FAIRY TAIL ~鎖の魔法使い~   作:爺狐

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転生後の生活②

狼について行ってしばらく森の中を歩いていると小さな家が見えてきた。

 

「ここがおれの家だ。」

 

へぇ~ここでこの狼が暮らしているのか。

でもこの大きさじゃ家に入れないんじゃないか?

 

そう考えているといきなり

ボンッ!と煙が出てきた。中から出てきたのは...

 

「ふぅ...」

 

 

 

 

 

銀髪の美人な女性だった

 

 

「ええええええええええ!?」

 

俺は声を上げ、驚いた表情で銀髪の女性を見る。

 

「またかよ!何回叫ぶんだ!」

 

「いや、え?えぇ...お前女だったのか?」

 

「そうだが?もしかして『俺』って言ってたから男だと勘違いしてたのか?」

 

女性はニヤニヤしながら言う

 

「まあ『俺』っていう女は普通は現実にいなかったからな。」

 

「まあいい。とりあえず入れ。」

 

女性は家に入っていく

 

「おじゃましまーす」

 

続けて俺も入る

 

家の中は、シンプルで必要最低限の物しか置いていないようだ。

 

「家は結構普通なんだな。」

 

「普通が一番だよ。とりあえず座りな。」

 

そう言われ近くにあったソファーに座る

 

「改めて言おう。ようこそフェアリーテイルの世界へ。しばらくは俺が面倒をみる。飢えの心配はないから気にするな。」

 

「ああ、よろしく頼む。ところでアンタの名前は?まだ聞いていないんだが。」

 

俺は尋ねた

 

「そういえばまだ名乗っていなかったな。俺の名前はギンだ。以後よろしく。」

 

「銀髪だからギンか?そのままだな。」

 

「わかりやすくていいじゃないか。」

 

「それもそうか。(笑)」

 

「自己紹介も終わったところで今後の生活について説明をしようと思う。まず、お前の能力である『時空間を操る能力』なんだがこれははっきり言ってチート中のチートだ。しっかり使えるようになれば敵はいないだろう。しかし、あまりにも強すぎる能力というのは副作用があるといってもいいだろう。その副作用はほとんどが能力に溺れ、力に飲み込まれたものだ。そうなってしまっては『死』あるのみだ。そうならないように能力の特訓、魔力の操作を教える。次は生活面だ。俺は最後まで面倒を見てやれないからな。家事についても教えてやらなければならん。そのためにこの本を作った。」

 

「この本は一体どういう意味が?」

 

俺が聞くと

 

「家事について全てが書かれている。読み終わるころには家事は完璧といってもいいだろう。」

 

そんな素晴らしい本があるとは...と一人で感心する

 

「あと先ほども言ったが今から3年は能力と魔力操作の特訓だ。最後に俺と組手を2年間する。実戦経験がなければ強くても意味がない。この5年で強くなれ。以上だ。質問はあるか?」

 

「特にないです先生。」

 

「誰が先生だ。俺のことは師匠と呼べ!」

 

「師匠!」

 

「うん。いい響きだ。」

 

これからはギンのことを師匠と呼ぼう。熱血漢があるな!

 

「よし。今後の方針も決まったところで飯にするか。今日は俺が作ってやる。これ以降は家事はお前の仕事だ。」

 

「分かりました師匠!」

 

「よし、では作ってくるからお前は早速その本でも読んでおけ。1時間はかかるだろうからここで待っていろ。」

 

そういうとギンは家を出ていった。

家に材料がなかったのだろうか?まあいいや

俺は早速本を読んでみた...ん?

料理関係のところがものすごくわかりやすい。なんでだろう?と悩んだがこれもこの本のおかげだろう。と納得し本を読み続けた。

 

 

 

 

 

 

~1時間後~

 

 

「ただいま。」

 

ギンが帰ってきたようだ。少し血の臭いがするな。

 

「今日はシカがとれたぞ!焼いて食おう。」

 

どうやら狩りに行っていたようだ。口元だ血まみれだ...

 

「師匠。口元が血だらけです。何かで拭いてください。それにしてもシカですか...うまそう...ん?」

 

俺は違和感を感じた。目の前にあるのはシカだ。血まみれの加工されていない生肉だ。それを美味そうだなんて...普通、人間なら『うわぁ...』とか思おうべきなんだろう。しかしそれよりも『美味そう』が出てくるとは

 

「忘れたのか?お前は半分狼なんだから普通じゃないか。」

 

ギンがそういうとそういえばそうだったと納得し手をたたく

 

「さあ調理に入ろう。まずこのシカ肉を...」

 

そういうと室内に物凄い突風が走った。いきなりだったので目を閉じてしまった。開けたらなんと既に加工された状態のシカ肉が横たわっていた。

 

「ええ!?師匠!今の何ですか!?突風が来たと思ったらシカが加工されて...」

 

「今のは俺の魔法だ。俺は風を操ることができる。空も飛べるし竜巻だって起こせる。その能力で鎌鼬を作り切り刻んだ。シカの皮や骨は粒子レベルまで切ったからそうじがらくだろう?」

 

「ハハハ...そうですね」

 

やはりこの人もチートだった。この世界はチートしかいないんじゃないかな?と考えていると

 

「さあ焼くぞ!やはり肉は焼かなくてはな!ついてこい。」

 

そう言うと外に出た。外にはすでに準備がされていたようだ。

長めの棒を取り出しシカにさすと丸焼きのように焼いていた。

 

「よし。これで終了だ。」

 

「ええ!?これ料理なんですか!?ただ焼いただけじゃ...」

 

「うるさい!これも料理だ!文句があるなら食わなくていいぞ。」

 

「丸焼きも料理ですよね!」

 

俺はそう言い返した。飯抜きは困る。さっきから腹が減って仕方がない。

 

 

そしてしばらくして

 

 

 

「できたぞ!さあ食え!」

 

師匠のテンションはすこぶる高いようだ。

 

「うん美味い!これだから肉はやめられん!」

 

本当に美味そうだ。俺も食べよう。

 

 

 

 

こ、これはっ!!

本当に美味い!なぜだ!?こんなの食ったことがないぞ!

 

「どうやら満足してくれたようだな。まだあるからどんどん食え!」

 

ギンはそういうとガツガツ食べ始めた。

 

「師匠俺の分がなくっちゃいます!あ、それは俺がとっておいたやつ..いやぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

なんてことがありながらもうまい飯が食えた。

 

「「ご馳走様でした」」

 

そういい後始末を始めた。

 

「終わったら風呂だ!一緒に入るぞ。」

 

「いいですよー..って師匠女でしょう!?無理です!」

 

「そう言うな。裸の付き合いだ!」

 

「そうじゃなくて...って引っ張らないでください本当に、あの、ちょ...」

 

 

 

 

 

 

いやあああああああああああ!!!!

 

 

 

 

 

 

その日の夜はオカマっぽい叫び声がきこえたそうだ...




いかがでしょうか?
時間があるうちにと二話続けて投稿させていただきました。
狼は俺っ娘にしてみました。ギャップっていいですよね(笑)
感想、批判、アドバイス等お待ちしています。
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