優子5
唯湖4
葉留佳5
小毬5
佳奈多6
となっております。
小毬side
私達はFクラスとDクラスの試召戦争による自習時間の間にする課題が届くの待ちながら、談笑を続けている。
話題は取り留めのないものなんだけど、
「来ヶ谷さんその発言はどうかと思いますが?」
「何を言っているのだね。明久君の女装姿を生で拝むために彼を女子寮に連れ込んで何が悪い?」
ゆいちゃんはまったく悪びれることなく堂々と言うのを注意するかなちゃん。
私も明久君の女装姿見たい、ってダメだよ〜。
うえええんんん‼︎頭がこんがらがっちゃう。
「そう言う佳奈多君だって見たいとは思わないかね。そもそも佳奈多君はムッツリだからね」
「それは………ですが私がムッツリだなんて言う根拠はどこにもありません!」
口論になっちゃったよ〜、ど、ど、ど、どうしよ〜⁉︎
「失礼するね」
「おや、明久君じゃないか。今は試召戦争中じゃないのか?」
そんな時に現れたのは明久君!
明久君の登場でかなちゃんとゆいちゃんは口論を止めてくれました。
「まあ、特別処遇者としての仕事を、ね」
そう言う明久君の足元に彼の召喚獣がプリントを持って歩いていた。
彼の登場に周囲はヒソヒソと小さい声で喋り出したけどどうしたんだろ?
「助かったわ吉井。いつも特別処遇者としての仕事お疲れ様ね」
かなちゃんがあからさまに大きな声で喋る。
誤解を解こうとしてるんだ。優しいなかなちゃん。
「ねえ、吉井くん少し良いかな?」
そんな明久君に話しかけるのは男子で2番目に成績の高い(でもかなちゃんやゆいちゃん、私に翔ちゃんよりは下なんだけどね)久保君。えっ?なんで明久君は下の名前なのかって?それを聞いちゃダメだよ〜ユー?
「何かな久保君?」
召喚獣に課題のプリントを教卓に置かせると久保君の方に振り返る。
「君は代表の話では特別処遇者だそうだけど、なんで立候補したんだい?」
そういえば私も知らないや。なんでなんだろ?
「1年の時に西村先生に助けられたから、かな?」
「僕の親友ってわけじゃないんだけど、坂本雄二っていう奴がいてね。ソイツが大抵のマズイことを僕に押し付けてるのを見兼ねた西村先生が助けてくれたからさ、そのお礼っていうんじゃ変だけど何かしたいって思ってそれがこれってわけ」
そんな事があったんだ。明久君とは同じ学校受けたけど、違うクラスだったから知らなかったけど、そう言うわけでなってるんだ。
「行動力があるね吉井君は、僕には出来そうにないよ」
「そうでもないよ?人にとって良い人ってその人の価値観で決まるけどさ、久保君みたいに人を尊敬できたりできる人も大切だと思うな僕は」
ふぇ?明久君?なんでそんなに悲しそうなの?
「だから行動力云々じゃないよ。重要なのはその人の事を想ってその人のためになる事をするってことさ」
やっぱり明久君は凄いなあ。
「えへへ明久君♪」
私はそんな彼に笑顔で話しかける。
「小毬さんおはよ」
明久君も笑顔で返してくれる。
「うんおはよ〜、それに久しぶりだね〜、最後に話したのって何時だっけ?」
「えっと僕が実家に帰る前かな?」
そっかそんなになるのか〜、時間の経過って凄いね。
「たまにはおじいちゃんにも会いに来てね。おじいちゃん明久君に会うの楽しいらしいから」
「へ〜そうなんだ。分かったよ、今度寄ってみる」
そういえば私、生徒会に配属になったけど明久君も一緒なのかな?そうだったら私は幸せだな〜
「どうだね明久君、お姉さんとこれからカフェテラスで一緒にお茶でも?」
「いや、僕これから先生のところに戻って報告しなきゃいけないんだけど」
「ええい、黙れこのスケコマシ小僧。貴様は黙ってお姉さんと優雅にお茶を楽しめば良いんだ」
ゆいちゃんはとんでもないこと言いながら明久君を連れて行きました。
『職員室は寄ってよ⁉︎頼むから‼︎』
そんな声を最後に明久君の声は聞こえなくなりました。
小毬side end
明久side
来ヶ谷さんに引きづられた僕は何とか説得して職員室に報告に行くと来ヶ谷さんと新校舎にあるカフェテラスに来ていた。
このカフェテラスは京都の名所である清水の舞台にも使われている
そんな場所にあるカフェテラスの一席で僕は来ヶ谷さんと向かい合って座っていた。
「風が心地よいものだ。さて私がなぜつれてきたと思う?」
「生徒会のこと、でしょ」
来ヶ谷さんの問いに答えて買って来たコーヒーを一口飲む。
「うむ、やはり君は聡いな。どのようなことでも最悪の場合から最高の場合まで何パターンも予想し、対策を立てている。実を言うとその通りだ。お姉さんも生徒会に入ることにしたよ」
彼女はそう言って僕の反対側で同じく缶コーヒーを口に含むと喉を潤すように飲む。そして口の中を空にするとこちらに真剣な目を向け、僕の言葉を肯定する。
「入る気になったということだね。歓迎するよ、来ヶ谷唯湖さん」
そう言って僕は立ち上がり彼女に手を差し出す。
「こういった礼儀は忘れいないんだな君は」
そう言う来ヶ谷さんの顔は少し悲しそうだった。
「やっぱりここだったのね、来ヶ谷さん」
僕たちが立ち上がり、握手を交わしていると佳奈多さんと小毬さんもやってきた。
「何してるの?2人とも握手して」
「喜べ小毬君。お姉さんは明久君が生徒会の人間だと知ったよ」
「本当に⁉︎わ〜!」
最初から知ってるんだけど、まあ良いか。こんなに嬉しそうにしている小毬さんの顔も見れたし、けど何が嬉しいんだろう?
僕はそのこと首をかしげるしかできないでいた。
そしてそんなお茶会はFクラスがDクラスを降すまで続いた。
明久side end
時を遡って開戦前の旧校舎屋上
雄二side
俺たちは今、対Dクラスの作戦を秀吉、康太、姫路、三枝、島田に俺の6名が居る。もちろんこの中に明久は居ない。
「ねえ、坂本吉井は?」
屋上にブルーシートを敷いて姫路達はそこに座って各々の弁当を広げている側で俺はフェンスにもたれかかる形で座り込む。
そんな俺に事情を知らない島田が明久のことを聞いてくる。
「明久君は多分、先生の手伝いをした後、別の場所で食べると思いますよ?元々、戦争に反対的ですからね〜」
「何でよ?」
「本人が言うには、この学校に入ったのは親に頼まれたからでここのシステムや試召戦争にも興味はないらしいのですヨ」
三枝の説明に納得がいかない島田が追求すると三枝は色々と話した。
明久がここのメインスポンサーである吉井家の長男で歳的に丁度良いアイツがモニタリングのために入学したのだという。
「居ない奴のことをとやかく言っても仕方ない。始めるぞ」
俺の言葉に全員がこちらを向く。
「まず、俺たちの作戦は姫路が回復試験を受け終えて万全になるまでの時間稼ぎだ。前衛部隊を秀吉が、中衛部隊を島田が指揮、三枝はある程度点数を取ったら俺の護衛に回れ。姫路の準備が整い次第、その際生き残っている奴らで敵を足止め、俺と近衛隊が護衛しながらDクラス代表のところまで突撃、姫路が代表を討ち取れ」
俺の作戦は一種の賭けみたいなものだ。壁役である奴らがどれだけ頑張るかというのと姫路がどれだけ早く試験を終えれるかにかかっている。
「いいかこれ前哨戦だ!勝利を飾って派手にいくぞ」
俺はそう宣言した。
雄二side end
それからお昼が過ぎると両クラスから数名の生徒が出て来て鉢合わせした。その中には先ほど指揮官を任された秀吉の姿も確認することができる。
「行くのじゃ!!」
その掛け声とともにどちらも共に召喚獣を召喚する。
立会人は日本史教師の守谷だ。
Fクラス 近藤吉宗 34点
Fクラス 田中明 56点
Fクラス 柴崎功 23点
V.S.
Dクラス 小野寺優子 98点
Dクラス 丸尾良哉 101点
Dクラス 香川希 99点
……絶望的である。その他の場所でも戦闘するが圧倒的にFクラスの不利は確定的だった。
「Fクラス木下秀吉参るのじゃ!」
Fクラス 木下秀吉 100点
「重点的にやっただけはあったの」
そう言って何人かの生徒と共にDクラスの生徒を討ち取っていく。
「クソッ‼︎おい誰か伝令になって増援を呼んでくれ!」
「分かった、待ってろ!」
その状況を見たDクラス側の指揮官が伝令を出す。
「ワシらも後退しつつ、中核隊と合流するのじゃ!」
秀吉の鮮やかな指揮のもと先鋒隊は後退する。
「逃げるぞ、追え!」
そこに深追いしていくDクラスの先発組の生き残りは指揮官の指示のもと、Fクラス側の陣地の奥深くへと入り込んでいった。
「増援を連れてきたぞ!」
そう言って先程の生徒が残りの内、近衛組に配属される4名を残してやって来た。
「今じゃ!中核隊と合流したワシ等に続くのじゃ!」
その声によって周囲の空き教室や階段からFクラスの生徒が出現し、彼らを包囲した。
「そこにいるのは美波お姉様!五十嵐先生こちらです!」
「み、美春⁉︎クッこうなったら、長谷川先生!数学でFクラス島田美波、Dクラス清水美春に試召戦争を挑みます!」
オレンジ色の髪の縦長ツインドリルの女子生徒が島田に対して急接近すると島田数学を出して対抗する。
『
Dクラス清水美春 97点
V.S.
Fクラス島田美波 189点
「美春いい加減諦めなさいよ!ウチは普通に男が好きなの!」
島田は直進して、清水の召喚獣と鍔迫り合いをした後、清水の武器を吹き飛ばして清水を戦死させる。
「戦死者は補習ー‼︎」
そう言って窓からロープを使って西村がダイナミックに入って来ると、清水を抱えて立ち去った。
「お姉様ー!美春は諦めませんからね!」
そんな言葉を残して、
その後、Fクラスも多少犠牲を払いながらDクラスの増援を殲滅した。
「終わりました!」
その頃、Fクラスの教室内ではたった今姫路が採点を終えた。
「よし!テメエ等!死ぬ気で頑張っていいとこ見せろ!」
『オオオー‼︎』
その言葉に
「Fクラスめ、いったい何を、あれ?姫路さん?Aクラスはココを通っててないけど?」
そんな間抜けな声を発した後、平賀は瞬殺された。