GOD EATER-BURST~縋る神なきこの世で~   作:A-Gyou

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人の日記を覗くのは良い趣味とは言えないねぇ

それでも覗くのかい?


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SG'sRecord-01

Code:KiHonor11

 

さて、榊だ。

 

備忘録、と言うのも何だが、そんなニュアンスでこれから何かあるごとに記録を残していこうと思う。

 

まず記録を残そうと決めた理由から述べようか。  

 

この極東支部に科学セクション責任者として赴任してから結構経つのだが、最近は思いの外暇だった。出現するアラガミのタイプもだいたい固定されてきたし、何より珍しいアラガミのコアは全てヨハンの方に回っているのだ。

 

だけど、今期の入隊者の中に実に興味深い人物が神機使いになったのだ。

 

名前はイリヤ・アクロワ。

名前や容姿から察するにロシア系の人種だろうと思われる。やけに女性的な顔立ちであることも、彼のパーソナリティと言えるだろう。

 

彼が、この記録を書き残していくことを私に決意させたのだ。

 

まず、科学者として彼に興味を持った要素から。

 

1つ。(Y)シリーズ神機への遺伝子的適性。

2つ。偏食因子との適合率がさほど高く無い。

3つ。彼の身に起きた、怪奇的な蘇生現象。

 

まず1つ目の事項について。

 

そもそも第2世代神機は、今でこそ正統派モデルが決定されているが、試作段階では候補機体もいくつか開発されいた。それらの試作神機は、本部直轄の試験部隊やここ極東にいた戦技開発部隊の元で試験運用されていた。その過程で、今正統派とされているタイプが選定されて、今の第2世代神機に繋がる。

そして、イリヤと言う人物は正統派では無く試験機の方に適性を示した。これがどういうことか、と言うと。

そもそも、正統派に選ばれなかった試作神機達の欠陥として、あまりにも人を選びすぎるきらいがあるのだ。今の正統派ですら人を選ぶのに、それに輪をかけて人を選ぼうとすれば適合者は0に等しい。その中で彼は適合者になれたのだ。奇跡的な遺伝子、とも言える。

まぁ、それだけと言えばそれだけだ。

 

 

次に2つ目の事項について。

 

これがなかなかどうして意外だったのが、彼はP53偏食因子への適性が低いのだ。フェンリルが正式に定めるところでは、適合率が6割7分以上でなければ適性試験を受けさせないとしているのだが、彼はそれよりもやや下回って6割4分の値を示していた。

さて、ここで重要なことは通常であれば適合率が低い原因は、その個人のヒト細胞が偏食因子に対して免疫が低い___言い換えれば侵蝕されやすいからである。

しかし、彼の場合はあまり見られないタイプだったのだ。つまり、ヒト細胞が偏食因子に対してアレルギーの一歩手前と言えるほどの耐性を持っていたのだ!

あまりいないタイプのデータだから、これには非常に興味深いものがある。

だが、ここで注意しなければならないことがある。偏食因子への適性が低いと言うことは、逆に言えば神機からの侵蝕を受けやすいとも言える。

 

今気付いたのだが、もしかするとこれが(Y)シリーズへの適合の鍵なのかも知れない。また調べるとしよう【G01:タグ登録】

 

 

最後に3つ目の事項についてだ。

 

私としては、ここ最近の情報の中でもこれが一番興味深い! 何故かって、この現象が解明できないからだ。

多分今後忘れることも無いだろうが、念のために噛み砕いた状況の説明を入れておくとしよう。

イリヤ君が最後に出撃した任務の話だ。廃寺エリアで彼と当時同行者のコウタ君がコンゴウを討伐した直後にヴァジュラと接触した。イリヤ君は自分を囮にしてコウタ君をエリアから離脱させたんだけれども、相当ダメージを受けたんだろうね。ヴァジュラと接触してから6時間程度経過したときに、ほんの数秒。5秒間、彼は死んでいたのだ! 腕輪から転送されるデータを根拠にしているから、間違いでは無い。そして何よりも奇怪なことは、彼はその5秒が経過した後、何と蘇生したのだ!! 

詳しい原因の解明は出来ていないが、私は恐らく彼の中にあるオラクル細胞が自身の宿主と心中することを回避するために起こした生存本能が成した技では無いか、と予測している。可能性の塊のオラクル細胞だ。そんな現象が生起したところで何ら不思議では無い。

この現象の解明が、今のところ私にとっては一番楽しいことだ。これからも、当時のあらゆるデータを用いて現象の解明に努めようと思う。

 

ヨハンからよこされる仕事はツバキ君に頼もう。彼女は何のかんので引き受けてくれ……無いかな……無いね。

何てことだ、またデスクワークに時間を奪われる日々が来るのかと思うと逃げ出したくなってきた。

 

まぁ、仕事をしないと研究もさせてくれないからね、うちの支部長は……。

 

あぁ、いけないいけない。いい年をしたオジサンがやさぐれるなんてみっともない。

どうしよう、凄く情け無い気分になってきた。何だか、とても白髪染めが欲しい気分だ。

 

それにしても、もうすぐ件のイリヤ君も部隊に復帰する予定らしい。一人間としても嬉しい気持ちで一杯だ。一科学者としても嬉しい。

気がかりなことと言えば、彼を取り巻く周囲の態度だね。あまりそういう事情に口を挟むつもりも無いが、やはり心配になってしまう。まぁ、せめて私としても彼に何か出来れば良いんだけれど……。

 

まぁ、今回の記録はここら辺でまとめるとしよう。

 

次の記録のときまでに、イリヤ君の身に起きた現象の解明が少しでも進んでいることを願って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ReverseCode:I401UBoatMilitary

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本部のアラガミ学者達が最近になって変なことを言い出しているようだ。

 

曰く「天変地異」だとか「地球転生説」だとか。    

 

内容を聞く限り、一種の都市伝説の様なものであったが、完全に否定することも出来ない微妙な説、と言う印象が強い。憶測の域を出ないが、確かに可能性はあるのだ。

 

私の方でも、シュミレーションを試みてみようかと思う。

 

まぁ、仮に本当だったとしても私は何もしないと思うけれどね。

 

私はあくまで“傍観者”なのだから。

 

 

 

 

それにしても、ヨハンは何を考えているのか。

表で記述した様に、珍しいアラガミのコアや強力なアラガミのコア等は全てヨハンの管轄下に搬入されているのだが、それらが変なのだ。通常、回収されたコアは用途ごとにタグ付けされて管理されているはずなのだが、それらのコアの行方が分からないのだ。“あの計画”に使うとしてもアラガミ装甲と同じタグで管理されるはずだし、神機のコアにするつもりならもっと厳重な管理になる。

あまり良い雰囲気では無い。

これが杞憂で無いことを祈るばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

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榊の日記です。
多分こんなの書いてるだろうなぁ、と。
はい。

最後の英文は、多分英語慣れした人から見れば不細工なもんだろうなぁ、とか思ってます(-_-;)
格好つけたかったんです、はい……

頑張ります
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