俺達、ツインテールになります。〜赤い勇気と白い絆〜   作:スターダストライダー

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今回はあのタトルギルディにも活躍させようと思います。だって、原作では宣戦布告しかしてなかったし、アニメでは瞬殺だったし……。さすがにかわいそうだったので、このシリーズではちゃんと出番を作ろうと思いました。
それから、オリジナルのエレメリアンも登場します。(結構気持ち悪いかも……)
では、どうぞ。


Tail12:それぞれの一人戦闘

レッドとホワイトがビルの屋上を使って飛び移っている姿は、地上にいる人々に丸見えだった。故に、

 

「お、おい! あれ見ろよ!」

「あっ! テイルレッドだ!」

「テイルホワイトもいるぞ! こいつは激レアだぁ!」

 

という声が飛び交っていた。……後で死ぬほど後悔するかもな、と2人は思いつつ、現地に向かった。

その最中、レッドはトゥアールに確認した。

 

「でも、何でQR高校なんだ?」

「さぁ……。ネットで調べたところ、今では珍しい、旧式の服装を着用している事で有名だそうですが……」

「そっか。まぁ、なんでもいいや! さっさと片付けてやる!」

「その意気ですよ、総……じゃなくてレッド!」

 

そして目的地に近づいた時、不意に女子の悲鳴に交じってこんな声が聞こえてきた。

 

「ふはは! やはりブルマというものは素晴らしい! ツインテール属性を頂く前に、まずはお前達の……」

「でりゃゃゃゃゃっ!」

 

視界にとらえた、亀のエレメリアンの言葉に何故かイラっとしたレッドは、不意打ちとばかりにブレイザーブレイドを手にして、振りかぶった。

ハッとすんでのところで気配に気づいた亀のエレメリアンは慌ててその身を甲羅に隠した。そしてレッドの攻撃が直撃したが、数メートル吹き飛ばされて甲羅に少しだけ傷がついただけで、致命傷を与えるには至らなかった。

 

「ちっ……! これじゃあダメなのかよ!」

 

レッドが舌打ちをしていると、亀のエレメリアンが頭と手足を突き出して、レッドを見て叫んだ。

 

「現れたな、最強のツインテール属性を持つ戦士、テイルレッド! テイルホワイトがいないが、なるほど。あやつの相手をしに行ったと言ったところか」

「お前もツインテール属性を狙ってここに来たってわけか! そうはさせないぜ!」

「ふん! 我が名はタトルギルディ! ツインテールと同時に、ブルマをこよなく愛する者だ!」

「ぶ、ブルマ⁉︎」

 

タトルギルディの言葉に、思わずズッコケそうになるレッド。しかし、冷静に辺りを見回してみると、周りで自分を見つめている女子高生は皆ブルマを着用していた。

 

「(そういや、トゥアールが言ってたな……。この学校は旧式の服装だって。……て事は、あいつはブルマを狙ってここに来たって事なのか⁉︎ ってかブルマって今時珍しくね?)」

 

レッドがそう推測していると、タトルギルディが拳を強く握りしめてレッドに言った。

 

「テイルレッドよ! 我らは隊長のお言葉通りに、命を奪うような真似はしない! それでもなお立ち向かうつもりか!」

「あぁ! もちろん! ツインテールも、この人達のブルマも、絶対にお前らなんかに渡さない!」

 

即答で答えたレッドのセリフを聞いてキャ〜! と騒ぐ女子高生達。早くここから避難してほしいんだけどな……、とレッドが思っている間に、タトルギルディが戦闘態勢に入った。

 

「ならばいか仕方あるまい! お前を倒し、ツインテール属性を頂いた後に、改めてブルマを堪能するとしよう!」

「気持ち悪い事ばっか言いやがって! 行くぜ!」

 

そしてレッドはブレイザーブレイドを、タトルギルディは拳を構えて、戦闘を始めた。レッドは持ち前の運動神経で俊敏にブレイザーブレイドを振り回して攻撃しているが、タトルギルディの防御力は高く、どちらも均衡状態が続いた。

レッドの背後から女子高生達の応援が聞こえる中、タトルギルディが歓喜しながら叫んだ。

 

「ふはは! さすがはリザドギルディを倒しただけの事はあるな! 戦士としての血がたぎるわ! その身に纏う下着がブルマであればなお良しだったが、これだけ戦えるだけでも十分事足りる! 必要ならば、我が履かせてやっても良いぞ?」

「うっせぇ! お前の都合に付き合っていられるかよ!」

 

そしてレッドが止めとばかりにブレイザーブレイドを高く掲げて、脳天を叩き斬ろうとしたが、

 

「それは効かんぞ!」

 

タトルギルディはうつ伏せに倒れて身体を甲羅に引っ込めた。またしてもレッドの攻撃は甲羅に阻まれてしまった。

 

「硬ぇ!」

「ふはは! どうだ! 我が鎧はブルマへの執着心によって生み出されたものだ! つまり、お前の攻撃はビクともしないのだ!」

 

そう言ってタトルギルディは身体を突き出してダンプカーが迫ってくるような体当たりしたが、間一髪でレッドはかわした。が、今度はタトルギルディにペースを握られて、レッドは防戦一方になっていた。

 

「(くっ……! なんて硬さだ! これじゃあ闇雲に攻撃するだけ無駄だ! 何か弱点があれば……)」

 

タトルギルディの攻撃をかわしつつ、対策を考えていたレッドだったが、不意に小学生の頃に担任から教わった、亀の性質を思い出した。そして、ある事を思いついた。

 

「(! そうだ! あいつブルマ属性を持つ以前に、亀である事に変わりは無い! だったら……!)」

「どうした! もう降参か?」

 

急に歯ごたえがなくなったのを感じてタトルギルディが勝ち誇った様子で叫んだが、レッドは笑みを浮かべた。

 

「いいや! これからお前を倒す! その方法を思いついただけだ!」

「ハッタリのつもりか知らんが、我に策は通用せん!」

「ハッタリかどうかはくらってから確かめるんだな!」

 

そう言ってレッドは駆け出した。が、攻撃は先ほどと同じような、ブレイザーブレイドを振り回すだけのものだった。

 

「そのような攻撃は既に見切っているわ!」

 

タトルギルディがパンチを繰り出したが、

 

「(……! そこだ!)」

 

レッドはしゃがむ事で攻撃をかわし、さらにブレイザーブレイドを地面に刺した。そして、そのまま元に戻る勢いでタトルギルディの顎めがけてアッパーを繰り出した。

 

「……そこだぁ!」

「ぐぉっ⁉︎」

 

タトルギルディのバランスが崩れたところに、さらにレッドは飛び蹴りを顔面に当てて、タトルギルディを仰向けに倒れさせた。

 

「むぅぅ……! 小癪な真似を……!」

 

そう言ってタトルギルディは起き上がろうとしたが、どういうわけか、タトルギルディは起き上がれずにいた。

 

「なっ……⁉︎ これは⁉︎ 動けんぞ!」

「やっぱな……! 亀は仰向けにひっくり返っている状態じゃあ、身動き一つ取れなくなるんだよな!」

「ぐぅぅ……! お前はそれを狙って……!」

 

レッドの作戦にまんまとはまったタトルギルディは驚愕していた。そしてレッドは、止めとばかりに右腕を突き出した。

 

「オーラピラー!」

 

直後、テイルブレスから放たれた光線が仰向けのまま動けない状態のタトルギルディに直撃した。

 

「う、うぉぉぉぉっ! せ、せめてブルマを……! あそこにあるブルマを我の肌に擦り付けて堪能するまでは……!」

「言ったはずだぜ! お前なんかにブルマは渡さないってな! 完全開放(ブレイクレリーズ)!」

 

そしてレッドは飛び上がって、ブレイザーブレイドを振りかぶって、今度こそその一撃を当てた。

 

「ぶ、ブルマを……!」

「グランドブレイザー!」

 

その一振りで、タトルギルディの硬くない部分、つまり腹の部分を斜めに切り裂いた。

 

「ぶ、ブルマァァァァッ!」

 

最後の最後までブルマを連呼しながら、タトルギルディは爆散した。

 

「ふぅ……。スッキリしたぜ」

 

レッドがブレイザーブレイドを消してから、タトルギルディの核となったブルマ属性のエレメーラオーブを回収した。

そしてそのままその場を立ち去ろうとした時、それまで観戦していた大勢の女子高生達がレッドの周りに群がり始めたのだ。

 

「キャ〜! かっこいい〜!」

「生のテイルレッドが観れるなんて、なんて素敵な一日なの!」

「素敵です! サインをください!」

「ハァハァ……! それよりも着替えっこしましょうよ!」

「えっ、ちょっ……!」

 

突然逃げ場を失い、もみくちゃにさせたレッドは空に向かって、

 

「わぁぁぁぁぁぁ⁉︎ 何でこうなるんだよぉぉぉぉぉっ⁉︎」

 

と叫ぶしかなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、少し時間を遡り、康太ことテイルホワイトはレッドが高校に到着したのとほぼ同時刻に、エレメリアンがいると思われるUS大学に到着した。

US大学の事は、ホワイトも何度か耳にした事があった。運動系の部に力を注いでおり、時折全国大会でその名を轟かせる事もある名門校だ。

 

「さてと、敵さんはどこに……」

 

とぼやいていると、

 

「いやぁぁぁぁぁっ!」

「うわぁぁぁぁぁっ!」

 

と言った、男女の大勢の悲鳴が聞こえて来た。どうやらグラウンドの方に現れたらしい。ホワイトはすぐに現場に急行すると、目の前に異様な光景が広がっていた。

 

「うひょひょひょぉ! これだけ汗をかいた者が集まれば、さぞかし様々なテイストが味わえる事でしょう! なんてパラダイスな事か! ここはオアシスに違いない!」

「き、きしょ〜⁉︎」

「こ、こっち来んな!」

 

カエルの姿のエレメリアンが長い舌を地面に垂らしながら、いやらしい目つきでそこにいた汗だくの学生達を眺めていた。服装からして、おそらく陸上部の面子だろう。

それにしても、ホワイトには気がかりな事が一つ。

 

「(あいつ、今汗がどうのこうのって言ってたな……。て事はまさか……)」

 

これから戦う敵の属性力を察知したホワイトは思わず身震いしたが、このまま放って置くわけにもいかない。何より目の前で罪も無い人々が襲われかけているのだ。ホワイトは意を決して校舎の屋上からグラウンドに飛び降りた。

 

「そこまでだ!」

「むっ!」

 

カエルのエレメリアンの前に着地し、学生達の前に立ちはだかった。

 

「て、テイルホワイトだ!」

「お、お姉様! 本当に来たのね!」

「(この人達もそう言うのかよ……)」

 

確かに変身した時の身長はレッドよりもはるかに高い為、そう呼ばれるのも無理ないのかもしれない。ホワイトはすぐに気を取り直してカエルのエレメリアンを睨みつけた。

 

「これ以上、お前らの好きにはさせないぜ!」

「うひょひょ! これはこれはテイルホワイト! あなたが私の相手というわけですか。私の名はフロッグギルディ。さぁ、テイルホワイトよ、私と最高の思い出を作りましょう!」

「知るかよそんなもん!」

「ふふふ、手厳しいですね。では、参りますよぉ!」

 

そう言うが早いか、フロッグギルディは舌をホワイトめがけて突き出した。

 

「うぉっと!」

 

ホワイトは横に飛んで回避した。そしてすぐさま接近してパンチを繰り出したが、

 

「おぉっと、そうはいきませんよぉ!」

 

フロッグギルディは脚を曲げてから、伸ばして上空に飛び上がった。その高さは相当なものであり、ホワイトもその高さに驚いていた。

 

「高っ⁉︎」

「ほぉっ!」

 

そしてかかと落としを決めてきたが、ホワイトはすぐに回避。そして両腕を上に伸ばして叫んだ。

 

「シャイニンググローブ!」

 

そして両腕にシャイニンググローブが形成されると、

 

「はぁっ!」

 

一気に詰め寄ったが、これもフロッグギルディに回避された。

 

「(くそっ……! これじゃあ埒があかないぞ……!)」

 

ホワイトは汗を垂らしながら息を整えてから再び動き始めた。そうして互いに殴りかかっては回避されるという状態が続くなか、フロッグギルディが脚を止めた。

 

「さすがですね、テイルホワイト。私の攻撃をここまでかわすとは……。ですが、それだけさぞかし濃厚な味わいになっている事でしょう」

 

それを聞いて、ホワイトは確信した。

 

「……やっぱり、お前はわざと俺にここまで運動させてきたって訳か。動き回る事で、俺に汗を大量にかかせる為に……。それがお前の属性力に関係している。そうなんだろ?」

「うひょひょ! よくぞ気づきました! その通り、私は(スウェット)属性を持つ戦士。故に私はあなたやそこにいる彼らから流れ滴る汗を堪能する為にここに来たのです。特に運動する事で流れる汗は極上の味わいを醸し出します。そしてここの生徒達は運動をする事で汗を流していますからね。それがまた堪らない!」

「(……本当に気持ち悪いな、こいつ)」

 

ホワイトだけでなく、周りの生徒達も同じ感想を抱いた。

そんな視線などお構いなしに、フロッグギルディは話を進めた。

 

「しかし、多くの者共はそんな汗を気持ち悪がって、すぐに拭き取ったり、あるいは汗をかこうとせずに家にこもろうとしていますよね。それがなんともったいない事か! 私はそんなあなた方の不快感を払拭する為にいるのですから」

「お前の舌に舐められる方がよっぽど気持ち悪いに決まってんだろ!」

「おかしな事をおっしゃいますね。人間共は汗でベタベタの服をそのまま着てようとはしない。それがお気に入りの服でもね。だったらいっその事私に汗属性を献上して、清潔感あふれる生活を送ればいいじゃないですか。隊長殿もおっしゃっていた通り、命までは取らないのですから、決してあなた方にデメリットなど……」

 

そこまで聞いた時、空手を通して汗をかく事の意味を知っているホワイトはそれを遮って叫んだ。

 

「お前は何も理解しちゃいない! 俺達人間は汗をかくことに、大きな意味があるんだよ!」

「ほぉ……?」

「汗をかく事は、それだけそいつが夢に向かって一生懸命努力した証でもあるんだ! 人は地道に汗をかきながら努力して、その夢を果たす事が出来る! ここにいる人達も、そうやって努力を続けて夢を叶えようとしている最中なんだ! だから!」

 

そして、ホワイトはフロッグギルディを指差して叫んだ。

 

「だから、それを邪魔しようとするお前に、みんなの努力の結晶たる汗を絶対に渡さない!」

 

ホワイトの主張を聞いて、フロッグギルディは歓喜の雄叫びを上げた。

 

「うひょひょひょ! なるほど、そう来ましたか! やはり我らアルティメギルに敵対するにふさわしい存在! それでこそ、あなたを倒し、その汗をじっくり味わう楽しみが湧き上がるというものですよ!」

「お前に舐めさせられてたまるかよ!」

 

ホワイトはそう叫びながら、目だけを動かして周りの状況を確認した。

 

「(……って言っても、あいつの早い動きは結構厄介だな。あいつの動きを鈍らせれば、チャンスはあるかもしれないけど……)」

 

その時、あるものがホワイトの目に映った。

 

「(あれは……。! そうだ! あれを使えば……!)」

「そぉれ! 行きますよぉ!」

 

フロッグギルディが舌を伸ばして攻撃してきたが、ホワイトは慌てる事なく舌の動きを見切って掴み取ると、

 

「うおりゃゃゃあ!」

 

と振り回して、生徒達のいない方へ投げ飛ばした。

 

「ぐえぶっ!」

 

頭から落ちた為、しばらくは動けそうにないようだ。その隙にホワイトは、陸上部のマネージャーらしき女子生徒のいるテントに向かってそばに置いてあったバケツを掴んだ。

 

「これ、ちょっと借りるよ!」

「えっ⁉︎ あっ、はい!」

 

突然目の前に現れて許可を得ようとした女子生徒は顔を赤くしながら頷いた。

 

「サンキュー! これなら……!」

 

ホワイトは女子生徒に礼を言ってから、起き上がろうとしているフロッグギルディに詰め寄って、手にしていたバケツに入っていた中身をフロッグギルディの口めがけてぶちまけた。それは休憩用のタオルを冷やしておくために用意していた氷水だった。

 

「ぐぁっ⁉︎ な、なんの真似ですか、これは⁉︎」

「さぁてな!」

「ぐっ!」

 

ホワイトに殴られて後ずさったフロッグギルディだが、その顔には依然として余裕があった。対するホワイトも余裕の表情で再びフロッグギルディに殴りかかった。

 

「ふん! それならば……⁉︎」

 

フロッグギルディは再び空へ飛ぼうとしたが、どういうわけか、上手く飛び上がれない。身体が思うように動かないのだ。そうこうしているうちにホワイトに殴り飛ばされた。

 

「ぬぁっ⁉︎ か、身体の動きが……!」

「カエルみたいな両生類は、冬のような寒い時は身体の動きが鈍くなるから、動き回らずに地面に穴を掘って冬眠する。お前がさっき飲み込んだ氷水が、急激にお前の体温を低下させ、動きを鈍らせたのさ!」

「! しまった……!」

「さぁ、行くぜ!」

 

そう言ってホワイトによる怒涛の攻撃ラッシュが続いた。

動きが鈍くなったフロッグギルディは、最早ホワイトの敵ではなかった。途中からはホワイトがフロッグギルディを追いかけ回す展開になった。

 

「ま、まさか、こんな事が……! このままでは危険過ぎる……! 汗を味わうのは後にしてここは一旦離脱を……」

「鬼ごっこは終わりだ! オーラピラー!」

 

逃すまじと言わんばかりにホワイトは右腕を突き出して、フロッグギルディに光線を当てた。

 

「う、動けない……!」

「決めるぜ! 完全開放(ブレイクレリーズ)!」

 

そしてホワイトは飛び上がってブースターで加速してから、右拳を突き出して、

 

「シャイニングフィスト!」

 

シャイニングフィストを繰り出して拳がフロッグギルディを貫通した。

 

「ぬぁぁぁぁぁっ⁉︎ も、もっと汗をたくさん舐めればよかったぁぁぁぁぁっ⁉︎」

 

最後にそう叫んで、フロッグギルディは爆散した。

 

「……良しっ!」

 

ホワイトはガッツポーズを決めてから、フロッグギルディの核でもある汗属性のエレメーラオーブを回収した。

 

「……もうレッドの方も終わったかな?」

 

そう呟いて、しばらく勝利に酔いしれていたのが不味かったのだろう。ハッと気づいた時には、ホワイトは生徒達に囲まれていたのだ。

 

「かっこよかったですわ! ホワイトお姉様!」

「あのセリフ、めっちゃかっこよかった!」

「ねぇねぇ! サイン頂戴!」

「握手させてください! ホワイトお姉様!」

「あ、あの……! 僕と、付き合ってください!」

「おい! 抜け駆けすんなよ! どうか俺と……!」

「えっ、お、おい……!」

 

周りを囲まれたホワイトはたじろいでいたが、誰も味方がいない為、困り果てて、

 

「だ、誰か助けてぇぇぇぇぇぇっ⁉︎」

 

レッド同様、空に向かって叫ぶしか無かった……。

 

 

 

 

 

 

今回の騒動を受けて、世界各国でアルティメギルの事が知れ渡り、NASAも本格的に動き出そうとしているようだが、総二と康太は、なるべく大事になって欲しく無いと願うばかりだった……。




というわけで、1巻の二章にあたるところまで終わりました。
タトルギルディの戦い方、そして弱点はあれで良かったのか、少し疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、そこは温かい目で見守ってください。

それでは、次回「ヒーロー(ヒロイン?)の苦悩」に、テイル・オン!
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