「今週の当番決めるよ~」
週末、くじ引きの時間である。案の定茜はお祈りをしている。
「私は、料理ね。」
「俺、洗濯。」
「私、掃除。」
「よっしゃ、休みだ。」
「また買い物ぉぉぉぉぉぉぉ!!」
やっぱり茜は買い物を引くのか・・・ここまで来ると買い物以外引けないんじゃないのか?
「んじゃ、俺用事あるから行くわ。」
「烈兄、外に行くなら・・・」
「だが断る!」
「私まだ用件言ってないよ!!?」
「言わなくても分かるよ、外に行くなら買い物してきてって言うつもりなんだろ?」
「うっ・・・」
「やっぱりな、当番なんだからきちんとやれよ。」
そう言って家を出た。
烈が出て行った後の櫻田家。
「うう、烈兄の薄情物・・・」
「薄情物って・・・お前な・・」
「葵姉様、僕にもクジを引かせてください!」
「輝がもう少し大きくなったらね。」
茜が烈に対して恨み節を言ってるのに修が突っ込んでいる隣では輝が葵にクジを引かせてもらうように頼んでいたがあっさり断れた。
「姉上、僕が買い物に行きます。」
「さっきからどうした輝?」
輝がいつも以上の熱意を見せていたので修が話を聞くといつもの厨二発言をしていた。面白がった修が輝に買い物に行くことを許可した。その様子を見ていた栞が輝を心配して一緒に買い物に行く事に。
一方烈は・・・
部活仲間の宗介に誘われてスポーツジムに来ていた。
「もうすぐIHもあるしたまにはガッツリトレーニングするのもいいかもな。」
「ならこれから・・・」
「いやいや、毎週はごめんだから・・・」
「そうか・・・」
こいつホントにストイックだよな。それからもう少しだけ汗をかいてジムを後にした。
「今度暇が出来たら家に来いよ。」
「急にどうした?」
「いや、最近輝と栞がお前に会いたがっててよ。連れてきてくれって頼まれたんだ。」
「それは王族としての頼みか?」
「んなわけねえだろ。あいつらお前に懐いてるし時間があればでいいから考えといてくれよ。」
「わかt・・・おい烈。」
「ん?」
「あれ・・・」
宗介の視線の先を見ると買い物バッグを持った輝と栞がおりその前には野良犬がいてた。
「なんで二人が買い物に?それよりも・・・」
「あの野良犬今にも二人に飛びかかりそうだな、こうなったら・・・」
宗介はバッグからサッカーボールを取り出し野良犬めがけてボールを蹴ろうとしたがそれよりも先に向こう側から大きな音が聞こえた。見てみると輝が能力を使い地面を踏みつけていた、その後犬を睨みつけると犬は逃げていった。
「輝もすっかりたくましくなったな。」
その様子を見ていると二人の後ろに何やら怪しい人物がいてた。宗介に頼んでボールを蹴ってもらおうかと思ったがよく見ると光の能力で年齢を変えた茜と光だったのでやめてもらった。
「さて俺はこのまま輝達と帰るけど、どうする?」
「そうだな・・・」
「あっー!」
俺達を見つけた輝と栞がこっちに走ってきた。
「烈兄様、今お帰りですか?」
「ああ。輝さっきの見てたぞ。」
「す、すみません。道路を壊してしまって!」
「栞を守る為に使ったんだ。もっと胸を張れ。」
「は、はい!」
「んじゃ、俺親父に道路直してもらうように電話するから宗介と話しておいてくれ。」
携帯を取り出し親父に電話を。
「お久しぶりです!宗介お兄さん。」
「こんちには宗介お兄ちゃん。」
「ああ。二人共買い物なんて偉いな。」
「「えへへ。」」
頭を撫でてやると二人はとても嬉しそうにしていた。
「宗介お兄ちゃんこの後暇?」
「まあ、用事は終わったから暇だな。」
「聞いて欲しい事一杯あるから家に来て欲しい・・」
「ぼ、僕も一杯あります!」
二人は期待を込めた目でこっちを見てきた。こういう目で見られると断るのは難しいな・・・
「わかった、おじゃまさせてもらうよ。」
「「やったー!」」
「ん?二人共嬉しそうだな、何かいい事あったのか?」
「烈、この後家におじゃまさせてもらう事にしたから。」
「なるほどね、んじゃ行くか。」
四人で家に行く事に、家に着くと年齢を変えた茜と光がおり輝とひと悶着あった。
「おじゃまします。急に来てしまったけど良かったのか?」
「いらっしゃい、鷹城君。輝と栞も喜んでるし平気だよ。」
宗介は申し訳さなそうに葵に聞いたが特に問題はないと言われてその後輝と栞に引っ張られてソファーに座り二人の話を聞いていた。
「それにしてもホントに鷹城さんに懐いてるな輝と栞。」
その様子を眺めていた修が言った。
「確か前に買い物に行った時に助けたって言ってぞ。」
「助けた?」
「野良犬に襲われそうになったけど宗介が野良犬にボールをぶつけて追い払ったんだって。」
「もしかして蹴ってぶつけたの?」
「そこまで詳しくは聞いてないけど宗介ならできそうだな。」
「確かに・・・」
修は苦笑しながら言ってた。
その後宗介は輝と栞に挟まれながら晩飯を食べた、輝と栞は泊まっていって欲しい言ったが明日は学校なので無理だと聞かせた。少しの間二人は駄々をこねていて見かねた宗介が
「それじゃあ夏休みの時に泊まらせに来てもらうからそれじゃあダメか?」
「「ホントに?」」
「ホントだよ、それと今度の大会応援に来てくれると嬉しんだけど来てくれるか?」
「「わかった!」」
「よし、それじゃあおやすみ。」
「「おやすみなさい。」」
二人は自分の部屋に戻っていった。
「ごめんなさいね、鷹城君。輝と栞わがまま言って。」
「大丈夫です、晩ご飯ごちそうさまでした。」
「どうする、送ろうか?」
「いや、大丈夫だ。軽くランニングして帰る。」
「そっか、また明日な。」
「おう。」
「気をつけてね。」
「それじゃおじゃましました。」
そう言って鷹城は自分の家に帰った。その後烈の部屋では・・・
「IHも近いけどその前にあいつがやってくる・・・」
俺はカレンダー見ながら近づいてくるある出来事に危機感を覚えるのだった。
今回は輝と栞でした。これからは原作の話にオリキャラを入れるという形にします。次回ですがある話が浮かんだので完全オリジナルです。
それではまた次回~