弱いから誰かを守ってはいけないんですか? 『完結』   作:ちゃるもん

9 / 49
投稿です!!

霊夢SEED 後半です。
誰が希望になるのでしょうね。

では、どうぞ!!


唯一の希望

ガキィン!!

 

レミリアの槍を結界で受け止める。

 

「霊夢!!そのまま捕まえろ!!マスター―――」

『そんなものに引っ掛かるとでも思っているのかしら?』

 

全員五体満足。ただ、切り傷や打撲跡が体の色んな箇所に見え誰一人として無傷な者はいなかった。

 

私はレミリアを結界で包み込むようにして捕まえようとする。

しかし、レミリアは私に捕まるよりも先に結界の外に逃げ出した。

 

魔理沙のマスタースパーク射程圏内に入ってしまっているのは私だけ。

このまま動かなかったら、私はマスタースパークと真っ正面からやり合うハメになる。

 

まったく……めんどくさいことをしてくれるわね。私の相棒は。

 

「スパ―――ク!!!!」

『アハハハ!!何処に向けて撃っているにんげ―――』

 

射程圏外にいたレミリアにマスタースパークが直撃した。

理由は簡単。私が『受け流した』だけだ。

 

とまぁ、簡単にやっているように見えるがあれだけの威力のモノを受け流すのは並みの体力では無理だ。

今回のは奇跡に近いかもしれない。

 

私は地面に落ちたレミリアに近付く。

 

「どうだ?弱いと侮ってか知らないけど、格下に見ていた相手に負ける気分は」

『…………そうだな、予想以上に悔しいものだ』

「魔理沙……悪趣味に見えるわよ。で、紅い霧は消して貰えるのかしら?」

『ああ。私は敗者。勝者の命令に従おう』

「なら、よろしk―――」

 

ゾクッ!!

 

なんだ!?この感じは!!

無理だ、今の状態では勝てる気がしない!!

 

『お姉サんたち強イんダね』

 

『ネェ……私と遊ボ?』

 

瞬間……目の前に少女の姿があった。

身体は危険を察知してか無意識に攻撃を受け流す体勢を取っていた。

 

少女の見た目はレミリアに酷似しているが髪の色は金色で、背中に生える翼のようなものは木の枝に七つの宝石を引っ付けたような見た目をしている。

 

反応……出来なかっ……た?いや、身体は反応している。脳が反応出来なかっ―――

 

―――違う。今最も注目すべき場所はそこではない。

なぜ衝撃が来ない。なぜ目の前の少女は腕を付き出す一歩手前で止まっている?

なぜ魔理沙は二つの瓶を叩き付けた体勢で止まっている?瓶もなぜ宙に浮いている?

レミリアの仕業?違う。彼女も驚いた表情のまま動いていない。

 

「これは……一体何が……それに……体が重い……」

 

体勢を戻し魔理沙を動かそうとしてみるが、ピクリとも動かない。

彼女の瓶も何れだけ動かそうとしても動かず、何れだけ壊そうとしても壊れない。

 

「紫!!見てるんでしょ!?出てきなさい!!」

 

……

…………

………………

 

反応がない……一体何がどうなって……

 

「…………ルーミア」

 

無意識にでた言葉。

だが、彼女にこんな真似は出来ない。それなら、彼女よりもここのメイドとやらの方が可能性は高い。

それに加え私が封印しているのだ……

 

「…………行くしか……ないか」

 

空を飛ぶこともできず、走っての移動となる。

ただの勘ではある。でも何時もこの勘に頼ってきたのだ。

 

今回も私の事を導いてくれることだろう。

 

私は自身の勘に従い、走り出した。

 

 




お読みいただき有難うございます!!

何故か動ける霊夢。
後日談でなぜ動けたのかは分かると思います。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

霊夢が動けたのは能力が関係しています。

では、また次回~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。