<メガトロンのアジト 外>
ラ「あ、あれは・・・・」
ライノックスは唖然としていた。それは今のコンボイの姿にある。あの姿はかつてメタルスの体に初代コンボイのスパークを取り込んだことにより誕生した、強化形態である。以前、メタルスメモリを二本挿入してできるか実験を行ったがメタルス2になるだけで失敗に終わった。しかし、今目の前にいるのはその姿である。それも、体色が初代コンボイに近くなっている。
思わぬ出来事にメガトロンは驚いていたがすぐに冷静になり一歩引きさがった。
メ「これはこれはコンボイ。まさか生き返るとはな、さすがの俺様も予想外だったぞ。おかげで葬式がおじゃんになったな・・・・」
コ「メガトロン、私はお前を倒す。」
コンボイはゆっくり立ち上がる。メガトロンはすかさず、コンボイの今の強さを調べる。数字は自分がパワードボディを使ったときと同じぐらい、今の自分なら勝てる。メガトロンは安心する。しかし、コンボイは攻撃をしてくる様子を見せない。
メ「ん?なぜ反撃してこない?」
コ「いいのか?先に仕掛けても?」
メ「いいも何も倒すと言ったのはお前だろ。」
コ「そうか。なら・・・」
そう言った瞬間コンボイは一瞬で消えた。
メ「あれ!?」
メガトロンはあたりを見回そうとしたとき
メ「ぐえっ!」
メガトロンは驚いていた。目の前にさっきまで消えていたはずのコンボイが自分の腹に拳を打ち付けていたのだ。ボディのダメージはメガトロン本人にダイレクトに影響を与えるため、メガトロンは思わず腹を押さえる。
霊「今の見えた?」
霊夢は思わず隣にいる魔理沙に聞く。
魔「いや、私にも見えなかったぜ。」
早「コンボイさん、すごいです。」
コ「うおおおおおおおお!」
苦しんでいるメガトロンにはお構いなしにコンボイは次々と拳を打ち込む。
メ「ぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!」
メガトロンは思わず思った。今目の前にいるコンボイは本当にコンボイなのか?図体はバカみたいにデカくなって
いるから昔みたいに動きがのろいと思ったのに早い上に一撃一撃の威力が強すぎる。このままでは自分が持たな
い。
メ「ええ~い!調子に乗りよって・・・・・・メガちゃん怒っちゃったもんね~!トランスフォーム!」
メガトロンはドリル戦車に変形し、エンジンを全開にし突っ込む。
メ「貴様のそのデカすぎるボディにドーナツのような穴をあけてやるわ!」
コ「来い!」
コンボイはビーストモードになり、構える。
メ「くたばれ、ゴリラ!」
メガトロンは勢いよく衝突した。しかし、ドリルの回転は押さえて止められてしまった。
メ「あれ?あれれ?」
コ「どうしたメガトロン?貴様の実力はそこまでか?」
流石のメガトロンも焦った。パワーが足りなかったのか?いや、そんなはずはない。未だのコンボイの数値は変化
していない。なのになぜ?
メ「ぬうううううう!こうなったら!」
メガトロンはロボットモードに変形してから距離を置き、ありったけの魂を取り込み始める。体はみるみる巨大化していく。妖怪たちの魂はメガトロンのアジトの地下に保管されていたのだ。メガトロンの巨体はコンボイの倍以上になった。
メ「これならどうだ!本日最大アチョ~!」
メガトロンは今までで一番強力なアンゴルモアファイヤーを放った。
<ファイヤーコンボイ達>
ファイヤーコンボイは治療を終えた後現場に急いでいた。その時、遠くで炎のような光景を見た。
ファ「あれは!?」
スピ「うわあ~すげえ燃えているよ。」
マッ「急ぎましょう!」
ファイヤーコンボイ達は急ぐ。
<コンボイ対メガトロン>
メガトロンのアンゴルモアファイヤーにコンボイは直接受けてしまった。
ラ・ダ・霊「コンボイ!」
橙・早「コンボイさ~ん!」
メ「はあはあ、流石に本気出しすぎちゃったなあ~。流石に無茶ゴリラも・・・・ってなんだ?これ?」
メガトロンは炎の中でコンボイの数値がどんどん上昇しているのに目を丸くしていた。やがて測定不能という表示が出た。
メ「はあ~もう手が付けられん。逃げるべ。」
メガトロンは手におえないと判断しドラゴンモードになり飛んでいく。
魔「アイツ逃げていくぜ!」
さ「まだ、お燐やお空の魂が!」
霊「せめて魂だけでも置いて行きなさい!」
メ「やかましい!そんなことしたらこの作品終わっちゃうだろうがぁ!」
炎の中からコンボイが出てくる。
コ「逃がしはしないぞ、メガトロン!」
コンボイはキャノン砲の標準を合わせる。
ア(待って、コンボイ。メガトロンを破壊したらみんなの魂が・・・・)
コ「ああ、だからメガトロンだけを破壊する。」
胸に収納しているマトリクスが輝きだし、光がコンボイを包む。
コ「マトリクスキャノン、発射!」
キャノン砲から、すさまじい光が発射される。その光は瞬く間に逃亡中のメガトロンに迫る。
メ「タランス、すぐにグランドブリッチを・・・・って何!?」
メガトロンは自分の目の前に迫りつつある光線に驚く。
メ「まずいわ~、まずいわ~、早くグランドブリッチ出せ!」
しかし、応答がない。
メ「助けて、シュワちゃ~ン!」
ボ~~~~ン!
マトリクスキャノンがメガトロンに命中した瞬間、ガルバトロンボディは大爆発した。
<デストロンシティ>
マトリクスキャノンを打ってからしばらくして、メガトロンに吸収された魂はコンボイのマトリクスの光を浴びたことにより元の妖怪の姿に戻っていった。その中には、お燐やお空の姿もあり、文屋の文までもいた。文は地底のニュースをまとめようと取材に来たところ事件に巻き込まれたらしい。
こ「お燐、お空!」
こいしは二人を見つけるなり抱き付いた。二人は何が起こっているのか分からないためかなり混乱していた。コンボイは胸からマトリクスを外すと光りだし、アリスと分離し元に戻った。
ア「どうにか片付いたようね。」
アリスは安心した顔で言う。
コ「ああ、しかし犠牲もありこの旧都も荒れ果ててしまった。」
コンボイは改造され破壊されてしまった旧都を見つめる。近代化したこともあり、その光景は残酷に見えた。
こ「大丈夫だよ!」
こいしは笑顔のまま言う。
こ「だって、みんな戻ってきたんだからまた一から直していけばいいよ。」
コンボイは破壊されたガルバトロンボディの落下したところを見る。ボディは完全にバラバラになっており所々から煙が上がっていた。
霊「メガトロンが倒れたのはいいけど小町は気の毒だったわね。」
魔「まあ、墓ぐらいは立ててやろうぜ。映姫の奴も心配していたのにな・・・!」
瓦礫が突然動き出した。
早「まさか、生きて・・・」
ところが三人は呆れた。確かに何か出てきたがそれはボロボロで裸になっていた小町だった。
小「あ、あたいは今まで何やっていたんだ?なんで裸で黒こげになっているんだ?まさか映姫様のお仕置き?訳がわからないよ~(泣)。」
小町は秘所を隠しながら泣き出す。
霊「どうやら、メガトロンはくたばった様ね。」
ラ「その様なんだな。」
ダ「いや、あれを見ろ!」
ダイノボットが指を指す方を見るとまたもや瓦礫が動いていた。
コ「みんな気を抜くな。」
コンボイはサイバーブレードを取り出し、アリスはエナジーブレードを展開する。他のメンバーも武装を展開する。そして、慎重に近づく。
メ「秋葉原~~~。」
メガトロンはドラゴンの姿で現れた。
コ「こ、これは!」
メ「ぬあははははは!偶然とはいえあの爆発のおかげで娘と分離で来たぞ!これで俺様は・・・・あれ?コンちゃん大きくなった?」
メガトロンは違和感を感じた。ひとつは大きさだ。以前のドラゴンの姿は今のコンボイの倍以上の大きさにあったのにもかかわらず今はコンボイと同じか小さいかぐらいの大きさだった。それになんか胸にも違和感が・・・・
メ(まさかな?いや、分離できたんだからそんなことはないはずだ・・・・多分。)
メガトロンは恐る恐る変形する。するとその場にいる全員が目を丸くする。更にさっきまで混乱していた文がカメラのシャッターを押し続けている。小町は恐怖におびえている顔になっている。
小「な、なんであたいが二人いるの?」
二人も?メガトロンは近くにあったガラスから顔を見る。
メ「なんじゃこれ~~~~~~!!!!!」
メガトロンが見たもの。それは小町と瓜二つの自分の姿だった。これにはメガトロンは混乱し、自分の頬を抓って見た。なんで?分離しただろ?こっちは普通の以前のボディに戻るんじゃないのか?なんで?なんで?
チーン!
メガトロンはやる気をなくした。
霊「・・・今のうちにやっつける?」
魔「賛成。」
早「私も。」
ダ「俺も。」
一同は戦意喪失状態のメガトロンに攻撃を仕掛けようとする。
?「メガトロン様!」
思わぬ呼び声にメガトロンは顔をあげる。そこにはサウンドウェーブとカセットロンたちが攻撃しながら駆けつけてきた。霊夢たちはフレンジーとランブルがハンマーアームで起こした地震で身動きができない。そのすきにサウンドウェーブがメガトロンを抱きかかえ、グランドブリッチに入って行った。
フ「終わったぜ!じゃあ、あばよ!次回作に期待。」
そう言いながらフレンジーたちもグランドブリッチに入って行って消えてしまった。
コ「どうやら、戦いはまだまだ続くようだな。」
コンボイは呆れた顔で言う。
ア「そうね、私達は負けない。絶対に。」
アリスはそういいながらコンボイの手を強く握りしめるのであった。
これによって幻想郷の住人とトランスフォーマーを巻き込んだ異変「デストロンの変」は幕を閉じた。
そして、二年の月日が流れる!