少年には才能があった。努力を毎日怠らない、其れが少年の才能を更に活かしていた。
だが、力がある故孤独だった。
少年は性格の明るさ故、友が大勢いた。
しかし、孤独だった。才能があるが故、本当に対等な人間がいなかったのだ。
だが、少年には、心のより所があった。其れは、何の変哲もないゲームだ。
PC用フリーゲーム『Elona』
非常に難易度が高い、やり込み要素の多いゲームだった。だが、努力家の少年はElonaにのめりこんでいった、どうやっても勝てない相手に勝つ方法を考える。それが少年には新鮮な経験だったのだ。
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「うーん、やっぱり乗馬のスキルは鍛えた方がいいかな・・・でも速度は足りてるしな・・」
俺は一晩中考えていた、速度にプラス補正がかかる(乗った物の速度が少し減るが乗った物の速度を得る)乗馬と作物を栽培できる栽培のスキル、どちらを採るか考えていた。
Elona玄人なら悩まないかも知れないが、優柔不断な俺は非常に長い時間を使って考える。幸い夏休みという長い休みの中だ、じっくり考えられる。
「駄目だ駄目だ、一回頭の中を空にしよう!」
息抜きのためにコンビニに行こう、そしてアイスを買って食おう!と、思い、外に出る。
「うわっ!暑っ!」
ドアを開けた途端に熱風が吹き込む、止めときゃよかったかな・・・
「・・・えっ!?」
トラックが家に突っ込んで、ちょwwおまwwww
「あべしっ!!」
*****
誰かが俺の顔を叩いている。
「痛っ!」
いや、真面目に痛かった、箪笥に小指をぶつけた位。
「目を覚ましたのか?意外と早かったな」
まだ、思考が定まらない。
まず、俺が死んでないと言うことは理解した。
「あの、名前は?」
「普通は自分から名乗るのが礼儀だろう?・・・まあいい、俺の名はロミアス、『異形の森の森の使者』と呼ばれている」
「あ、ありがとうございます」
『異形の森の使者』ロミアス・・・いや、偶然だ、そんな馬鹿なことはない。
「礼なら彼女に言うと良い、お前を助けると言い出したのは彼女だからな」
「あ、ありがとうございましたっ」
「礼なら別にいいわ、あなたの名前は?」
俺の名前は、へ? これは・・・
「俺の名前は『終焉の魔王』ライキです」
「「魔王っ(だと)!?」」
「いえ、二つ名です」
「・・・ラーネイレ」
「・・ええ、もしかしたら・・・」
・・・よく分からん。 まあ、この世界のことが少し理解できた。
この世界は俺がプレイしていたゲーム『Elona』の世界らしい。 絶対とは言えないが、俺が最も最初に使っていたデータの情報を引き継いでいるようだ。
さっき名前を聞かれたときにプレイヤー情報を見ることができた。 だが、この世界は基本的にどの種族・名前・性別も同じ扱いの筈だが・・・まぁ、物語的にエレアは微妙だがな。
「・・・今は・・・えっと、ごめんなさい、ちょっとこっちの事情があって、まだ名乗って無かったわね。私の名前はラーネイレ、『風を聴く者』と言われているわ」
「ラーネイレさん、ですね。えー、改めてありがとうございました。」
「別に構わないわ、それで・・・相談なんだけど、一緒にパルミアまで来てくれない?」
「まぁ、良いですけど、理由を聞かせて貰っていいですか?」
うーむ、ここまでの物語が総崩れか・・・やっぱり俺という特異な存在が居るからか?
一応鞄を漁ったんだが、アイテムも引き継いでいるようだ。・・・・・チートじゃね?
文章を書くのは苦手ですね。 設定とか・・・