真央霊術院の最強先生   作:ザクみたいなホロウ

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2 変わりゆく時代

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失礼します。

 

学院高等部部長。

どうもお久しぶりです。

 

ええ。みんな無事卒業しました。

刳屋敷はギリギリでしたけどね。剣術は目を見張るものがありましたし、ボクに何度も果たし状を送って、戦って負けてもまた果たし状を送って来れる胆力が素晴らしい。

ただ勉強があまりできなくて・・・。

まあ、卒業出来ましたからいいことにしましょう。

 

資料・・・ですか?

なんですかこれ。見ていいんですか。

 

えーと、どれどれ。

 

愛川 羅武

鳳橋 楼十郎

平子 真子

六車 拳西

 

以下省略

 

 

 

・・・。

 

これ最近調べた霊力が高い子供たちじゃないですか。

年齢に差はありますけど、みんなここに入学するのに後100年くらい経たないと幼すぎて死んじゃいますよ。

 

えーっと。

つまり、その将来有望そうな子供たちがホロウとかのアクシデントで死なないように影で警護しろ、と。あきらかに学院の範疇を超えてるじゃないですか。

それにボク一教師ですし、こういうのはしかるべきところに発案して答えを貰ってきてくださいよ。

 

うーん。

まあ、気にかけるくらいならいいですけど。

 

じゃあ、暇なときは散歩がてらに流魂街に行って見回りでもしますよ。

 

ええ。

 

了解です。

 

では失礼します。

 

 

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おいおい。

早速流魂街来てみれば、何してんの卯ノ花ちゃん。

風穴空いた後あるし。

しかもなんだよその今にも泣きそうな顔。

 

任務か。

それで?

 

 

 

 

ん?その子供・・・。

 

へぇ。

 

剣八。

 

ねぇ。

 

どうりで名前が無いわけだ。

こんな最低地区に子供がいるなんて思わないよな。しかもこんな化け物クラスが、さ。そもそも今まで名前がなかったわけだしね。

 

 

はぁ。

でもまあとりあえず、その子供は命に別条はないみたいだし、この大量の死神の死体を片付けるべきだろう。こいつらに釣られて災厄の状況は避けたいしね。

 

卯ノ花ちゃん。

 

話は後で聞くし、君がどうしたいのもその時一緒に聞く。

重國もなんとか対応してくれるだろうしね。

 

おーい。

そこの隊士、手伝いな。

死んだ隊士の名簿を作ったら、騒ぎにならないうちにさっさと帰るぞ。

 

その子供は置いておけ。ほっといても勝手に生きてるだろうよ。

 

ほら、動け、十一番隊隊長。

 

 

 

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っていうのがボクが見て聞いた事の全容だ。

どうする重國。

 

それでも、卯ノ花ちゃんがどうするか、なんだけどね。

それに・・・。

 

うん。丁度卯ノ花十一番隊隊長も来たみたいだよ。

 

やあ、卯ノ花八千流十一番隊隊長。

概要は一応伝えといた、後は君からの報告とこれからについてだ。

 

 

 

ふーん。

 

なるほど。

ま、結局そういうことになるのかな。

 

卯ノ花八千流は今回の事件で強いホロウと同士打ちで死んだことにして、君は卯ノ花烈として四番隊に移籍。

幸い今回の事件に関わったのはほとんど剣八くんに殺られちゃったわけだし、十一番隊士は人死が多いから隊長の顔なんてすぐ関係なくなるだろう。

 

四番隊も回道使える卯ノ花ちゃんとそうそう会うことないから顔を知らないだろうし、反対するであろう隊長の彼は零番隊に行くだろうしね。

 

一件落着ってやつかね。

 

重國もそれでいいかい。

うん。わかった。

 

新たな十一番隊隊長、見つかるといいな。

 

だから僕は嫌だってば。

細かいところは君に任せる。

 

ボクと卯ノ花ちゃんはこれで失礼するよ。

 

 

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さて、卯ノ花ちゃん。

ボクに何か話があるんじゃないかい。

 

特に、剣八くんのことで。

 

 

・・・。

 

 

つまり、君は実質負けて、しかも勝ちを譲られるという最悪の勝ち方で幕を閉じたわけか。

その上、自分より才能ある子供の成長を阻害して。

 

剣八くんのことはいいだろう。

君に勝てるくらいならどこに行ったって生き残るだろうし、斬魄刀も剣八くんの脇に置いておいたしね。彼は誰の手も借りず勝手に強くなるだろうさ。

それに強い奴を求めれば最後には護廷十三隊にたどり着くだろう。

そうすれば君の目論見通りに真の意味での剣八になるだろうさ。

 

問題は君の牙はもう折れていることだ。

 

四番隊に配属されるからそれでいいのかもしれない。

もう戦闘に関わることはほぼなくなるかもしれない。

それでも、何も問題ないかもしれない。

 

君は本当にそれでいいかのかい。

 

剣八くんがやがて護廷十三隊に加わったとき、君は必ず無関係ではいられなくなる。君だって戦わなくたって知ってはいるだろう。

 

見えざる帝国を。

 

君の力は君が思っている以上のものだ。ボクがそれを教え導こう。

それがボクの存在意義なのだから。

 

 

答えは?

 

ふふ。

任された。

 

 

14

 

あ〜、辛い。

朝から昼まで学院の講師。

夕方は流魂街の巡回と重国の依頼。

夜は卯ノ花ちゃんと死闘。

 

 

 

もうゴールしてもいいよね。

 

 

・・・。

ハッ、何を考えていたんだボクは。

 

 

でもこの巡回の時間が一番の癒しかもしれん。

最近毎日言ってるから流魂街の連中とどんどん仲良くなるし。

 

 

 

おう。

どうよ最近。

 

え?

買い物から戻ってくるまで見てて欲しいって?

まあ、それくらいなら。

 

 

 

 

まさか、孤児院?

 

 

 

 

イダッ。

痛い。痛いって、髪引っ張んな。この長髪結構手入れ大変なんだぞ。

 

切れって?

切っても次の日には戻ってんの。

 

誰が呪いの人形だ。バカヤロー。

 

こら、危ないから勝手に斬魄刀触んな。

 

あっ、そこ。

喧嘩すんな、仲良く分けろ仲良く。

 

五月蝿いわ。これでも何処のジジイよりも年食ってるよ。

 

なんでまた喧嘩してんの!?

 

ぐはっ。いきなり突進してくんなよ・・・。

 

いだいいだい、ぼっべ、びっぱんば。

 

嗚呼もう、いい加減にしてくれ。

 

 

 

 

 

 

早く帰ってこいよ。だれかボクに癒しをプリーーーーーーーーズ!!

 

こうしてまた一日が過ぎていくのである。

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