女が苦手な提督が鎮守府に着任しました   作:卍カオル卍

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次回予告なんてなかった。いいね?


7話 曙 前編

朝か、またいやな一日が始まる。昨日の夜は久々にマイクラでもやろうかと思ったら、荒らしに家を壊されるし、テラリアやっても家壊されるし...

 

「今日は厄日だわ!」

 

「頭でも打ちましたか提督?」

 

「にょわああああ!な、なして、てっかm...加賀がここにいる⁉」

 

「時計を見てください」

 

「え?...12時ぃぃぃぃぃ⁉」

 

「朝から出撃も演習も遠征もできずに艦娘たちがイライラして待ってますよ?」

 

「で、でも出撃とかがないってことは休みだからラッキーなんじゃ...」

 

「天龍、龍田、木曾、摩耶、足柄、etc...」

 

「」ガクブル

 

「ちなみに私も執務が終わらないのでイライラしてます」

 

「」チーン

 

「ジョークです。しかしこのままでは冗談抜きで執務室に乗り込まれますよ?」

 

「そんな・・・」

 

ドンッドンッドンッ

 

「噂をすればなんとやらですね。どうします?事情を説明すれば何とかなると思いますが?」

 

「あんな脳筋どもに話が通じるわけがないだろ⁉俺は逃げるぞ。まだ死にたくない」

 

「どうやってです?窓くらいしかでるところはありませんが?」

 

「なら窓から飛べばいい。じゃあな、後は頼んだぞ!」ピョンッ

 

「な、ちょっと待ってください。ここは3階ですy「うぎゃあああああ」提督はバカなんでしょうか・・・」

 

「うるせーやいっ!まあいい、じゃあな加賀、しばらくしたら戻るからー」タッタッタ

 

「な・・・私一人に押し付ける気ですか⁉って、もういない・・・どうしよう」

 

『提督はどこだぁぁぁぁぁぁぁ!』バンッ

 

「赤城さんになんとかしてもらおうかしら...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、町に出てきたけどこれからどうすっかな。あんな女だらけの場所にいたら体がおかしくなっちまう。とりあえずゲームセンターにでもいくか

 

 

 

 

久々のゲームセンターはいいなあ、この騒がしさがまた堪らんのですよ。ん?やけにあっちが騒がしいな。イベントでもやってんのかな?行ってみるか。

 

 

「お、おい。あれでもう30人目だぞ⁉」ヒソヒソ

「マジかよ、なんなんだあの少女は」ヒソヒソ

「あの素早いコントロールさばき、相手の攻撃を見切れる動体視力、やつはただものじゃねえぞ」ヒソヒソ

 

格ゲーか、なにやらものすごく強いプレイヤーらしいな。俺も久々にやってみるかな

 

「よいしょっと」チャリン

 

「また命知らずのバカがチャレンジするぞ」ヒソヒソ

「金の無駄なのに...」ヒソヒソ

「しっ!もうすぐ始まるぞ」ヒソヒソ

 

「よろしく、30人抜きしてるんだって?すごいね」アクシュ

 

「ッ⁉」フリホドキ

 

無視ですかそうですか。まあわかってたけどね。いざやられるとすごく傷ついただけだけどね。それにしてもあの少女どっかで見た覚えが...っと、もう始まるな

 

                FIGHT!

 

「お、いきなり連続攻撃か。だがその程度は読めている」ピョンッ

 

「おい、あの少女の初撃をかわしたぞ⁉」ヒソヒソ

「バカな!。普通ならあれで体力の3分の1は削られるんだぞ。それをいきなりかわすなんて...」ヒソヒソ

 

「そおい!」ベキッ

 

「⁉」グハア

 

                YOU WIN

 

「勝っちゃった」

 

「そんな...」

 

「ええっと...なんかごめん」

 

「あとでゲーセン裏に来なさい」

 

「え?」

 

「あとでゲームセンター裏に来なさいって言ってるの!」

 

「え、あ、はい」

 

「お、おいあれ見たか?あの少女腹いせに男殴る気だぞ?」ヒソヒソ

「かわいそうに...ああいう格ゲー強い女子ってリアルファイトでも強いもんな」ヒソヒソ

『合掌』

 

うおおおおおい⁉なんか野次馬に合掌されてんだけど⁉俺死ぬの?死んじゃうの?やっぱ仕事サボってゲーセンきたのが悪かったかな。俺まだ死にたくねえよぅ

 

「行かなきゃダメ?」ウルウル

 

「キモイわね。あたしが来なさいって言ってんだから素直に来ればいいのよこのクソていとk...ゲフンゲフン」

 

母さん。先立つ不孝をお許しください。非力な俺は少女に惨殺されるのでしょう。きっと死体はコンクリ詰めにされて海に捨てられて見つからないでしょう。ホントにごめんなさい。

 

「いまから3分後にゲーセン裏よ。来なかったらどうなるか...」

 

「orz...」ガクブル

 

 

 

 

 

 

 

               3分後

 

 

 

「ここが俺の死に場所か。こんな薄汚ねえ場所で短い一生を終えるのか...」

 

「来たわね」ババーン

 

「へ?」

 

そこにいたのはさっき戦った少女でもなく、俺が考えていたような化け物でもなく

 

「あけ...ぼの?」

 

「やっと気づいたのねクソ提督」

 

「ど、どうして曙がここに⁉」

 

「そんなこともわからないからいつまでたってもクソ提督だのクズだの言われるのよ。いーい?さっき戦ってたのはあたしよ。それくらいわかるでしょ...」アキレ

 

「マジで?じゃあ俺はまだ死ななくていいってことか⁉」

 

「死ぬ?なにを言ってるの?あたしがあんたみたいなの殺すわけないでしょ?」

 

「よかった・・・」ホッ

 

「そーよ。ったく人聞き悪いわね」

 

「ん、じゃあなんでこんなところに俺を呼び出したんだ?」

 

「あんたさっきあたしに勝ったでしょ?」

 

「ああ、お前弱っちかったな(笑)」プギャー

 

「うっさいわね!あんたが強すぎんのよ!おかしいでしょあんなの。普通開幕連撃は受けて当然。それを一瞬でかわしたと思えばいきなりの掴み技。その上最後はただのキックであたしが負けるなんて...あ~思い出したらイライラしてきた。魚雷撃っていい?」

 

「いいわけあるか!それにここは陸だぞ!魚雷なんて撃てるわけないだろ」

 

「12.7cm連装砲に無理やり突っ込めば撃てるわよね・・・」ボソッ

 

「いや連装砲に魚雷は入んねーから」

 

「陸でなんで艤装が展開できるかはツッコマないのね」

 

「だって艦娘だもん」

 

「あ・・・そ」

 

「んで何用だよ。俺は今忙しいんだから手短に頼むぞ」

 

「ええと・・・その・・・」モジモジ

 

「なにモジモジしてんの?トイレでも我慢してる?」

 

「違うわよ!あれよ、あの~...あんた今日暇でしょ?あたしの買い物に付き合いなさい!」

 

「いやだよめんどくさい。そもそもなんで別名提督嫌い症候群のお前が俺を買い物に誘うんだよ」

 

「なっ⁉そ、それは...あんたの女嫌いを克服させる為よ」

 

「別に女が嫌いなんじゃない。女が苦手なんだ。それに艦娘でも駆逐艦なら大丈夫だし」

 

「...」ドンビキ

 

「無言で後ずさりすんな!」

 

「もしかしてクソ提督ってロリコン?」

 

「ちげえよ!単純に駆逐艦はどっかの夜戦バカとか二大シスコン戦艦とかクレイジーサイコレズとかいないからめんどくさくないし...」

 

「同人誌だと時雨は割と夕立と山城との絡みが多い気がするけど?」

 

「ほ、他にもヤンデレ枠があるから」アタフタ

 

「って、そんなことはどうでもいいのよ!で?買い物に付き合うの?どうするの?」

 

「だからいやだって言ってるじゃん」

 

「そう...よね。あたしみたいな提督嫌い枠は普通の提督にとってはウザい対象だものね...ごめんね」シュン

 

「だー!もうわかった。ついていくからそんな顔すんな。ただし女がいっぱいいるとこ以外でな」

 

「ホント⁉ありがとう」パアァ

 

「やっぱ駆逐艦もめんどくせーな」ボソッ

 

「(ちょっと悲しんだふりしたらこうだもん。チョロいチョロい。でも...この胸の痛みは何?クソ提督への罪悪感?それとも一回断られたことへの本気の悲しみ?)ズキズキ

 

「なにやってんだ。さっさと行くぞ」

 

「わ、わかってるわよこのクソ提督!(考えるのはやめよう。今はクソ提督をこき使えるという満足感に浸っていればいいや)」ズモモモモ

 

「なんか曙から黒いオーラが見える気がするけど気のせいかな」ゴシゴシ

 

「ほら、早くついてきなさい!」

 

「へいへい」

 

 




ラブコメ風に書きたかった。ラブコメ書いてる人ってすごいと今感じる今日この頃。
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