OP[我ら思う、故に我ら在り]
「ん?……朝か……。」
ドーモ、読者=サン。五十嵐幽一です。俺は朝日の光で目を覚ます。俺は起き上がると、壁にかけてあるカレンダーを確認した。今日は土曜日か。ふと振り返ると、アーシアが俺のベッドで寝ていた。そういや昨日、気絶しちゃったから俺のベッドまで運んだっけな。
『幽一、そろそろ飯でも作ったらどうなんだ?』
「そうだな。」
ユルセンが姿を現してそう言うと、俺はキッチンに移動して朝食を作り始める。とりあえず、お粥を作るか。昨日の惨劇を見たら一日で直るはずがないからな。
俺は作ったお粥をテーブルに置く………ん?
「ユルセン。」
『ん?』
「あの黒電話は何だ?」
俺はふとタンスの上を見てみると、そこには一台の黒電話らしきものが置いてあった。黒電話にしては、受話器が鳥の頭部みたい形状になっていた。
『あれはコンドルデンワー。黒電話とコンドルに変形できるんだ。恐らく、ロビンが呼び寄せたんだろうな。』
ユルセンがそう言った。確かにロビンアイコンが共鳴していた。コンドルにも変形するらしい…けどコンドルってそんなに首長かったっけ?
「ん……あれ、ここは?」
すると、アーシアが目を覚ましたようだ。俺はアーシアに近寄る。
「おはよう、アーシア。」
「おはようございます……え、えっと…。」
「……あ、そういやまだ、ちゃんとした自己紹介してなかったな。俺は五十嵐幽一だ。そしてこいつがユルセンだ。」
『ちゃおっす。』
ユルセン、お前は仙人だけどカ○キョーじゃないだろ…。
「わ、私はアーシア・アルジェントと言います。」
俺たちは互いに自己紹介をした。
「とりあえず、朝食を食べよう。」
俺はアーシアにそう言うと、さっき作ったお粥を食べることにした。アーシアは最初、これが何なのかが分からなかったようらしく、俺が説明するとアーシアがお粥を食べ始めた。どうやら口に合っていたらしい。それはそれでよかった。
俺は朝食を食べ終えると、スマホでイッセーにメールを送った。昨日はメール送れなかったからな…。
食器を洗い終えた時に返信が来た。イッセーは昨日の戦闘で足を負傷したらしく、今日は行けないから明日の昼にアーシアを連れてきてくれという内容だった。俺が駆けつける前にあの神父に撃たれたのか…。とりあえず俺は了解のメールを返信しておいた。
「…ところで、アーシアはいつイッセーと知り合ったんだ?」
「イッセーさんとはこの駒王町に来たばかりの時に出会いました。色々ご迷惑をおかけしたのに助けてくれたんです。」
アーシアは丁寧に答えてくれた。イッセーはあの性格にも関わらず、優しいんだな。
「それと、私からも一ついいですか?」
「何だ?」
「貴方もイッセーさんと同じ悪魔ですか?」
アーシアは俺が悪魔なのか尋ねてきた。
「いや、俺は人間だ。」
「そうですか。」
俺はそう言い返した。ちなみに、あの家族写真はタンスの中にしまってある。何せ、今は見せる時じゃないからな……。
「なぁ、もし良かったら明日、イッセーに会わせてあげるよ。」
「ほ、本当ですか!?」
「もちろんさ。」
「あ、ありがとうございます!」
俺はアーシアに明日のことを伝えると、アーシアは喜んだ。イッセーも心配してるだろうしな。
『おいおい、そんなことしていいのかよ?』
「イッセーも心配してるから別にいいだろ?」
ユルセンが何やら反対しているが、俺はイッセーやアーシアのことも考えてそう言い返した。
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~次の日~
俺はアーシアを後ろに乗せてバイクを運転している。今日は約束通り、イッセーと会う日だ。
俺は駐車場にバイクを停めた後、イッセーが来るまで駐車場前で待機する。
「アーシア!」
数分してようやくイッセーが到着した。
「イッセーさん!」
アーシアがイッセーに駆け寄った。俺もイッセーに歩み寄る。
「無事だったんだな。」
「もちろん、完全ステルスで逃げ切ったさ。」
俺はイッセーにそう言い返した。バイクに搭載されたステルス機能のおかげなんだけどな。
『オイラのおかげだけどね。』
『まぁ、そうだな。ユルセンもよくあんな高性能のバイクを調達できたな。』
俺はユルセンと心の中で会話していた。
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俺たちは駒王町で有名なハンバーガーショップで昼食をとることになった。
「あの、これは何ですか!?」
「これはハンバーガーって食べ物なんだよ。」
イッセーはアーシアにハンバーガーの食べ方などを自分なりに教えていた。アーシアは教会出身だったからハンバーガーを知らないのは当然か。
「そういえば、幽一ってフィッシュバーガーなんて食べるっけ?」
「いや、俺は普通に食べるけど。」
俺はイッセーの疑問にそう答えた。俺も元々は寺に住んでたから、肉より魚派だ。
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腹ごしらえを済ませた後、ゲームセンターに行き、まずはバスケゲームをやった。ちなみに得点はというと、イッセーは46点、俺が71点、アーシアは…………可哀想だから察してあげてくれ。得点見た途端すごく落ち込んでたからさ…。
『たったの4点だってさ(笑)。』
『シバくぞ?』
『サーセン…。』
毒舌のユルセンは置いておき、俺たちはUFOキャッチャーが多数設置してあるところを歩く。するとアーシアが立ち止まり、一台のUFOキャッチャーの景品を見つめる。どうやらアーシアはあのウサギのぬいぐるみが欲しいようだ。
まず俺から挑戦してみたが、何らかの仕様なのか、クレーンは俺が予想していた地点をオーバーしてしまい、結局失敗。
『下手だなぁ~。』
UFOキャッチャーはあまりやらないから仕方ないんだよ…。続いて、イッセーか挑戦した。
ゴトンッ!
なんと、横四方獲りで見事ぬいぐるみをゲットした。イッセーは獲得したぬいぐるみをアーシアにあげた。
「ありがとうごさいます、イッセーさん!」
「いいってことさ。」
イッセーって意外とセンスあるかもな。
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「……うっ!?」
「イッセーさん!?」
「お、おいイッセー!?」
夕方になった時、突然イッセーが足の痛みで立て膝を突いた。まだ足治ってなかったのか…。俺はイッセーに肩を貸し、近くの公園のベンチに座らせた……この公園は確か…。
『そう、イッセーが一度殺された場所さ。』
やっぱりそうだったか…そうなると、“アイツ”がいつ襲いかかってきてもおかしくないな…。
「イッセー、大丈夫か?」
「ああ、ちょっと痛み出しただけだ…。」
イッセーはそう言うが、対悪魔用の銃弾で撃たれたためか、また苦しみ出した。
「少し見せて下さい。」
アーシアはそう言ってしゃがむと、イッセーの撃たれた太腿部に両手を添えた。すると、両手から淡い光が発生した。
『この光は、聖母の微笑【トワイライト・ヒーリング】か。』
『それってもしかして、アーシアの神器のことか?』
『その通りだ。』
ユルセンは神器の詳細まで知ってるのか…。
「………はい、これで大丈夫ですよ。」
アーシアが神器による治療を終えると、イッセーは立ってみた。
「すげぇ、痛みがなくなってる!」
イッセーからさっきの痛みが消えていた。あの神器、すごい力を持ってるな。
「それがお前の神器なのか?」
「…はい。」
俺の質問にアーシアは悲しげな表情で答えた……何か、辛く重い過去を背負ってるようだな…。
「アーシア、一ついいか?」
「何ですか?」
「どうしてあのクソ神父と一緒にいたんだ?」
イッセーはアーシアにそんな質問をした。するとアーシアは怯えるような表情になってしまった。確かに俺も気になるな…。あの現場にアーシアがいたのも…。だけどん今聞くのは流石にまずいか…?
「……分かりました、全て話します。」
アーシアは了承すると、過去を含めてあの神父と一緒にいた件を話し始めた。
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アーシアは昔、己の身に宿る神器の力が発覚した際に教会から、癒しの力を持つことから聖女として祀られていたらしい。しかしある日、教会の前で重傷を負っていた一人の悪魔を助けたことをきっかけで教会から追放されてしまったらしい。その際、教会から魔女の烙印を押されたらしい。居場所が無くなった彼女は、しばらく各地を放浪していたが、日本にやってきた際に堕天使に拾われたとのこと。
そしてアーシアが求めていたもの……それは“友達”だった。アーシアは“友達”をつくるため、そのために神器を使って傷を負った者を癒していったらしい。アーシアは地位や名誉なんかじゃなく、友達を求めていた。孤独感から抜け出すために…。
しかし、彼女の神器は人知を越えた力、その力故に世間の人々から白目で見られていた。アーシアは友達をつくることが出来なかった。力持つ者に付く大きな[代償]、彼女にとっての[代償]は“孤独感”だった。恩を仇で返すような無慈悲な現実を、彼女はずっと味わってきた。これがアーシアの過去だった。
「「……。」」
俺とイッセーは、アーシアの過去を聞いて終始絶句していた。いや、しない方がおかしい。それに…俺も似たようなものだ。家族を失い、世間から悪口や暴力を受ける始末。そして孤独感を趣味で紛らわすことに明け暮れていた日常。そして、いつか話すことになるだろう…………俺が“この世界の人間じゃない”ことを…。今なら分かる、アーシアの孤独感が…。
「これは修行なんですよ……神様が私に与えてくれた修行……これを乗り越えさえすれば、きっと友達だって…。」
「そんなの間違ってる!」
「!?」
「たとえそれで友達が出来たとしても、その先にあるのは幸せとは限らない。友達というのは、お互いが楽しさを分かち合ってこそ出来るものなんだ。概念に囚われることは、心を閉ざしてることと同じだ。だから、[心の目]を開くんだ!」
修行すれば何とかなると自嘲気味に話していたアーシアに、俺は首に着けた龍の首飾りを左手で掴みながらそう告げた。父さんだったら、絶対にそう言ってただろうしな。
「幽一の言う通りだ。楽しさを分かち合えば友達はできるさ。アーシア、俺たちが友達になってやる!それに、もう俺たちは今日一日楽しんだんだ!それだけで友達だ!」
イッセー、お前たまには良いこと言うじゃないか。
「私のなんかの友達に、なって下さるのですか?」
「ああ!」
「当ったり前だろ!」
『オイラのことも忘れるなよ?』
俺とイッセーはアーシアの質問に答えた。その際、ユルセンも出てきた。グッドタイミングだぜ、ユルセン。
それを聞いたアーシアは、涙を浮かべながらも晴れやかな笑顔を見せた。
「友達?そんなのは無理よ。」
そんな中、突然一人の女の声が平穏を引き裂いた。俺たちはある方向を向くと、そこにはレイナーレの姿があった。
「ゆ、夕麻ちゃん!?」
「なんだ生きてたんだ。しかも悪魔に転生?そしてあの幽霊モドキもいるし。最悪ぅー……。」
そうか、イッセーはまだこいつの本来の名前を知らなかったな。
「「レイナーレ(様)…。」」
「レイナーレ…。」
「さぁ、アーシア帰りましょう。私の計画には貴女が必要なのよ。」
イッセーはようやくレイナーレの正体を知った。アーシアはレイナーレの発言を聞くと、酷く怯えていた。計画…?あいつ、アーシアを何に使う気だ!?
「今度はその子と恋人ごっこかしら?イッセー君。思い出すわあの日のデート……楽しかったわよ?」
「ふざけんな!お前のせいで俺は死にかけたんだぞ!?」
「死ねばいいのに悪魔に転生しちゃってさ。」
死ねばいいのに…?こいつ、あの神父と一緒の考えだ…。自分以外の種族を見下すやつは…許さない!
「……今なんて言った?」
「え?」
「今イッセーに対して“死ねばいいのに”って言ったな?」
「ええ、確かに言ったわ。幽霊モドキが何…」
「俺はそういう言葉を扱う奴が嫌いだ。俺の友達を馬鹿にするな!」
俺は怒りを爆発させると同時にドライバーを出現させる。そしてカバーを展開し、オレアイコンをナンバリング状態にしてドライバーに装填し、カバーを閉じてハンドルを引く。
『アーイ! バッチリミナー!バッチリミナー!』
「変身!」
『カイガン!オレ!レッツゴー、覚悟、ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
俺はゴーストに変身し、オレゴーストを纏うと、ガンガンセイバーを装備する。
「俺も戦うぞ!」
イッセーはそう言うと、自らの神器・龍の手を展開した。
「イッセー、お前はアーシアを守ってくれ。あいつは俺がやる。」
「な、何でだよ!?」
『戦闘経験がないお前が戦っても、あいつに勝てるはずがない。それに龍の手は力を倍加させるといっても、持ち主の力に依存するものだ。だから幽一に任せろ!』
「…分かった、頼むぞ!」
「任せろ!」
俺はイッセーにそう言うと、レイナーレに向かって突撃する。
「さぁ、命燃やして行くぜ!」
「ふん、この前とは違うわ。ここで成仏しなさい!」
レイナーレはそういうと、俺に向けて光の槍を投擲してきた。俺はガンガンセイバーで弾きながらレイナーレに接近する。
「うおおおおおお!」
そして俺はレイナーレに向けてガンガンセイバーを振りかざす…………しかし
「ふふっ、無駄よ。」
「何!?」
レイナーレがバリアを展開して俺の斬撃を防いだ。こいつ、バリアを展開できるようにしたのか…!?
「吹き飛びなさい!」
「うわああああ!?」
俺はレイナーレの光の槍を受けて吹き飛ばされ、ガンガンセイバーを手放してしまった。
「幽一!」
「幽一さん!」
「うっ…くっ…!」
「たかが幽霊はそんな程度よ。さて、死んでもらうわ。」
レイナーレはそう言うと、光の槍を形成する。
「嫌だね。」
「?」
「俺は友情に対して敏感でな…。お前に分かるか?アーシアが孤独に苦しんできたことを…。俺とイッセーはな、アーシアにとって今日初めて出来た大切な友達なんだよ。」
「だったら何よ?」
「俺は自分の立場よりも、友情を大事にする。だから、お前なんかにアーシアを奪われてたまるか!」
俺はそういうと、ロビンアイコンを取り出し、ナンバリング状態にする。続いてカバーを展開し、オレアイコンを外してからそこにロビンアイコンを装填してからカバーを閉じた。
『アーイ! バッチリミナー!バッチリミナー!』
すると、ドライバーからロビンゴーストが出現した。
『ピィィィィ!』
さらに、アニマルモードとなったコンドルデンワーが飛来し、先程俺が手放してしまったガンガンセイバーを足で運んできてくれた。
「今こそ、友情の弓矢を放つ時だ!」
俺はそういうと、ドライバーのハンドルを操作した。
『カイガン!ロビンフッド!ハロー、アロー、森で会おう!』
俺はロビンゴーストを纏うと、複眼がアイコンと同じく弓矢の絵柄になった。さらに、ガンガンセイバーが弓矢状に変形したコンドルデンワーと合体し、アローモードへと変形した。
「喰らえ!」
俺はレイナーレに向けて光の矢を放つ。
「ふんっ、姿が変わったところでこのバリアは破れないわ。」
しかし、レイナーレのバリアは貫通することが出来なかった。どうにかして貫通できないか…。そんなことを考えてるうちに、レイナーレは次々と槍を放ってきた。
『幽一、あいつの行動をよく見ろ!』
「行動…?」
俺はユルセンからアドバイスを聞くと、レイナーレの槍を避けながら弱点はないか見てみる。すると、レイナーレが槍を放つ際、その時だけバリアに穴が生じるのが確認できた。
「あれだ!」
俺は弱点を見つけると、弓矢をドライバーにかざす。
『ダイカイガン! ガンガンミナー!ガンガンミナー!』
俺はエネルギーを溜めると同時にエネルギーで形成された弦を限界まで引き絞る。そしてレイナーレが槍を放つタイミングを見て、俺はトリガーを引くと同時に弦を離した。
『オメガストライク!』
「いっけぇぇぇぇぇぇ!!」
コンドルのくちばし部から強力な光矢を放つ。その光矢はレイナーレが槍を放つ際の穴を通過した。
「キャアアアアア!?」
光矢は見事レイナーレに命中し、レイナーレは木に激突した。
「やった…!」
俺は弓矢を構えながらレイナーレに近づく。
「どうだ、幽霊なめんなよ?」
「…勝負は私の負けね……けど、作戦は私の勝ちよ。」
「何だと?」
レイナーレの意味深な発言をした次の瞬間
「うわああああああ!」
突然、後ろからイッセーの声が響き、俺は振り返ると、そこにはスーツ姿の堕天使がイッセーを吹き飛ばしている光景が映っていた。
「イッセー!」
『もう一人、いつの間に!?』
俺はすぐにイッセーたちのもとへ駆けつけ、弓矢を放とうとしたが
「!?」
「ふふふ…甘いわ。」
隙を突かれてレイナーレに拘束され、槍を首元に突きつけられてしまった。
「よくやったわ、ドーナシーク。」
「感謝の極み。」
あいつ、ドーナシークって言うのかよ…。それよりも、この状態を何とかしないと…!
「アーシア、私たちと共に戻りなさい。応じないならその悪魔とこの幽霊モドキを殺す。」
レイナーレがアーシアに向けて恐喝を言った。アーシア…だめだ、こんなやつに従っちゃだめだ…!
「くそ、卑怯だぞ…!」
「馬鹿ね、これはライアーゲーム、騙して何が悪いのよ?」
イッセーに対してレイナーレはそう言った。こいつら、どこまで根性腐敗してるんだよ…!?
「何度言わせるんだよ…お前らなんかに…アーシアを渡「分かりました。」…アーシア!?」
俺が言い切る前に、アーシアはレイナーレの言葉に従ってしまった。
「いい子ね。こっちへいらっしゃい。」
レイナーレは俺を投げ飛ばすと、アーシアにこちらへ来るように言った。
「ま、待てアーシア!俺たちとアーシアはもう友達なんだ!友達なら見捨てる訳にはいかない!アーシアは俺たちが守ってやる!だから頼む、行っちゃダメだ!」
イッセーは必死にアーシアを呼びかけるが、アーシアはレイナーレのもとへ一歩一歩近づいていく。
「ダメだ、アーシア!」
俺も必死に呼びかけた。するとアーシアは立ち止まると、こちらに振り返った。
「イッセーさん、幽一さん、ユルセンさん……こんな私と友達になってくれて、ありがとうございます。………
さようなら。」
アーシアは涙を流しながらそう言った。そしてレイナーレのもとへ歩み寄った。
「命拾いしたわね。もし次邪魔をしたら本当に殺すわ。じゃあね、イッセー君。それから、幽霊モドキ。」
レイナーレはそう言ってドーナシークと共にアーシアを連れ去ってしまった。俺たちは結局アーシアをあいつらに奪われてしまった。何が心を開けだよ…自分ができないくせに……!
俺たちは嘆くことしかできなかった。守り切れなかった自分たちの無力さに…。
ED[STUDY×STUDY]
ユルセン「次回、ハイスクールD×G【GHOST】!」
「ダメよ、許可できないわ!」
アーシアを奪われてしまった幽一とイッセーは、リアスの制止を振りきってアーシア救出へ向かう。
「アーシア、絶対に助けてやるからな!」
イッセーと幽一は二手に別れて教会へ向かう。
「全てはレイナーレ様の目的のために!」
幽一はそこでドーナシークと戦闘になった。
「……。」
ドーナシークが幽一に、レイナーレの目的を言ったその時、幽一の瞳の中で、“何か”が弾けた。
次回[迷い無き種子【S.E.E.D】]
その目に焼き付けろ!
試験用に次回予告を作ってみました。