東方ビーストウォーズ(再編集版)   作:赤バンブル

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やっと第三話再編集完了。
これ苦労するな。(´・ω・`)
でも前よりは読みやすく・・・・なっているはず。


第三話「バカと恐竜と妖精」

<夜のアリス宅>

 

コンボイはアリスの家に来てから幻想郷についての話を聞いていた。元々長い話でもあるので外はもう既に日が沈んでいた。人間の時からの習慣でアリスは夕飯の支度をしていた。

 

コ「つまり今までの話を整理するとここは外の世界から隔離された理想郷ということか。」

 

コンボイは椅子に座ってアリスに言う。

 

ア「簡単に言えばそういうことになるわ。」

 

アリスは夕食を上海たち人形に手伝わせながら、調理する。ちなみにリフォーマットされたときの名残なのかコンボイはロボットモードままでも何ともない。

 

コ「しかし今でも信じられないな。君が人間でないというのは・・・・・・・。」

 

コンボイは今自分の目の前にいる少女が人間でないということがどうしても信じられなかった。

 

ア「普通の人間が空を飛べるわけがないでしょ。」

 

アリスは平然として言う。この幻想郷では外の世界では非常識なことでさえも常識になってしまっているのだ。受け入れられないのも無理はない。そこへいきなりやって来たのだから。

 

コ「君の言う通り、ここでは私の常識が効かないということがよく分かったよ。」

 

コンボイはまだ納得いかなかったものの取り敢えず落ち着く。どの道元の世界では死んでいるので考えても仕方ない。

 

ア「さあ、できたわ。」

 

アリスは出来上がったばかりのシチューを皿に丁寧に盛り付ける。無論、自分の分だけではなくコンボイの分も。

 

コ「私の分も作ってくれたのか?」

 

コンボイは意外そうに言う。

 

ア「ロボットだから食べられないの?」

 

アリスは質問する。ゴリラに変形するのだから一様消化器官もあるのかと思っていたので作ったのだが。

 

コ「いや、こういう風に料理を食べるのは初めてなんでなあ。」

 

コンボイは料理を口に運ぶ。はっきり言って料理を食すというのは生まれて初めてだった(ビーストウォーズ時代はあくまでエネルゴン摂取が目的だったため味わうということはなかった)。

 

コ「美味しい・・・・・・。」

 

コンボイは人間なら普通にいう言葉を初めてかのように言う(バナナは除く)。

 

ア「味がわかるの?」

 

感想が聞けたのは良かったが意外に今まで食べたことがないというような言い方だったのでアリスは気になり聞く。

 

コ「本来なら、私が食物を摂取するのはエネルゴンに変換するためだったんだ。しかし、今は味がしっかりわかる。」

 

コンボイはそう言いながらシチューを口に運ぶ。

 

ア「不思議なものね。」

 

ロボットが食事をする。そんな光景を自分以外見たものはいるだろうか(ラットルたちは除外)と思いながらアリスはコンボイを見つめる。

 

コ「アリス、一つ聞いてもいいか?」

 

コンボイは食事を一回中断しアリスに顔を合わせる。

 

ア「何?」

 

コ「君の話が正しければ、私は、死んで幻想入りしたということになるんだな?」

 

ア「そうなるけど、それがどうかしたの?」

 

コ「いや、もしかしたら、死んだ仲間の何人かが同じようになっていないかと思ってな。」

 

コンボイが気になるのは無理もなかった。彼は太古の地球で仲間を失い、心にかなりの傷を負っていたからだ。自分も死んで来たのなら当然他にも来ているはずだ。

 

ア「・・・・・・・・。」

 

アリスは真剣な顔になり何も言えなくなった。幻想入りするのは悪までも偶然であり、全部がそうなるわけではない。だから答えることができなかった。

 

コ「済まない。気分を悪くさせてしまったようだな。私は先に失礼するよ。」

 

コンボイは食器を片付ける。その姿は何かさみしげに見えた。そんなコンボイをアリスは見つめていた。

 

ア(とても、ロボットとは思えないわ。あんな悲しい目をするなんて・・・・・。)

 

彼女は、その夜どうしてもそのことが気になりなかなか眠れなかった。

 

 

 

 

 

 

<霧の湖付近の森>

 

こんな夜更けに森の中で二人の人影があった。一人は水色の髪をし、氷の結晶のような羽を持った少女。もう一人は明るい緑色の髪に別の羽を持っていた。

 

?「誰もいないよ。チルノちゃん。」

 

大妖精はあたりを見回しながら言う。

 

?「オッケー、大ちゃん。じゃあ、行こうか。」

 

そう言うとチルノは大妖精と共に森の奥へ歩いて行く。

 

大「ねえ、チルノちゃん。あの子まだあそこにいるのかな?」

 

大妖精は心配そうに言う。

 

チ「いるに決まっているよ。だって、アイツ怪我していたし、それに今まで世話してあげたんだから逃げたりはしてないよ。」

 

二人は森の奥地に付いた。

 

チ「確かこの辺かな。」

 

大「いるといいんだけど・・・・・。」

 

チルノが近くの茂みに声をかける。

 

チ「お~い、ダーダーご飯持ってきたぞ。」

 

チルノはそう呼びかける。すると茂みから物音がした。

 

チ「ほ~ら、ちゃんとそこに・・・・・。」

 

チルノはそう言いながら茂みに近づくが

 

?「お腹がすいたのだ~。」

 

それはチルノの言うダーダーというものではなく夜の妖怪ルーミアだった。

 

大「ルーミアちゃん!?」

 

大妖精はルーミアの様子を見て少し驚いていた。ルーミアは何故か知らないがお腹に両手を合わせながら言い続ける。

 

ル「お腹が・・・・・」

 

ルーミアはその場に倒れてしまった。

 

 

 

≪十五分後≫ 

 

ル「ぷはあ、生き返ったのだ~。」

 

チルノたちが持って来た木の実や弁当のおかげでルーミアは正常になった。

 

大「私たちが持ってきた食べ物全部食べちゃうなんて、そんなに最近何も食べてなかったの?」

 

ル「ここんところ、外来人がまともに来ないからね。お金もないし危うく飢え死にするところだったのだ~。」

 

チ「ところでルーミア、この辺でダーダー見なかった?」

 

チルノはルーミアの顔を見て言う。

 

ル「ダーダー?」

 

大「あ、そう言えばルーミアちゃんにはまだ話していなかったね。話せば長くなるんだけど。」

 

 

<二日前 霧の湖付近の森>

 

チ「大ちゃん、今日は何して遊ぼうか?」

 

チルノはその日もいつものように大妖精と一緒にいた。

 

大「そうだね。今日はかくれんぼでもする?」

 

チ「うん!そうしよ!じゃあ、鬼を決めようか。」

 

二人はジャンケンをする。チョキとパー、チルノの勝ちである。

 

大「え~、私の負け。」

 

大妖精は少し残念そうな顔をして言う。一方のチルノは大喜びしていた。

 

チ「やった!さすがアタイ、ジャンケンでも最強ね!」

 

いつものことながらチルノの最強台詞が出る。

 

大「じゃあ、私が数えているからチルノちゃんは隠れてね。」

 

チ「オッケー、大ちゃんに見せてあげる。アタイの最強隠れ術を!」

 

大妖精は数え始めた。そしてチルノは茂みに駆け出す。そして数え終えた後大妖精はチルノを探し始める。しかし、探し始めた直後チルノが茂みから飛び出してきた。

 

大「もう、チルノちゃん。隠れてないとかくれんぼには・・・・・。」

 

大妖精はいつものように呆れながら言うが今日のチルノは少し変だった。何か慌てていたようだった。

 

チ「大ちゃん、早くこっちに来て!」

 

大「え?」

 

チ「早く早く!」

 

大妖精はチルノに手を引っ張られながら連れてかれる。そこには・・・・

 

大「こ、これって・・・・・・。」

 

大妖精は目を疑った。そこには今まで見たこともないオオトカゲが倒れていた。いやそもそも自分達よりも大きいトカゲがいるというのにかなり驚いていた。

 

?「ダー、ダー・・・・・・。」

 

オオトカゲはかなり苦しそうだった。

 

チ「早く助けてあげようよ!」

 

チルノは真剣な眼差しで大妖精に訴える。

 

大「でも私医者じゃないよ。」

 

大妖精はいきなりの出来事に混乱していて状況を整理をしようと必死だった。

 

チ「そうじゃないよ。お腹がすいているんだよ。」

 

大「え!?」

 

大妖精はもう一度オオトカゲをよく見た。確かに傷だらけではあったが、ほとんど、かすり傷でそれよりも腹の音の方が大きかった。傷で苦しがっているのではなく空腹で苦しんでいるのだ。

 

大「と、とりあえず木の実でもとってこようか・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

これがダーダーと言うトカゲとの出会いである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<霧の湖付近の森 現在>

 

大「っというわけなの。」

 

大妖精はそこで一通りの説明を終える。

 

ル「でも、なんでダーダーって名前なの?」

 

ルーミアは不思議そうに聞く。

 

大「チルノちゃんがダーダー言っていたからってつけたの。」

 

チ「それで見なかった?」

 

チルノは心配そうな顔で聞く。

 

ル「見ていないのだ。」

 

チ「う~あの恩知らず~。」

 

大「しょうがないよ。もともと、動物なんだし。」

 

チ「今度見つけたら凍らせてやる~!」

 

チルノはそう言いながら夜空の星を見ていたがその晩疲れてその場で眠ってしまった。その次の日に災難が訪れるとも知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

<霧の湖付近の森 翌朝>

 

?「ふう、最近異変がなくて暇ね。」

 

博麗の巫女博麗霊夢は朝から珍しく暇そうに空を飛んでいた。

 

霊「しかし、その反対に嫌なこと続きで気分が災厄だわ。昨日の夜なんか楽しみにしていた夕食を不意打ちあの⑨に奪われるし・・・・・・。」

 

実は昨日チルノたちは博麗神社を襲って食糧(夕食)を持ち去ったのだ。そのおかげで今日は朝から機嫌が悪く、居候である伊吹萃香でさえ顔を合わせないようにしたほどである。

 

霊「今度見つけたら退治してやるわ。」

 

不機嫌な状態で空を飛ぶ霊夢。しかし、彼女は森である者を見つけた。チルノと大妖精である。

 

霊「いい時に見つかったわね。早速退治してやるわ。」

 

上空から不気味な笑みを浮かべる霊夢が迫る。

 

 

 

 

一方のチルノと大妖精。

 

大「うぅん・・・・・そうかあのままここで寝ちゃったんだ・・・・・!」

 

大妖精は気づいた。上空から霊夢が鬼の形相で接近してきているのだ。

 

大「まずい!チルノちゃん!早く起きて!」

 

大妖精は必死にチルノを起こすがチルノは寝ぼけて動こうとしない。

 

チ「う~ん、あと五分・・・・・」

 

大「それどころじゃないよ。霊夢さんがこっちに来るよ!きっと昨日の事で怒っているんだよ!」

 

それを聞くとチルノは慌てて起きる。

 

チ「ゲッ!ヤバ、早く逃げよう!」

 

二人は急いで飛んで逃げ出す。

 

霊「逃げられると思っているのか!」

 

霊夢は弾幕を乱射する。二人は避けまくるがそこは流石博麗の巫女、徐々に狙いを定めていく。そして、とうとう二人は撃ち落とされてしまった。

 

チ「うわあ!」

 

大「きゃあ!」

 

二人は地面に落ち、その目の前に霊夢が降り立つ。

 

霊「さあて、昨日の夕飯はどうしてくれるのかしら?」

 

霊夢は殺気を放ちながら二人に迫る。

 

大「あ、あのすみません。これには深いわけがあって・・・・・。」

 

大妖精は涙目になりながらなんとか理由を言おうとするがそこは流石は霊夢、許すはずがなかった。

 

霊「問答無用!でもお賽銭いれるんなら許してあげてもいいわよ?」

 

大「お、お金今持ってません。」

 

霊「じゃあ、無理ね。あなたたちはここで消えてもらうわ。まあ、妖精を消し飛ばしても腹の足しにはならないけど気分はすっきりするだろうし。」

 

大「あ、あわわ!」

 

大妖精はチルノと抱き合いながら震える。

 

チ「やめろ!大ちゃんにやるならアタイをやれ!」

 

チルノは体中震えているにもかかわらず大妖精を自分の背後に寄せる。

 

霊「言われなくても二人まとめて消してやるわよ!」

 

霊夢は霊力を高める。二人はどっかの王子が言った「もうだめだ、お終いだ・・・」と感じた。

 

霊「二人まとめてここから・・・・・!」

 

そのとき霊夢の背後を何かが押し蹴りした。いきなりの出来事に霊夢は体勢を立て直せず転んだ。

 

霊「誰よ!」

 

?「俺だ。」

 

そこには縞模様のオオトカゲがいた。

 

チ「あ、ダーダー!」

 

大「ダーダーちゃん!」

 

トカゲを見るなりチルノたちはかなり驚いていた。それはそのはずこのトカゲが彼女たちが探していたダーダーなのだ。

 

霊「何よあんた、新入りの妖怪?それなら後で退治してあげるからそこで待ってなさい。」

 

霊夢は起き上がると威嚇するかのようにダーダーに言う。

 

?「そいつはできねえな。こいつらは俺を助けてくれたからな。それにそこの青いやつ、チルノは俺の事を必死に世話してくれたしな!」

 

どこからこんな威勢が出てくるのか、霊夢は呆れながら向きを変える。

 

霊「そんなら先にあんたを退治してあげる。」

 

?「いいとも、退治できるんならな。」

 

チ「やめろ、ダーダー!そいつはあんたを消す気だ!」

 

大「ダーダーちゃん逃げて!」

 

二人は必死に呼びかける。しかし、ダーダーは逃げる気がさらさらない。

 

霊「こんな死にたがり屋がいるなんてね。あんたなんかすぐ退治してやるわ。」

 

?「どうかな。ダイノボット!変身!ダアアアアアアア!」

 

叫ぶと同時にダイノボットはビーストモードからロボットモードにトランスフォームした。

 

霊「何アレ!?」

 

いきなり変形したことに霊夢は驚く。

 

チ「え!」

 

大「ダーダーちゃんが変身した!?」

 

ダ「おい!チルノ!大妖精!」

 

ダイノボットは二人に声をかけた。

 

ダ「俺はダーダーじゃねえ!ダイノボットだ!」

 

ダイノボットはそう言うと剣とシールドを持って霊夢に向かって突き進む。

 

 

 

 

 

ダイノボットと霊夢の戦闘が開始した。

 

 

 

 

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