩達はすぐに左右に回避するが、装備の重量の関係で硬哉だけが回避できずにいた。だが、問題はない。

 

「鋼鉄の甲冑【フルメタル・ジャケット】!」

 

硬哉はすぐさま己の神器を起動してアーマーを装着。ジェクトの突進を真っ正面から受け止める。多少後ろへ押されてはいるものの、ほんの数秒でジェクトのスピードを完全に殺した。

 

「オラァ!」

『ゴブァアア!?』

 

そして硬哉はジェクトの腹部に強烈な右ストレートを叩き込んだ。戦車【ルーク】としての身体能力も合わせたその威力はかなりのもの。ジェクトは吹き飛ばされると、そのまま壁に激突した。

俺達は再びジェクトに向けて射撃する。するとジェクトは俺達の方に視線を向けた。

 

「…っ!何か来るぞ!」

「分かってるさ!」

『グオアアッ!』

 

ジェクトは俺達に向けて火の玉を吐いてきた。案山士は騎士【ナイト】のスピードを活かして通路を駆け抜け、俺は浮遊して火の玉を回避した。放たれた火の玉はさっき俺達がいた場所に着弾すると、その通路を破壊した。それだけじゃない。破壊された端部から通路が溶け始めた。酸まで含んでるのか、あの火の玉…。

 

「はあっ!」

『ヴォワッ!?』

 

俺は浮遊した状態でジェクトの頭部に掴まる。ジェクトは俺を振り落とそうとする。

 

「そこだ…!」

『ギャアオッ!?』

 

そこへ案山士がジェクトの右目を狙撃して、目を潰した。片方の目を失ったジェクトは暴れだした。

 

「っ!大人しくしろっ!」

 

俺は狙撃銃の銃剣を展開すると、ジェクトの左目に突き刺す。そしておまけに銃弾をお見舞いした。

 

『グオオオオアアアアアアアア!?』

 

両目を失い、周りの物を目視できなくなったジェクトはパニックになって暴れる。俺はすぐに浮遊してジェクトから離れる。

 

「これでも喰らえ!」

 

ソープ先輩は右手に魔力を集めると、そのまま地面を叩きつけた。

 

『グオアッ!?』

 

刹那、ジェクトの足下の地面が隆起。その巨体を打ち上げられたジェクトは落下した。

俺は狙撃銃を離すと、霊術の構えを取りながらドライバーのハンドルを操作した。

 

『ダイカイガン!シモ・ヘイヘ!オメガドライブ!』

 

俺の背後に藍白色の目の紋章が現れると、その霊力と凄まじい冷気が右足に込められた。

 

「ハラワタをぶちまけろ! はあああああああ!!」

 

俺は重力に身を任せて急降下すると、ジェクトの腹部に踵落としをお見舞いして、地面に着地した。

 

『グォォォ…!』

 

これを喰らったジェクトは全身が氷漬けとなり、そのまま粉々になった。砕かれた氷の結晶はすぐに消滅した。

「…ふぅ。」

 

俺は変身を解除すると、皆のもとへ歩み寄る。

 

「やったな、幽一。」

「はい…。」

「これで討伐は完了ね。」

「…それにしても、“ハラワタをぶちまけろ”か…いつものお前の決め台詞じゃないな。」

「そうですよね、いつもなら“命燃やすぜ!”…ですけどね。」

 

案山士と硬哉は俺の決め台詞について指摘してきた。もちろん原因はある。あの日、駘悟との友情を断った影響からか戦闘スタイルが若干荒々しくなっており、口調も悪くなっていた。

 

「…俺は最近機嫌が悪いんだ…。」

 

俺はぶっきらぼうな表情をしながらそう答えた。皆が謎めく中、ソープ先輩と佳菜先輩は少し悲しげな表情になっていた。

 

『…皆、取り込み中いいか?先程数十人の人達が東側の廃工場に入っていった。もしかしたら何かあるかもしれない。調べてくれ。』

「了解だニコライ。聞いたか?東側の廃工場へ移動するぞ。」

 

ニコライ先輩からの通信を聞いた俺達は、ソープ先輩の指示で西側から東側の廃工場へ移動する。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺達が東側の廃工場に到着すると、そこには数人の人達が何かを建造していた。

俺達は物陰に隠れている。ウルフスコープとクモランタンはその狭い隙間からこの光景を撮影していた。ちなみにクモランタンが撮影している映像はニコライ先輩のPCに転送されるように設定してある。あのモノリス…どこかで見た気が…。

 

「何だありゃ?」

『見た感じ、モノリスだな。にしても何であんなもんを建造してるんだろうな?』

「分からないわ。でもモノリスなんて一般人が作る代物じゃないわよ。しかもこんな廃工場に…。」

 

どうやらあの人達はモノリスを建造していたらしい。佳菜先輩の言う通り、モノリスはこんな廃工場に建てるものじゃない。けど、あの目の紋章…まさか…?

 

「作業が遅れてるぞ、急げ!」

 

ここで、モノリス建造の現場監督と思われる男性が作業している人達に怒鳴った。

 

『とにかく、そのモノリスを調べる必要があるな。』

「それは任せてくれ。皆、武器を仕舞え。」

 

ソープ先輩の指示で、武装していない俺を除いた皆が魔方陣で武器を収納した。

 

「よし、行くぞ。」

 

俺達は隠れていた場所から離れ、作業している人達のもとへ歩く。

 

「あの~すみません。ちょっと調べたい事が…。」

「!?…何だ貴様らは!?」

 

すると、現場監督の男性が険しい顔をしてこちらを睨んできた。俺は霊視をすると、その人達の魂に眼魔アイコンが寄生しているのが見えた。やっぱり…何か可笑しいと思った!

 

「眼魔、その体から出ていけ!!」

「ちょっ、幽一!?」

 

ソープ先輩を無視するや否や、俺は目の紋章を描き、眼魔に寄生された人達に向けて紋章を飛ばした。すると、その人達から眼魔アイコンが離れ、そのアイコンは眼魔コマンドへと変化した。

 

『『『『ウゥゥゥゥ…!』』』』

『何だあいつは!?』

「まさか、噂になってる眼魔って奴等なのか!?」

「そうです。どうやら眼魔はその人達に憑依してモノリスを建造させていたらしいです。」

「何のために?」

「それは分からないですけど、眼魔にとって何か必要なものらしいです。」

『『『『ウゥゥゥ…!』』』』

「来るぞ!」

 

眼魔コマンド達は剣や銃を構えてこちらに向かってきた。ソープ先輩達は制服に隠し持っていたピストルを取り出した。俺はドライバーを出現させると、そこからガンガンセイバーを取り出す。こいつら程度なら、変身は必要ない。

 

「はあああああ! たあっ! おりゃ!」

 

俺はガンガンセイバーを振るって眼魔コマンド達を倒していく。後ろからはソープ先輩達が援護射撃していた。

 

『『ヴヴッ…!』』

 

すると、二体の眼魔コマンドがソープ先輩達の方へ向かっていった。

 

「はあっ!おりゃあ!」

『『ヴヴッ…!?』』

 

すると、ソープ先輩がククリナイフを取りだし、二体の眼魔コマンドを瞬殺した。

さて、さっさと終わらせるか。

 

「五十嵐流霊術・霊破弾雨!」

 

俺は霊力を集めると、それを眼魔コマンド達の頭上に放つ。するとそこから大量の光弾が降り注いだ。

これを受けた眼魔コマンド達はあっさりと全滅した。

 

「よし、片付いたな。」

 

ソープ先輩が呟いたその時

 

 

 

 

 

 

ドカァァァァァァァン!!

 

 

 

 

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

突然、モノリスがあった場所が大爆発を起こした。

 

「くそ、証拠隠滅か!」

「これじゃ何も分からないわ…。」

『…仕方ない。ソープ、帰還してくれ。またの機会があるさ。』

「分かった…。」

 

俺達は廃工場から撤退した。結局、眼魔がモノリスを建造して何をしようとしていたのかは分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッシュside

 

 

 

 

 

 

 

 

私は廃工場にあるクレーンの上から遠隔でモノリスを自爆させた。証拠隠滅のためだ。

 

「あそこまで作ったものを爆破するのは残念だが、調べられては厄介だ。」

 

私はそう言いながら廃工場に目の紋章を展開した。

 

「だが…まぁいいだろう…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は翌日の朝、理恵と一緒に登校していた。その途中でイッセー、アーシア、リアス部長と合流した。

 

「なるほどね、眼魔が人間達に憑依してモノリスを建造していたなんてね…。」

「モノリスは何のために?」

「それは分からない。」

「ちなみに、どうやって憑依を解いたんですか?」

「目の紋章を使って、人から眼魔アイコンを摘出するんだ。そうすれば元に戻る。」

 

俺はイッセーとアーシアの質問に答えた。理恵は歩きながら霊術の秘伝書を読んでいた。

 

「それにしても、かなり古い文字で書かれてるね。どうやってこんなの解読できたの?」

「どうだろう…俺は特に古文の勉強をせずに普通に読めたからな…。」

「ねぇ、もし努力すれば私達も霊術を使えるかな?」

「“基本的”にバハムート様から霊力を貰った者、もしくはその子孫しか使えないんだ。」

 

俺は理恵に五十嵐流霊術の説明をした。五十嵐流霊術はその特性状、バハムート様から霊力を授かった者、もしくはその子孫達に限られる。通常は努力などでは使用なんて不可能だ。だけど、駘悟はあの時リアス部長達に向けて、五十嵐流霊術である地衝波を放っていた。どうしてだろう…?

 

「それにしても、幽一と理恵ちゃんは残念だったろうな。折角のデートをスペクターのせいで台無しにされたんだろ?」

「…言うなよイッセー…思い出しただけでイライラする…!」

 

俺はイッセーに言われて険しい表情になる。駘悟の事はもう思い出したくもない。何せ、あんな外道になったんだからな…!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「言ったはずだ!俺はこの町を滅ぼしてでも願いを叶えるとな!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺はもう駘悟とは親友じゃない。あんな残虐で残忍な外道が親友とも思いたくもない。次は…必ず…殺す!

 

「幽一君…。」

 

理恵が心配そうな表情をしてきた。

 

「ゆ、幽一さん!元気出してください!」

 

ここで、アーシアが話しかけてきた。元気出せ…か。確かにそうだな。

 

「それに、こう言うじゃないですか!“人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて○ね”ってことわざが。」

「「「「えっ…?(汗)」」」」

 

アーシアのその一言で俺達の思考がフリーズした。どこのシャ○ロットさんだアンタ…ってか、それ何処で習った…?

 

「ど、どうしたんですか?」

「いや…意外と毒舌なんだな。(汗)」

 

俺達はそんなカオスな雰囲気のまま学園に到着した。びっくりしたわ…アーシアが意外な暴言吐いたから…。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

放課後、俺達は部室へ…と言いたいところだが、この時期は定期的な旧校舎のメンテがあるから部室が使えないらしい…という事情から俺達は何故かイッセーの自宅へお邪魔している。もちろんその家の中にはオカ研部員が全員集合している。今回は会議があるのだが、それはイッセーのお母さんが持ってきたアルバムによってものの見事に崩壊した。

 

「で、こっちが小学生の時のイッセーなのよ。」

「あらあら、全裸で海に。」

「朱乃さん!?ちょっと母さん、そんな変なもん見せんなよ!思い出した今でも恥ずかしいんだからこれ!!」

 

イッセーは自分の恥ずかしい写真を見られて顔が真っ赤である。なんて言うか、ここでのイッセーは苦労が絶えないな…。

 

「あ、こっちはイッセーが布団にくるまりながら芋虫になり切ってる。」

「…イッセー先輩の黒歴史。」

「ちょおおおおお!?理恵ちゃんも小猫ちゃんも見ないでくれぇぇぇえええ!!」

 

理恵と小猫はイッセーが布団に丸まりながら芋虫みたい動きをしている写真を見ていた。

 

『王蟲か何かかな?』

『ナウ○カじゃねぇよ。』

 

ユルセンまでボケた。ちなみにリアス部長はと言うと…

 

「…幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー…」

 

うん、別の意味で“絶好調”である!

めっちゃ連呼しながらイッセーの写真見てるし、表情もなんか不気味な笑顔だ。

アーシアも何げにリアス部長と仲良く写真見ながら談笑しているし…。

 

「ハハハ、僕にも見せてくれよ。」

「おい木場!お前はぜってぇ見んじゃねぇよ!!」

「いいじゃないか。減るものじゃあるまいし…。」

 

木場も笑いながらイッセーのアルバムを見始める。

 

「…っ!」

 

しかし、ある写真を見て木場の表情が突然険しくなった。ど、どうしたんだろう?何の写真を見て木場が目を鋭くなったんだ?

俺は覗いてみると、イッセーともう一人の少年(?)が写っている写真だった。だがよく見ると、写真中央に一本の剣が立てられていた。木場はこの写真に写っている剣の方に注目していた。

 

「イッセー君、この写真は…?」

「…これ?ガキの時だったから全然覚えてないけど?」

「なぁ木場、この写真がどうかしたんだ?」

 

俺は恐る恐る木場に尋ねる。すると木場は次の瞬間、こう答えた。

 

「これは

 

 

 

聖剣だよ…!」

 




ED[Survival](Eminem)


ユルセン『次回、ハイスクールD×G【GHOST】!』


木場「…。」
幽一「木場?」

聖剣の写真を見て以来、木場の様子が可笑しくなる。

リアス「少しは目が覚めたかしら?」

その木場の態度にリアス部長も激怒。幽一と理恵は木場を心配して後を追う。

フリード「ひゃはははは!」
木場「それは…!!」

再び現れたフリード。その手に持っていたのは…。

幽一「さぁ…駆け抜けるぜ。」

雨天の中、幽一はアイルトンアイコンを使用した。

次回[天閃、雨天のレーサー!]

その眼に、焼き付けろ!


カウント・ザ・アイコン


幽一:【G】オレ【01】ムサシ【03】ロビン【04】ニュートン【05】ビリー・ザ・キッド【06】ベートーベン【EX.01】アイルトン【EX.03】シャネル【EX.04】シモ・ヘイヘ

駘悟:【S】スペクター【02】エジソン【11】ツタンカーメン【12】ノブナガ【?】?【EX.02】リチャード【EX.05】パラケルスス

雷堂寺:【?】?【?】?【?】?【?】?【?】?
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