櫻田家の長男   作:のん輝

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今回は烈の学校生活です、朝のHR前の様子や部活動の様子などを送ります。何人かオリキャラが出ます。



3話・長男のクラスと部活

葵と分かれて職員室の前に来ていた。久々の学校で最初に来るのが職員室というのは何か嫌だな・・・、まあ愚痴を言っても仕方ないな担任や顧問の先生に色々渡さないといけない物もあるからな。

 

「うっし、行くか。」

 

(ノックしてもしもし~)何か凄く失礼な感じで職員室のドアをノックして入った。

 

「失礼します、3年〇組の櫻田です。阪口先生はいらっしゃいますか?」

 

俺は要件を伝えると職員室の先生達が一瞬驚いてたが直ぐに要件を理解してくれて先生を呼んでくれた。その後先生の所に行き挨拶をした。

 

「おお~櫻田長男久しぶりだな。何どうしたの?」

「どうしたって、先生がレポート提出するように言ったんでしょ、それを提出しに来たんですよ。」

「ああ~そういえばそんな事言ってたけな、何せお前が2年の時に言ってたからうっかり忘れてた。」

 

この担任め・・・もしかしたら提出をしなくてもよかったんじゃないか?

 

「まあ冗談は置いといて、それよりも今回の留学どうだった?」

「はい、凄く勉強になりました。先生には色々手伝ってもらいありがとうございます。」

「まあ僕は少し調べただけだしどっちかというと・・」

 

阪口先生はそう言うとまだ来ていない先生の机をちらりと見た。

 

「そういえばまだ中村先生は来ていないんですか?」

「ああ、中村くんは多分寝坊だよ。」

「そうですか、ほんとサッカーの事以外ダメだなあの人。」

「まあそうだけど君も似たようなものだよ。」

「そうすか?」

 

俺は反論したが阪口先生はその通りだと言わんばかりに頷いてた。

 

「まあ彼が来るのはまだ先だから彼に渡すものがあるなら渡しとくけどどうする?」

「いいえ自分で渡します。久しぶりに会うので自分で渡す方がいいかと。」

「分かった、とりあえず僕の分はもらっといたから。」

「はい、失礼しました。」

 

阪口先生に挨拶して自分の教室に向かった。さあて3年になって初めて入る教室だ、何か楽しみだな、俺は教室に入った。

 

「ういーす。」

「よう、烈!久々に登校した感想は?」

「いやいや、まだ教室に入ったばかりだぞ、感想も何もないぞ隆。」

 

今俺に声をかけてきたのは友達の岡本隆(おかもとりゅう)、俺の趣味の方面で友達だ。ちなみにサッカー部ではない。

 

「まあそうりゃそうか。」

「そんな事よりドイツ留学のほうはどうだったんだ。まさか単に観光してただけじゃねえよな?」

「そんな訳ねえだろ、まあ今日の部活でその成果を見せてやるよ。」

「そりゃ楽しみだ。」

 

隆の次に声をかけてきたのは荒木一(あらきはじめ)、俺と同じサッカー部でポジションはMF(トップ下)でかなりの自信家だ。

 

「ま~たあんた達は悪い顔をしてる。」

「サッカーの事になるとほんとに楽しそうになるな。」

「お二人共サッカーが好きですから。」

「あはは・・」

 

俺と荒木が話していると葵と葵の友達もこっちにやってきた。菜々緒と静流は俺達にツッコミを入れて卯月がフォローする、いつものパターンだ。

 

「しかし、まさかサッカーが好きだからって学校休んでまでサッカーしに行くとわね。」

「まあその代わりに必死に勉強させられたけどな・・」

「俺も行きたかったな~」

「一人って話だったし、荒木は成績ギリギリだったじゃん。」

「うるせーぞ岡本!」

「でも烈が向こうに行ってる間色々大変だったんだぞ、特に葵が・・」

「しいちゃん!」

「あ、葵さん落ち着いて!」

 

葵達と話していると予鈴が鳴り授業の準備をした。一日の授業も終わり放課後になった。さあて部活の時間だ、その前に顧問の所に行かないとな。

 

「すいません、中村先生いますか?」

「ああ櫻田君かちょっと待っててね。」

 

近くにいた先生が顧問の先生を呼んできてくれた。顧問の先生がこっちにやってきてた。

 

「おう櫻田久しぶりだな元気にしてたか?早速だが今日は紅白戦をやるぞ、お前の成長を見せてもらおうか。」

「ういっす、これレポートです。」

「確かに、それじゃまたグラウンドで。」

「はい、失礼しました。」

 

中村先生に提出物を出して部室に向かった。その後アップをすませたら監督がやってきて紅白戦の事をみんなに伝えた。

 

「全員集合!今日は烈が帰ってきたので紅白戦をやろうと思う、赤は攻撃陣がレギュラー、白は守備陣がレギュラーだ。」

「はい!」

 

準備をしていると赤チームの荒木と修が声をかけてきた。

 

「さあていよいよドイツ帰りの実力が見れるな、期待してもいいんだよな。」

「烈兄さんこの三ヶ月俺達だって何もしてなかった訳じゃないからね。」

「まあ楽しみにしといててくれよ。」

 

二人に宣言し自分のチームのところに向かうとGKが声をかけたきた。

 

「烈さん!今日一緒にプレーできるの楽しみしにしてました。」

「そう固くなるなよ若林、いつも通りでいいからな。」

「はい!」

「まあ若林の気持ちも分からなくないよ、なんせドイツに行ってどれくらいレベルアップしたのか俺も楽しみだからね。」

 

GKの若林佑希(わかばやしゆうき)2年でチームの正GK、何故か俺に話しかける時は妙にテンションが高い。試合になると別人のように冷静になるんだがな・・・

もう一人は飛鳥一騎(あすかかずき)3年でチームのキャプテンでDF非常に冷静で頼りになるやつだ。

 

「俺もそうだがソウなんてもっと楽しみにしてるみたいだぞ。」

 

一騎がそう言って向こうのチームを見るとこっちを物凄く見ていた奴がいてた。

鷹城宗介(たかじょうそうすけ)3年でFW、普段は無口だがサッカーになると闘志むき出しになる。

 

「みんなどんだけやる気なんだよ、紅白戦で怪我でもしたらどうするんだよ?」

「とか言いながら烈もやる気まんまんみたいに見えるけど。」

「バレたか、んじゃ向こうのチームをシャットアウトしますか。」

 

俺がそう言うと試合が始まった。

 

「おっしゃーいくぜー!」

「荒木さん先にボールを回していきましょうよ。」

「何言ってんだ修!?お前だって兄貴の実力見たいだろ?」

「それはそうですけど。」

「なら決まりだ!」

 

試合開始と同時に荒木がこっちにドリブル突破をしてきた。

 

「荒木をチェックだ、簡単に抜かせるなよ。」

 

後ろの一騎が前の選手に指揮を出す。

 

「へっ、そう簡単に止められると思うなよ。」

 

初めに一人目をシザースでかわし二人目を修とのワンツーで簡単に突破し俺の所に向かってきた。俺は一騎の方をチラっと見たら一騎も俺と一のマッチアップを見たいらしく行ってこいと言った。そう言われると仕方ないな、荒木の所に向かいマッチアップの状況になった。

 

「さあて見せてもらうぜ烈!」

「こい荒木!」

 

初めにシザースでかわしにきたがそれは誘いだと分かっていたので足を出さないでいると一はボールタッチをもの凄い速さで始めた。相変わらずだな、さすがにチームのトップ下を張っているだけはあるな。ここまでの速さは向こうでもなかなかいなかったぞ、だが荒木の特技はドリブルではない、チラっと周りを見ると修と宗介がいつでもパスを受けれる位置にいてた。こいつの狙いはパスか、ならいつ出すかが問題だな。

 

(よし、修も鷹城もいい位置にいるな。烈のやつも俺の狙いがわかっていると思うが仕掛けるぜ!)

 

俺が考えていると荒木が仕掛けてきてルーレットの体制に入った。このまま抜きに来ることはないだろ、だがこのルーレットをさせるのはまずい気がする。ここで止める!荒木が前を向く瞬間に体を入れてルーレットを防ぎボールを奪った。

 

「あ~くそ!」

「惜しかったな荒木。」

 

俺がカットし前線にボールを送った。その後再び赤チームの攻撃になった。今度は修がチャレンジしにきた。

 

「行くよ烈兄さん。」

「こい修!」

 

さあ修はどう来るんだ?修は荒木と同じMFで同じ所だ、荒木と同じくドリブルが得意だが周りを生かすのは上手い。荒木と宗介がパスをもらえる位置に動いている。さあどうくる?

 

(正直烈兄さんを簡単にかわせるとは思ってないけどおもいっきりいく!)

 

修が仕掛けてきた、こっちに突っ込んできたて直ぐに右に切り返した。

 

(速い、けど追いつける!)

 

俺は直ぐに修の前に立つが修の所にボールがなかった。

 

「何!?」

(かかった!)

 

ボールの行方を見ると俺の右後ろにあった、これってまさか!?

 

(漫画で見て練習してたがこれだけうまくいくとはね。)

(嘘だろ、Φトリックだと!?けど対策方法はしっている!)

 

直ぐにボールと修の間に体をいれてカットしようとしたがボールに回転がかかっていて離れていった。

 

(ってエボリューションのほうかよ!)

(あっ、まちがった。)

 

そのまま宗介の所にボールがいきシュートを打ったが一騎がワンタッチして若林がキャッチした。

 

「ちっ!」

「ナイスキャッチ!」

「はい!」

 

その後も何度もこんな風に試合が続き紅白戦を終えて部活は終わった。今修と二人で家に帰ってる途中さっきの試合について話していた。

 

「いやー修には驚かされたわ、まさかΦトリックをしてくるなんてな。」

「漫画で見たのをそのままやってみたけどうまくいったのは結局一回だけだったけどね。」

「修もそうだけどみんなレベルが上がってたな、俺もうかうかしてられないな。」

「そんな事言ってるけどみんな烈兄さんの事凄く驚いてたよ、前から周り使うのうまかったけど、一対一上手くなったよね。」

「まあ向こうだと一対一で勝たないと認めてくれなかったから一対一は特に必死にやってたな。」

「ふーんやっぱり向こうは個人技主義なの?」

「なんというか全員貪欲なんだよな、俺だ!俺だ!って主張してるんだよな、それに負けないように必死だったんだよ。ところでさっきの・・・」

 

学校に行ってはクラスメイトたわいのない話で盛り上がり、部活では仲間達としのぎを削りあう、これが俺の学校生活。久々に学校に行き改めてこの国に帰ってきたんだなって思った。

 




今回は烈の学校生活をお送りしました。サッカーの事を文章で書くの難しいです・・・オリキャラ達ですがサッカー部の面々は色んなサッカー漫画から名前を使いました。荒木だけ苗字明記なのは一だとセリフを伸ばしているみたいで見にくかったので苗字表記にしました。若林は一学年下なので苗字呼びです。このチームのフォーメーションは3—6—1です。MFはボランチが1(烈)でボランチの前に左真ん中右を1人づつでトップ下は2人(修と荒木)となっています。鷹城は1トップです。
キャラクターの構図が固まったらまた設定情報を投稿しようと思います。次はダンディ君を救えの話を書こうかと思います。遂に烈が能力を使いますよ~。次の投稿はオリキャラ設定かダンディ君の話のどちらかを送りたいと思います。それではまた次回~
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