インフィニット・ストラトス〜月夜に駆ける黒狼〜   作:ツンツン

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遅くなりました。いやー体調崩したり、車が追突されたり、スキー行ったり、ドラクエやってたりと書く時間がなくて( ;´Д`)後ろ二つはただの言い訳( ̄Д ̄)ノ代わりに今回はいつもより少し長めなので許してm(__)m


第語話 『何故?』

〜1年2組〜

『キーンコーンカーンコーン』

 

「はーい、それじゃあ今日はここまで。次回は小テストだから勉強しておくように」

 

教師はそう言って教室を後にする。

 

「む、むずい・・・」

 

頭を抱えた洸輝がそう呟いくのは男性には難しいIS関連の授業・・・ではなく、高校1年生で習う英語だ。

 

「アンタそんなんでよく大学に入れたわね?一体どこの大学行ってたのよ?」」

 

鈴は半ば飽きれながら洸輝の横で見下ろしている。

 

「帝和大学のIS研究学部・・・」

 

「はぁー?あそこってそれなりにレベル高いとこじゃない。なんで入れたのよ」

 

「さぁ〜」

 

「はぁ〜」

 

これ以上相手にするのは疲れるだけと思った鈴はため息をつくしかなかった。と、そこに、

 

「おーい、鈴、洸輝、飯行こうぜー」

 

一夏がやってきたのを確認した洸輝は、

 

「ほら、愛しの幼馴染が来たんだからスマイルスマイル!」

 

鈴をからかう。案の定、鈴の顔は赤くなり、言葉につまる。

 

「な、な、な・・・!!」

 

「ん?とうしたんだ?」

 

「ひゃっ⁉」

 

いつの間にか鈴の後ろに立っていた一夏に鈴が驚き、変な声が出てしまう。

 

「なにビックリしてるんだよ?」

 

「なんでもないわよ!ほら、さっさと食堂に行くわよ!」

 

「クククッ」

 

一夏は?マークが頭に浮かび、鈴は照れ隠しで怒っているように振る舞い、洸輝はそんな状況を満面の笑みで眺めていた。

 

〜食堂〜

 

「ここがIS学園の食堂だ。どの料理もすげぇうまいぞ!」

 

案内された洸輝はその食堂に正直に驚いていた。

 

「おーなんか高級ホテルのレストランみてーだな、オススメとかなんかない?」

 

「アタシのオススメはラーメンね!麺とスープのマッチングが絶妙なのよ!」

 

そう言って券売機にお金を入れた鈴がラーメンのボタンを押す。

 

「てか、鈴はほとんど昼はラーメンだよな」

 

そうツッコミ入れる一夏は日替わり定食のボタンを押す。

 

「そんなことないわよ?たまには違うの頼むし」

 

「『たまには』かよ、まぁとりあえずそれにしようかな。言っとくけど俺はラーメンにはうるさいぞ〜」

 

洸輝もラーメンのボタンを押す。

 

「望むところよ!」

 

鈴はまるで自分が作ったかのように自信満々で応える。

 

「とりあえず受け取る所に並ぼうぜ?」

 

 

 

 

三人はそれぞれ頼んだ物を受け取り、席の空いている場所を探す。そこに、

 

「一夏!こっちだ!」

 

と箒の声が聞こえ、そちらを向くと箒、セシリア、シャルロット、ラウラが大人数用の席をとっていた。

 

「おっ、席とっておいてくれたみたいだな」

 

「うぬー、抜け目無いわね、まぁ混んでたから助かったけど・・・」

 

「・・・ふむ」

 

少しむっとした表情をしている鈴を見た洸輝はあそこにいる四人も鈴と同じく一夏に好意寄せているのだろうと推測した。

 

「悪いな、わざわざ席とっておいてくれて」

 

「うむ、気にすることではあるまい。嫁のサポートをするのは当然のことだ」

 

「(嫁?)」

 

「ちょっとラウラさん⁉提案したのは私でしてよ!」

 

「まぁまぁ、セシリア落ち着いて」

 

「とりあえず座っちゃいましょ?」

 

騒がしくなっているが、構わず鈴が座るように促す。

 

「そうだな、シャル詰めてくれるか?」

 

「あ、うん、ほら、ラウラもずれて」

 

「うむ」

 

空いたとこに三人が座っていく。ちなみに順としては箒、セシリア、ラウラ、シャルロット、一夏、鈴、洸輝である。

 

「さて、とりあえず一夏、ここにいる中の誰がお前の彼女なんだ?」

 

「「「ぶっっっ‼⁉」」」

 

席について一発目の言葉がそれなのでその場にいた女性陣は皆が吹き出すことになった。

 

「はぁ?何言ってるんだよ、みんな友達だ」

 

「あ〜、そうなの?」

 

洸輝はその場にいる女性陣の目から狂気的なものが感じられた。

 

「(となると、やっぱり鈴以外もそうなのか)」

 

カマをかけた洸輝は先ほどの推測が当たっていることを確信し、なんとなく男代表として一夏をしばき倒してもいいのではと思ってしまう。

 

「んっんー!とりあえず自己紹介の前にご飯を食べた方がいいな、麺だと伸びてしまうし」

 

「そうだな、それじゃいただきます」

 

箒がなんとかその場を取り仕切り、皆もそれに従う。そして洸輝は鈴の絶賛するラーメンに手をつける。

 

ズズズズッ!

 

「こ、これは⁉こってりし過ぎず、けれどこくのあるスープに縮れ麺がいい具合に絡まって絶妙なハーモニーが口の中で広がってる⁉」

 

「何よその漫画にでてきそうなセリフは?」

 

「いや〜普通にうまいって言うより伝わるかな〜と思って」

 

「逆に胡散臭いわよ、けど気に入ってもらってよかったわ」

 

そう言った鈴は本当に嬉しいそうにしているので洸輝もなんだか嬉しくなった。

会話もそこそこに皆の皿が空になった。

 

「フー、食った食った・・・さて、みんなも食べ終わったことだしそろそろ自己紹介しちゃうな」

 

洸輝は箸を置き、背筋を伸ばす。

 

「俺は大神洸輝。本当は大学生だけどISを動かしちゃったからまた高校生活を送ることになりました。敬語とか無しで気軽に接してな。これからよろしく」

 

『よろしく!』

 

洸輝の自己紹介に応えた女性陣は次に自分達の自己紹介を始めた。

 

「それじゃ、次は僕達だね。僕はフランス代表候補生のシャルロット・デュノアです。これからよろしくね」

 

「ん、よろしく(実際に『僕』って言う娘もここでは普通なのか?)」

 

「では、次は私だ。ドイツ代表候補生ラウラ・ボーデヴィッヒだ。これから嫁が世話になる。」

 

「あ、ああ・・・一夏、さっきから『嫁』ってどういうことだ?」

 

「いや、ちょっと色々勘違いしてるみたいなんだよ」

 

頭を抱え困っている一夏が不憫なのでこれ以上はなんとなく触れないであげようと思った洸輝であった。

 

「次はわたくしですわね。イギリス代表候補生のセシリア・オルコットですわ。わたくしのような貴族と交流をもてるということに感謝することですわね」

 

「そ、そうだな(リアル貴族とか初めて見たけど、なんだろうイライラする)」

 

「最後は私だな。篠ノ之箒だ。これからよろしく」

 

「ああ、よろしく。ん?篠ノ之っていうと篠ノ之博士の親戚か何か?」

 

そう言った途端箒の顔が暗くなり、黙ってしまったので一夏が代わりに答える。

 

「ああ、箒は束さんの妹なんだよ」

 

「マジか⁉・・・なんていうかここにいる女子のスケールのデカさはヤバイな」

 

「なに言ってんのよ、アタシ達よりこの場に男がいるっていう方がよっぽど珍しいってことを自覚しなさいよ」

 

「あーそれもそうか、俺達だけなんだもんな〜」

 

そこで洸輝は考えてしまう。『何故自分なのか?』。自分なんてなんの変哲もない一般人Aだったのに、何故ISを動かせたのか。何故IS関連の大学に行こうと思ったのか?。考えれば考えるだけ『何故』しか浮かんでこない。頭の中がぐちゃぐちゃになったところで洸輝は考えるのを止めた。

 

「洸輝?どうかしたの?」

 

考えている間ぼーっとしてたらしく鈴が顔を覗きこんでくる。

 

「え?いや、なんでもないよ。ところで一夏はどうやってISを動かせるってわかったんだ?」

 

心配してくれた鈴に笑みを見せ、話題を変える。

 

「あーそれがな、私立の高校を受験するはずだったんだけど試験会場が迷路みたいなところで迷っちまったんだよ。で、あっちこっち歩いてたらISがある部屋に入ってそこからは・・・なぁ?」

 

「なるほど、凄まじい天然ぶりだな」

 

「そ、そんなことないだろ?なぁみんな?・・・おい、なんで目を合わせようとしないんだよ⁉」

 

誰も一夏に賛同するものはいなかった。

 

「そ、それより洸輝はどうやってISを動かせるってわかったの?」

 

シャルロットは無理矢理一夏の話しを終わらせる。当の本人は結構落ち込んでいた。

 

「俺の場合は大学の講義でISの測定しようとした時に触ったら反応しちまったんだよ」

 

「なんか洸輝のはしょうがないって感じだけど、一夏のはアホ丸出しって感じよね〜」

 

トドメの一撃をもらった一夏は立ち上がり、

 

「う、うるせー!それを言ったら鈴だって小学6年の時に〜〜」

 

と、鈴の恥ずかしい暴露話を始める。そこからは売り言葉に買い言葉。

 

「はぁーー⁉いったいいつの頃の話しをしてるのよ⁉それを言ったらアンタだって他にも〜〜」

 

鈴も立ち上がり公衆の面前で言い争いが始まった。

 

「・・・二人はいつもこんな感じなの?」

 

洸輝は二人には聞こえないように小声でシャルロットに確認する。

 

「まぁ、わりとそうだね」

 

「ふーん」

 

四人共ギャアギャアやっている二人を止めよともせず、さも当たり前のように流しているので洸輝は二人のやりとりに耳を傾けることにする。話し内容はどれもこれも中々恥ずかしいことばかりで洸輝は笑うのを抑えるのに必死だった。

ふと、鈴は洸輝と目が合う。

 

「ククク、鈴って結構やんちゃなんだな?」

 

そこにきてようやく鈴は自分達が過去の恥ずかしい話しを暴露しまくっていることに気付く。

 

「わ、わ、わ・・・」

 

「わ?」

 

「忘れろーー‼‼」

 

ゴッ‼‼

 

「ぐへっ⁉」

 

見事なまでの空手チョップが洸輝の頭に決まり、洸輝は顔面から空になったラーメンの器にぶち込まれることとなった。ついでにその後一夏は正拳突きを腹にもらい、よくリバースしなかったものだと感心するほどだった。

 

「ところで洸輝は中にもうISスーツを着ているのか?」

 

「ラウラ、もうちょっと洸輝を心配してあげようよ?」

 

何事も無かったかのようにラウラが質問するのでシャルロットが洸輝を気遣う。

 

「いや、まだ着てないけど・・・」

 

ラーメンの器に頭を突っ込んだままの洸輝が答える。すると、セシリアが忠告してくる。

 

「なら急いだ方がよろしくてよ?次は織斑先生の授業ですから」

 

「そ、う、だな、千冬姉は、容赦無いから」

 

息が荒いが一夏が復活した。

 

「そんなに怖いのかあの人?」

 

その質問にセシリアが答える。

 

「ええ、色々とありますけど有名な話しだとと一夏さんと鈴さんの試合前予約で客席を取れなかった人に座席券を売ろうとした輩がいたらしいのですが、首謀者達は織斑先生に制裁を下されて何日も部屋から出ず、おまけに部屋からはうなされるような声が聞こえてたとか」

 

「一夏っ!早く更衣室の場所を教えてくれ‼転校初日でそんなことにはなりたくねぇ‼」

 

洸輝はセシリアが言い終わらないうちに立ち上がるとさっさと食器を返しに行ってしまう。

 

「お、おい!いきなり俊敏すぎるだろ⁉」

 

慌てて一夏も追い、二人共なんとか遅れず授業に間に合うことができたのだった。




難しいな( ;´Д`)セリフはいいとして状況をうまく伝えられているのか心配になってくる( ̄Д ̄)まあがんばって読んで(≧∇≦)
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