ソードアート・オンライン~孤独な白狼の大切なもの~ 作:黒影092
……くそ。どうやって探したものか……。
俺のプレイヤーネームはハクシュウだから、多分アイツは分かるだろうけど、逆にアイツのプレイヤーネームは思いつかない。ユウキか?いやいや、もうちょっと凝るだろ。
「………………!!」
ふと遠くで何かが聞こえた。いや、気のせいか?
「………………!!」
……絶対に誰か叫んでる。迷惑な奴だな。
「ハークシュー!!」
ウワーダレカサケンデルナー。つうか、これ声はリアルのままなのか。
いやいや、そんなことよりも、絶対にアイツだよ。滅茶苦茶この場から逃げ出したいんですけど。え?何これ?公開処刑?
……とりあえず黙らせよう。アイツを黙らせないことには何も始まらないはずだ。きっと、うん、そうだろう。
「ハークシュ」
「五月蝿いぞ」
「え!?す、すみません…」
「いや、俺だ。ユウキだろ?多分」
人違いだったら良いんだが……ていうか、上にユウキって書いてるし……合ってるとは思うんだが……。
「ということは……ハクシュウ…?」
「おう」
「………嘘だ」
「おい」
なぜそう思ったし。
「だって……リアルと違いすぎて…金髮って……何、かっこいいと思ってるの?」
「言うな、触れるな、気にするな、の三原則というのが世の中にはあってな?」
「あ、うん。ごめん…」
ユウキが素直に謝る。
「……別にいいけどさ」
「良いんだ…。それはそうと…どうしようか?」
どうしよか、というのは多分今から何をしようか、という事だろう。
……とりあえず、レベリングか?いやいや、初めてのプレイなんだから情報収集か?
……やはり情報収集するか。店の情報とか欲しいしな。
「まずは情報収集からだな。店の情報とか見て、目標を建てる。そしてそれを達成できるような形で、モンスターを狩る。RPGとかだと、俺はこうするな。その方がゲーム本来の楽しみ方ができ…」
うんぬんかんぬん。
「……ハッ!と、取り敢えず……えと……あっそうそう!情報を集めに行けばいいんだよね!?」
「………うん。そうだな」
どうやら重要なところ以外は聞き逃したようだ。全く……。
「二手に分かれて情報収集するか。その方が効率いいし」
「……うん、そうだね」
……?何か歯切れ悪いな。
「何かあったのか?」
「う、ううん!大丈夫、大丈夫だよ!」
「そ、そうか」
…ならいいけどな。
――――――――――――――――――――
「……一先ずこんなもんか。…しかし家族とユウキ以外の人間と話すのは久々だな……。いや、人間じゃないけど、それでも凄い作り込みだと俺は関心して」
「ただいまー」
「おう、おかえり」
「何か言ってた?」
「いや全然、もう何も、一言も、ワタシ、シャベッテマセーンつうか、ニホンゴワカリマセーン」
「いや、日本語喋ってるよね?」
「おお…気づかない間にこんなにツッコミが成長していたとは……お兄ちゃん感心したぞ」
「お兄ちゃん(cv.悠木 碧)ちょっと黙って」
……………ちょっと今の録音させて下さい。……いや、後で姉ちゃんに抽出して貰おう。
いや、待て、落ち着け、落ち着くんだ、俺。というか今の何?漫画とかアニメとか、ゲームとかなら鼻血だしてるレベルの可愛さなんだが?………俺、明日死ぬのかな?
「…どうしたのハクシュウ。急に黙り込んで?」
「ユウキ」
俺はユウキの瞳を見つめて、こう言った。
「え?きゅ、急にどうしたの?」
「今度から俺のことはお兄ちゃんと呼んでくれ!!」
「ボクの友達が最大限の変態だった!?」
「ぐはぁ!」
ぐはぁ!
「えっ!?何!?」
「今のだ…」
「ふぇっ?」
「今見たく俺に向かって『変態』と言ってくれ!!」
「えぇぇぇっ!?」
「さあ!!」
「……ええと、さ」
「なんだ?」
「ボクが『変態』って言うとハクシュウは喜ぶの?」
「勿論だ。更に『お兄ちゃん♪』というのも喜ぶ」
「……変態」
「ぐっ」
「お兄ちゃん♪」
「ぐわぁっ!」
「……他には?」
「……他、か」
……おかえりなさいませご主人様、旦那様、ニャン、お兄たま、兄さん、お兄たん、パパ、おやすみ、このろくでなし
……くそっ!!言ってもらいたい事が山のようにあるぞ!?くそ…!どうして病院で言うように扇動出来なかったんだ…俺は……!昔の俺を殴りたい!ここまで破壊力があるなんて聞いてないぞ!
俺には妹属性があったのか……まあ、姉なんてうっとおしいだけだしな。趣味は何となしに合うが。
とりあえず、だな……ここで至高の一品を頼みたい所だが……俺に決めることはできない。
くそぉぉぉぉぉぉお!!
………ん?
「……あれ?俺は今何を……?」
「いつもみたいに変なこと言ってたよ?」
「……俺はいつも変なこと言ってたのか」
くっ……ユウキに言われると何故か凄い凹むんだが………。
これが……『愛』!?
確かにユウキのことは妹みたいなやつだと思って可愛が……仲良くしているが、これはまさか…兄妹愛のそれと同じなのか……!
「そうか…俺はお前を愛していたんだな!!」
「いきなり何!?」
「俺は…自分の気持ちに気づかなかったんだ……」
「え?ハクシュウ……もしかして…?」
「俺はお前に対して『妹』愛を抱いていたということに!!」
「………………ん?あれ?」
「お前に対する何かしらの気持ちはあった…だが、それは分からなかった。今この場で、己に胸を当てて気づいた……これは家族愛と、同定義だということに!!普段から家に家族が居ない俺。そんな時にこんな可愛い生き物が居て、それを守ってやりたい、と想った。これはどう考えても家族愛…!愛でて、愛でて、守ってやりたいというこの気持ちは……兄が可愛い妹に対する気持ちと同定義だ!」
「……あれ?おかしいな…剣が抜けないや…」
「ちょっ!?何!どうしたの!?」
俺の妹が物騒な事を言ってるんだけど!?
「……あのね?別にボクはハクシュウがそんなこと言っても、嫌じゃないんだけど、それでもね?その考え方は正さないといけないかなーって思ってね?」
「………」
…意外とヤンデレだった。
いや、これをヤンデレと類するべきなのか?俺はニワカではないと思ってるから、こんなのをヤンデレと言うべきか、正直悩むが……。
可愛ければいいや
「あ、それはそうと、どうだ?」
「何が?」
「情報収集」
「あー、僕の方はね…」
――――――――――――――――――――
「という訳でだ。フィールドに出てみたぜ」
「いきなり何いってるの?」
「いや……何故か言わなければならん気がしてな」
世間一般にこの様な感情を使命感という。
決してメタフィクションではございませんよー。
「兎に角だ。狩って狩って…狩りまくるぞ!!」
「おー!」
掛け声可愛いなー。
これも抽出して貰おう。
「…?どうしたの?早く行こう?」
「よし、そうだな」
そうして俺達は街を後にした。
黒「はい、ご視聴ありがとうございました。という訳でだ。大きなお友達の皆!俺に力を貸してくれ!君達の……いや、俺たちのユウキからの愛の言葉を決めてくれ!勿論感想欄についでに書いてくれても構わないぞ!さあ!皆どんどん言っていくんだ!」
影「一番愛を感じるセリフ、及び萌ー(死語)を作中で言わす」
黒「言葉次第では展開も変わるからな」
影「それはそうとだな、俺達は二人でこの作品を創ってるんだ」
黒「これは影がメインで書くやつだけどな」
影「黒は感想変信してるからなー俺宛(来るか知らないが)が来たら俺が返すぜー」
黒「それじゃあ…」
黒影092「またなー」