櫻田家の長男   作:のん輝

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今回は学生なら必ず訪れるあのイベントです。


14話・長男に来る試練

5月下旬、俺櫻田烈はピンチの状況に出くわしている。

 

「なんで、なんで勉強しないとダメなんだー!」

「烈、少し静かにね。」

「はい、すいません。葵先生・・・」

「先生はやめて。」

 

現在葵の部屋でテスト勉強をしているのだが嫌になったので叫んでいた。俺は勉強は得意ではないのでテストの度に葵に勉強を教えてもらっている。

 

「いやー、勉強ばっかりしているとなんかストレスが溜まって。」

「まだ始めて一時間なんだけどね、それよりもここ間違えてるよ。」

「えっ、マジ?」

「ホントだよ、ここはこうして・・・」

 

今教えてもらっている科目は数学で俺が苦手にしている科目の一つである。ちなみに葵自身の勉強なのだが俺に教える事で自分も勉強になると言っていた。まあ能力のおかげで忘れる事ないから余裕なのだろう。

 

「うへー、さすがにもう数学はいいや。他の科目やろうと。」

「まだもう少しやっておいて欲しいけど無理やらせるのも良くないか・・・」

「何やろうかな?物理は論外としてやっぱり日本史か世界史にするか。」

「もう、烈ったらその二教科ばっかり。たまには他の科目もきっちりやらないと。」

 

葵の言葉ををスルーして日本史をやり始めた。

さて何故毎回こうも葵に勉強をおしえてもらっているのかというと赤点をとってはならない理由があるのだ。その理由とは、俺が所属するサッカー部では赤点を取ったものはレギュラーはおろかベンチメンバーにすら入れてもらえないのだ。これは俺達3年も例外ではない。この理由から俺は毎回葵達に勉強を教えてもらっているのだ。ちなみに修は奏と若林に教えてもらっている。

 

「でも毎回葵には感謝だな。」

「急にどうしたの?」

「もし葵がいなかったら確実に何回かは赤点を取ってただろうな。」

「そんな事ないよ。烈はサッカーと趣味に関してはきっちりしてるから。」

「そうかな?だとしてもホントに感謝してるんだぜ、残りのテストも少ないけどこれからも教えてください。」

「少しは自分で頑張ろうよ・・・」

 

葵に苦笑されながら言われた。

そんな事を繰り返しながらテストや返却が終わった。テスト返却が終わり再開した部活では・・・

 

「いやー今回も余裕だったな!」

 

お気楽に言う荒木。その隣では荒木に勉強を教えていた一騎がやれやれという雰囲気を出していた。

 

「よく言う赤点ギリギリだったくせに・・・」

「赤点を取らなきゃいいんだって、なあ烈!」

「まあそうだな。」

「全くこの二人は・・・」

 

ちなみに今回一騎の順位は5位だったとか、部活やりながらその順位とか凄すぎだろ。ちなみに葵は1位だった。

 

「まあそう言うなって、これでIH予選まで俺達を遮る物は何もないんだから!」

「そうだな、切り替えないとな。」

「おう、今年こそ全国優勝するぜ。」

「ああ。」

 

俺達3年にとっては最後になる大会が始まる。目標はIHと選手権のW優勝だ。

 

「遅いですよ先輩達!もう練習始まりますよ!」

「おう、今行く。」

 

そろそろ5月も終わりIHが始まる6月に入る。

 




今回はテストがありました~的な話しとこれから始まる大会に向けて決意を固めた話です。予選は決勝の様子を書けたらきちんと書きたいです。と言っても次はまた兄妹達の誰かの話を書く予定です、茜か岬か光の誰かにしようかと考えています。
それではまた次回~
UAが2万超えてました、こんな作品ですが読んでくれる人がいるのは嬉しいですね。
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