ゴーレムとアンデッドの世界征服物語   作:バステ

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恋愛パートを書くのは初めてなので変なところが多々あると思いますが、ご容赦ください。あと、シズとルプスレギナとエントマの話し方変かもです。すみません。
ユリさんに中二くさいこと言わせてます。各ファンの皆さんすみません。


自動人形の恋

「……ここは?」

 

「シズ、目が覚めたのね。よかった」

 

「私は……いったい?」

 

なぜ自分がベッドで寝ていたのかが分かっていないシズに姉であるユリ・アルファが説明する。

 

「あなた、パイスタ様からプレゼントを贈られて気絶してしまったのよ。そして、1時間ほど何をやっても起きなかった」

 

「!!」

 

シズは自分が犯した失態を思い出し、すぐさま立ち上がろうとしたところをユリに止められた。

 

「だめよ、あなたは今日一日安静にしなさい」

 

「……なぜ?私はもう……平気」

 

「それでもだめです。これはパイスタ様からの命令なのですから」

 

「!?」

 

衝撃を受けたシズにユリは説明する。

 

「パイスタ様はこう仰られました「もしものことがあったら大変だからシズは今日一日安静にさせておくように、いいか?絶対にだぞ!」

そう言ってあと、これをあなたが起きたら渡しておくようにと」

 

ユリから二枚の紙を受け取ったシズは急いでそれを読む。

 

 

シズへ

これを読んでいるということは目を覚ましたんだな、よかった。ユリからは今日中に起きるだろうと聞いているので日付が変わって無いうちに読んでいると仮定して書く。まず、ユリから聞いていると思うが今日は絶対安静にしておくこと。これは絶対厳守だ!日付が変わらないうちに俺のところに来ても俺はお前に会わない。明日のAM8:00以降に会いに来ること。それまで体を休めて万全の状態で会いに来ること!!もう寝れないというのならもう一枚の紙の終焉(エピローグ)の説明書でも読んで安静にしていること!これだけ書いたんだから絶対に安静にしてるんだぞ!あと、気絶したことを失態だとか思っているのならそれは大間違いだ。俺はまったく気にしていない。断言しよう、たとえシズに食べ物をぶちまけられようとも、シズに突き飛ばされても、他にどんなことをされても俺はお前を許す。だから気にするな!俺は今回シズの意外な一面を見ることができてとても嬉しかったんだから。

この手紙は絶対に他の誰かに読ませないように!内容も教えてはいけないからな!

                                     パイスタより

 

 

読み終わったシズの目から水が流れ始めた。

 

「……これは?」

 

「それは涙ですよシズ」

 

「でも……私は自動人形(オートマトン)……涙を流す機能は……組み込まれていない」

 

「さぁ?私は自動人形(オートマトン)の知識はそんなにないから何とも言えないけど、あなたは生きているのよ。涙を流すことだってできるんじゃないの?」

 

「分からない……でも、だとしたらこれは……どういう涙?」

 

「私はその紙にどんなことが書かれていたかは分からないけれど、あなたの表情を見るにそれはうれし涙よ。」

 

そう言ってユリはシズに手鏡を渡す。

シズはそれを受け取り自分の顔を見てみる。

そして、その鏡に映っていた顔は涙を流しながらも、頬を紅くして口は微かにだが笑っていた。

 

「私は……してはいけない失態を……犯してしまった。……でもパイスタ様は……私を許してくれると」

 

「よかったじゃない。だけどもう次は無いと考えなさい、パイスタ様が許してくれたとしても少なくても私は二度目は許しません」

 

「はい」

 

「それでは、私は仕事に戻ります。あなたは安静にしてるのよ。じゃないと私がお叱りを受けることになるのだから」

 

「了解」

 

そして、ユリが出ていくとシズはもう一枚の終焉(エピローグ)の説明書を読み始めた。

 

「あ、言い忘れてたけど」

 

そしてすぐに出て行ったはずのユリが戻ってきた。

 

「しばらくしたら他の皆も見舞いに来るわよ」

 

「了解」

 

そして今度こそユリは自分の仕事に戻った。

 

 

 

 

「ちーっす!シズちゃん大丈夫っすか?」

 

「でも、シズが気絶するって相当よね?」

 

「至高の御方が作られた武器がぁ、シズのために作られたなんてぇ、うらやましぃ」

 

丁度説明書を読み終えたシズのもとにルプスレギナ・ベータ、ソリュシャン・イプシロン、エントマ・ヴァシリッサ・ゼータがお見舞いに来た。

 

「……ナーベラルは?」

 

「誘ったときに丁度アインズ様に呼び出されていたから遅れてくるそうっす」

 

「そんなことよりシズ!あなただけパイスタ様手作りの武器をもらえるなんて羨ましすぎるわ!!」

 

「それにぃ、直筆のお手紙までもらったって聞いたわぁ」

 

「……貰った。ここにある」

 

そう言ってシズはアイテムボックスから小さな箱を一つ取り出し、その中から手紙を取り出した。

 

「おお!見せてほしいっす!!」

 

そう言ってルプスレギナが手紙に手を伸ばすが、すぐに手紙は箱に仕舞われる。

 

「だめ……パイスタ様からこの手紙は……絶対に他の誰にも見せるなと……指示を受けた」

 

「それじゃあ仕方がないっす」

 

「じゃあ、シズちゃん武器貰った時の感想を教えてほしいっす」

 

「えっ?」

 

「そう!それ気になってたのよ」

 

「私もぉ、気になるぅ」

 

「そ……それは……」

 

三人がズイズイと近づいてきて、正直に話すしかなくなったのでシズは正直に話す。

 

「分からない」

 

「「「はっ?」」」

 

「分からないの……こんな感覚は今まで……感じたことがない」

 

「どんな感覚なの?」

 

「ドキドキして……胸が張り裂けそうなのに……とても幸せな感覚」

 

その言葉を聞いた三人は

 

「……それって」

 

「まさか……」

 

「確定よぉ」

 

「皆は……この感覚を知ってる?」

 

「知ってるも何も」

 

「「「それは、恋よ/っす/よぉ」」」

 

「……鯉?」

 

「違うっす!恋愛の恋っす!!」

 

「シズがついに恋したんだ。これは早くナーベラルにも教えてあげないと」

 

「うらやましぃ、至高の御方と両想いなんてぇ」

 

「……えっ?」

 

「えっ?って何言ってるの?パイスタ様はシズのことが好きなのよ?」

 

「えっ?えっ?」

 

「そうっす、好きじゃなきゃシズちゃんのためにこんなことしないっす」

 

そう言ってルプスレギナは袋を前に突き出した。

 

「これ……は?」

 

「無限の背負い袋っす!中には回復ポーション、状態異常回復ポーション全種が各100個以上ずつ入ってるっす」

 

「全てぇ、パイスタ様がシズのためにここに置いて行ったのよぉ」

 

「……」

 

「だから、あなたとパイスタ様は両思い以外あり得ないのよ」

 

「……」

 

「シズ?」

 

「ぷしゅー」

 

シズは頭から蒸気を吹き出しバタンとベッドに倒れこんだ。

 

「シ、シズちゃん!?」

 

「ちょっ!ちょっと!!」

 

「あらぁ」

 

 

 

「はっ!」

 

「あ!シズちゃん起きったっす!」

 

「大丈夫?」

 

「びっくりしたんだよぉ」

 

「大丈夫…ルプー、手に持っているのは……何?」

 

「あ、これっすか?シズちゃん寝た後にテーブルの上に見たことがない箱があったから開けてみたら、なんかすごそうな銃が入っていたからこれがパイスタ様が作った銃かなって皆で見てたところっす」

 

「至高の御方が作った銃なんてこんな近くで見れないし」

 

「興味があったのぉ」

 

「……」

 

「シズちゃん?」

 

シズは瞬時に終焉(エピローグ)をルプスレギナから取り返すとそれを丁寧にアイテムボックスにしまい、別の銃を取り出す。

この銃は以前に使っていた銃だ。

 

「殲滅対象を登録完了……殲滅を開始する」

 

「えっ!?ちょっと待って!確かに勝手に見るのは悪いと思ったけど、なにもそこまでしなくても!」

 

そう言って3人はシズの顔を見ると今まで見たことがないほど怒りをあらわにしていた。

 

「ひっ!」

 

「ちゃんと言ってくれれば見せたかもしれない……でも」

 

「あの銃に勝手に触ったことは……絶対に許さない!!」

 

シズが普段なら絶対に出さないであろう怒りの叫びを放ち三人のメイドに襲い掛かる。

 

 

 

 

「お待たせ、遅くなってごめ……いったい何があったの?」

 

遅れてやって来たナーベラルが目にしたのは丸焦げになっているルプスレギナ、大きな瓶に詰められているソリュシャン、防御魔法であろう繭の中でガタガタと震えている恐らくエントマ、そして非常に丁寧に銃の掃除をしているシズ。

そんな異様すぎる光景に生じた疑問に答えたのはシズだった。

 

「聞かない方が……いい」

 

「ええそうする。シズ、お大事に」

 

シズは無言のまま頷く。

そして、ナーベラル部屋を後にした。

 

 




なんか、急展開が多々あった気がしますが、気にしないでくださいお願いします。
最後の展開はシズの終焉に対する愛着?みたいなのを書きたかったんです。あと、怒ると凄く怖いってところも
リアルの事情により更新ペース今日から落ちます。
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