GWも色々あったが今日で最後だ。今年のGWは土日にもあったからか5月6日も休みとなっている。さて何故こんな事を言っているかというと5月6日は俺、櫻田烈の誕生日なのだ。基本的にこの日はGW明けで普通に学校に行くので葵の誕生日の時みたいに大掛かりな誕生日会などはしないのだが今年は休日という事もあってか・・・
「おはよう~、って何この状況?」
普段起きる時間よりも遅く起きてリビングにいくと俺を除く妹弟達が忙しそうに何かの準備をしている。
「忙しそうだな、俺も何か手伝おうか?」
「烈はいいの、座ってて。」
「でも、みんな何かやってるのに俺だけ何もやらないっていうのは・・・」
「大丈夫だから。座ってて!」
「お、おう。」
葵の迫力に負けてソファーに座った。だが忙しそうなのは明らかだ、なんせ岬の分身が三人程出ているのだから。理由を聞こうと近くにいた修を捕まえて聞いいてみた。
「なあ、修。なんで朝から忙しそうにしているんだ。しかも俺だけ何もしなくていいって言われたし。」
「なんでって、そりゃ烈兄さんが今日の主役だし。」
「主役?ああそういう事か。」
主役と言われて納得がいった、葵の指揮の下俺の誕生日を祝おうとしているんだな。というかそんなに気合入れてやらなくてもいつも通りでいいのに・・・
「俺どこかに行ったほうがいいかな?見られながらだと準備しづらいだろ。」
「別に気を使わなくてもいいと思うけど・・」
「ちょっと欲しい物があるからそれを買いに行ってくるわ。」
修にそう言って部屋に戻って出かける準備をして家を出ようとしたら岬がリビングから出てきて
「あれ烈兄ぃどこか出かけるの?」
「ああ、欲しい物があってそれを買いに行くんだ。」
「そうなんだ・・・あっちょっと待ってて。」
そう言って岬はリビングに戻って暫くしたらこっちに戻ってきた。
「私も欲しい物があるから一緒に行っていい?」
「別にいいけど。」
岬と出かける事に。
やってきたのはこの前葵と来たショッピングモール、ここには色々あるからな。岬は岬で欲しい物があるだろうしここからは別行動でいいかな。
「んじゃ、お互い買い物が終わったらまたここに集まるってことで。」
「待って、烈兄ぃ!」
「どうした?」
「いや~、服を買おうと思ってるんだけど烈兄ぃの意見も聞きたいから一緒に来て欲しいな~って。」
「俺の意見でいいなら行くけど。」
「ありがとう!それじゃあ行こ。」
岬に手を引っ張られてやってきたのはスポーツショップだった。
「岬何買うの?」
「えっと、私結構部活の助っ人で呼ばれる事あるじゃん。」
「ああ、言ってたな。」
「だから動きやすそうな服欲しいなって思って。」
「ふ~ん、んじゃレディースの方に見に行くか。」
「こっちでいいよ!」
岬に背中を押されてやってきたのは男物が置いてあるほうだった。
「なあ、岬の服を買うのにこっちでいいのか?」
「いや~、先にこっちで気に入りそうなデザインを見たいな~って。」
「そうか。」
それから岬は服を選んでいた。途中店員が気に入りそうなのを持ってきたがバッサリと切り捨てた。岬にに合いそうなのあったのにな。というか岬の奴俺の服を選んでいるのかさっきから俺が好きな色の服を選んでるし・・・
『多分遥と金を出し合って買うとなると資金は5千~1万ぐらいかな?』
そんな事を考えているといい感じの値段と俺が好きな色の上下セットの服があった。俺は岬に聞こえるように
「これいいな~、上下セットで値段もいいし。」
それが聞こえた岬はこっちにやってきて
「ふ、ふ~ん烈兄ぃこういうのがいいんだ。でもわたし的にはもうちょっと違うのがいいかな~。」
あれ、俺の勘違いか?その後岬はピンクのシャツを買って買い物は終了となった。
「んじゃ、行くk・・・「あっーー!」うるせえ!周りの客に迷惑だろ!」
「ご、ごめん。」
「急に叫んでどうした?」
「えっと、買い忘れがあって・・・」
「そうかそれなら買ってこいよ。俺も買いたいものあるし。」
「うん、それじゃあ行ってくるね。また後でね~」
そう言って岬はさっきの店に走っていった。
「ったく、嘘が下手なやつだな。俺も行くか。」
岬と遥も今月誕生日なので二人のプレゼントを買うことに。基本的に俺達高校生組はお互いに金を出し合って買うのだが今から買うのは俺が個人的にあげるものだ。遥にはブックカバーを、いつも本を読んでるからな。岬にはシュシュを、髪留めにも使えるし分身達も手につけたり色々使えるだろ。会計をすませてさっきの場所に戻ると岬がいてた。
「烈兄ぃは何買ったの?」
「小物をちょっとな。岬は?」
「えっ、私は・・・あっ、葵姉からメール来てる。帰っておいでだって!」
岬は話を切ると早足で家に向かった、岬の後を追いかけて家に向かう。家に着くと岬は玄関で待ってるように言ってリビングに向かった。少し待ってると入っていいと言われたので入ると
『烈誕生日おめでとう~』
妹弟達と両親がクラッカーを持って誕生日をそう言ってくれた。
「ありがとうな、準備大変だったろ。」
「烈兄さんいきなり言うね・・・」
「仕方ないわよ修ちゃん、だって烈兄さんだもの・・」
「おいそこの双子俺をなんだと思っている?」
「もしかしてバレてた!?」
「葵お姉ちゃんさすがに誰でも気づくって・・・」
せっかく色々頑張って準備してくれたのだろうと思ってねぎらいの言葉を送ったのに失礼な事を言う双子だ。というか葵よまさかバレてないと思ってるなんて正直驚いたぞ、あの茜すら呆れているレベルだ。葵の誕生日の準備の時は未だにバレてないと思っている茜なのに・・・
「僕も色々頑張りましたよ!」
「私も。」
「輝も栞もありがとうな。」
そう言って二人の頭を撫でてやる。その後ケーキのロウソクの火を消したり、おふくろと葵がメインで作ってくれた料理をある程度食べたところでプレゼントを貰う事に。
「それじゃ、私と輝と栞からはこれね!」
そう言って光からもらったのはサッカー用のレガースだった。これなら普通なのだが光に裏を見てと言われたので見てみると三人からのメッセージが入っていた。これは嬉しいサプライズだな・・・
「三人ともありがとうな。これがあれば百人力だ。」
「えへへ、うまくいったね。輝・栞!」
「はい!やっぱりあの人に聞いて正解だったな栞。」
「うん。」
誰に聞いたのだろうか気になるところだが次は岬と遥の中学生組だ。
「私達からはこれだよ!」
そう言って岬が取り出したのはさっき俺がスポーツ店で見つけた上下セットの服だった。
「おっ、これ欲しかったんだよな。ありがとうな。」
「そ、そう。いや~烈兄ぃなら気にいると思ったんだよね~。」
岬は少し誇らしげに言った。そんな様子を見かねてか遥がこっちにやってきて
「ごめんね、烈兄さん。ホントなら僕達がきちんと選んで買うべきだったのに。」
「いやいや、ホントに欲しかったから嬉しいよ。」
二人からのプレゼントを受け取り次は
「ふっふっ、私達のプレゼントはすごいよ!」
葵は何故かドヤ顔気味で言ってきた、あんまり慣れない事するなよ。そういうのは茜とかに任せとけ・・・心の中でツッコミを入れていると葵は少し大きめの紙袋から箱を取り出した。
「こ、これは!」
俺はそれを見て驚愕した。なんせ俺の財布事情からでは決して届くことのない物が目の前にあるからだ。
「驚いた?」
「ああ、まさかこれがもらえるなんてな・・・MET〇LBUI〇Dのデス〇ィニーがあるなんて!」
MGまでなら買えるがこれはMGの何倍もの値段がするので諦めていたがまさかもらえるなんてな、これはお宝だぜ!
「私は別の物がいいんじゃないかって言ったんだけど、葵姉さんがどうしても言うから・・・でもその様子だと成功みたいね。」
「四人ともありがとうな大事にするぜ!」
「烈兄凄い喜びよう・・・」
「まあ、好きな機体の一番いいものを貰えたからね。」
茜に若干ひかれながらも俺は喜び続けた。その後料理も食べ終わり誕生日会は終わった、さすがに片付けは手伝った、葵はやらなくてもいいと言ったが連休最後の日を丸一日使って祝ってくれたんだこれぐらいやらないとみんなに申し訳ない。片付けが終わって自分の部屋に戻りさっきもらったプレゼントを整理していると
「烈、部屋に入ってもいい?」
「葵か、別にいいぞ。」
そう言って葵が部屋にやってきた。
「何してたの?」
「もらったプレゼントの整理。光達のは試合専用で付けるつもりだから試合用のカバンに入れてたんだ。岬達のは明日早速使わせてもらおうと思って普段のカバンに。葵達からのプレゼントはケースでも買ってきてその中に入れようかなって。」
「そこまで大事にされると悩んだかいがあったよ。」
「というかなんでこれを選んだんだ?お前らあんまりこういうの詳しくないだろ?」
「まあそこは色々調べたり相談したりね。」
「ふーん、そっか。」
輝達も誰かに相談したみたいだけどみんな張り切りすぎだろ。
「今日のお返しに葵の誕生日の時はもっと凄いプレゼントを用意してやるよ。」
「えっ!?」
こんないいもの貰ったんだし葵達にもいいプレゼントをあげないとな~と思ってさっきの言葉を言ったのだが何故か葵は固まっている。
「凄いプレゼント・・・もしかして・・・でも烈だし・・・けどもしかしたら・・・」
「おーい、葵?」
「な、何!?」
「いや、急に固まったかと思ったら独り言言い出したから大丈夫かと思って。」
「だ、大丈夫だよ!明日から学校だし私もう寝るね。おやすみ!」
「おやすみ・・・」
葵は勢いよく部屋に戻っていった。
「一体どうしたんだろうな・・・まあ考えても仕方ないか。とりあえず今週の週末はデス〇ィニーのケース買いに行かないとな。」
いつもとは少し違う誕生日をすごして充実感を感じながらその日は眠りについた。
今回でGW編終了です。次から原作の各妹弟達の話をやっていこうと思います。
烈のプレゼントのMET〇LBUI〇Dですがカッコイイですよね、作者はたまたま見つけたのを即買いしましたよ。好きな機体のいいものは欲しくなりますよね。
それではまた次回~