ゴーレムとアンデッドの世界征服物語   作:バステ

14 / 15
今回は説明要素99%出発要素1%です。



説明と出発と到着

漆黒聖典を倒しナザリックへと帰還したパイスタとアインズは今後の話をするべくアインズの私室に来ていた。ここはアインズの執務室も兼ねているため結構広いし大人数で話すための机と椅子も設けられている。

 

「あれ?そういえばデミウルゴスは?」

 

「デミウルゴスは回収した漆黒聖典の死体の保存と確かめたいことがあるから少し時間を下さいってめちゃくちゃ丁寧に頼まれたのでもう少し掛かるはずです」

 

「そうですか、じゃあアインズさん始めましょうか」

 

「そうですね」

 

そういってアインズは魔法で作り出した漆黒の鎧を身に纏う。

 

「俺とナーベラルはモモンとナーベと言う冒険者としてエ・ランテルで活動する予定です。目標はとりあえずトップクラスの冒険者の仲間入りですかね」

 

「アインズさんが戦士職やるとか想像できないなぁ。大丈夫?」

 

「慎重に活動する予定なのでヘマはしないと思います」

 

「そうですか、まぁアインズさんなんで心配はしませんよ。俺は明日ガゼフさんに王都に連れて行ってもらう予定です」

 

「なら俺たちも明日出発します」

 

「お互い頑張りましょう!」

 

「はい!」

 

 

 

 

デミウルゴスが他の守護者達を引き連れてやって来てアインズ達に先ほど守護者達に話した内容を伝える。

 

「アインズ様からお聞きした敵の平均レベルは90。アインズ様とパイスタ様ならともかく我々だと普通なら時間がかかります」

 

(いや、俺達でも時間かかりますよね?)

 

(はい、しかも俺の場合即死耐性とかついてたら結構かかります)

 

メッセージを使いそんな話をしながらアインズとパイスタはデミウルゴスの話が見えなかった。

 

「ですが、今回我々守護者一同とセバスは難なく寧ろ余裕をもって敵を殲滅することができました。なので、勝手ながら先ほどニグレドに漆黒聖典の平均レベルを確認してきました」

 

「ニグレドが私に嘘を言ったと言いたいのか?デミウルゴス」

 

「その可能性があると考えていました。しかし、ニグレドには何の異常も見られず、やはり敵の平均レベルは90とのことでした」

 

「まぁ、ナザリック内にいるニグレドだけをピンポイントで洗脳とかすんのは不可能だろうしな」

 

パイスタの返事に他の者も賛同の態度を示している。

 

「はい、そこで一つの疑問が生じます。それは、何故我々守護者は難なく敵を殲滅できたかというものです」

 

「そうだな、何でだろうな」

 

「私の出した答えは漆黒聖典のレベルは平均90だったが能力値は30~40だったというものです」

 

ここでパイスタがアインズにとっての爆弾を投下した。

 

「あれ?アインズさんさっきそんなこと言ってなかったっけ?よく覚えてないけど」

 

(ちょおおお!何言ってやがるクソゴーレム!?)

 

(いやー、ここでこのまま話を聞いてたらアインズさん守護者に何もわかってないと思われそうだったからさ)

 

(余計なお世話だ!!)

 

メッセージでそんなやり取りをしていることを知らないデミウルゴスは

 

「やはりアインズ様は全て分かっておられたのですね。このようなくだらないことに至高の方々の貴重なお時間を割いていただいて申し訳ありません。私からはこれ以外特に報告するようなことがありませんのでこれにて失礼します」

 

「ちょ、ちょっと待てデミウルゴス」

 

この非常事態にアインズは焦りながらも支配者の演技をしながらデミウルゴスからさっきの話の続きを話させようとする。

 

「何のために他の守護者達を連れてきた?」

 

「確認のためです。先ほど守護者達には先に話していたので理解の相違があったらいけませんので」

 

「そうだ、そのようなことがあってはいけない。だからここで話しなさい。もし私とデミウルゴスの考えが僅かに違えばそこから大きなミスに繋がるかもしれないからな」

 

「おお!流石はアインズ様。畏まりました話させていただきます」

 

(あぶねええええ!アインズさんナイス!)

 

(しっかり、あとのこと考えてから発言して下さい!!)

 

そして、デミウルゴスは先ほどの話の続きを話す。

 

「レベル90なのに能力値が30~40っていうのはつまりユグドラシルで例えるとレベルアップしたのにステータスが途中から上がらなくなったって考え方でいいんだよな?」

 

「はい、私もそのように考えております。先ほどニグレドの確認のほかに拷問官にも確認しましたが漆黒聖典に所属している者の幾人かは神人と呼ばれる六大神、恐らくプレイヤーの子孫であるようです。このことから私はこの世界の少なくとも人間は通常の鍛錬だけでは限界があり、神人は過去のプレイヤーの影響を受け通常の人間と基礎能力や能力値の限界の差があるものと考えています」

 

「神人じゃなくてもある程度は強い奴はいるみたいだがこの世界の人間には鍛錬して器を大きくしていってもそこに入れる中身がないってことだな」

 

「だが、神人はプレイヤーの影響でその中身がある」

 

パイスタは自分の考えがデミウルゴスと同じか確かめるようにアインズは答えを知っていたように振る舞う。

 

「うむ、やはり私とデミウルゴスの考えは同じだったようだ。他の守護者達も理解したな」

 

「はい、全員理解しました」

 

代表してアルベドが返答する。

 

 

 

 

「やあ!ガゼフさん!」

 

シズを連れてガゼフのもとにやってきたパイスタは何故か周りから視線を集めている。一方ガゼフは乗ってきた馬の世話をしていたためパイスタに呼ばれて振り向く。

 

「おお!パイスタど…の……」

 

「ん?どうしたんですか?ハトが豆鉄砲喰らったような顔して」

 

「いや、パイスタ殿なのか?」

 

「はい、そうですよ。……ああ!まぁこんな姿じゃびっくりしますよね」

 

何故パイスタが村人から視線を集めており、ガゼフと驚愕させたのかと言うとそれは

 

「何故パイスタ殿が人間の姿を?」

 

ガゼフが言った。そう今パイスタはアイテムを使いこの世界基準の人間つまりイケメンの人間になっているのである。しかも、しっかりと礼装を着ている。

 

「何故って王都に行った時いきなり美女とゴーレムが出てきたら皆さんびっくりすると思って」

 

「王都?つまりパイスタ殿は来てくれるのだな?」

 

「はい、予定より早く用事が片付いたので」

 

「それはよかった。では馬車に乗ってくれないか?」

 

「それには及ばない。アインズさんからこれを使えって言われたんだ」

 

そう言ってパイスタは黒い水晶玉を懐から出す仕草でアイテムボックスから出す。

 

「それは?」

 

「ガゼフさん、部下の皆さんと連れてきた馬や物資をここに集めてください」

 

「わ、分かった」

 

そして、集まり終わるとパイスタは水晶玉を握りつぶす。すると水晶玉の残骸から黒い霧が発生しその場の全員を覆うように広がる。

 

「パ、パイスタ殿!これは一体…」

 

「ふふ、さぁ?なんでしょう?」

 

パイスタとシズ以外は不安な表情であったが霧が晴れた瞬間その表情は不安から圧倒的驚愕に変わっていった。何故なら

 

「さぁ皆さん!着きましたよ!」

 

霧が晴れるとそこはカルネ村ではなくパイスタを連れてくるはずだった王都の門の前だったからである。

 

 




デミウルゴスの話は捏造です。
パイスタ人間形態の容姿はエターナルドリーマーというゲームのアルティアと言うキャラをイメージしてます。
誤字・脱字報告
感想などお待ちしてます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。