新妹魔王の|亡霊者《ゴーストメント》   作:ダーク・リベリオン

11 / 12
第11話 上目だけの関係、結局は赤の他人でしかない

狂気と化した狛村を救い、ノブナガゴーストを生み出し、力を貸してほしいと頼もうとした時

 

 

謎の青いライダーことスペクターがそこに割り込んできた

 

 

そしてスペクターは霊亜が怯んでいる隙にノブナガゴーストのアイコンを手に入れ、その場から立ち去っていったのだった

 

 

 

 

 

 

 

【東城家】

 

 

「ちょっと染みますよ~」ピタッ

 

 

「ぐぅぅ~くぅぅ~。染みる~」

 

 

万理亜が霊亜の顔の傷口に消毒液をつけた綿をつけると涙目で痛そうな表情をしていた

 

 

「本当に大丈夫なの霊亜?」

 

 

「あぁ、なんとかな。ありがとな澪」

 

 

心配そうな顔を浮かべる澪に優しく語りかける霊亜だった

 

 

「にしてもなんなんですかねあの青いライダーさん」プンスカ

 

 

「そうよそうよ。それにいきなり攻撃を仕掛けてきたし」プンスカ

 

 

「あぁ…」

 

 

 

 

澪や万理亜たちが怒った顔で話しているのは先日のとある日に事件のことだった

 

 

ことのきっかけは夜に遡る

 

 

「よし、ベートーベンのアイコンをゲットしたぜ」

 

 

「やったわね霊亜」

 

 

「これで後残り10個で霊亜さんは生き返れるんですね!」

 

 

「あぁ、残りのアイコンも必ず手に入れてみせるぜ」

 

 

ベートーベンのアイコンを手に入れ、上機嫌なまま家に帰ろうとする霊亜たち

 

 

 

「……」

 

 

しかし、その様子を高い場所から見下ろす影があった

 

 

そして影はしばらく霊亜たちを眺めていたが

 

 

少しして手を空へとかざす

 

 

「っ?」

 

 

「どうしたんですか澪さ……!?」

 

 

 

ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーン!

 

 

 

「おいおい、これって?」

 

 

「人よけの結界みたいね」

 

 

「まさか、現魔王派の刺客?それとも眼魔?」

 

 

あたりを警戒する霊亜たち

 

 

「…!ねぇあれ!」

 

 

「どうしました澪さま!?」

 

 

澪が何かに気づいてその方を指さす

 

 

「…あっ、あいつは!」

 

 

指さす場所には高い場所から自分たちを見下ろす一つの人影が

 

 

 

バッ!

 

 

 

ドスゥゥゥン!

 

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

影はそこから飛び降りて地面に着地し、ゆっくりと立ち上がる

 

 

「えっ?ちょっと、あの姿、それにあのベルト…あれって…?」

 

 

「れ、霊亜さんの変身した時の姿とそっくりです!?」

 

 

そう、霊亜立ちの前に現れたのは

 

 

以前、駒村との一件の時、ノブナガから力を借りようとした時、

 

 

突如として現れ、横取りというような形でノブナガパーカーゴーストから力を受け取り、アイコンを持ち去っていったスペクターだった

 

 

「なぜここにいるんだスペクター!」

 

 

「霊亜さんあの人のこと知ってるんですか?」

 

 

「あぁ、理由は知らないが、俺と同じでアイコンを集めてる奴さ」

 

 

「えっ!?」

 

 

「アイコンを集めてる!?」

 

 

霊亜からスペクターもまたアイコンを集めてると聞いて澪たちは驚きの表情を浮かべる

 

 

「まさかこんなところで再会するとはな」

 

 

「それはこっちの台詞だっての。てめぇあの時はよくもノブナガのアイコン持って行きやがったな!」プンスカ

 

 

「貴様の都合なんか知るか……俺は、俺の願いを叶えるために全てのアイコンを集める!」ゴゴゴゴゴゴゴ

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

スペクターから放たれる威圧に澪たちはおろか、霊亜までも震えを感じるほどだった

 

 

「ここでお前と会えたのならちょうどいい、その手に持っているベートーベンのアイコンと貴様の持っている残りのアイコンも俺が頂く!」

 

 

「なに!?」

 

 

「行くぞ!」

 

 

そう言うとスペクターは戦闘態勢に入るとともに霊亜に向かってきた

 

 

「霊亜!?」

 

 

「下がってろ二人とも!」カチャ

 

 

ベルトを出現させ、オレゴーストアイコンのスイッチを押し

 

 

さらにそのオレゴーストアイコンをドライバーに挿入する

 

 

『アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー! バッチリミナー!』

 

 

ドライバーからオレパーカーゴーストが現れ、霊亜の周りをぐるぐる跳回る

 

 

そして霊亜がドライバーのレバーを動かし、ゴーストドライバーがまばたきする

 

 

『カイガン! オレ! レッツゴー・覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

 

 

トランジェント姿となった霊亜にオレパーカーゴーストが覆いかぶさり

 

 

ゴースト・オレ魂へと変身を完了させ、攻めかかるスペクターを迎え撃つ

 

 

「はぁぁ!」

 

 

「ぐっ!?」

 

 

「ていぁぁ!!」

 

 

「うわあぁぁっ!?」

 

 

スペクターは怒濤の攻撃を仕掛け、霊亜に連続攻撃をお見舞いし

 

 

霊亜は防戦一方のまま吹き飛ばされた

 

 

「霊亜!」

 

 

「霊亜さん!」

 

 

「ぐっ…っ! 澪、万理亜ちゃん!来ちゃダメだ。危ないから離れてろ!」

 

 

危機を感じた澪たちが駆けつけようとするも

 

 

2人を危険にさらすまいと霊亜がそれを拒む

 

 

「よそ見をしてる暇があるのか!」

 

 

「ぐっ!?」

 

 

しかし、2人の身を守ろうとする霊亜にスペクターは容赦のない攻撃を仕掛ける

 

 

「せぇぇい!!」

 

 

「ぐあぁぁぁぁ!!!」

 

 

ストレートパンチがヒットし、霊亜は地面を転がるように倒れた

 

 

「っち、この野郎。もう頭きた!!」

 

 

霊亜はやられっぱなしじゃないと言わんばかりに別のアイコンを取り出し、スイッチを押す

 

 

そしてドライバーに装填する

 

 

『バッチリミナー! バッチリミナー!』

 

 

するとドライバーからムサシパーカーゴーストが現れ

 

 

霊亜の周りをくるくると回る

 

 

そして霊亜はトリガーを引き、ドライバーが瞬く

 

 

『カイガン! ムサシ! 決闘!ズバッと!超剣豪!』

 

 

ムサシパーカーゴーストが覆いかぶさり霊亜はムサシ魂へとチェンジするとともにガンガンセイバーを二刀流モードに切り替え、これを構える

 

 

「いっけー霊亜ー!そのままやっつけちゃえ!」

 

 

「頑張ってください霊亜さーん!」

 

 

澪と万理亜が霊亜を応援する

 

 

「…以前は1人じゃなかったか?あいつらはなんだ?」

 

 

以前会った時にはいなかった澪達の存在に気づいたスペクターが霊亜に尋ねる

 

 

「へっ、俺の可愛い妹たちさ」キリッ

 

 

「妹だと?お前、妹がいたのか?」

 

 

「あぁ、血は繋ってないがな」

 

 

「……なんだと?」ピキ

 

 

話しを聞いた瞬間、何やらスペクターは不機嫌な顔になった

 

 

「くだらん」

 

 

「っ!?…あぁ~ん?今なんつった?」カチン

 

 

「くだらんと言ったんだ。なにが血の繋がりのない妹だ。そんなのは上目だけの関係、結局は赤の他人でしかない」

 

 

「「っ!?」」ピキキ

 

 

スペクターの放ったその言葉は澪と万理亜の心に大きな亀裂が出来そうなほどの衝撃を与えた

 

 

「……ざけんな」ボソッ

 

 

「うん?」

 

 

「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

突如として霊亜が怒りとともに大声で叫んだ

 

 

「俺たちの関係が上目だけの関係だと?結局は赤の他人だと?……ふざけんのも大概にしやがれ!!」

 

 

「れい…あ?」

 

 

「お前は澪や万理亜ちゃんがどんな思いで生きてきたか知らないからそんなことがいえんだ!お前に何がわかるってんだよ!二人の気持ちも知らずに勝手なこと抜かすんじゃねぇよ!!」

 

 

霊亜はとてつもない怒りの表情を見せスペクターの言葉を論破する

 

 

「あぁもう頭きた!俺の大事なもんを侮辱したテメェにはその償いをしてもらうぜ!」

 

 

そう言いながらスペクターにむけて剣を構えるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。