弱いから誰かを守ってはいけないんですか? 『完結』 作:ちゃるもん
『東方 崩廻録』『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を読んでいただいた方はお久しぶり……でもないか……こんにちは!!
始めての方は、初めましてこんばんわ!!
ちゃるもん と申します。
あの日から俺の人生は狂ってしまった。が完結し新しい小説を投稿。
この小説は大体10話前後で終わると思いますが、お付き合いしていただければ幸いです。
では、どうぞ!!
―――貴方の能力はとても強力なもの―――
―――もし、貴方が力を望むのなら歴史すら止めることができる―――
―――ただ、そうなったとき……それを悪用するのであれば……―――
―――賢者として、貴方を消すわ―――
・
…………また随分と懐かしい夢を見た。
あれは……確か四歳の頃にあった出来事だ。
今でも鮮明に思い出せる。
まだ寺子屋にすら通える年齢にすら届いていなかった僕の前に、一人の女性が現れた。
いや、あれは僕が連れてこられていたのかもしれない。
紫色の不気味な空間に一人、佇む不思議な女性。
妖怪の賢者、八雲紫だと小さかった自分でも気付くのにそう時間は掛からなかった。
その時僕は能力なんてモノには目覚めていなく、幼いのもあり話が全然分からなかった。
それから約二年後。
僕は一つの能力に目覚めた。
『止める程度の能力』
と、寺子屋の上白沢先生が言っていた。
ただ、賢者様が言っていたような強力な力はない。
精々桶に溜まる並々の水を数分零れないようにすることしかできない。
人間相手でも数秒の拘束しかできず、おまけに一日三回以上使うと頭痛が激しくなりそれ以上は使えなくなる。
それは、あれから四年たった今でもあまり変わってはいない。
本当にこんな能力が歴史を止めることが出来るのか……
少し気にはなるが、僕は今の生活が好きだ。
こんな能力がなくても、その事だけは変わらない。そう胸を張って言える。
『朝香ー!!遅刻するわよー!!』
下から母親の声がする。
僕の名前は上井 朝香。
少し……いや、かなり女っぽくて恥ずかしくはあるが……まあ、嫌いではない。
「はーい!」
一言返事をして、教材の入った風呂敷を手に階段を下りる。
両親が用意してくれていた朝御飯を掻き込む。
「行ってきます!!」
『『行ってらしゃい』』
両親に見守られがなら寺子屋へと向かう。
寺子屋は六歳から八歳までの子供を朝から昼まで預かり、勉学を教える場所。
僕は今、八歳。寺子屋の歳年長者として寺子屋へと通っている。
とはいっても、やるのは算数と文学そして、歴史の三つのみ。
それに歳年長者組は基本的に二年間の復習の方が多い。
だから、勉強に付いていけなくなるような心配をする者なんてそうそういない。
そう言えばだが、上白沢先生が今度から妖精や危険性がない妖怪も通わせるようにするとか言っていた。
まあ、そこ頃には僕も卒業しているハズなので一緒には授業は受けられないだろう。
手入れされた道を通り、大きめの建物が見えてくる。
寺子屋だ。
「今日も一日に頑張るか!」
僕は、一度大きく背伸びをした。
・
異変
紅い霧が全てを覆う
そして
闇が全てを喰らう
運命は
迫っていた
お読みいただき有難うございます!!
いやーへいわだな―(棒)
と言うわけで、さっそくでっかいフラグを立ててみた。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
原作キャラは殆ど出ない。
多分出るのは……六人出るか出ないか位かな?
では、また次回~