と言う訳で第二話修正版です。
<三途の川>
コンボイがアリスと出会った頃の三途の川。その河原の近くで一人の少女が鎌を持ちながら何か言っていた。
?「あ~。また映姫様に怒られたよ。」
死神少女、小野塚小町は三途の川で死者の魂を運ぶことが仕事なのだが怠け癖がありいつもさぼってばかりいる。これに対して彼女の上司である閻魔の四季映姫は何度も叱っていた。しかし、当の本人は懲りていない。今日もそのお説教が終わった後だった。
小「流石に今回ばかりはしばらくまじめにやらないとまずいな・・・・・・。しょうがないからやるか。」
彼女はそう言いながら魂を船に乗せ始める。そのとき彼女は妙なことに気づく。
小「ん?この魂だけはなんか変だね。」
小町は疑問に思うのも無理はなかった。多くある死者の魂の中で一つだけだけ他の魂とは明らかに違う悪のオーラが感じられたからだ。
小「こんなにすごい悪意に満ちた魂は初めて見たよ。まあ、このレベルじゃどのみち地獄いきか。ほらあんたもさっさと乗って・・・・・・・!」
そう言いかけたとき、小町は驚いた。その魂は大人しく船に乗ると思いきや進路を変え自分の胸に向かって飛び込んできたのだ。
小「こ、こら、さっさと離れろ!」
小町は抵抗してその魂を突き放そうとする。しかしその魂は小町の体の中へと入って行く。
小「そ、そんな!アタイの体の中に!だ、誰か・・・・・映姫様・・・・・!」
魂が完全に体に入り込んだ後小町はしばらく黙り込む。そして
小?「来た来た来た来た!ボ~ナスゲ~~ット!」
小町?は両腕を揚げ、突然笑い始める。
小?「何とかボディを手に入れることができたな。しかし、女の姿は気に入らないな(特にこの邪魔な胸は無駄にデカい)。まあ仕方ない。とりあえずこの魂を連れて地獄に向かうとするか。」
小町?は魂を乗せ終えると船をゆっくりと出す。
<地獄>
映「小町は相変わらず遅いですね・・・・・・。」
映姫はため息をついていた。彼女は魂を裁くという重要な仕事をしているのだが部下の小町はサボっているためまともにはかどらないのだ。それゆえに彼女はストレスを溜めていた。
映「今度は本当にクビにでもして・・・・・・・」
映姫はとうとう彼女のクビを考え始める。その直後
小?「映姫様!お待たせしました!」
小町?が笑顔で仕事部屋に入ってきた。映姫はその笑顔に何となくムカついた。
映「今までどこへ行っていたのですか?」
小?「いやあ、今までためてしまっていた魂を全部運搬したもんですから~。」
映「え?」
映姫は驚いた。あの怠けて災厄な場合は魂を一つしか持ってこない小町がそんなことをするわけがない。
映「はったりはそのぐらいにしておかないと・・・・・・。」
?「あの、映姫様。」
映姫が話そうとした直後、部下の鬼Aが入ってきた。
映「何事ですか?」
鬼A「今、裁きを待っている魂が多数お待ちしております。」
鬼Aはリストを映姫に見せる。その瞬間、映姫は両目が飛び出しそうになった。
映「こ、こんなに!?」
鬼A「はい。今まで小町さんがサボっていた分ずいぶん溜まっていたので・・・・・」
映姫は頭を抱えた。
映「しばらくは眠ることもできそうにありませんね・・・・・・・・。」
小?「ところで映姫様。」
映「小町、あなたはもう下がっていいです。」
そう言われると小町?は部屋から去る。
小?「せいぜいしばらく裁判でもしてるんだな。その間に俺様は好きなことをやらせてもらうぞ。この破壊大帝メガトロンがな。」
メガトロンは不吉な笑みを浮かべ目的地へと移動する。
<地獄魂収容所>
ここには更生する気がない魂たち(主に重罪を犯した者の物)が収納されている。特に危険と判断された魂はレベルごとに厳重に保管されている。そこに小町に成りすましたメガトロンが訪れた。
メ「やあやあ、ずいぶんはかどっているね~。」
メガトロンは看守である鬼Gに気軽に声をかける。
鬼G「これは小町さん。ここに何の用で?」
普段こんなところに来ることがないので鬼Gは珍しそうに言う。
メ「なあに、仕事がひと段落ついたからあんたたちと一杯やろうと思ってね。」
メガトロンは酒を見せる。見た感じでは少し高級な日本酒だった。
鬼G「い、いけませんよ。俺の仕事は重要なんですから。」
鬼Gは一瞬誘惑されそうになるが慌てて我に帰る。
メ「いいじゃないかい。長くこんなことしていたら体が持たないよ。一杯飲んでリラックスしなきゃあ。それにしばらく飲んでいないんだろ?」
メガトロンの誘惑の言葉に鬼Gは悩んだ。自分の仕事は重要であり、そのためここん所酒を飲んでいない。寝てるときも酒が恋しくなって仕方ない。それが余計欲求を刺激させる。
鬼G「い、一杯だけですよ。」
鬼Gは心が折れたようだ。
メ「そうこなくちゃ。」
メガトロンは鬼Gに酒を注ぐ。鬼Gは勢いよく飲みその直後に眠ってしまった。
メ「単純な奴だ。じゃあ、欲しいものは頂いていくからな。」
メガトロンは彼に机に置かれている魂のリストに目を通す。
メ「あったあった。」
レベル5。そこにはテラザウラー、クイックストライク、インフェルノ、タランスと書いてあった。
メ「スコルポスの奴が入っていないなあ。まあ仕方ない、いる奴だけにするか。」
メガトロンはレベル5に向かい、魂をごっそり頂いて行った。更に寝ている鬼Gを始末し、収容所の警備システムをすべて破壊していった。無論、三途の川を抜けるときもうまくおびき寄せて一気に警備兵を一掃した。
それから一週間
<映姫の部屋>
映「小町はどこに行ったのですか!」
映姫はイライラしていた。仕事がやっと終わったと思いきやここ数日間、小町はどこかに姿を消してしまっていたのだ。
鬼一同「我々も探しているのですがどこにもいないのです。」
映「全く一体どこへ………。」
鬼Z「映姫様大変です!」
鬼Zが慌ただしく入ってきた。顔には冷や汗でいっぱいだった。
映「何事ですか?」
映姫は一回冷静になり聞く。
鬼Z「収容所の鬼Gが何者かに殺されています!」
映「なんですって!」
鬼Zの一言で映姫は愕然とする。
鬼Z「さらに収容されていた魂の内の何名かが盗まれていました!」
映「警備システムは?」
鬼Z「全部破壊されていました。」
悪い知らせばかりに映姫は頭を抱えた。こんなときに・・・・・・。
鬼D「大変です!映姫様!」
映「今度は何事ですか。」
鬼D「三途の川を警備していた鬼たちが殺されていました!」
映「!」
鬼A「映姫様、まさか小町さんが……。」
鬼Aは疑う。ここ最近に行方がわからないのは小町だけで他に犯人は浮かび上がらない。
映「そ、そんなはずは・・・・・・・。」
鬼A「しかし、ほかにやる者がいますか。」
映「・・・・・・・。」
鬼Aの話に映姫は何も言えなくなった。
鬼Y「A、君がそのようなことを言いたいこともわかるが、今は三途の川で放置されている魂を一早くここに運搬することがだ。小町さんがいない今、誰かが代わりに船頭をしなければ・・・・・・。」
鬼B「でもさ、今仕事場空いている奴誰もいないよ。」
鬼Bは困った顔で言う。
鬼J「こまりましたねえ。他の地獄から人手を頼むにもこの状態だと映姫様に責任が問われるし・・・・」
鬼Jは考える人のような構えて考える。
映「私に考えがあります。」
今まで黙っていた映姫はそう言うと椅子から立ち上がり仕事場を後にする。
鬼A「映姫様、どこに行かれるのですか?」
鬼Aは心配そうについて行く。
映「収容所レベル6・・・・・。」
鬼Y「アイツを出すのですか!」
映姫の一言を聞くなり鬼Yは驚く。
映「今はほかの地獄からの人手を借りることができませんからね。」
鬼Y「私は反対です!あんな奴を出したら何をしでかすか分かりません。」
映「取引をすれば彼も素直に答えてくれます。」
鬼Y「しかし・・・・・。」
映「小町が消息を絶った件も私の責任です。もし、彼が反逆したら私が責任を取ります。」
映姫は真剣な目で言う。これには鬼たちも何も言えなかった。
鬼Y「わかりました。しかし、もしものことがあったら私達が止めます。」
映「いいでしょう。」
一同は収容所に向かう。
<収容所レベル6>
ここにはある者が監禁されていた。かつては惑星調査員として、またある時は戦士として戦い、リーダーに成り上がろうとしたが目の前で見捨てた上司に処刑にされた男(ニューリーダー【笑】)が。
鬼I「ここです。」
鬼Iは部屋の鍵を外す。中には光の弾、スパークが浮いていた。
?「誰だよ。俺様になんかようか?」
スパークはいやらしい言い方で言う。
映「ここからは私と二人きりにしてくれませんか?話をしやすくした方がいいので。」
一同「わかりました。」
映姫に言われ、鬼一同は部屋から下がった。
?「誰かと思ったら、俺をこんなところにぶち込んた閻魔様じゃねえか。」
映「あなたと取引をしに来ました。」
?「この俺に?何冗談言ってんだ?」
スパークは本気で言っている映姫に対して面白半分で言う。
映「小町が姿を消しました。」
?「あの死神が?言いざまだぜ!アイツもお前の容赦のない態度に嫌になったんだよ。」
スパークが言う言葉に流されることなく映姫は話を続ける。
映「しばらく三途の川の船頭がいません。そこであなたにも手伝ってほしいのです。」
?「この俺に手伝えだ?冗談ぬかすんじゃね。そんなのフレンジーやランブルがお似合いだぜ。」
映「何が代償でも欲しいのですか?」
?「この俺に生身のボディをよこせ!そうしたら考えてやってもいいぜ。」
映「いいでしょ。」
?「何!?本当に言っているのか?」
スパークは冗談で言ったのだが意外な答えに動揺した。
映「ただし、しばらく新しい人手が来るまではやってもらいますよ。それと反逆したらボディは没収させてもらいます。それでいいですね。」
?「そこまで言われちゃあな。働くのはめんどくせえがしょうがねえ。その要件飲んだ!じゃあ、すぐにボディをくれるんだな。」
スパークはいやらしい言い方ではあるが取引に応じる。
映「ええ、いいですよ。」
映姫は鬼たちにある物をを持って来させた。それはロボットのようなものだった。それにスパークは入って行った。
?「やった!俺様は生き返ったんだ!」
トリコロールカラーのロボット、スタースクリームは久しぶりにボディのせいか非常に喜んでいた。
映「やることはきっちりやってもらいますよ。スタースクリーム。」
ス「わかった。やることはやってやるぜ。あのメガトロンにこき使われるよりはましだからな。あ、後エネルゴンキューブは一日ごとによこせよ。」
映「わかっていますよ。」
その後スタースクリームは面倒臭がりながら務めていたが仕事が慣れるにつれ、特に文句は言わなくなっていった。その様子を見て鬼たちも彼に対する考えを変え、一カ月もすると飲み仲間に加わってともに酒を飲むほどにまでなった。ニューリーダーになりたいという性格は相変わらずだが映姫との仲はメガトロンほど悪くなくむしろ良好な方だった。
そして、今日も
ス「さあて、今日の分もこれで終わりだぜ。」
映「お疲れ様です。」
ス「そういえばよ。お前さ、仕事休みの日とかないのか?」
映「え?ありますよ。」
ス「じゃあ、今度どっかに連れてってやるよ。」
映「いいのですか?」
ス「いいってことよ。こっちも世話になってるしな。」
映「そうですね、では今度あった時は・・・。」
二人はいつの間にか結構仲が良くなっていた。
最近スパロボがひどすぎる。あと何年もつかな。と言う訳でまた次回。