D×Dnewを視聴した際に、コカビエルに向かって「ヘルシ○グにでも出てろ!」と念じたのは僕だけじゃないはずです…。
幽一「俺は五十嵐幽一。15歳の時、謎の事件に巻き込まれて命を落とし、ハイスクールD×Dの世界に転生。仮面ライダーゴーストとして、オカ研部員として活動しながら、英雄の眼魂を集めている。アイコンが15個揃い、俺に願いを叶える権利が来た。俺は沙耶ちゃんを復活させ、そして駘悟と和解することができた。
現在所有しているアイコンは…10個だ。」
OP[symphaty]
幽一side
沙耶ちゃんを生き返らせ、駘悟と和解した翌日の朝、俺はタンスの上に置かれた写真を見つめていた。父さん、これでいいんだよな?
ニコライside
俺とソープ、リアス、ソーナは雷堂寺が見つけた旧校舎の地下室へ行き、そこでモノリスを見ている。
「モノリス…?」
「学園にこんなものが隠されていたんですか…。」
リアスとソーナは初めて見るから仕方ないか……だが、俺とソープは一度見たことがある。
「これ、ジェクト討伐後の探索の際にあったよな?」
「ああ。何者かに爆破処理されたけどな。」
俺とソープはあの起きた事を呟く。
「雷堂寺はこのモノリスと15個のアイコンを使って、“全てのものを支配する力”を手に入れようとしたらしい。そして俺と理恵は見たんだ。あの男がモノリスに引きずり込まれたのを…。」
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「うっ、あああっ!あああああぁぁぁぁぁぁ……!!!!」
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俺は雷堂寺がモノリスに引きずり込まれたのを思い出す。
「全く自業自得な結末ね。」
リアスは雷堂寺の末路に対してそう言った。まぁ、確かに自業自得だな。
「じゃあ何故幽一の願いが…?」
「どうだろうな…あの曼荼羅が空中に浮かんだ時、幽一が身に付けていた“首飾り”と“神器”が光ったんだ。もしかしたら、あの二つは願いを叶えるための資格みたいなものだろうな。」
俺は幽一の願いが叶った理由に関して推測する。
駘悟side
「しばらくは安静にしてなきゃダメだそうだ。」
沙耶がいる病室に着いた俺は、医者から言われたことを沙耶に言う。俺はベッドの横にあるテーブルに買い物袋を置く。
「食べるか?」
「うん。」
俺は袋からみかんを取り出すと、皮を剥いていく。
「ねぇ、お兄ちゃん。」
「どうした?」
「幽一君のために出来る事は無いの?」
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俺はいつもの高台で、沙耶に言われた言葉を思い出す。出来る事…か…。沙耶が生き返った今、あと俺がやるべき事は“けじめ”をつける事だけだ…。俺も出来る限りなら幽一の手助けはしてやりたい。けど、幽一達には多大な迷惑をかけてしまった…今は、無理に接触するのは止めた方がよさそうだな…。すると、俺の横からアッシュがやって来た。
「スペクター、君は妹を生き返らせたかったのか。」
「黙っていてすまなかった。」
俺は自分の目的を黙っていていた事をアッシュに謝罪する。
「妹を死なせたくないなら、私が“何とかして”やったのに…。」
「“それ”じゃだめなんだ。君らにもその内分かる。」
俺はアッシュにそう言う。沙耶には“眼魔”としてじゃなく、“人間”として生きてほしいからだ。
「裏切りがどういう事なのか、自分の立場を分かってるんだろうな?」
「ああ。」
「……ならば仕方ない。次に会う時は、敵だ。」
俺はアッシュの言葉を聞きながらヘルメットを被ると、そのままマシンフーディーに乗って発進する。
アッシュside
私はスペクターが去るのを見届けた。スペクターは私の親友だった…だが、五十嵐幽一が彼を変えてしまった…………絶対に許さない……!
私は五十嵐幽一に対する憎悪を浮かべながら歩く。
「見逃すのですか?」
すると、先程の会話を聞いていたジュドーが声をかけてきた。
「裏切り者には制裁を…。」
「グンダリを無断使用して無駄にしたお前が言うな。」
私はジュドーの言葉に対してそう言う。グンダリは計画のために必要なものだ。それをジュドーが勝手に使用して、4匹も無駄にしたからな。
「英雄アイコンを寄越せ。」
「しかし「これは命令だ。」…。」
私は命令すると、ジュドーから二つの英雄アイコンを受け取る。アイコンにあんな力が秘められていたんだ。これに関しては、“兄上”に直接聞くしかないな…。
「私はこれから兄上に会ってくる。絶対に勝手なことはするな。またミスをされては困るからな。」
私はジュドーにそう言うと、空間に目の紋章を描いてゲートを開く。そして眼魔アイコンの状態になると、一旦眼魔世界へ帰還する。
ジュドーside
「私がミスをしただと…?私は決して汚点は残さない。全て消し去るのみ!」
私はそう呟くと、そのまま移動する。汚点は全て消す…!
幽一side
「はっ! はっ!」
俺は自宅から少し離れた森の広場で修行をしている。身体を鍛えるのもそうだけど、霊術を新たに習得するのも目的だ。俺は現在、ガンガンセイバーを振るうスピードを早めるために棒を振っている。
「ん?あれは…おっちゃん?」
俺は修行途中、仙人の姿を見かける。
「おーい、おっちゃん!」
「ん?…幽一か。」
俺が声をかけると、仙人がそれに反応した。
「なぁおっちゃん。この前のことなんだけど、俺の状態がどうなっているか教えてほしいんだ。」
「……。」
俺がそう頼むが、仙人は腕を組んでまた黙り込んだ。はぁ…またそのまま誤魔化して消える気なのか………と俺が思い込んだ時、突然仙人が表情を険しくした。
「…聞く覚悟はあるか?」
「…ああ。」
俺は額に汗を流しながら答えた。一気に空気が重くなったけど、どうやら教えてくれそうだな…。
「…いいだろう。ついて来い。」
俺は荷物をまとめると、仙人について行く。
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仙人について行き、滝が流れているところへ辿り着いた。まぁ、あっちは多少人目がつくしな…。
「幽一、お前のその身体の中には“アイコン”が宿っている。」
「アイコン?…それって…?」
「念じてみろ。“お前の中に宿る物”を…。」
俺は仙人に言われるまま念じる。俺の中にある物………。
すると、俺の胸から淡い光の物体が出てきた。俺はその物体を手に取った。その光はだんだん弱まっていき、そしてアイコンへと変化した。アイコンの形状は今までのと変わりない。カラーリングは全体的に濡羽色だが、その瞳の部分は今までのとは違い、虹色だった。そしてアイコン上部にはあるはずの表記が無い。
「これは…?」
「それがお前の中に宿っているアイコンだ。」
これが俺の中に宿るアイコン…。一言で言えるなら、闇だな。でもその闇の中に光を感じる…。
「そのアイコンの力は不安定じゃ。絶対に使うな。」
「何で…?」
「そのアイコンは、お前の心臓みたいなものだからだ。」
仙人はそう言った。このアイコンが…俺の心臓みたいなもの…!?
「このアイコンが俺の心臓のようなものってどういうことだよ…!?」
「実は……お前の転生は“不完全”だったんじゃ。」
「!?」
仙人は重い口調でそう告げた。俺の転生が……不完全…!?
「二年前、お前をこの世界に転生させようとしたが、難航したんじゃ。死んだ人間を転生させるには、その世界の転生神の莫大な力が必要だった。だが…。」
「だが…?」
「この世界の聖書の神々は既に死んでいたのじゃ。それがお前を転生させるのに二年もかかった理由じゃ。」
この世界の…聖書の神が……死んでる…!?それってアーシアとゼノヴィア、そしてイリナが知ったら…!
「じゃあ、通常だったら俺はそのまま墓で永眠していたって訳か…?」
「その通りだ。」
「じゃあどうして転生できたんだ?」
「ある日、一体の龍がお前の持っているアイコンを渡してきたのじゃ。そのアイコンの力は不安定ながらも強力で、それによってお前を転生させることが出来たのじゃ。」
「そうか…。」
仙人が言っている龍のおかげで俺は転生出来たって訳か……けど、どんな龍なんだろ…?
「いいか、そのアイコンは絶対に死守しろ。もしそのアイコンが破壊されたら、
お前は“完全に消滅する”ことになる。」
「!?」
おっちゃんからそう告げられた。俺が持っているアイコンを壊されたら死ぬのは分かっている。だけど、完全消滅って…。
「それって、英雄アイコンの力でも…?」
「ああ。もしそのアイコンが破壊されたら、たとえ15の英雄アイコンの力でも、二度と蘇ることは出来ん。そうならないための唯一の方法は…そのアイコンを死守することじゃ。」
このアイコンを死守する……これは俺にとっての心臓みたいなものか…。俺は何時でも命を燃やして戦ってきた。だけど、今は理恵やイッセー達…そして駘悟に沙耶ちゃんがいる。俺が死んだら皆が悲しむ。だったら、自分の命は大切にしないとな…。だからこのことは皆に黙っておくか…。
「分かった。それと、もう一つ聞きたい事があるんだ。」
「何じゃ?」
「俺の身体に毒が……。」
ピピピピピッ!
俺がおっちゃんに尋ねようとした時、スマホが鳴った。俺はスマホを取り出す。どうやら理恵からだ。
「もしもし?」
『あ、幽一君。実はリアス部長がすぐに来てほしいって言ってるの。』
「リアス部長が?」
『うん。私達は公園にいるから、そこまで来てね。』
理恵達はどうやら公園にいるらしいな………ん、あれ?さっきから叩く音と断末魔が聞こえるぞ?
「さっきから何か聞こえてるけど、何?」
『え、えっと……と、とりあえず話は来てからするよ…。』
そう言って理恵は電話を切った。あの断末魔…声からして確実に匙だ。何かやらかしたのか?まあ、ソーナ先輩は匙曰く“厳しくて恐ろしい”というからな…。
「ごめんおっちゃん、用事が出来たからまた今度。」
「うむ。」
俺はおっちゃんにそう言うと、荷物をまとめる。
「五十嵐流霊術・霊身転移!」
そして俺は霊術で理恵達がいる場所へ転移する。
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「……え?」
いざ公園へ転移して来たら、それはそれはカオスなことになっていた。
「ギャアアアッ!ごめんなさい会長ぉぉぉぉぉぉ!」
「反省しなさい!」
匙がソーナ先輩にお尻を叩かれていた。
「さて、用件を聞こうか…。」ガチャ
「……。」ガタガタガタガタガタ…
さらに硬哉がソープ先輩に尋問されていた。そして極めつけにはイッセーと小猫が正座させられていた。マジで何これ…?
「あっ、幽一君。」
「あっじゃないよ。修行中に呼ばれて来たらどうなってんの?」
「実は…。」
「イッセー達は聖剣を破壊しようと計画していたらしいわ。」
「えっ?」
どうやら俺達が駘悟と和解している間にイッセー達は聖剣破壊を計画していたらしい。そうか…イッセー達は祐斗のために行動してたんだ…。
「全く…こっちはこっちで大変だったのよ?散らばったアイコンを集めたりしたのよ?」
「いや、リアスが一番見つけてたけどな…。」
ニコライ先輩が突っ込んだ。そういえばリアス部長、何げに6個も見つけてたな…内2つはジュドーってやつに奪われたけど…。
「……祐斗先輩がいなくなるのが嫌です…。」
ここで小猫がリアス部長に言った。そうだよな、リアス部長にとっても…いや、俺達にとって祐斗は大切な仲間だからな。
「とにかく、さっき使い魔を祐斗の探索に出させたから、発見次第部員全員で迎えに行くわよ………さて、イッセー。」
「はい…。」
「お尻を突き出しなさい。貴方もお尻叩き千回よ♪」
「えっ!?」
リアス部長はにこやかなスマイルでそう言いながら右手に魔力を溜める。ああ、これはアカンやつだ…。
リアス部長は強引にイッセーにお尻を突き出させると、そのまま勢いよくお尻を叩き始める。
「ぎゃああああああああああ!!」
その日、イッセーと匙の尻が死んだという………二人ともドンマイ。
その後、俺達は一旦帰宅することになったが、その際、リアス部長に言われてエジソン、ロビン、ニュートン、ビリー・ザ・キッド、ベートーベンのアイコンを渡した。
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一旦帰宅してきた俺と理恵は、夕食を済ませた。俺はタンスの内に並べられたアイコンの内、ムサシアイコンを手に取り、それを見つめている。
「幽一君、ムサシのアイコンを見つめてどうしたの?」
「あの時聞こえたんだ。ムサシの声が…。」
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『いざ参るぞ、幽一!』
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俺はグンダリと戦っていた際に現れたムサシ達のことを思い出す。あの時、確かにムサシが喋った。そして俺に力を貸してくれた。
「ムサシ達は、俺達に何を伝えようとしているんだ…。」
俺はムサシアイコンを見つめながら言った。父さんが英雄達と関わっていたなら、俺にもいつか英雄の心が分かるかもしれない。
「……ねぇ、そろそろ寝ない?」
「そうだな。」
俺も修行で疲れてるし、祐斗のことや英雄達のことは明日また考えればいいか…。
俺と理恵は順番に風呂に入り、そして就寝することにした……………のだが
「……なんでお前、また下着姿なんだ?(汗)」
「別にいいじゃない///」
何故か理恵がまた下着姿になっていた。赤面しながら言われてもなぁ…説得力がないな…。
俺と理恵はベッドで横になる。
「…ねぇ、幽一君。」
「何だ…?」
「幽霊って、元々肉体が無いから触れる事が出来ないんだよね?」
「ああ…。」
「…でも、幽一君は半分幽霊で、半分人間なんだよね?」
「ああ…それがどうしたんだ…?」
「…暖かい。」
「え…?」
理恵は小さく呟いた。
「半人半霊でも、幽一君の体はこんなに暖かいんだね…。」
「理恵…。」
「…私、何時までも幽一君の温もりを感じていたい…。」
「ああ、俺も同じ気持ちだよ。理恵。」
俺がそう言うと、理恵は微笑ましい表情を浮かべ、俺の身体を優しく抱き締めた。俺も理恵の温もりを感じていた。理恵は精霊だ。だけどその温もりは人間と変わらない。そして、その温もりは、かつて【邪神】と言われた俺の心の闇に光を灯してくれる。俺も理恵の温もりを何時までも感じていたい。何故なら、俺を初めて好きになってくれた人だからだ。
?side
私は透明の状態ながら幽一の寝室にやってきた。私は既に死んでいる。だが幽霊になった今も、私は息子である幽一を見守り続けている。幽一は2年前、事故で死んだ。だが2年の歳月を得てこの世界に転生してきた。
幽一は現在、理恵という少女と共に寝ている。私達が死んでから、幽一は虐げられてきた。幽霊という立場のために、私は虐げられ、やがて心滅を起こした幽一を助けることが出来なかった。理恵という精霊は私の代わりに心を痛めた幽一を助けてくれた。本当に感謝している。
私は寝ている幽一を見守る。
『!?』
私は何かの存在を感知し、一旦姿を消す。
幽一side
「「!?」」
俺と理恵は何者かの存在を感知し、すぐに起きる。
「幽一君…!」
「ああ…!」
俺達は制服に着替えると、外へ出る。するとそこには、ジュドーがいた。
「ようやく来たか。」
「目的は何だ?」
「汚点は全て消す。だからお前には消えてもらう。」
ジュドーはそう言うと、眼魔アイコンのスイッチを押して手から離すと、眼魔アイコンが吸収され、眼魔スペリオルへ変身した。
俺は幽霊の神帯【ゴーストドライバー】を出現させると、オレアイコンを装填する。
『アーイ! バッチリミナー!』
「変身!」
『カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
俺はゴーストに変身すると、オレゴーストを纏い、ガンガンセイバーを装備する。理恵も戦闘用の衣装に換装し、フラガラッハを構える。
「っ…!?」
すると、再び幻覚が起こった。今度は右手どころか、左手も禍ヶしく変化していた。だがすぐに幻覚は治まった。
「幽一君!?」
「っ……大丈夫だ。」
俺は理恵に大丈夫と言い聞かせる。その間にジュドーが接近してきた。
「はあああっ!」
「っ!…はあっ!」
俺達はジュドーの蹴りを避けると、俺はガンガンセイバーを振るう。だが、いとも容易く受け止められた。俺とジュドーはその状態のまま誰もいない広場まで移動する。
「ふっ! はっ!」
「ぐっ…!」
俺はジュドーの攻撃に防戦一方だった。くそ…一発一発が重い…!
「はああああっ!」
追い付いてきた理恵がフラガラッハを振るう。だがジュドーはこれを次々と避けていく。
「そんなものか? でやっ!」
「きゃっ!」
ジュドーはフラガラッハを受け止めると、そのまま殴り倒した。
「五十嵐流霊術・霊戟波!」
俺は霊力を両手に集中させると、地面に両手を叩きつける。すると、ジュドーの足元から霊力で出来た光柱が出現し、ジュドーを飲み込んだ。
「ふんっ!」
「なっ…!?」
ジュドーは霊戟波を右手を払ってかき消した。なんて強さだ…………!?
「何だあれ…?」
俺は何かを感知して学園がある方向へ向くと、学園に眩い光が出ているのが見えた。何だろう…嫌な予感がする…!
「理恵、学園に向かってくれ!」
「でも、幽一君…!」
「俺は大丈夫だ。」
「……分かったわ!」
「あと理恵、これも!」
俺はムサシアイコンとベンケイアイコンを取り出すと、理恵に投げ渡す。
「でやあっ!」
「くっ…!」
ジュドーが再び俺に向かって攻撃を仕掛けてきた。俺はガンガンセイバーでガードする。
「頼むぜ、理恵!」
「うん!」
理恵は二つのアイコンを受け取ると、そのまま学園まで飛んでいった。
「でやあっ! はあっ!」
「ぐっ…うわっ!」
俺はジュドーの執拗な攻撃を喰らい続けてしまう。
「私に勝てるとでも、思っているのか?」
「っ…!」
「はっ!」
「うわあああああああ!!」
俺はジュドーの光弾を数発喰らい、その場で倒れてしまう。くっ……なんて強さだ…!
俺はなんとか立ち上がろうとする。その間にもジュドーが迫る。くそ、あいつに勝つにはどうすれば……!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そのアイコンの力は不安定じゃ。絶対に使うな。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺はおっちゃんから聞かされた“俺の中に秘めたアイコン”の存在を思い出す。だけどおっちゃんからは不安定と言われたから使えない……けど、こんな状態だ。このままだとやられる…!
「…止むを得ない…!」
俺は決意すると、右手を胸に当てる。すると、淡い光と共に濡羽色のアイコンは姿を現した。俺は右手に濡羽色のアイコンを持ちながら、左手でオレアイコンをドライバーから外す。そして濡羽色のアイコンのスイッチを押すと、ドライバーに装填してカバーを閉じる。
『アーイ! バッチリミナ~!バッチリミナ~!』
ドライバーから黒い装束を模したパーカーゴーストが現れる。パーカーゴーストの各部分にクリスタルのような装飾が施されているが、どれも黒く褐色している。ドライバーから流れる音声はいつものポップ調ではなく、神々しいコーラスのようなものだった。俺はドライバーを操作した。
『カイガン!■■■』
すると、トランジェント状態が濡羽色を基調としたものに変化した。俺が黒装束のパーカーゴーストを纏うと、複眼と角が展開した。顔面と複眼は色が逆転しており、複眼の色は紅色。角は濡羽色だった。それにしても、凄まじい力を感じる………だけど、長く持ちそうにないな…。
俺はフードを脱ぐと、ガンガンセイバーを薙刀へ変形させる。
「はあっ!」
ジュドーが光弾を放ってきたが、俺に当たることはなく、直前で“何か”に阻まれて消えた。
「何…!?」
「一撃だけなら…!」
俺はそう呟くと、ハンドルを操作すると、薙刀の刀身に黄色いエネルギーを溜めていく。
「はあああああっ! おりゃあああああ!!」
「ぐわああああああ!!」
俺は薙刀から剣圧を放ち、その凄まじい一撃でジュドーを吹き飛ばした。
「はぁ………はぁ…………。」
俺は変身解除すると、猛烈な脱力感に見舞われた。俺は濡羽色のアイコンを戻す。なんだろう……霊力が一気に持っていかれた感覚が……。
イッセーside ~数分前~
俺達はかつてないプレッシャーと殺気で飛び起き、外に出てみると、そこには例のクソ神父がいた。
「やぁやぁ、クソ悪魔共の皆さぁ~ん!」
クソ悪魔ことフリードは悪いニヤケ顔をしながら挨拶してきた。
「何の用かしら?」
部長は殺気のこもった声で尋ねた。だがフリードは何も言い返さない。だがその時、フリードの返事の代わりにとてつもないプレッシャーが返ってきた。
俺達が上を向くと、そこには10枚の黒い翼を生やした堕天使がいた。それもかなり極悪な面構えの奴だった。なんだ…この体でも伝わる強大な力は…?
「堕天使・コカビエル…!」
部長は険しい表情で呟いた。コカビエル…確か、聖書にも記された堕天使だよな…?
「初めましてだな、グレモリー家の娘よ。その美しい紅髪を見ると、忌々しい兄を思い出して反吐が出る。」
コカビエルは部長やサーゼクスさんを侮辱するかのような暴言を吐いた。あいつ……すぐにでもぶん殴ってやる…!!………いやちょっと待てよ、コカビエルの腕に“抱えられたもの”は何だ…?
「こいつは貴様らへの手土産だ。」
そう言ってコカビエルは“抱えていたもの”を落とす………イリナ!?
「おっと…!」
俺は咄嗟に反応し、コカビエルが落としたイリナをキャッチした。イリナは全身に刺傷や切り傷を負っており、おびただしい量の出血をしていた。
「俺達の根城へと足を踏み入れたのでな、殺害寸前まで血祭りに上げてやったのだ。まぁ、二匹のこそ泥は逃してしまったがな。」
コカビエルは嘲笑いながら言った。くそったれが……!それよりもこのままじゃイリナが失血死する…!
「アーシア、イリナの治療を頼む!」
「わ、分かりました!」
『Put on!』
アーシアはロビンゴーストを纏うと、急いでイリナを治療する。部長が幽一からアイコンを数個借りたらしい。アーシアの神器にロビンの自然治癒能力が加わり、イリナの傷は素早く消えていく。そしてあっという間に完治した。ふぅ…よかった…。
「ついでにそのクソ女が持っていた聖剣も俺っちがいただいちゃいましたぁー!!」
フリードはそう言いながら着ているコートを広げる。そのコートの内側にはイリナが持っていた“擬態の聖剣”含めて計4本のエクスカリバーが納められていた。
「コカビエル、私との接触は何が目的は何かしら?」
「お前の根城である駒王学園を中心としたこの駒王町でテロを引き起こす。破壊と殺戮を行えば、激昂したサーゼクスの顔が見れるだろう…!もっとも、ミカエルが仕掛けてくるのが目的でエクスカリバーを略奪したが、派遣されたのがそいつを含めたロクデナジ共だったからな…。」
コカビエルは悪人顔全開で言った。イリナを侮辱しやがって…!!
「悪魔、そして天使の怒りを買って、貴方は何をするつもりなのかしら?」
「単純だ。この世界は少し平和になり過ぎた。戦争が終わった後、他の幹部達は戦争に消極的になった。そしてアザゼルは神器の研究に没頭だ。戦争を起こす気など皆無だ……どいつもこいつもよぉ!!!!」
部長が尋ねると、コカビエルが突然キレた。だが、それは俺達ではなく、コカビエルと同じ堕天使達に向かってのものだった。おいおい、あれじゃ完全に下剋上じゃねぇか…!?
「…戦争が目的なの?」
「そうだとも!俺は戦争が好きだ。俺は戦争が大好きだ!殲滅戦、電撃戦、打撃戦、突破戦、包囲戦、掃討戦、ありとあらゆる戦争行為が大好きだ!そうやって殺し、殺し、そして殺しが正当化された世界を築き上げるのだ!こんな平和ボケした世界など俺にとって屈辱の極みだ!!神器なぞガラクタはミジンコに食わせろ!!」
コカビエルは狂ったように戦争について語った。
「…戦争狂が…!」
「戦争屋である俺が他に何をすればいいのだ?」
部長は怒りの表情を浮かべながら言ったが、コカビエルにそう返された。確かに部長の言う通りあいつは戦争狂だな……!!
「フリード、お前は闘争と平和を選ぶとしたら、何を望む?」
「そうっすね………俺っちは断然闘争ですな!」
フリードは易々と闘争を選んだ。
「よろしい………
ならば戦争だ!!魔王サーゼクス・ルシファーの妹リアス・グレモリー!俺達の目的のためにお前の根城で戦いをさせてもらうぞ!さぁ、戦争を始めるぞ!!一心不乱の大戦争をな!!」
コカビエルは部長に向けて宣戦布告すると、そのまま駒王学園へ向かっていった。フリードも閃光弾で目くらましをした後、コカビエルの後を追った。
「あんな戦争狂の好きにはさせないわ!学園に向かうわよ!」
「「はい!」」
俺達は学園に向かう準備をする。戦争を起こさせてたまるか…!!
駘悟side
「?……何だ、あの光は…?」
俺はいつもの高台で町の景色を眺めていると、学園に妙に眩い光が発生しているのが見えた。俺はライオンカメラで学園を見る。するとそこには、神父が2人、そして黒い翼の堕天使がいた。
「…嫌な予感がする…!」
俺は何かの危険を察すると、すぐにマシンフーディーに乗り、学園へ向かう。
ED[方程式は答えない]
ユルセン『次回、ハイスクールD×G【GHOST】!』
バルパー「エクスカリバーが一つになる!」
バルパーはエクスカリバーを一つにしようと企んでいた。そしてコカビエルの強さも尋常ではなかった!
理恵「私達が止めなきゃ…!」
駘悟「この町には沙耶がいるんだ…!滅ぼされてたまるか!」
次々と集結する仲間達。木場、ゼノヴィア、TF141、理恵、そして駘悟も加わる。
木場「皆…!」
木場は同士達が因子をバルパーに摘出されたことを知り、涙を流す。すると、その同士達の因子が奇跡を起こす!
『『『『僕達(私達)は一つだ。』』』』
次回[融合、聖と魔の剣!]
その眼に、焼き付けろ!
カウント・ザ・アイコン
幽一:【G】オレ【EX.01】アイルトン【EX.03】シャネル【EX.04】シモ・ヘイヘ
駘悟:【S】スペクター【11】ツタンカーメン【12】ノブナガ【?】?【EX.02】リチャード【EX.05】パラケルスス
アッシュ:【14】グリム【15】サンゾウ
理恵:【01】ムサシ【07】ベンケイ
イッセー:【05】ビリー・ザ・キッド
アーシア【03】ロビン
リアス:【02】エジソン【04】ニュートン【06】ベートーベン
ゼノヴィア【08】ゴエモン