久しぶりに書いたのでいつもより駄文です。
「……よし」
シズはもう既に何十回もしたであろう
「シズ、今からちょっと俺の部屋に来てくれないか? 他に用事があるならそっちを優先してくれて構わない」
「分かりました……今すぐそちらに向かいます」
「おう! ありがとな!」
そして、メッセージが切れる。シズは急いで身なりを確認してパイスタのもとへ急ぐ。
「急に呼び出して悪かったな」
「いえ……パイスタ様より優先する事などありません」
「それは嬉しいな、さてシズ、何で呼び出したか理由を教えよう」
「はい」
「それは……」
「それは?」
「
ドドン! と音が鳴った気がしたが気のせいだろうと思いシズは聞く。
「試し撃ちですか?」
「そう、試し撃ち。完成した時にシミュレーションソフト使って確認したんだけど、ガンナーってうちに居なかったから試射してないんだよ。だからシズに付き合ってもらってその威力を確かめたいということ」
「畏まりました……しかし、どこで試射するのですか?」
「とりあえずナザリックから適当に離れた位置にある山に撃ってもらう予定だ。っとその前にシズ、説明書はしっかり読んだか?」
「はい……5回読み返しました」
「お、おう。それはすごいな、あれ読みにくくなかったか?」
「いいえ、大丈夫です……とても読みやすかったです」
「それはよかった、あれ手書きだったから読めない文字あったらシズに悪いなぁって思ってたんだよ」
そう言いながら色々物が散乱しているテーブルからパイスタは転移の指輪を見つけようと探す。
その間シズは顔を真っ赤にして悶絶していた。
(あの字がパイスタ様の字!? ど、どうしようもっとしっかり見ておけばよかった! で、でも返せって言われてないから持ってていいんだよね。絶対誰にも渡さない。もし奪われそうになったらそいつを抹殺しよう)
そう心に誓うシズであった。
「試射する前にシズ、一応説明書の内容を要約して言ってみてくれ、間違いなんか書いてたら一大事だからな」
「はい……
「はい! 完璧!」
「さて、そんじゃあ、あの山に向かって撃ってみてくれ」
そう言ってパイスタが指さしたのは数キロ離れているのにもかかわらずその存在感が全く衰えない巨大な山脈である。
「はい……設定はどうしますか?」
「そうだなぁ、じゃあぎりぎりで届くくらいにして後は全部威力にしてくれ、爆発範囲は制限なし」
「はい……距離5%弾速5%威力90%に設定……3秒後に発射します」
「3……2……1……ファイア」
ピュン! と小さな音がしたと同時に例えると割り箸くらいの長さの紅い光の棒が山に向かって飛んで行った。
そして、
目の前に巨大な球体が発生する。その球体はどんどん山を飲み込み辺り一帯の地面を焼きながら膨張していく。
非常に遅れてドォーーーン!!という音が聞こえてくる。
「ってここもやばくねぇか?」
よく見ると球体から離れている地面が溶けていくのが分かる。さらに爆風により木々がなぎ倒されその熱により炭化していく。すぐさまシズを抱き寄せてパイスタは数少ない自身の魔法を発動させる。
「防御吸壁!」
即座に2人を黄緑色の光が包み込む。この魔法は発動後最初にこの壁に当たった攻撃と同じ攻撃を吸収してこの魔法を発動した者のHPを回復させるものだ。
「パ、パイスタ様!」
「大丈夫かシズ、危なかったまさかここまでの威力とは」
「も、申し訳ありません……パイスタ様を危険な目に合わせた挙句守っていただくなんて」
「ん? 大丈夫だよこれは俺のミスだシズは何も悪くない」
「で、ですが!」
「悪くない、いいか?俺はこうなることを予想できるはずだった、でもできなかった、これは俺のミスでシズは悪くない、むしろ被害者なんだ。このことで俺に申し訳ないと思っているなら俺のミスと一緒に忘れてくれ」
「は、はい」
「よし、爆風も収まったみたいだし見てみるか」
魔法をの効果時間が切れて標的だった山を見てみると
「うっそぉ」
「標的の完全消滅を確認」
消えていた、正確に言うならその山があった場所に巨大なクレーターが発生していた。
「シズ」
「なんでしょうか」
「ガンナーはナザリックでシズだけだよな?」
「はい……わたしだけです」
「なら、今日からシズはナザリックの最終兵器みたいなポジションってことで」
「え!?」
「だって、単体でこんな威力の攻撃出せるのは俺が知っている中ではシズしかいないからな俺の中では最強の女の子だよ」
「あ、ありがとうございます」
「さて、どうせならもう少し練習していくか?」
「はい……この銃の感覚を掴んでおきたいです」
「そんじゃあ、次は……」
そして、二人がナザリックに帰るころには山脈の半分が消滅していた。
本作ではではシズは心の中では普通にしゃべる設定です。
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