ソードアート・オンライン~孤独な白狼の大切なもの~   作:黒影092

2 / 3
妹(的な存在)が怖い

 

……くそ。どうやって探したものか……。

俺のプレイヤーネームはハクシュウだから、多分アイツは分かるだろうけど、逆にアイツのプレイヤーネームは思いつかない。ユウキか?いやいや、もうちょっと凝るだろ。

 

「………………!!」

 

ふと遠くで何かが聞こえた。いや、気のせいか?

 

「………………!!」

 

……絶対に誰か叫んでる。迷惑な奴だな。

 

「ハークシュー!!」

 

ウワーダレカサケンデルナー。つうか、これ声はリアルのままなのか。

いやいや、そんなことよりも、絶対にアイツだよ。滅茶苦茶この場から逃げ出したいんですけど。え?何これ?公開処刑?

……とりあえず黙らせよう。アイツを黙らせないことには何も始まらないはずだ。きっと、うん、そうだろう。

 

「ハークシュ」

 

「五月蝿いぞ」

 

「え!?す、すみません…」

 

「いや、俺だ。ユウキだろ?多分」

 

人違いだったら良いんだが……ていうか、上にユウキって書いてるし……合ってるとは思うんだが……。

 

「ということは……ハクシュウ…?」

 

「おう」

 

「………嘘だ」

 

「おい」

 

なぜそう思ったし。

 

「だって……リアルと違いすぎて…金髮って……何、かっこいいと思ってるの?」

 

「言うな、触れるな、気にするな、の三原則というのが世の中にはあってな?」

 

「あ、うん。ごめん…」

 

ユウキが素直に謝る。

 

「……別にいいけどさ」

 

「良いんだ…。それはそうと…どうしようか?」

 

どうしよか、というのは多分今から何をしようか、という事だろう。

……とりあえず、レベリングか?いやいや、初めてのプレイなんだから情報収集か?

……やはり情報収集するか。店の情報とか欲しいしな。

 

「まずは情報収集からだな。店の情報とか見て、目標を建てる。そしてそれを達成できるような形で、モンスターを狩る。RPGとかだと、俺はこうするな。その方がゲーム本来の楽しみ方ができ…」

 

うんぬんかんぬん。

 

「……ハッ!と、取り敢えず……えと……あっそうそう!情報を集めに行けばいいんだよね!?」

 

「………うん。そうだな」

 

どうやら重要なところ以外は聞き逃したようだ。全く……。

 

「二手に分かれて情報収集するか。その方が効率いいし」

 

「……うん、そうだね」

 

……?何か歯切れ悪いな。

 

「何かあったのか?」

 

「う、ううん!大丈夫、大丈夫だよ!」

 

「そ、そうか」

 

…ならいいけどな。

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

「……一先ずこんなもんか。…しかし家族とユウキ以外の人間と話すのは久々だな……。いや、人間じゃないけど、それでも凄い作り込みだと俺は関心して」

 

「ただいまー」

 

「おう、おかえり」

 

「何か言ってた?」

 

「いや全然、もう何も、一言も、ワタシ、シャベッテマセーンつうか、ニホンゴワカリマセーン」

 

「いや、日本語喋ってるよね?」

 

「おお…気づかない間にこんなにツッコミが成長していたとは……お兄ちゃん感心したぞ」

 

「お兄ちゃん(cv.悠木 碧)ちょっと黙って」

 

……………ちょっと今の録音させて下さい。……いや、後で姉ちゃんに抽出して貰おう。

いや、待て、落ち着け、落ち着くんだ、俺。というか今の何?漫画とかアニメとか、ゲームとかなら鼻血だしてるレベルの可愛さなんだが?………俺、明日死ぬのかな?

 

「…どうしたのハクシュウ。急に黙り込んで?」

 

「ユウキ」

 

俺はユウキの瞳を見つめて、こう言った。

 

「え?きゅ、急にどうしたの?」

 

「今度から俺のことはお兄ちゃんと呼んでくれ!!」

 

「ボクの友達が最大限の変態だった!?」

 

「ぐはぁ!」

 

ぐはぁ!

 

「えっ!?何!?」

 

「今のだ…」

 

「ふぇっ?」

 

「今見たく俺に向かって『変態』と言ってくれ!!」

 

「えぇぇぇっ!?」

 

「さあ!!」

 

「……ええと、さ」

 

「なんだ?」

 

「ボクが『変態』って言うとハクシュウは喜ぶの?」

 

「勿論だ。更に『お兄ちゃん♪』というのも喜ぶ」

 

「……変態」

 

「ぐっ」

 

「お兄ちゃん♪」

 

「ぐわぁっ!」

 

「……他には?」

 

「……他、か」

 

……おかえりなさいませご主人様、旦那様、ニャン、お兄たま、兄さん、お兄たん、パパ、おやすみ、このろくでなし

……くそっ!!言ってもらいたい事が山のようにあるぞ!?くそ…!どうして病院で言うように扇動出来なかったんだ…俺は……!昔の俺を殴りたい!ここまで破壊力があるなんて聞いてないぞ!

俺には妹属性があったのか……まあ、姉なんてうっとおしいだけだしな。趣味は何となしに合うが。

 

とりあえず、だな……ここで至高の一品を頼みたい所だが……俺に決めることはできない。

 

くそぉぉぉぉぉぉお!!

 

 

 

………ん?

 

「……あれ?俺は今何を……?」

 

「いつもみたいに変なこと言ってたよ?」

 

「……俺はいつも変なこと言ってたのか」

 

くっ……ユウキに言われると何故か凄い凹むんだが………。

これが……『愛』!?

確かにユウキのことは妹みたいなやつだと思って可愛が……仲良くしているが、これはまさか…兄妹愛のそれと同じなのか……!

 

「そうか…俺はお前を愛していたんだな!!」

 

「いきなり何!?」

 

「俺は…自分の気持ちに気づかなかったんだ……」

 

「え?ハクシュウ……もしかして…?」

 

「俺はお前に対して『妹』愛を抱いていたということに!!」

 

「………………ん?あれ?」

 

「お前に対する何かしらの気持ちはあった…だが、それは分からなかった。今この場で、己に胸を当てて気づいた……これは家族愛と、同定義だということに!!普段から家に家族が居ない俺。そんな時にこんな可愛い生き物が居て、それを守ってやりたい、と想った。これはどう考えても家族愛…!愛でて、愛でて、守ってやりたいというこの気持ちは……兄が可愛い妹に対する気持ちと同定義だ!」

 

「……あれ?おかしいな…剣が抜けないや…」

 

「ちょっ!?何!どうしたの!?」

 

俺の妹が物騒な事を言ってるんだけど!?

 

「……あのね?別にボクはハクシュウがそんなこと言っても、嫌じゃないんだけど、それでもね?その考え方は正さないといけないかなーって思ってね?」

 

「………」

 

…意外とヤンデレだった。

いや、これをヤンデレと類するべきなのか?俺はニワカではないと思ってるから、こんなのをヤンデレと言うべきか、正直悩むが……。

 

可愛ければいいや

 

「あ、それはそうと、どうだ?」

 

「何が?」

 

「情報収集」

 

「あー、僕の方はね…」

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

「という訳でだ。フィールドに出てみたぜ」

 

「いきなり何いってるの?」

 

「いや……何故か言わなければならん気がしてな」

 

世間一般にこの様な感情を使命感という。

決してメタフィクションではございませんよー。

 

「兎に角だ。狩って狩って…狩りまくるぞ!!」

 

「おー!」

 

掛け声可愛いなー。

これも抽出して貰おう。

 

「…?どうしたの?早く行こう?」

 

「よし、そうだな」

 

そうして俺達は街を後にした。




黒「はい、ご視聴ありがとうございました。という訳でだ。大きなお友達の皆!俺に力を貸してくれ!君達の……いや、俺たちのユウキからの愛の言葉を決めてくれ!勿論感想欄についでに書いてくれても構わないぞ!さあ!皆どんどん言っていくんだ!」

影「一番愛を感じるセリフ、及び萌ー(死語)を作中で言わす」

黒「言葉次第では展開も変わるからな」

影「それはそうとだな、俺達は二人でこの作品を創ってるんだ」

黒「これは影がメインで書くやつだけどな」

影「黒は感想変信してるからなー俺宛(来るか知らないが)が来たら俺が返すぜー」

黒「それじゃあ…」

黒影092「またなー」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。