今回は検証などします。
モモン……アインズさんに俺が村で聞いた情報をすべて伝え終わった後に俺は気づいた。
「あ、今思ったんですがアインズさん、アインズさんは高位の
「あー!そうですね、そのほうがインパクトありそうですね!」
「じゃあ、どっちが使います?転移門」
「あれ?パイスタさんって転移門なんて使えましたっけ?」
「はい、自分の魔法ではなくて、この指輪で使えるようになるんですよ」
そう言って俺は虚空から一つの宝石が4つ付いている漆黒の指輪を取り出す。
「あ!それって何年か前にやったイベントガチャの特賞アイテムじゃないですか!!」
「はい、これは一日4回までMP消費なしで転移門を使うことができるんですよ。俺は基本課金は装備や合成、それにステ強化に使うんでガチャは記念に一回回すくらいなんですが、なんでか物欲センサーが機能しなくて良い奴が当たるんですよ~」
「ぐっ、ガチャにボーナスつっこんだ俺って……」
「ま、まぁ俺はそんなにガチャは回してないんでアインズさんの方がいいもの持ってますよ……たぶん」
「はぁ、それじゃあパイスタさんお願いします」
「了解です。あ!そうだアインズさん顔は隠したほうがいいですよ、この世界の人たちは多分人とそれ以外で判断してるので、アンデッドの顔を見せるのは危険だと思います」
「なるほど、ここはユグドラシルと感覚が違うんですね。ユグドラシルでは顔を隠していたほうが怪しまれていたのに」
「そうですね、なんかどっかでやらかしそうです」
「お互い気を付けましょう」
「はい」
そしてアインズさんは虚空からなんとみんな大っ嫌いなあの仮面、通称嫉妬マスクを取り出す
「なんでわざわざそれを選ぶんですか……」
「いや、なんとなくですけど……」
「考えるのはやめましょう、悲しくなります」
「そうですね」
「そんじゃあ、行きましょうか!」
「転移門!!」
そう叫ぶと指輪に付いている宝石の一つの光が消える。そして、すぐ目の前の空間に穴が開いた。
「それでは、アインズさんお先にどうぞ」
「はい」
そう言ってアインズさんは転移門の向こうに消えていった。
「そんじゃあ俺も行くか」
転移門をくぐると村長が慌てて俺のところに走ってきた。
「パイスタさんだれですか!?あの方は!?」
「あぁ、彼はアインズ・ウール・ゴウンという件の魔法詠唱者ですよ」
「パイスタさんを救ったという方ですか?」
「はいそうです。彼から聞いて思い出したのですが、俺は彼と暮らしてまして俺は武術の彼は魔法の研究をしてました。ですが、俺が空から落ちてくる直前に彼の魔法の研究で事故が発生しまして、その場にいた俺が転移してしまい、ここに落ちてきたというわけです」
「な、なるほどそんなことがあったんですね」
やっぱり、この世界の人は騙されやすいのかな?こんなガバガバな嘘を信じてくれるなんて、まぁアインズさんと一緒に考えたけどこれくらいしか思いつかなかったしなぁ。
仕方がないね。
それから、村人の皆さんに村長にした話をもう一回したらアインズさんのことを信用してくれたみたいだ。いや、信用っていうよりはさっきの俺の戦闘を見て俺と同じかそれ以上の強さを持つであろう人の機嫌を損ねないように必死なんだろう。
「村長!!」
そう思っているとアースウルフと村の周りを警戒していた村の青年が慌てて走ってきた。
「ど、どうした?」
「また、大勢の騎士たちがこの村に向かってきています!」
「なんだと!?」
「それは、あなた方の国の騎士ではないんですか?」
アインズさんが聞くと
「わ、わかりません。遠目から鎧を着た集団だったので騎士だと思っただけなんです」
「そうですか」
「そんじゃ、俺とアインズさんが相手しますよ、一応村人の皆さんはこの村で一番頑丈な建物の中に避難しておいてください。あと、村長は残って一緒にその騎士たちの相手をしてもらいます。この国の騎士だったら村長に話を聞きたいはずですし」
「わ、わかりました」
「では、待ちましょうか」
ここから先の展開は少し面倒な事になったのでまとめて説明させてもらう。
まず、カルネ村に来た騎士たちは王国戦士長とその直轄の騎士団だった。その王国戦士長であるガゼフは実に礼儀正しく正義感の溢れる人物だった。互いに自己紹介をし、カルネ村を救ったことを感謝してくれた。
ここまではよかったのだ。
なのに、また別の奴らがやってきたのだ。さっき捕まえた奴らに聞くとその集団は法国の先鋭部隊で(その2人も法国の人間だった)相当強いらしい。そして、ガゼフに共闘を持ち掛けられたが、俺たちは拒否して今に至る。
「そうか、それは残念だ」
「安心してください、この村の人々は我々が責任を持って守りますので戦士長殿は戦いに集中してください」
「そうか、あなた達が守ってくれるのならば安心だ」
そう言ってガゼフが出ていこうとするとアインズさんが
「戦士長殿これを」
そう言って俺も知らないアイテムを渡した。
「ご武運を」
そして、ガゼフたちは敵に突撃していった。
なんでも、敵をどこかに誘導する気らしい。
「まぁ、様子見ですね」
誰も聞いてないことを確認して会話を始める。
「そうですね、敵の強さを確認して戦士長がやばくなったら俺は行ってきます」
「了解です、俺は戻ってきた皆さんの傷を治すということを口実にリアルな傷を完治させるにはどのポーションが適正か調べますね」
「お願いします、でも、まさかこの世界でユグドラシルのモンスターを見ることになるとは」
「そうですね、そのことも後で調べないと」
そんなこんなで戦士長ピンチ!
「じゃあ、行ってきますね」
「行ってらっしゃいアインズさん」
言い終わった瞬間にアインズさんが消えて代わりに傷だらけの男どもが現れた。
全員が気を失っていることを確認すると俺は虚空から無限の背負い袋を取り出す。中には様々な回復ポーションが入っている。
その中から下級治癒薬を取り出す。
「下から順々にやっていこうか」
そう言ってそれを一番重症のガゼフに飲ませるとなんと、即座に完治してしまった。
これは予想外だ、本当はもっと苦労すると思いいこ役を買って出たのだがまさか、こんなに早く終わってしまうとは
「やばい、暇だ」
どうしよう、何か無いか今後に役に立ちそうなことは
「あ、そうだ」
あることを思いつき、村長を探す。そして見つけると俺は提案した。
「村長、ちょっと実験に付き合ってもらいたいんですが良いですか?」
「実験とは何ですか?あなたには村を救ってもらった恩があります。私にできることがあるなら手伝わせていただきます」
「あ、いえ、実は村長だけではなく村全体に手伝ってもらいたいんですが」
「……まず、話を聞かせてもらえますか?」
「ええ、簡単です。村の皆さんに後日ゴーレムを貸し出します。そのゴーレムを使って農作業や生活の手伝いをさせてほしいのです」
「それは、こちらにとって非常にありがたい話なのですが、なぜ?」
「簡単です、ゴーレムがどの程度の仕事ができず、どの程度までの仕事ができるのかを教えてほしいのです」
村長は少し考えるそぶりを見せて答えた。
「わかりました、先ほども言った通りその提案はこちらにとっても非常にありがたいものです。喜んで協力させていただきましょう」
「よかった、では、俺はあちらの部屋でアインズさんが戻るのを待たせていただきます」
そう言って先ほどの部屋に戻る。
さっき村長が言った通り、この話で損をする人はいないはずだ、この村は不休で働く労働力を手に入れてこっちはゴーレムの限界を知れる・・・完璧だ。
そんなことを考えているとアインズさんが戻ってきた。
「お!お帰りなさいアインズさん」
「ただいまですパイスタさん。
そっちはどうでした?」
俺とアインズさんは情報交換をした後に溜息をついた
「まさか、ここまでこの世界の戦力が低いとは」
「はい、正直心配して損しました」
「まぁ、これからも慎重に行きましょう」
「はい」
そして、村長に挨拶してまだ気絶している戦士長は起こさずに代わりに俺が捕まえた兵士を置いていき俺たちはナザリックに帰還することにした。
「いやー!楽しみだな!皆さんが丹精込めて生み出したNPC達が動いてる姿を見るのは」
「きっとのNPC達もパイスタさんに会ったら凄く嬉しがりますよ」
「まじっすか!そんじゃあ帰りも転移門は俺が使いますね」
「はい、お願いします」
「転移門!」
こうして、俺は俺の知らないナザリックへ帰還した。
どうでしたか?
次回から、ナザリックでのお話が書ける!!
さぁ、どうやってシズとパイスタを近づけるかな〜♪
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