弱いから誰かを守ってはいけないんですか? 『完結』 作:ちゃるもん
会話を書きたい……
では、どうぞ!!
十六夜さんの持ってきた布団を窓の外に投げる。
そして三十分後……十六夜さんが再び部屋に来たのを確認してみたがし、僕はその部屋の窓から身を投げた。
背中に強い衝撃が襲ってくる。
衝撃を……吸収するために用意したけど……結構、くるね……
ケホケホッと軽く咳をする。
レミリア様の部屋は二階に位置している。大体の高さは……十メートルないぐらいだろう。
まだ少し痛む体を無理矢理お越し、門の方へと急ぐ。
途中玄関から走って館内に戻るレミリア様の姿を発見。
まだ薬の効果もあるし、こっちを見ていなかったからバレてはいないだろう。
一つ小さな溜め息を吐く。
これで外は少しの間安全になったわけだ。
まだ薬の効果が残っている内に次の目的地に移動しよう。
時計を確認する……今は五時三十六分。
走って門の方へと向かう。
そこならば、レミリア様の探知範囲からも逃れられ、相手を疑心暗鬼……外にいるのか中にいるのか分からなくなる。
相手が頭の回転が早ければ早いほど分からなくなるんだろう。
確か……策士策に溺れる……だっけ?
まあ何にせよ……だ。
次にすることは……まあ、特にはない。
強いて言うのであれば……ここで何処まで隠れられるかが肝になる。
紅さんに気というやつで強化してもらっても良いのだが……気配を察知されやすくなるので没だ。
まあ、今は少しでも長く休むことにしよう。
あ、でもその前に一つだけやっておこう。
・
時計を見る……ちょうど六時……
遅い……遅すぎる……
確かに身を隠すために紅さんに頼んで気を多く纏って貰っているが……
それでも……遅すぎるよなぁ……
どうするか……移動する?だが、罠という可能性もあるのか。
…………一度窓から確認してドアを開けよう。
窓の外を隠れながら確認する。
外には妖精さんの姿が何人かある程度だった。その中にレミリア様の姿はない。
今度はゆっくりとドアを開く。
誰も……いな、い?
だとすれば……一体何処に……
『探しているのは私かしら?』
咄嗟の事に一気に飛び退く。
大丈夫だ……想定はしていた……大丈夫……
何時ものように自分へと暗示を掛ける。
表情には出さないように気を配りながら、レミリア様へと話し掛けた。
「いやはや。こんなに早く見つかるなんて。結構頑張ったのですが」
『よくもまあそんないけしゃあしゃあと皮肉が言えるものね。回りから切り崩していく……ええ。私の周りにはいないタイプの戦略家だったわ』
「ありがとうございます」
『これが美鈴が言っていた策士策に溺れると言うやつなのかしら。同じタイプってこんなにも厄介なのね』
話している間に腰にぶら下がる瓶の一つ……緑色の小瓶、黄色の小瓶、青色の小瓶、赤色の小瓶を一つずつを手の中に隠す。
「それじゃあ僕は逃げさせてもらいますね」
『あら、話は終わってないわよ?ゆっくり話しましょう?』
「お断りします」
僕はそう言って、緑色の小瓶をレミリア様に投げる。
それと同時に黄色の小瓶を地面へと落とし赤色の小瓶を一気に煽る。
黄色の小瓶が地面に落ちる前に緑色の小瓶を能力で止める。
前へと走り出していたレミリア様は緑色の小瓶にぶつかり大爆発を起こす。
その威力は絶大で僕は後ろに吹き飛ばされた。そしてそのまま外壁に勢いよくぶつかる。
腕からゴキッと嫌な音と共に激痛が走る。
チラッと右腕を見ると、間接部分から真逆に折れ曲がっていた。
その確認を終えた瞬間黄色の煙が視界を奪う。
僕は左手の中に持った青色の小瓶を強く握り、叫びたい衝動を抑え込んだ。
青色の小瓶をレミリア様のいた方向に転がしておき能力で止める。
保険は掛けていて損はない。
僕は痛みが走る腕を押さえながら紅魔館の中へと戻っていった。
何とかレミリア様を撒くことは出来たのだろう。
お読みいただき有難うございます!!
レミリア様との遭遇。
右腕を失いながらも撒くことに成功。
誤字脱字報告、感想、アドバイスあれば、よろしくお願いします。
次回 図書館
では、また次回~