新妹魔王の|亡霊者《ゴーストメント》 作:ダーク・リベリオン
澪たちと合流し戻ってきた霊亜たち
「わっわかった!お前の配下に加わるから勘弁してくれぇぇ!!
突然自分たちの横を逃げるように走り去ったのは先程、眼魔に襲われた他の不良グループのリーダーだった
「はぁ…これで何件目になるのやら…」カキカキ
不良がメモ帳を書いていると万理亜がふと何かに気づいた
「ちょっといいですかそのメモ帳」
「えっ?あっはい。どうぞ」
メモ帳を取り出して今までに書いてある点をペンでなぞってみるとそれは目玉の形をしていた
「霊亜さん、これって?」
「間違いない。眼魔は何かを企んでるな」
そんな時だった
数百キロメートルの範囲が謎の光に包まれた
グラグラグラグラグラグラ!!!
「なっ、なんだ!?」
「これはいったい?」
「もう始めやがったのか!?」
そして突然大きな揺れが起こり始めたと思ったら包まれたかしょが徐々に空へと浮き始める
「はははははは!」
「駒村?」
「ボス!?」
そこに現れたのは信長のマントを手にした駒村だった
「ついに、俺が天下を取る時が来たんだ!あははははは!!」
「駒村、これはいったい?」
「見ろぉ!ここが俺の城となる。俺の天下統一のための拠点となるのさ!!」
両手を広げながら浮き上がるこの場合から駒村が下を見下ろす
「ボス!やめてください。こんなのボスらしくないっすよ!?」
「これが本当の俺さ。俺は信長になるんだぁぁ!!!」オーラ
『いいぞ~。もう少し、もう少しだぁ~』
その様子を見ていた眼魔が現れた
「眼魔!」
「そこにいるんですね!てりゃぁぁ!」
以前開発した新兵器から特殊な液体を散布する
すると透明だった眼魔の姿が霊亜達以外の視界にも映った
「あれっ?バレテーラ」
「なっ、ばっ化物!?」
「眼魔、あんたたちの好きにはさせないわよ!」
「へへ~ん、今更なにをしてもむっだだよ~ん」
そう言うと眼魔は駒村に近づく
「さぁ。いよいよだよ~。これよりお前は信長として世界に君臨するのさ~」
「俺が…」
「そうだ。お前こそこの世界を支配するにふさわしい」
「そうだ。俺は選ばれし人間なんだ。俺は織田信長になるぅぅ!!」オーラ
眼魔の言葉に耳を傾け、自身が信長になると言った瞬間全身から怪しい光を放つ
「いかん!」
「どうしたの霊亜?」
「このままじゃ、駒村がゴーストを生み出す。そうなったら駒村が死んじまう!」
「なんですって!?」
霊亜の口から聞かされたその内容に全員が驚く
「やめろ駒村!このままじゃお前死んじまうぞ!!」
「信長になれるなら命なんて惜しくねぇよ!」
自らの命さえも投げ出すと駒村は言い出す
「ボス!やめてください!!ボスに死なれたら俺たちどうしたらいいかわかんないっす!!」
「っ?」
「耳を貸すな。お前は信長になるんだ~」
自分のために心から泣いてくれる部下の顔を見た駒村の心が揺れ動くも
それをさせじと眼魔が誘惑を続ける
その間にも徐々に駒村の体とマントから放たれる光が強くなっていく
「あははは~もう何をしても終わりさ~」
「そうはさせるか!」
霊亜は駒村を抱きしめる
「れっ、霊亜…?」
「駒村、お前にはお前を慕う仲間がたくさんいる。それなのにお前はそいつらをおいて行っちまうのか?」
「俺は…俺は…」
「あっ、貴様!!「霊亜の邪魔はさせないわ!」なにぃ!?」
駒村を救わせるため、霊亜を邪魔しようとする眼魔の前に澪と万理亜が立ちはだかる
そしてついに駒村から光が消えた
同時にマントからも光が消えた
「しまった!?」
「…俺は?」
「ボスゥゥゥ~」ナキ
霊亜のおかげでもとに戻った駒村のもとに部下が駆け寄る
「駒村、信長は怖い武将だと思われてるが、本当は身分の上下に関係なく仲間を大切にしていたんだ。仲間を大切にしていたお前のやり方こそ、まさに信長そのものさ!」
「俺が…」
「そうっすよ。だからこそ俺たちはボスについていくんすよ!!」
「みんな…すまねぇ!!」
自分の今までのことを悔やみ頭を下げた
その際に今度は綺麗な光が駒村の体を包む
「あれは!」
「よくも邪魔してくれたな~。遊びの時間は終わりだ!!」
「…まずはこっちだな!」
ドライバーを展開し、今回はオレゴーストアイコンではなく緑色のアイコンを手にする
『アーイ! バッチリミナー!バッチリミナー!』
セットした瞬間現れたのは弓の名手にして誇り高き義賊「ロビン・フッド」の魂を宿したロビンフッドパーカーゴーストだった
「変身!!」
『カイガン! ロビンフッド! ハロー!アロー!森で会おう!』
ロビンフッドパーカーゴーストが覆いかぶさり霊亜はロビンフッド魂に変身した
ガンガンセイバーを手にすると
ピィィィィィィ~!
そこにゴーストガジェットであり、電話機にもなるコンドルデンワーがかけつけガンガンセイバーと合体しアローモードへ変形させた
「おら!」
「そんなもんあったりませ~ん!」
「なっ、この!!」
狙いを定めようにもちょこまか動く眼魔になかなか狙いが定まらない
「このこの~!」
「うっさい!」ベシッ
「ありゃ~!?」
眼魔を蹴り飛ばした霊亜はすかさず矢を放つも
それを分身を生み出し盾にして攻撃を防ぐ
「またこれか!?うらぁ!!」
霊亜は襲いかかってくる分身体を蹴散らしていく
さらに連続で矢を放ち分身を消滅させていく
「もう怒ったぞ~!!」
眼魔がまた分裂し、霊亜の周りをぐるりと囲む
その際、霊亜はドライバーにガンガンセイバーをかざす
『ダイカイガーン! ガンガンミナー!ガンガンミナー!』
ゆっくりと弓を構えると今度はドライバーのトリガーもひく
『ダイカイガーン! ロビンフッド!オメガドライブ!』
すると霊亜もまた分身し、そのままガンガンセイバーのトリガーをひく
『オメガストライク!!』
エネルギーを纏い、放たれた矢は眼魔を突き刺す
「これまたナイスショートでぇぇぇ!!!!」
断末魔とともに眼魔が爆発した
そして足元にアイコンが転がってきた
「よし!」
「やった~!」
「やりましたね霊亜さん!」
霊亜のもとに澪たちが駆け寄ってきた
だが、喜ぶのも束の間
グラララララララララ!!!
「なっなに!?」
「大変ですこれ落ちてます!!」
「浮かせてる眼魔を倒したから!?」
「俺に任せろ!!」
霊亜は島から飛び降りた
「ユルセン!!」
「なんか用か~?」
呼ばれてユルセンが現れた
「ニュートンアイコン貸せ!お前もってたろ!?」
「え~?どうしよっかな~」
「んなこと言ってねぇで貸せ!!」
「おいちょ、やめろって…あひゃひゃひゃひゃひゃwwwくすぐてぇってwww!」
霊亜はお構いなしにユルセンからニュートンアイコンを借りるとそれをセットする
『アーイ! バッチリミナー!バッチリミナー!』
ベルトからニュートンパーカーゴーストが現れた
霊亜はそのままトリガーをひく
『カイガン! ニュートン!リンゴが落下!引き寄せまっか!』
地面に着地すると斥力の能力をもつ右手を浮かぶ島に向ける
『ダイカイガーン! ニュートン!オメガドライブ!』
斥力のちからで落下の威力を抑えていく
そして島はもとの場所へと戻った
「やりましたよ澪さま~」
「あれっ?でも霊亜はどうなっちゃったの?」
「……はっ、まさか島の下敷きに!?」
「そっそんな…れっ霊亜ぁぁぁ!!!??」
あわてふためく澪たちだが
「どうした?そんなに慌てて?」
「「きゃあぁぁぁぁぁ!!!??」」
地面から生え出てきたみたいな感じで霊亜がでてきた
「びっくりさせないでよバカァァ!!」
「ごめんごめん」
「おい、なんか忘れてないか~?」
「忘れてる…あっ、そうだった!」
ユルセンのといで思い出した霊亜は駒村たちの方に向かった
「駒村、これ借りるぞ」
ゴーストが生まれかけているマントに霊亜が目を描く
すると煙の中からノブナガパーカーゴーストが現れた
「よし、こいノブナガ!」
霊亜がノブナガパーカーゴーストのアイコンを手にしようとしたその時
「はっ!!」
「なっ!?」
突然何者かが襲いかかってきた
「お前は!?」
自分の姿と告知し、尚且つ色は青く角が二本のライダーが
「スペクター!?」
「…俺とともに戦え!!」
ノブナガパーカーゴーストはスペクターを選んだのかスペクターのドライバーに吸収されそこからアイコンがでてきた
「ふん」
鼻で霊亜をわらうとスペクターはそこから消えてしまった
「マジかよ…」
「なんなの?」
「なにものなんですかあの青いのは?」
アイコンを取られてしまいただ呆然と立ち尽くす霊亜たちだった
「スペクター……」
「……」
そしてその様子を遠くから見る若者と少し老けた男性がそこにはいた