遊戯王 GX ~転生者のロード~   作:雨風

3 / 4
第2話 ~コピーデッキってだけで貶す人って現実でも結構いたりするんだよね~

side 幸

 

 

 合格が決まった俺は只今船に乗ってアカデミアに移動中、寮はイエローだった。まあノーダメで勝ったからな、納得だ。

 

「お~い!!」

 

「ん?」

 

 声が聞こえたので、そちらを向いた。……って、あいつは!

 

「幸~~!!」

 

「十代!!」

 

 十代じゃないか!!

 

「幸、久しぶりだな。」

 

「ああ、子供の頃以来だな。」

 

 何故俺が十代と知り合いなのかと言うと、俺は子供の頃にたまたま十代の隣に引っ越した事があったからだ、そこで外国へ引っ越すまで十代と一緒に育ち、後は15まで外国で過ごした。

 

「なんだ、知り合いだったのか? 」

 

「お、三沢。」

 

 十代と一緒に来たのは三沢と……えっと……確か、丸藤翔…だっけ?

 

「小さい頃一緒に過ごしていてな、まあ、幼なじみって奴だ。」

 

 三沢に簡潔に説明する俺。

 

「なるほどな……」

 

「僕は、丸藤翔っす。」

 

 お、当たってたか。

 

「天地 幸だ、よろしく。」

 

「うん、よろしく。」

 

 あいつは……出てきてないのか?

 

『幸、久しぶり。』

 

 お、出て来たか、ユベル。

 

『あの時は本当にありがとう、君が止めてくれなければ、僕はとんでもない過ちを犯す所だった。』

 

「……まだ気にしてんのか、過ぎた事じゃねえか。」

 

「そうだぜユベル、俺だってもう気にしてねえよ。」

 

 十代は笑顔で言った。

 

『そうか・・・・』

 

 ユベルは微笑みを浮かべた。

 

「二人共、誰と話してるんだ?」

 

 三沢が訝しげな顔をしている。そう言えば普通の人には見えないんだったな……翔もちょっと引いた様子。

 

「……十代の仲間とな。」

 

「……?」

 

―面倒なので島までキングレムリ……じゃなかった、キングクリムゾン―

 

 入学式を終えて只今校内を散歩中。どこの世界でも校長の話は長いもんだな……ん?

 

「コピーデッキなんぞ使ってる奴が、俺達の前を歩いてんじゃねーよ!」

 

「隅っこでも歩いてろ!」

 

 オベリスクブルーの二人がイエロー生を壁に突き飛ばす……

 

「おい。」

 

「あ? なんだお前。」

 

「まさかこの外道の味方する気か?」

 

 そう言ってイエロー生をあざ笑うブルー二人。イエロー生は座ったまま俯いていた。

 

「なぜこいつが外道なんだ? 訳を聞こうか。」

 

「知りたけりゃ教えてやるよ。こいつのデッキはな、コピーデッキなんだよ!」

 

 ……は?

 

「コピーデッキなんぞ使う奴はな、ろくでなしって決まってんだよ! そんな奴がアカデミアにいる事自体が腹立たしいぜ!」

 

 そう言ってイエロー生を睨むブルー生。イエロー生はさっきより明らかに沈んでいた。しかし……

 

「だからなんだ?」

 

「なに?」

 

「なんだと?」

 

 今度は俺の方を睨むブルー生。

 

「なぜコピーデッキ使いは問答無用で外道なんだ? 俺の知ってる奴にもコピーデッキ使いはいたが、外道と呼ぶような奴は一部だけだったぞ?」

 

 別にコピーデッキは何の問題も無いと思う。ルールとマナーさえ守っていれば良いのだ、どんなデッキを使うかは人の自由であり、それを止めさせる権利など誰にも無い。イエロー生に目を向けると、驚いたような表情で俺を見ていた。ちなみに俺の知り合いのコピーデッキ使いは、「コピーデッキは自分の知らない戦術を知る機会にもなるから楽しい」という理由でコピーデッキを使っていた。

 

「貴様! さてはお前も外道だな?」

 

「は?」

 

 今度は俺を外道と言い出したぞこいつ。

 

「外道の味方をするような奴は、外道に決まっている! そんな奴は今ここで叩き潰してやるぜ!」

 

「デュエルだ! このオベリスクブルー、座庫位 摸部夫(ざこい もぶお)と!」

 

 黄色い髪のブルーに

 

「同じく、矢等例矢 管造(やられや くだぞう)様が、貴様に思い知らせてやる!」

 

 やけに唇の厚いブルーが言った。う~わ、何だこいつらの名前。しかもいつの間にかディスク構えてスタンバってるし……ま、歓迎会まで時間あるし……やるか。

 

「まずは俺から……」

 

「面倒だ、二人纏めてトライアングルで来い。」

 

「何だと!?」

 

「貴様! イエローの癖に生意気な!」

 

 俺の言葉に憤慨するブルー二人。一度やってみたかったんだよね、トライアングルデュエル。

 

「「「決闘!!!」」」

 

 

side 三人称

 

 

「俺のターン!」

 

 ドローしたのは摸部夫だった。

 

「俺は、《ゴブリン突撃部隊》を召喚!」

 

ゴブリン突撃部隊

ATK2300

 

「カードを2枚セットして、ターンを終了。」

 

「俺のターンだ!」

 

 次に管造のターン。

 

「《サファイアドラゴン》を召喚!」

 

サファイアドラゴン

ATK1900

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」

 

「俺のターン。……ふむ……」

 

 ドローしたカードを見て考える幸。

 

「俺は手札よりレベル7、《真紅眼の黒竜》を捨て、《ダーク・グレファー》を守備表示で特殊召喚! このカードは、手札からレベル5以上の闇属性モンスターを捨てる事で、特殊召喚できる。」

 

ダーク・グレファー

DEF1600

 

「れ……真紅眼の黒竜!?」

 

「オークションでも数百万はする超レアカードじゃねえか! なんでお前が……」

 

「答える義理は無い。俺はダーク・グレファーの効果を発動。手札の闇属性モンスター1体を墓地へ捨て、デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。俺は手札の、《融合呪印生物―闇》を墓地へ捨て、デッキより、〔レッドアイズ・ダークネスマスタードラゴン〕を墓地へ送る!」

 

 今回幸が墓地へ送った〔レッドアイズ・ダークネスマスタードラゴン〕はオリカである。詳細は後ほど。

 

「ふ……ふん! 真紅眼には驚いたが、高レベルモンスターを2体も墓地へ送るなんて、馬鹿な奴だぜ!」

 

「口ほどにも無いようだな!」

 

「……ハア、モンスターを1体セット、カードを2枚伏せて、ターン終了。」

 

「俺のターン、ドロー! 」

 

 摸部夫のドロー。

 

「俺はゴブリン突撃部隊を生贄に捧げ、《偉大魔獣ガーゼット》を、攻撃表示で召喚!」

 

偉大魔獣ガーゼット

ATK 0

 

「ガーゼットの攻撃力は、生贄モンスターの攻撃力の倍になる。よってその攻撃力は、4600だ!」

 

偉大魔獣ガーゼット

ATK 0→4600

 

「さらにリバースカードオープン! 《リビングデッドの呼び声》! ゴブリン突撃部隊を特殊召喚!」

 

ゴブリン突撃部隊

ATK 2300

 

「バトル! ガーゼットで、ダーク・グレファーに攻撃!」

 

 ガーゼットの口から強酸が放たれる。

 

「……守備表示のため、ダメージは無い。」

 

「ゴブリン突撃部隊で、セットモンスターに攻撃!」

 

「セットモンスターはメタモルポット、互いに手札を全て捨て、5枚ドロー。」

 

「ちっ、3枚捨てて、5枚ドローだ。ゴブリン突撃部隊は守備表示になる。」

 

ATK 2300→DEF 0

 

 3人は互いに5枚ドローする。

 

「カードを2枚セットして、ターン終了。」

 

「俺のターンだ!」

 

 管造のドロー。

 

「サファイアドラゴンに、《デーモンの斧》を装備! これにより、攻撃力1000ポイントアップだ!」

 

ATK 1900→2900

 

「さらに俺は、《デーモン・ソルジャー》を召喚!」

 

デーモン・ソルジャー

ATK 1900

 

「バトルだ! サファイアドラゴンでダイレクトアタック!」

 

 ブレスで攻撃するサファイアドラゴン。

 

「(おい、斧使えよ。)手札より《バトルフェーダー》のモンスター効果発動!」

 

「何ぃ!?」

 

「手札からモンスター効果だと!?」

 

「相手の直接攻撃宣言時、このカードを手札から特殊召喚し、バトルフェイズを強制終了!」

 

バトルフェーダー

DEF 0

 

「くそ……ターンエンドだ。」

 

「けっ……情けない奴め。」

 

 摸部夫が管造を貶す。

 

「何だと!?」

 

「5枚もドローしたにもかかわらず、ダメージどころか相手の魔法、罠すら割れてねえじゃねえか、下手くそめ!」

 

「お前こそ、攻撃力4000オーバーのモンスター従えておいて、傷一つ付けられてねえだろうが! このド下手くそ!」

 

「何だと!?」

 

 醜い口喧嘩を始める摸部夫と管造。

 

「俺のターン。」

 

 二人の口喧嘩を余所に、自分のターンを進める幸。

 

「手札より魔法カード、大嵐を発動!」

 

「んな!?」

 

 もの凄い風圧により、場の魔法、罠が全滅する。リビングデッドが破壊された事で、ゴブリン突撃部隊も破壊、ちなみに二人ともミラフォを伏せていた。幸の伏せは《威嚇する咆哮》と《リミット・リバース》。

 

「(ミラフォは仕事しない……か。)《強欲な壺》を発動、2枚ドローする。」

 

 強欲な壺はデッキに入れるかどうか迷っていたが、入れる事に決めたらしい。

 

「バトルフェーダーを生贄に捧げる。」

 

「なに!?」

 

「上級モンスターか!」

 

「《デーモンの召喚》を召喚!」

 

デーモンの召喚

ATK 2500

 

「デーモンの召喚だと!?」

 

「そんなレアカードまで!?」

 

「(そういやレアだったな、この世界では……) バトルフェーダーはフィールドから離れた場合、ゲームから除外される。バトルフェイズ! デーモンの召喚でサファイアドラゴンに攻撃! 魔降雷(まこうらい)!」

 

 デーモンの召喚は雷を放ち、サファイアドラゴンを攻撃。

 

「ぐっ!!」

 

LP 4000→3400

 

「カードを2枚伏せ、ターンを終了。」

 

「俺のターン! へっ、馬鹿な奴だぜ、俺の場には攻撃力4600のガーゼットがいるのを忘れたか? 俺は《ジャイアント・オーク》を召喚!」

 

ジャイアント・オーク

ATK 2200

 

「バトルフェイズだ! ガーゼットで、《デーモンの召喚》を攻撃!」

 

 デーモンの召喚に向かって強酸を吐くガーゼット、しかし……

 

「ダメージステップに入る。」

 

「なに!?」

 

「リバースカードオープン、速攻魔法、《禁じられた聖杯》! フィールドのモンスター1体の攻撃力を400ポイントアップし、その効果を無効にする! 俺はガーゼットを指定!」

 

「な!? という事は……」

 

ATK4600→400

 

「迎え撃て! 魔降雷(まこうらい)!」

 

 デーモンの雷がガーゼットを強酸ごと貫く。

 

「がああ……」

 

LP 4000→1900

 

「ぐ……くそ。」

 

「はっ、偉そうな事言っといてそれかよ! やっぱお前下手くそだぜ!」

 

 管造が摸部夫を鼻で笑う。

 

「なんだと!?」

 

「今の内に引っ込みな! てめえじゃブルーの恥曝しになるのが落ちだ!」

 

「てめえ……(もう我慢ならん!) ジャイアント・オーク! 管造のデーモン・ソルジャーに攻撃だ!」

 

「は?」

 

「なに!?」

 

 なんと、幸ではなく、管造の方に攻撃宣言する摸部夫。幸は素っ頓狂な声を出し、ジャイアント・オークは一瞬戸惑ったようだが、直ぐにデーモン・ソルジャーを棍棒で殴る。

 

LP 3400→3100

 

「がっ……てめえ、何しやがる!」

 

「るせえ!! さっきから我慢して聞いてりゃ、俺がブルーの恥曝しだと!?」

 

「本当の事だろうが! ガーゼットなんて強力なモンスター従えておいて、返り討ちにされやがって!」

 

「(何やってんだか……)おい。」

 

「何だよ!」

 

「さっさとターンを進めろよ、歓迎会も近いんだ。」

 

 幸はイラついた様子で言った。

 

「くっ……ジャイアント・オークは守備表示になる。」

 

ATK 2200→DEF 0

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」

 

「俺のターン! 《強欲な壺》を発動! カードを2枚ドロー。」

 

 管造は引いたカードを見てニヤリと笑う。

 

「俺は、《ジェネティック・ワーウルフ》を召喚!」

 

ジェネティック・ワーウルフ

ATK 2000

 

「そして俺は、魔法カード、《二重召喚》を発動! このターン、俺は二回の通常召喚を行える! 俺は手札より、《暗黒の狂犬》を攻撃表示で召喚!」

 

暗黒の狂犬

ATK 1900

 

「さらに俺は装備魔法、《ビッグバン・シュート》を発動! 装備モンスターの攻撃力を、800ポイントアップし、装備モンスターに貫通能力を与える!」

 

 ワーウルフが赤いオーラを纏う。

 

ATK 2000→2800

 

「よっしゃ、これであいつのデーモンともおさらばだぜ!」

 

 喜々とした様子で叫ぶ摸部夫。

 

「バトルフェイズ! ジェネティック・ワーウルフで、デーモンの召喚を攻撃!」

 

 5メートル近くジャンプして、空中からデーモンに襲いかかるワーウルフ。

 

「リバースカードオープン! 《ガード・ブロック》! 俺の戦闘ダメージを0にし、カードを1枚ドロー。」

 

 ワーウルフの爪によってデーモンは破壊されたが、幸はバリアのような物に包まれてノーダメージである。

 

「だが、まだマッドドッグが残ってるぜ! ダイレクトアタックを決めてやれ!」

 

 幸を指差して叫ぶ摸部夫、しかし……

 

ギランッ

 

 管造の視線は摸部夫を向いていた。

 

「マッドドッグよ! ジャイアント・オークを攻撃だ!」

 

「え?」

 

「んな!?」

 

 マッドドッグはジャイアント・オークに飛びかかる。

 

「リ……リバースカードオープン! 《攻撃の無力化》!」

 

 突如現れた竜巻のような渦によって、マッドドッグの攻撃は防がれた。

 

「ちっ……」

 

「てめえ! この野郎!」

 

「うるせえ! さっきのお返しだ!」

 

「なんだと!? 元はといえばてめえが俺をブルーの恥さらしなんて言わなきゃ……」

 

(何やってんだよホント……)

 

 そう考える幸の手札には、《冥府の使者ゴーズ》と《サイクロン》があった。

 

「ふん、俺はこれでターンエンドだ。」

 

「(ゴーズ出すはずだったが……予定が狂ったな……まあいいか。)俺のターン、ドロー。」

 

 幸はドローしたカードを見て考える。

 

「(ふ~む……ドローするか。)俺は手札より魔法カード、《闇の誘惑》を発動! デッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。」

 

 どうやらゴーズを除外するかどうかで悩んでいたようだ。

 

「ほう……(除外した甲斐はあったか。)自分の墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分の場にモンスターが存在しない時、《ダーク・クリエイター》は特殊召喚できる!」

 

ダーク・クリエイター

ATK 2300

 

「さらにダーク・クリエイターの効果発動! 自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外して、墓地の闇属性モンスター1体を特殊召喚! 俺はダーク・グレファーを除外し、レッドアイズ・ダークネスマスタードラゴンを特殊召喚!」

 

レッドアイズ・ダークネスマスタードラゴン

ATK 2800

 

「さらに、レッドアイズ・ダークネスマスタードラゴンのモンスター効果発動!1ターンに1度、自分の墓地か手札より、ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚! 俺は墓地より、真紅眼の黒竜を特殊召喚!」

 

真紅眼の黒竜ATK 2400

 

「さ……最上級モンスターが3体!?」

 

 管造が驚愕する。

 

「こ……このままじゃ……お、お前のせいだぞ!? お前が俺に攻撃なんてしなきゃ……」

 

 攻撃の無力化が残っていれば生き残れたと思っているらしく、喚いている摸部夫だが……

 

「残念だが……それは無関係だ。」

 

「へ?」

 

「手札から魔法カード、《黒炎弾》を発動! 自分フィールド上に真紅眼の黒竜がいる時、相手プレイヤーに2400ポイントのダメージを与える!」

 

 そう言いながら摸部夫を指さす幸。

 

「そ、そんな……ギャアアアア!!!」

LP 1900→0

 

「こんな馬鹿な……」

 

 落ち込んで膝をつく摸部夫。

 

「ザマーみやがれ、ブルーの恥曝しが!」

 

 そして落ち込んでいる摸部夫に追い討ちを掛けようとする管造だが……

 

「さらに魔法発動、《龍の鏡》! 自分のフィールドと墓地から融合素材を除外し、ドラゴン族モンスターを融合召喚!」

 

「……へ?」

 

「俺はフィールドの真紅眼と、墓地のデーモンの召喚を除外し、《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》を融合召喚!」

 

ブラック・デーモンズ・ドラゴン

 

ATK 3200

 

「あ…ァ…」

 

 みるみるうちに管造の顔が青ざめていく。

 

「バトルフェイズだ! ブラック・デーモンズ・ドラゴンで、ジェネティック・ワーウルフに攻撃! メテオ・フレア!!」

 

 ブラック・デーモンズの口から巨大な火球が放たれ、ワーウルフを粉砕する。

 

「ぐあ……!!」

 

LP 3100→2700

 

「続いて、ダーク・クリエイターで、マッドドッグに攻撃! ブラック・クリエイト・サンダー!」

 

 ダーク・クリエイターの掌から放たれた黒い雷が、マッドドッグを焼き尽くす。

 

「ぐうぅ……!」

 

LP 2700→2300

 

「これで最後だ! ダイレクトアタック! マスター・ダーク・ブレイザー!」

 

 幸のかけ声と共に、ダークネスマスタードラゴンが口から赤黒い光線を放つ。

 

「馬鹿なああああぁーーー!!!!」

 

LP 2300→0

 

「こんな筈では……」

 

「この俺が……エリートのブルーである俺が……」

 

「くっ……てめーのせいだぞ! てめーが俺を攻撃したりするから……」

 

「てめーが先にやってきたんだろうが! 役立たず!!」

 

「役立たずはてめーだろ! このタラコ!!」

 

「な!? 言いやがったな! ションベン頭の分際で!」

 

「やるかコラア!!」

 

 子供じみた口喧嘩の果てに取っ組み合いを始める二人。

 

「(ガキかお前ら……ほっとこ。) おい、お前、今の内にここを離れようぜ、歓迎会も近い。」

 

「……あ、ああ。」

 

 先ほどブルー二人に責められてたイエロー生に声を掛けて一緒に走り出す幸。

 

 

side 幸

 

 

 そして、イエロー寮の歓迎会。好きな席に座って良しと言われたので俺は適当に空いてた席に座る。

 

「さっきは、ありがとう。」

 

「ん?」

 

 歓迎会が始まるのを待っていると、さっきの生徒が声をかけてきた。

 

「ああ、気にすんな、ただの気まぐれだ。」

 

「……お前は本当に何も思わないのか?」

 

「何がだ?」

 

「……いや、コピーデッキだよ。」

 

「……別に。」

 

 さっきも言った通り、別にデッキで人を外道だの言うつもりは無い。

 

「……そうか。」

 

 イエロー生は先程まで重い表情をしていたが、俺の言葉を聞いて少々気が楽になったようだ。

 

「俺の名は神楽坂 映自(かぐらざか えいじ)だ。」

 

「天地 幸だ。」

 

「やあ、幸。」

 

 今度は三沢が話しかけてきた。

 

「よう、三沢。」

 

「さっきのデュエル、見せてもらったよ。入学初日からやるじゃないか。」

 

「見てたのかよ……」

 

 見られたのは良いがなんとなく照れくさい気分だ……

 

「俺は三沢大地だ、君は?」

 

 三沢は神楽坂に対して言った。

 

「……神楽坂 映自だ。」

 

「そうか、よろしく。」

 

「ああ。」

 

 握手をする二人、こうして俺には二人の友人ができた。

 

 




 まず、投稿が遅れて申し訳ありません。色々あってモチベーションが下がってました。これからは出来るだけ更新スピードを早めようと思います。だけど他に投稿したい作品もあるからあまり早くできないかも……

今回のオリカ↓

レッドアイズ・ダークネスマスタードラゴン

星10 闇属性 ドラゴン族

ATK2800
DEF2400

このカードは自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスター1体をゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札または自分の墓地から「レッドアイズ・ダークネスマスタードラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。

 要するに、名前の変わったOCGのレダメです、個人的に原作効果のレダメも使いたいので作りました。見た目はレダメと普通のレッドアイズを足して2で割ったような感じです。ちなみに主人公は雑誌の懸賞でこのカードをゲットしました。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。