新妹魔王の|亡霊者《ゴーストメント》 作:ダーク・リベリオン
とある日の朝、霊亜たちはいつものように学校に登校中だった
「ふぁ~」
「澪眠いのか?大丈夫か?」
「昨日徹夜で宿題をやっててたからね」
眼をこすりながら澪はそう言った
「澪は熱心だな。感心するよ」
「だったら少しは勉強したら?」
「いいよ別に、勉強なんかしてたら澪との時間が削られちまうじゃん。俺は澪と楽しい日々が過ごせりゃそれで満足なんだ」
「…馬鹿」ボソッ
霊亜の言葉に照れくささを感じ、ボソリとつぶやく澪だった
そんな時だった
「霊亜の兄貴ぃぃぃぃ!!!」
「うん?」
「あっ、あいつらは!?」
背後から自分の名を呼ばれて霊亜が振り向くと以前、澪をナンパした不良たちのうちの1人だった
それを見た澪が霊亜の後ろに隠れる
「兄貴、探しやしたぜ」ハァハァ
「お前、駒村組の?…どうしたんだそんなに慌てて?」
「…うあぁぁ~ん!お願いします助けてください!!」
「なっなんだってんだ!?」
いきなり泣きつかれて困惑する霊亜と澪だった
「なんだって?駒村が?」
「駒村って人ってたしか霊亜の知り合いだったわね」
「はい、駒村さんは俺らの憧れの存在で、俺たちみたいなやつらに分け隔てなく接してくれて人望も厚い人なんすけど…数日前からまるで人が変わったかのように横暴で冷たい人になってしまって」
彼の話によると最近。他校に赴き、そこの不良たちに自分の配下になるように言ってきては拒否したグループを自分たちを引き連れて襲撃して完膚なきまでに痛めつけるのである
そうしてどんどんとその強引なやり方で他のグループを配下に収めて言ってるのである
もちろんそのやり方よしと言えるはずもなく何人かの仲間が駒村にやめるように説得したが
それにより怒りをかったものは数日感の間にまわりで不思議な現象がおきて
事故に巻き込まれたりなどして入院するほどの怪我を負ったとのこと
「あの駒村がそんなことを…」
少なくとも霊亜が知ってる駒村はそんなやつではなかった
不良ではあるものの他の不良たちにいちゃもんをつけられた小さい子を助けてあげたり、部下を傷つけた奴は許さないというほど仲間思いのやつだった
「きっとあの男のせいだ。あの男が駒村さんを変えちまったんだ!!」
「あの男?」
「最近じまたで噂になってるんすが、願いを叶える方法を教えてくれる男ってのがいて。偶然にも駒村さんが会ったらしいんす。それからなんですよこの騒動が始まったのは…だからきっとあいつの仕業に違いないいっす!」
「まぁまぁ落ちつきなさいよ」
興奮した不良を澪がなだめる
「お願いします!どうか兄貴の力で駒村さんをもとに戻してください!!」
土下座してお願いをする不良を見た霊亜が頬をポリポリかく
「どうするの霊亜?」
「……わかった。協力してやるよ」
「まじっすか!?ありがとうございます!!」
万理亜とも合流し、不良に連れられて駒村組のアジトにやってきた霊亜たち
すると
「話になんねぇよ!!」
いきなり怒鳴り声をあげて他校の不良グループのリーダーが不機嫌そうな態度で出ていった
「もしかしてさっきのが話しにあった?」
「へい、おそらくはまた傘下に入るよういったんでしょうね…」
そう言うと不良が駒村のとこに霊亜たちを案内する
「失礼しやす駒村さん」
「あぁ?…何だテメェか。なんのようだ?」
「あっいえ、今日は駒村さんにお客様です」
不良はそう言うと駒村に霊亜たちを会わせる
「おぉ!霊亜じゃねぇか元気そうだな」
「お前もな。…ところでさ、さっきのなんなの?」
「あぁ、俺の部下になれって言ったらキレやがってな「お前の傘下に加わるなんざごめんだ」だとさ」
若干イライラしながら駒村はそういった
「だがいいさ、俺はいずれ天下をとるんだ。織田信長のようにな」
「信長?」
「おうよ。信長は俺の憧れなんだ…」
憧れてるという駒村の表情を見ているだけならとても強引なやり方で不良たちを傘下に入れようとしてるとは思えなかった
「そんな時。ある男からこいつをもらってな」
そう言うと駒村はあるものを取り出す
それはかなり年代が立っており、男曰く信長が羽織っていたとされるマントだそうだ
「こいつを持ってると信長になった気になれるんだ…俺は信長のようになる!野望を邪魔する奴は誰だろうと容赦はしない…"さっきのやつ"も含めてな」
駒村がそう言った時だった
ドンガラガッシャーーン!!
「「「「!?」」」」
向こうの方からものすごい音が聞こえた
「ほ~ら、きっと俺に逆らったから天罰がくだったんだ。あは、あはははははは!」
「俺見てくる!!」
「霊亜!?」
「待ってください!」
「ここらへんのはず…あっ!?」
霊亜が行ってみるとそこには先ほど駒村の申し出を断った他校の不良グループのリーダーが倒れてきた鉄骨などにより怪我をしている光景だった
「いっ、いてぇよ~」
「おい、大丈夫か?しっかりしろ」
「あははは~。イエ~イ。大成功~♪」
「やっぱり眼魔の仕業か」
駆け寄ると男のとなりから道化師のような格好をした眼魔が現れた
霊亜はドライバーを出現させるとアイコンのスイッチを押す
『アーイ バッチリミナー!バッチリミナー!』
トリガーを引きベルトが瞬く
『カイガン! オレ! レッツゴー・覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
トランジェント姿に変わりオレパーカーゴーストを羽織りゴーストへと変身する
そしてガンガンセイバーを構えて眼魔に向かっていく
「はぁぁぁぁ!!」
「うん?おわっと~!?危ないじゃないか!!」
霊亜と眼魔が激しい攻防を繰り広げる
「ほらこっちこっち~」
「くそっ!」
だが、さすが道化師と言わんばかりにトリッキーな動きで攻撃をかわしてくため戦闘のペースを崩されていく
「今度はこっちだくらえ、ぼぉぉぉん」
「うわっ!?」
両手から光弾のようなものを撃ってきたのでそれをかわす
「やってくれたなこんにゃろめ!!」
おかえしと言わんばかりに霊亜が剣を振るう
「ぐへぇ!!」
剣先にあたって倒れ込む眼魔に剣を振り落とすも
「死ぬぅ~!」
とかいいつつ二人に分裂してそれをかわした
「えっ?増えた!?」
「「はっは~二倍~にば~い♪」」
そう言うと今度は二人がかりで襲いかかってきた
一体でも厄介なのに増えたことで更にやりづらくなった
「ファイト~」
「一発!!」
「ぐあぁぁぁぁ!!」
連続でパンチを喰らい霊亜が転がるように倒れる
その間に眼魔がコントしていた
「あ~もう、腹立つぜ」
「な~にやってんだよ」
そこにユルセンが現れた
「ガンガンセイバーを2つに割ってくっつけて薙刀モードだ!」
「…わかったよ」
ユルセンの指示のもとガンガンセイバーを割ってくっつけ薙刀モードに変形させた7
「やっちゃるぜぇぇ!!」
「あん。兄さん危ない!」
「コント中に攻撃とか反則よ~!」
「やかましい!!」
薙刀のリーチの長さを活かして敵をよそ付けず、次々と攻撃を喰らわす
そして怯んだ隙にベルトにガンガンセイバーをかざす
『ガンガンミナー!ガンガンミナー!』
そして霊亜は構える
「今のうちに」ボソッ
そんな中、内一体がそおっと逃げ出す
それに気づかず目の前の眼魔にむかってガンガンセイバーのトリガーをひく
『オメガストリーム!』
「おらっおらっ、おらぁぁぁ!!!」
「もう終わりかい、さっき出てきた場合やのに~!!」
そう言うと眼魔が大爆発した
「よし!…ってあれ?アイコンがない?」
あたりを探してもアイコンが見当たらない
「…まさか俺が倒したのって…」
十中八九ニセ物だった
「チクショーーー!!!魔力が無駄になったぁぁぁぁぁ!!!!」
悔しさで叫びだす霊亜だった
そしてそんな霊亜を遠くからみるゴーストのような姿で青い姿をした存在がいることに霊亜は気づいていないのであった