ハイスクールD×G 【GHOST】   作:レティス

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英検の勉強で執筆が進まなくて申し訳ありません!


幽一「俺は五十嵐幽一。15歳の時、謎の事件に巻き込まれて命を落とし、ハイスクールD×Dの世界に転生。仮面ライダーゴーストとして、オカ研部員として活動しながら英雄の眼魂を集めている。
イッセーの家へお邪魔した俺達はイッセーのアルバムを見ていた。その時、祐斗が…。」

祐斗「これは…聖剣だよ…!」

幽一「現在所有しているアイコンは…8つだ。」


OP[Sympathy]



天閃、雨天のレーサー!

幽一side

 

 

 

 

 

イッセーの家で例の写真を見てから、祐斗の様子がおかしくなった。授業の時も、部活の時も、果ては依頼の時も何かを思い出しているかのように上の空だった。ただはっきりと感じとれたのは、祐斗はあの剣に対して“憎悪”を抱いていたことだ。祐斗の過去に何が…?

まあそんな事はさておき、俺達は球技大会の真っ最中だ。俺達オカルト研究部がやる種目はドッヂボールになった。ちなみに会場は体育館だ。部対抗の形式になっており、現在俺達は野球部と試合をしているのだが…

 

 

「兵藤を殺れぇぇえ!!」

「狙え!兵藤を狙えぇぇ!!」

「ふざけんなテメェらぁぁぁああああ!!」

 

標的がイッセーに絞られていた。野球部員達はボールをキャッチするや否や、イッセーに向かって投げている。野球部員のためかコントロールが良い球が飛んでくるが、イッセーはこれを死に物狂いで避けている。

ちなみに何故かイッセー以外にはボールが向かって来ない。理由として…

 

 

リアス部長と朱乃先輩=【学園二大お姉様】だから当然当てられない。

 

アーシア=二年生ナンバー1の癒し系天然美少女だから当てられない。

 

理恵=二年生の中でもダントツに可愛い美少女だから当てられない。

 

小猫=学園のマスコットだから当てたら可哀想とのこと。

 

俺と祐斗=当てたら全女子生徒の恨みを買ってしまう。

 

…とのことらしい。俺の場合だったら、稀に俺に飛んでくるかと思ったけど、まさかの祐斗と同じ扱いになっていた。

 

「…これ、試合なのかな?」

「分からない。」

 

理恵が苦笑いしながら尋ねてきた。まぁイッセーの場合は日頃の行い(覗き)が祟ったんだろうな。

 

『あれだ。オヤ○ロ様の祟りry』

『それもっとアカンやつだ!』

 

ユルセン…もしそれだったらこの場にいる全員呪われとるわッ!バーロー!

 

 

 

 

 

 

イッセーside

 

 

 

 

 

 

 

開始早々、俺は野球部員達からの集中砲火を受けていた。

 

「なんで俺だけなんだよぉぉぉぉおお!?」

 

俺はそんな事を叫びながらボールを避ける。相手が野球部だからか、コントロールが良すぎて辛い。しかもそれが俺だけに集中して向かってくるのである。

 

「イッセー死ねぇぇぇぇえ!!」

「お願い!兵藤を倒して!!」

「汚物(イッセー)を消毒しろぉぉぉおお!!」

「野郎、ぶっ殺してやる!」

「誰がジープを持ってこい!!」

 

野球部員達からだけでなく、ギャラリー達からも暴言を言われていた。ジープ持ってこいとか絶対無理だろ!?もし持ってこられたらマジで死ぬわ!

俺は必死に飛んでくるボールを避け続ける。

 

「ええぃ!恨まれても構わん!くたばれイケメン!!」

 

ここで、野球部員の一人が木場に向けてボールを投げた。しかもあいつは未だにボーッとしていた。

 

「っ!何やってんだよイケメン野郎!」

 

俺は愚痴を言いながらも木場の前に立ち、ボールをキャッチする構えを取る…あのボール、下へフォークしてるような…?

 

 

 

 

 

 

ゴォォォォォォォォォン!

 

 

 

 

「ゴフッ…!?」

 

そのボールは、俺の股間に命中した。

 

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、体育館内で鐘の音が鳴り響いた。何故なら、イッセーの股間にボールが命中したからだ。イッセーはそのまま倒れた。

 

「た、タイム!タイムだ!」

 

俺は審判に試合中断を頼むと、イッセーのもとへ駆け寄る。リアス部長達もイッセーのもとへ駆け寄った。

 

「イッセー!しっかりして!」

「…あ…ああ…。」

 

リアス部長が呼び掛ける。イッセーはあまりの激痛に悶絶していた。

 

「ぶ、部長………お、俺の…玉が…。」

「ボールならここにあるわ!」

「いや、そっちじゃないですよ!?」

 

リアス部長の発言に理恵が突っ込んだ。そりゃそうだな。今はイッセーの“玉”が大変なことになっているからな…。

 

「と、とりあえず…イッセーを治療しないと…!」

「そうだった!…小猫!イッセーを人目のない所に運んで!アーシアはイッセーを治療して!」

「は、はい!」

「…分かりました。」

 

リアス部長の指示を聞いたアーシアと小猫は、イッセーを人目の無い所へ運んでいった。

 

「さぁ皆、イッセーの弔い合戦よ!」

 

リアス部長…勝手にイッセーを殺さないで下さい…まだ生きてますよ。

この後、俺達は野球部との試合に勝利した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

大会が終わったところで、ちょうど雨が降ってきた。今日は夕方に降ると予報されてたからな。

大会が終わった後、俺達は部室にいるのだが、その場の空気はかなり悪かった。

 

 

 

 

パシンッ!

 

 

 

 

リアス部長が祐斗に平手打ちをしたのだ。本来なら有り得ない光景だ。

 

「どう?少しは目が覚めたかしら?」

 

リアス部長の機嫌はかなり悪かった。それもそのはず、祐斗は球技大会中も終始ボーッとしていたからだ。

 

「もういいですか?球技大会も終わりました。昼間はどうにも調子が悪かったみたいです。申し訳ありませんでした。それと少し疲れてしまったので普段の部活は休ませていただきます。」

祐斗は突然、造った笑顔を見せてリアス部長にそう言った。あの喋り方…さっさとこの場から去りたいという感じだな…。

 

「木場、お前マジで変だぞ?」

「君には関係無いことだよ。」

 

イッセーの質問を冷たく返した祐斗。

 

「流石の俺でも心配しちまうよ。」

「心配?誰をだい?基本利己的なのが悪魔だと思うけど…。まぁ今回は主に従わなかった僕が悪かったと思っているよ。」

 

祐斗はまた冷たい口調で答えた。なんだろうな…今回はまるで立場が逆だ。

 

『いつもの木場じゃないな。』

 

ユルセンが呟いた。確かにそうだな…もはや別人だな。

 

「チーム一丸でまとまっていこうとしていた矢先でこんな調子じゃ困るぜ。ライザーとのレーティングゲームの時だってどんなに痛い目に遭ったか、感じ取っただろ?お互い不足してる部分を補っていかなきゃダメなんじゃないか?“仲間”なんだからさ。」

「“仲間”か…。イッセー君、僕は基本的な事を思い出していたんだよ。」

「基本的な事?」

「ああ、そうさ。僕が何のために戦っているかを。」

「部長のためじゃないのか?」

「違う。僕は“復讐”のために生きている。聖剣“エクスカリバー”…それを破壊するのが僕の戦う意味だ…!」

 

祐斗は自分の決意を言った。その瞳からは強い決意に憎悪が溢れていた。そして祐斗はそのまま部室から出ていった。雨天にも関わらず、傘も差さずに…。

「祐斗…。」

 

俺は復讐に走る祐斗のことを心配した。大丈夫なのだろうか……やっぱり不安だ。追いかけた方がいいな。

 

「…リアス部長、俺達も用事があるので帰ります。」

「…分かったわ。」

 

俺はリアス部長にそう言うと、理恵と共に部室を後にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺と理恵は帰路を歩いている………というのは嘘で、実際は祐斗の後を追っている。俺と理恵は既に使い魔やゴーストガジェット達に捜索をお願いしている。ちなみに現在、俺と理恵は何故か相合傘状態である。

 

「ねぇ、幽一君。」

「どうした?」

「祐斗君は大丈夫かな?あの感じは危なさそうだけど…。」

「……。」

 

俺は理恵の質問に沈黙する。祐斗が憎んでいた聖剣エクスカリバー…なんでイッセーの写真に写ってたんだろうか…?

 

「どうだろう…今のあいつなら、正直言ってやりかねないかもしれない。」

「そうだよね。でもまずは祐斗君を探して理由を聞かないとね。」

「確かにそうだな。」

 

俺と理恵はそう会話しながら祐斗を探す。

 

 

 

 

 

 

 

キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!

 

 

 

 

 

その時、俺達が歩いている道の先で剣戟音が響いてきた。この音…祐斗が誰かと戦ってるのか…!?

 

「…理恵。」

「うん、分かってるよ…!」

 

俺と理恵は剣戟音が聞こえてきた方向へ走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗side ~3分前~

 

 

 

 

 

 

雨が降りしきる中、僕は当てもなくさまよっていた。聖剣エクスカリバー…そうだった………“あの日”を忘れるはずがない…!絶対に許さない…あの聖剣は……僕が破壊してやる…!!

僕は歩きながらエクスカリバーに対する憎悪を浮かべる。

 

 

「おやおやぁ?誰かと思ったらあの時の美青年の悪魔君じゃないですかぁ~!おっひさですねぇ~。」

すると、僕のもとへ一人の男がやって来た。そう、あのはぐれエクソシスト…フリード・セルゼンだった。

アーシアさんを救出しに行った日の時、僕は一度あいつと戦ったことがある。

 

「いや~、それにしても君のような悪魔君を見るとあの“幽霊モドキ”を思い出すねぇ~!あいつにぶん殴られた時はそれはそれは~怒り心頭だった!」

 

幽霊モドキ…幽一君のことか…。

 

「…何の用だい?今の僕は非常に機嫌が悪いんだよ…。」

 

僕はフリードに対してそう言いながら魔剣創造【ソードバース】で魔剣を生成した。

 

「はっははは!!こりゃ怖いですわ!まぁ正直な話、悪魔殺しはどうでもいいですけどぉ?でも“こいつ”の試し斬りにひとっ走り付き合ってくれるんだったら是非ご協力を~!あ、拒否権は最初っからないんで!」

 

そう言ってフリードは一本の剣を取り出した。あの剣からは、凄まじいオーラが感じとれた。このオーラ…まさか、それは…!

 

「…“その剣”の名称、一応聞こうか。」

 

僕はもう既に分かっていた。あの剣が一体何なのかを…。

 

「お察しのとぉぉり!これは強靭、無敵、最強の聖剣・“エクスカリバー”~~~っす!!」

「!」

 

エクスカリバー…やっぱりそうだ……!憎き聖剣……!!

 

「お前さんの魔剣モドキと俺っちのエクスカリバーの力、どっちが上なのか試させてもらいますぜ?怪我しても文句は無しでっせ!」

「…望むところだ…!」

 

僕は先手必勝と言わんばかりにフリードのもとへ急接近し、剣による連撃を叩き込む。突き、袈裟斬り、薙払いとフリードに対して容赦のない攻撃を繰り出す。

 

「その程度でっか?今度はこちらから!」

「っ!」

 

ここで、フリードがエクスカリバーを振り下ろしてきた。僕は悪魔であるため、あの聖剣で斬られたら消滅してしまう。僕は咄嗟の判断でガードする。聖剣による攻撃を受けたために僕がもつ魔剣に亀裂が入り始めた。

僕はフリードから一旦下がると、新しく魔剣を生成する。しかし

 

「なっ…!?」

 

僕が新たに魔剣を装備した時には、既にフリードは“僕の間近”にいた。

 

「そりゃああ!」

「っ…!!」

 

フリードからの蹴りを受け、僕の身体は吹き飛ばされた。くっ…いつの間に僕と互角のスピードを…!?

 

「さぁ~て、ぶった斬りますか!ハハハ!」

 

フリードが再び高速で接近してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「五十嵐流霊術・霊追牙【拡】!」

「!?」

 

突然、フリードに向かって複数の光弾が飛んでいき、フリードの近くに着弾すると、小規模の爆発が起こった。フリードはそのスピードで避けた。

 

「祐斗!」

 

僕のもとへ、幽一君と理恵さんが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

幽一side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は祐斗のもとへ駆け寄る。見た感じ、怪我はなさそうだ。強いて言うなら蹴られた跡が制服についているだけだ。

 

「おーっ!?誰かと思ったらあの時の幽霊モドキじゃありませんかぁ!」

「フリード…あの時倒したはずじゃ…!?」

「残~念でした!トリックだよ!!」

 

そこにはあの時倒したはずのフリードがいた。フリードの右手には一本の剣が握られていた。あれって…?

 

「祐斗君、あれは…?」

「あれはエクスカリバーだ!」

「何だって!?」

 

理恵の質問に祐斗がすぐに答えた。エクスカリバーだって!?…フリード…いつの間にそんな代物を入手したんだ!?

 

「さぁーて、再開して悪いけど速攻で殺っちまうぜ!ハハハハハハハ!!」

「そんなことはさせるか!」

 

俺はそう言うと、ドライバーを出現させる。そして懐からオレアイコンを……

 

 

 

 

 

 

 

『クククククッ…!ハハハハハハハ…!!』

「!?」

 

取り出した時、オレアイコンが何故か“禍々しいカラーリング”になっており、不気味な笑い声を挙げていた。その紫色の瞳から禍々しいオーラを発していた。

俺は疑ってオレアイコンをもう一度見てみる。するといつものオレアイコンに戻っていた。何だったんだ今のは…!?

 

「隙ありぃ!!」

「!?…幽一君!」

「危ない!」

「!?」

 

すると、フリードがこの隙を突いて突撃してきた。

 

「はああっ!!」

「うおっ!?」

 

その時、戦闘用の衣装に換装し終えた理恵が、フラガラッハでフリードの攻撃をガードした。

 

「幽一君、早く変身して!」

「あ、ああ。 変身!」

 

俺はオレアイコンをナンバリング状態にすると、ドライバーに装填してカバーを閉じ、ハンドルを操作する。

 

『アーイ! カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

 

俺はゴーストに変身してオレゴーストを纏い、ガンガンセイバーを装備してフリードに突撃する。

 

「おりゃ!」

「はあっ!」

 

俺は理恵と連携してフリードに攻撃を仕掛ける。剣と剣がぶつかり、火花が散る。

 

「なかなかやるねぇ!しかもそちらのお嬢さんもまさか“本物の魔剣”を持ってたなんてねぇ!俺っち感動!」

「褒められても何にも嬉しくないわよ!」

「さて、こちらも本気出しまっせ!」

 

するとここで、フリードが高速移動を始めた。フリードは高速で移動しながら俺達に攻撃を繰り出してくる。俺と理恵はこれをガードする。

 

「速い!?」

「くっ…これじゃガードしか出来ない…!」

「俺っちのスピードについて行けるかなぁ?ハハハ!」

 

フリードは笑いながらそう言った。あの速度にエクスカリバーの威力はやばそうだ…。ここはあれだ!

 

「頼むぞ、アイルトン!」

 

俺はアイルトンアイコンを取り出すと、ドライバーに装填する。

 

『アーイ! バッチリミナー!』

 

ドライバーからアイルトンゴーストが現れ、フリードの攻撃をガードする。俺はドライバーを操作する。

 

『カイガン!アイルトン!駆ける天才、ぶっちぎりレーサー!』

 

俺はアイルトンゴーストを纏うと、ガンガンセイバーを薙刀モードにする。そしてビートルラジオを合体させてランスにした。

雨に打たれるや否や、アイルトンゴーストからものすごいオーラが溢れ出てきた。そうだったな…アイルトンは雨天のレースに強かったな。

 

「さぁ…駆け抜けるぜ!」

 

俺はランスを構えると、ドライバーを操作する。

 

『ダイカイガン!アイルトン!オメガドライブ!』

「はぁぁぁぁぁ…!」

 

俺は超高速移動を行い、すれ違い様にフリードを攻撃する。

 

「うおおっ!?俺っちより速いですとぉ!?」

「…遅いな。」

「なめてんじゃねぇよクソが!」

 

フリードは俺の一言で頭に血が昇ったのか、さっきよりも速いスピードでこちらに向かってきた。まぁ、動きはもう掌握したけどな。

 

「ふんっ!」

「ぐふっ…!?」

「はああっ!!」

「ぐわあああ!」

 

俺は足払いをしてフリードを転倒させると、そのままその身体を掴んで投げ飛ばした。

俺はランスをドライバーにかざす。

 

『ダイカイガン! ガンガンミナー!』

 

俺がランスにエネルギーを溜めていると、フリードが再び急接近してきた。だが、もうチャージは終わった。

 

『オメガソニック!』

「ハラワタをぶちまけろ!!」

「っ…!」

 

俺はこちらに向かってくるフリードに向けてランスを突き出す。その一撃は見事に命中し、フリードは吹き飛ばされた。だがよく見てみると、フリードの左肩をかすめただけだった。

「うぐっ…まぁ今回は妥当なところっすかね!じゃあまたお会いしましょう!ハハハハハ!」

 

フリードはさっきの痛みを感じないかの如くそのまま退散していった。あの快楽殺人鬼め…。

 

『オヤスミー』

 

俺は変身を解除した。理恵も既に制服姿に戻っていた。祐斗は立ち上がると、再び何処かへ行こうとする。

 

「祐斗、何処へ行くんだ?」

「君には関係ないよ。」

「関係あるって!“エクスカリバーを破壊”しに行くんだろ?でもそんな状態じゃ破壊すらままならないぞ!」

「君に何が分かるんだい!?」

 

俺は呼び止めるが、祐斗は怒鳴った。

 

「聖剣を扱えるための非道な実験を強いられた挙げ句、“不良品”の烙印を押されて処分された僕の…いや、僕達の事を君に何が理解できるんだ!」

 

祐斗はそう言った……“僕達”?…実験…?

 

「な、なぁ…“僕達”って事は、祐斗以外にも実験を強いられた人達が?」

「そうだよ。当時、教会にいた僕と僕の同士達はあのエクスカリバーを扱えるための実験を受けてたんだ。でも失敗だった。不良品と見なされた僕達は、“毒ガス”による処分を受けたんだ。」

「「!?」」

 

俺と理恵は“毒”という単語を聞いて驚愕の表情を浮かべた。ど、毒だって…!?

 

「同士達は自らを犠牲にして僕を逃がしてくれた。でも僕も身体中を毒に蝕まれ、その逃げる道中でとうとう力尽きたんだ。その僕を悪魔として転生させたのが部長なんだ…。」

「そうだったんだ…。」

「だから僕は今度こそ、自らの手でエクスカリバーを壊す…!」

 

祐斗は自分の決意を言うと、そのまま去っていった。祐斗の同士達の無念のためにエクスカリバーを破壊する…か。そして祐斗も、俺と同じく毒に苦しめられた過去があるのか…。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

自宅に戻り、夕食を済ませた俺達は、祐斗の過去について考え事をしていた。

 

「祐斗も、毒に苦しめられたんだ…。俺と同じく…。」

「ねぇ、幽一君。」

「ん?」

「あの時、どうして変身を戸惑ったの?」

 

理恵はあの時の出来事について尋ねてきた。俺はオレアイコンを手に取る。

 

「あの時、俺のアイコンが何故か黒く変化してたんだ。不気味な笑い声を挙げながら…。」

「幽一君…それってまさか…?」

「ああ。駘悟から毒を受けた時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“かつての俺”が目覚めたかもしれない。」

 

俺は暗い表情で言った。“かつての俺”…それは理恵と会う前の頃の俺だ。その頃の俺は残虐な思考の持ち主で、ひたすら喧嘩に明け暮れていた…思い出したくもない黒歴史だ。

 

「嫌なんだ…あの頃の俺に戻るのは…。」

 

俺は頭を抱えながら弱音を吐いた。もし俺が再び“邪神”になったら、大変な事になる…。

すると、理恵が俺のもとに歩み寄り、俺の身体を抱き締めた。

 

「大丈夫。幽一君には私がついているから。」

「理恵…ありがとな。」

 

俺は理恵の微笑みに安心を取り戻した。祐斗の事は……今は進展を待つしかないな。

 




ED[Survival]


ユルセン『次回、ハイスクールD×G【GHOST】!』


理恵「この男、幽一君から“アイコンを奪う”って言ってたよ!」

翌日、幽一達の自宅に一通の封筒が届いた。その中に入っていた写真には幽一の父・竜彦を含めた3人が写っていた。それには雷堂寺の姿も…。

芦原「関わりたくないんだ!」

幽一は父・竜彦の事を知る人物である芦原と出会う。その正体とは…

幽一「俺は最後の時が来るまで諦めません!」

幽一はこれから起こる出来事に屈しない決意をする。そこへ再び眼魔の襲撃が迫る!

『アニキ、ムキムキ、仁王立ち!』

次回[堂々、忠義の友!]


その眼に、焼き付けろ!


カウント・ザ・アイコン!


幽一:【G】オレ【01】ムサシ【03】ロビン【04】ニュートン【05】ビリー・ザ・キッド【06】ベートーベン【EX.01】アイルトン【EX.03】シャネル【EX.04】シモ・ヘイヘ

駘悟:【S】スペクター【02】エジソン【11】ツタンカーメン【12】ノブナガ【?】?【EX.02】リチャード【EX.05】パラケルスス

雷堂寺:【?】?【?】?【?】?【?】?【?】?
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