私はアグモンが一番好きです。次はモチモンとトコモン。
皆さんは?
<永遠亭>
永遠亭の主である蓬莱山輝夜はタオルと水の入った桶を持ってある部屋に入った。
輝「てゐ、入るわよ。」
部屋ではウサギの耳を付けた少女、因幡てゐが布団で寝ていた。わきには輝夜が作ってくれたのかお粥が置いてあった。
輝「まだ食べてなかったの?早く食べないと冷めちゃうわよ。」
輝夜はてゐの体を布団から起こす。
て「・・・・食べたくないんです。」
てゐは元気ない声で答える。
輝「こういう時だからこそ食べるの。全く昨日も冷え込んだ中でも探しに行くから風邪を引くのよ。」
輝夜はそんなことを言いながらてゐにお粥を食べさせ、冷やしのタオルを取り換える。
て「姫様。」
てゐは何気に輝夜に声をかけた。
輝「何?」
て「鈴仙はもう戻ってこないんでしょうか?」
てゐが言った一言を輝夜は理解できなかった。
輝「な、何を言っているのよ!?貴方らしくないわよ。」
て「私、鈴仙にいろいろ押し付けたしそれ以外でも悪戯をしていたからもう嫌になったんじゃないかなって思って・・・・」
てゐの言っていることは正しかった。彼女はこれまで数々の悪戯や仕事を鈴仙に押しつけをしてきた。
輝「悪い方に考えるのはやめなさい。あの子の事だもの、きっと帰ってくるわよ。早く治さないと帰って来た時に笑われるわよ。」
輝夜はてゐを元気付けるように言った。
て「はい。」
てゐが食事を終えると輝夜は後片付けをし、自分の部屋に向かった。
輝「あ~あ、鈴仙がいなくなってから私まで動かなくちゃいけないから大変だわ。早く帰ってきてくれないかしら~。・・・・・!」
そのとき玄関で爆発音が響いた。輝夜が急いできてみるとそこには戦車が玄関を壊して侵入してきていた。
輝「な、何この戦車は!?まさか月から・・・・・」
一瞬、月の軍隊が自分を連れ戻しに来たのではと一瞬驚いたが輝夜が答える前に戦車がしゃべった。
ブ「ブリッツウィング、トランスフォ~ム!」
戦車は突然人型に変形し、輝夜の知っている人物の姿に変わる。
輝「れ、鈴仙!あなた今までどこに・・・・」
輝夜は驚きを隠せなかった。つい数日行方が分からなかった鈴仙が今変なコスプレ?をして突然現れたのだ。
ブ「消し飛べ~!」
輝夜の事は無視してブリッツウィングは銃を発砲する。輝夜はギリギリのところで回避した。
輝「鈴仙!あなた、何てことをするのよ!」
輝夜は怒鳴るが鈴仙?は意外な言葉を放った。
ブ「ノンノン、私は鈴仙じゃありません!私の名前はブ・リッ・ツ・ウィ・ン・グ。」
輝「そんな事を聞いてるんじゃ・・・・・」
て「姫様、一体何が・・・・!」
爆音を気にしたのかてゐが玄関に来た。
て「鈴仙!?よかった帰ってきて・・・・・」
てゐは嬉しそうに言うが
ブ「自己紹介も終わったところなのでここでおしゃべりはおしま~い!」
ブリッツウィングは再び戦車に変わり発射態勢に入る。
て「あれ?鈴仙?」
輝「てゐ!伏せなさい!」
輝夜はてゐを庇う。
ブ「ファイヤ~!」
永遠亭は光の中に消えていった。
<迷いの竹林>
爆音は移動中の一行にも聞こえていた。
妹「なんだ!?今のは。」
妹紅は驚く。
永「まさか永遠亭の方から?」
永琳は永遠亭のある方角を見る。
映「八意永琳、あなたに言わなければならないことがあります。」
スタースクリームに背負われた映姫が永琳に声をかける。
永「何かしら?」
映「実は私たちを襲ったのはあなたの弟子鈴仙・優曇華院・イナバなのです。」
映姫の言葉に永琳は驚きを隠せなかった。自分の弟子は臆病だからそんなことをするはずがないそれは何より自分が一番よく知っていることだ。
永「ウドンゲが!?そんなことは・・・・・」
ス「言いてえのはわかるけど事実なんだ。現にアイツの特徴だというウサギの耳も見たしな。」
永「!」
妹「取り敢えず急ぐぞ!」
一行は永遠亭に急ぐ。
<永遠亭跡地>
ブ「あ~~~~!さっぱりした~!」
ブリッツウィングのゼロ距離砲撃によって永遠亭は瓦礫の山になってしまった。その中でてゐと輝夜は気を失っていた。
ブ「あれ?気絶しちゃった?折角これからが本番なのに~。まあ、姫様は後で遊ぶとしててゐはここでリタイアね~~。」
ブリッツウィングは笑いながら銃をてゐに向ける。
ブ「今までアンタにこき扱われたけどこれで終わりね。じゃあ~!」
ブリッツウィングの銃は弾幕で弾き飛ばされた。
ブ「誰よ~。私の邪魔をするのは~」
ようやく一行は永遠亭(跡地)に到着した。
妹「これがあの永遠亭かよ・・・・(;´・ω・)」
妹紅は瓦礫の山と化した永遠亭を見て言葉を失った。
永「ウドンゲ、あなた一体どうしたっていうの!」
永琳は目の前にいるブリッツウィングに言う。
ブ「あら、師匠随分お久しぶりです~。」
永琳の言葉に答える気がないのかブリッツウィングは笑いながら挨拶をする。
永「質問に答えなさい!」
ブ「何って復讐ですよ?」
永「復讐?」
永琳はその言葉に驚いた。
ブ「そうですよ!私の中に残っている鈴仙としての恨みをね!」
永「恨み・・・・」
ブ「というわけだから消えてね~!トランスフォ~ム!」
ブリッツウィングは戦車に変形し一行に向かって砲撃を開始する。一行は放撃を避け林に隠れる。
妹「どうする?アイツをどうにかして正常に戻さないとまずいんじゃないのか?」
妹紅は状況が理解しきれず混乱していた。
映「しかし、どうやって止めるつもりですか?」
永「一つだけ方法があるわ。これを使うのよ。」
永琳は懐から薬瓶を取り出す。
永「これは特殊な麻酔薬の試作品なの。強力すぎて普通の人間は原液一本で即死するから実用化は見送っていたけどウドンゲを止めるにはこれしかないわ。」
妹「アンタまた変な薬を・・・・。それでも問題はどうやって近づくかということか・・・・」
妹紅は砲撃の先を見る。
ス「それならいい作戦があるぜ。」
スタースクリームはこそこそと二人に作戦を説明する。もし、二人が旧デストロンメンバーだったら信じなかったろうが今回はそれどころではなかった。
永「それなら今のあの子を油断させられるわ。」
ス「よ~し、まずは三人が分かれて攻撃するんだ。」
三人は三手に別れ攻撃を開始する。
ブ「やっと戦う気になったようだけどその程度の攻撃で私を倒せると思ってるの?」
ブリッツウィングはさらに砲撃の威力を強化する。
ス「うるせえ!」
スタースクリームは接近しながらナルビームを発射する。しかし、ブリッツウィングにはほとんど効いていないようだった。ブリッツウィングは変形しスタースクリームの首を絞めて少女とは思えぬ怪力で持ち上げる。
ス「うああ。」
ブ「なんなんだ~。今のは?」
ブリッツウィングは笑いながらスタースクリームを殴り飛ばそうとするがそこに妹紅が割って入ってきた。
妹「ところがどっこい!」
妹紅は薬瓶をブリッツウィングに投げつける。薬瓶は割れ麻酔薬はブリッツウィングの体全体にかかる。
ブ「な、何これ!?う、目が・・・・」
ブリッツウィングは怯む。その隙にスタースクリームはブリッツウィングから距離を置く。
ス「よし!今のうちに集中攻撃だ!」
一行はブリッツウィングに向かって総攻撃を仕掛けた。
ブ「え?そ、そんな・・・・・きゃあああああ~~~~~~~!」
ブリッツウィングは弾幕の嵐の中、爆炎の中へ消えていく。
≪一時間後≫
永「もうそのぐらいでいいわ!」
永琳の掛け声とともに一行は攻撃をやめた。
ス「これで少しは堪えるといいんだが。」
妹「もう、ヘロヘロだ。今日は本当に災難が続く一日だ・・・・・!」
妹紅が地面にしゃがんだ瞬間、爆風の中からブリッツウィングが姿を現した。しかし、左腕がもげており、もげた部分からバチバチと電流が流れていた。
永「ウドンゲ、あなたもしかしてサイボーグに・・・・・・」
姿を見た永琳は思わず言う。
ブ「ううう~~~~~!」
ブリッツウィングの目が今まで以上に赤く発光していた。
妹「なんか相当頭に来ているようだぜ。」
ス「俺の悪運もここまでか。」
三人はある意味覚悟した。ところが
ブ「ううう、あんまりだ~。」
突然目は赤から青に変わった。
永「え?」
永琳は思わず驚くが続いては目から涙が出てくる。
ブ「ああああああ!ああ~~~~~んま~り~~~だ~~~~~!」
突然ブリッツウィングが泣きだした。三人はただ茫然とした。
ス「コイツ、一体どうしたんだ?」
妹「そんなの私が聞きたいよ。」
ブ「あああ~~~ん~~!私の腕が~~~!」
そのとき、林に残しておいた映姫が竹を松葉つえ代わりにして歩いてきた。
映「とにかく今のうちに取り押さえるべきです。」
ス「そ、そうだな。」
一行はブリッツウィングに近づく。しかしその直後ブリッツウィングが泣き止んだ。
永・妹・ス「!」
ブ「・・・・・・・・ふう、あ~すっきりした。」
ブリッツウィングはとれた腕を拾う。
ブ「ああ、とれちゃった。」
残念そうな顔をしてとれた腕を見ると戦闘機に変形する。
永「ウドンゲ!ちょっと待ち・・・・・・」
ブ「じゃあね~師匠。腕取れちゃったからまた今度ね~!」
ブリッツウィングはどこかへ飛んで行ってしまった。
ス「一体何なんだよアイツ。」
その後、ブリッツウィングがメガトロンのアジトに戻ってきたときタランスが真青になったのは無理もなかった。
ビーストウォーズキャラがデジモンをスキャニングしたらどんなキャラになるんですかね?
こんな感じかな?
メガトロン⇒ダークティラノモン
コンボイ⇒ゴリモン、エテモン?
デジモンネタとトランスフォーマーって意外にないな・・・・。