「なんだそりゃ。まぁ何でもいいけどよ」
ん?いま何でもいいって(殴
「はいはい…本編入りまーす」
「へー美術館って割と色々あるんだな」
一人呟いた男-ソウ(大学生)は美術館に初めて来ていた。この美術館はワイズ・ゲルテナという人の作品展に来ている。変な物もあるけど個性があってそれなりに楽しい。小さな作品展だが、客も意外と来ている。子供や無個性をじっと眺めて呟き続けている客や藍色っぽいボロボロのコートを着た客もいたな。あ、今3人家族の方もやってきた。
それなりに楽しんで歩いていると
「これは…?」
一枚のとても大きな絵。絵空事の世界と書いてある。絵の世界のイメージってとこかな?
ソウは気になりじっと見つめていたら突然
「!?停電…か?」
一瞬だけ暗くなったがすぐに戻った。しかし様子がおかしい。周りを見回しても誰もいないし気味が悪い。さっさと俺も出よう。
ダッシュで入り口に戻り扉を開ける。
ガチャガチャ
「あれ?開かない?」
扉は固く閉ざされていた。閉じ込められたのか?
「窓からの脱出を試みるか…うわっ!」
窓を開けようとすると赤い液体が流れてくる。これは怖い。
「畜生閉じ込められた!探すしか無いのか…?」
というわけで探索開始。下の階から見ていこう。
この展覧会メインの深海の世に結構いた客も全員居なくなっている。俺逃げ遅れたの?と疑いたくなってくる。そして歩いていると
ゲホッゲホッ
突然作品がせきをした。もう何なんだよこれ。
「奇妙だな…下は特に何も無いし2階に行くか」
2階にはさっき見ていた絵空事の世界がある。
「ん!?額縁の裏から青い絵の具が…」
調べてみようと近づく。すると
お よ
い
で
と地面に出てきてさらに青い絵の具は少しずつ形を変え
[したにおいでよ ひみつのばしょ おしえてあげる]
と書かれていた。
「これ以上出口の手がかり無いし下に行くしかないのか…」
俯いたまま下の方に向かう。
すると深海の世に誰かが入った跡が残っている。
「フェンスも一部無いし…厄介な事に巻き込まれてしまったな…」
ここまで引き返すこともできない。飛び込む準備をする。
「もし何かあったら逃げることも多いと思うからな。手荷物を軽くしよう。」
そういって今手持ちにライター、500ml水、あとネックウォーマーもって行こう。もし何かあったら敵にこれを付けたら襲えないだろう。
結構適当に準備を済ませた。
「はぁー…せめて外に返してくれよっと!」
そういって絵の中に飛び込んでいった
一人の少女は外に出たい。
しかし出れない。
出るには外の人の命を自分に取り込まなければならない。
少し悲しいが仕方が無い。
そう思いつつ歩き続けてた…