既に図書館棟に行く前の道では乱戦になっていた
幸いなことは死者が出ていないこと
しかし、このような状態では唐突にそのようなことは起きかねない
「うおおぉ、パンツァー」
と西城君が飛び出した
「達也さん、深雪さん、エリカさん。行ってください。私もここの戦闘に加勢します」
「大丈夫なのか?」
「いざとなれば撤退します。それくらいの判断はできますから
と言い三人は図書館棟に走り出した
「女が相手?けっ、調子にのるなよぉぉ」
とテロリストの一人がナイフで切りかかってきた
「うぉっ…」
次の瞬間、その男が地面に叩きつけられた
「てめぇええ…」
「人を見た目だけで決めつけたら…ダメなんですよ」
「ぐはぁ…」
と今度は横にあった柱に叩きつけられた
「どうやった…んだ…」
「簡単な話です。空気中の音の流れを通常よりも何倍にも早くしたんです」
「そんな…ことが…」
「私の魔法は…ホントはあってはならないもの…ですから。一回記憶をなくなるぐらいに気絶してもらいましょうか」
といい、私はCADを操作してしばらくしてその男は気絶した
「けがを負ってる人は救護室に。戦える人は二人か三人一組で戦ってください」
「おい、一年が指示してるんじゃね」
見るからにがたいがいい高学年の男子生徒が言い寄ってきた
「今は迅速な対応とそれに落ち着いて指示する人が必要です。あなたにはそれができます?」
そう言うとその男子学生はぐぅの音も出なくなって引き下がった
「反撃します。相手はテロリストです、多少は荒っぽくやっても構いません。ここは迅速な収束に治めましょう」
「「「おぉ」」」
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「凄いな、北山妹。お前が指示を出し始めた後の戦闘の収束」
「こういうことに慣れてる身なので…」
「へぇ~。まぁ、とりあえずは一件落着だな」
と話した通り、私が指揮を執り始めたら学生たちの動きが格段によくなり戦闘は死者は出さず、クラス棟に被害が出ずに済んだ
「あっ、あちらも終わったそうですよ」
と図書館棟を見たらあの人達が出てくるのが見えた
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「ホントにこれだけでよかったのー?」
「ほのか、うるさい。蕾が言うことだからこれで充分」
北山雫と光井ほのかは北山蕾から頼まれたことをしていた
「でも、でもさぁ…、討論会中の時間にある人を見つけておいてって…」
「あっ、ほのか。あそこ…」
その人物は剣道部主将
先ほどからチラチラと周りの様子を伺っている様子であった
「ほのか、引くよ」
「ええっ? 追いかけなくていいの?」
「見つけるだけでいいから後は流れに身を任せてたら大丈夫って言ってた」
すると少しして風紀委員の人が聞いてきた
「君たち、ちょっとこの人物見なかったかい?」
「あっ、その人ならさっきあっちに…」
「少しキョロキョロしてて不自然だった…」
「ありがとう、礼を言うよ」
といい、立ち去っていった
「ホントに来たね」
「蕾、あのひとをいつから怪しんでいたんだろう…」
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今は救護室で達也さん、深雪さん、西城君、エリカちゃんと一高の三大巨頭がケガした壬生先輩を囲んでいた
最も怪我したのはエリカちゃんが原因だけど
そしてその壬生先輩の目に入らないように私、北山蕾は話を聞いていた
どうやら記憶を書き換えられたらしく壬生先輩は私が捜索を頼んだ司主将に乗せられて今回の騒動を起こしたらしい
それでどうやら達也さんはブランシュの日本支部を潰すつもりらしい
警察の介入は好ましくないと言ってるけど…ここに居てるんだよね…とは言えず話がどんどん進み
行くメンツは司波兄妹と西城君、エリカちゃんと十文字会頭と決まった
「あれ?そういえば蕾ちゃんいたの?」
「今まで気づかれなかったなんて私も存在薄いんですね…」
「それよりもだ。図書館棟前の乱戦、かなり激しくてうちの生徒で対応できるかどうか心配だったがかなり圧勝だったそうじゃないか
指揮を執ってたのは意外にも一年の一科生のメガネをかけた女子と聞いたがもしかして…」
「もう耳に入ったのなら仕方ないですね。そうですよ、私があの場を指揮しました」
「でも、よくテロリスト相手に正確な対応してうちの生徒に対してほぼ被害をださなかったわね」
「相手の動きが分かるようなら指示したら対処は簡単です」
「それはテロリストの対処は簡単と言っているものだが…」
「よほど変なことを起こされない限りはですけどね…」
「そういうことならちょっと時期が早いけどお願いしたいことがあるんだけど…」
嫌な予感がしたがここまで司波兄妹と別の場所で目立ってきた自分だから逃げれないと思い
「私にできる事ならできる限りのことは最善を尽くします」と答えるのであった
とうとう目立って来始めました蕾さんです
そして、割とぐろいことやってます…
入学編はあと1,2話で終われそうです