俺のポケモン世界冒険記   作:友友日和

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第3話

 オーキド博士がくれたポケモンはゼニガメだった。

 初期の御三家の中では一番好きなポケモンだったのでうれしかったし、ボールから出してみたときのこちらを見上げる様子は非常にかわいらしく、思わず抱き上げてほおずりしてしまうほどで、もう個人的には大満足であった。

 

 また、博士はこのゼニガメだけでなく、レポート端末と呼ばれる図鑑とは少し違う見た目DSにしか見えないものを渡してくれた。

 この機会は発見したポケモンを自動でスキャンしてその現在位置とともに記録し、それを各町のポケモンセンターにあるパソコンとつなげることで、そのデータを博士の下に送るシステムとなっている。

 またスキャンしたポケモンの大体のレベルや、手持ちならワザもわかるようになっており非常に便利である。

 

 まあともあれまずは、分布調べと平行してまだ弱いゼニガメの育成に取り掛かるためトキワの森へと入って行くことにした。

 

 

 ここで考えさせられるのはどうゼニガメをどう育成して行くかである。

 ゲーム的に考えると性格のほうは、オーキド博士にもらった直後からすぐにいうことや指示に従ってくれる様子や、抱き上げたときにすぐによろこんでくれた様子からおそらく「すなお」な性格ではないかと思われる。

 この性格は能力変動がない性格なのでそこに気をつかわずにすむ。

 また、最終形態のカメックスは防御、特防が高い種族だったはずなので努力値としてはHPや、特攻、すばやさなどにふればいいかな?と考えるが、ハッと気づく。

 そうだここはもうゲームじゃなくてリアルなんだ、と。

 ゲームのようにそればっかにふれるように育成できるわけじゃないだろうし、最初のオニスズメの大群みたいに追いかけられたりしたとき、そんなことを考えていられる余裕なんてないだろうし、もうこれは、なるべくそうできるようにしていくってことにしておこう。

 ということになった。

 

 

 

 

 

 

 「ゼニガメ、たいあたり!」

 「ゼニッ」

 「ぴーっ」

 

 ゼニガメのたいあたり一発で倒れるキャタピー。

 トキワの森を進んでいくにつれてゼニガメは順調にレベルアップして行った。

 

 「いいぞ、ゼニガメ」

 

 「ゼニッ♪」

 

 こちらの言葉に元気よく答えるゼニガメを見て、なかなかに関係も良好になってきたなぁと、思っているとそのゼニガメのすぐそばの地面に影が現れ、すうぅっと動いて行った。

 思わず上を見ると鳥っぽいものが少し離れたところに降りて行くのが見えた。

 

 (鳥ポケモンってまだオニスズメしか見てないよな?にしてはちょっと違う気がするし、・・・追ってみるか)

 

 

 草をかきわけながら進むと黒い鳥ポケモンが毛づくろいしているのが見えた。

 ヤミカラスである。

 

 (おおっ!ヤミカラスだ。空中戦ができるポケモンもほしかったし・・・よし!)

 「いけ!エルレイド!」

 「エルッ」

 「カァ!!」

 

 野生のヤミカラスはエルレイドの突然の出現に驚いているようだった。

 

 「いけっ、みねうちだ!」

 

 指示と同時にエルレイドはヤミカラスへと突っ込んで行き、その腕を振るう。

 しかしヤミカラスは、とっさに空を飛んでその攻撃を回避した。

 エルレイドの攻撃は空振りに終わる。

 

 「やっぱりそうだよね、」

 

 これが先ほど空中戦ができるポケモンがほしいと言った理由である。

 空を飛べるポケモンは「そらをとぶ」というワザでなく、ただ普通に羽ばたいて飛んでみせることによって物理攻撃を回避してくるのである。

 ちょっと前に戦ったオニスズメにも同じ方法でかわされ、結局向こうから仕掛けてきたところを迎撃する形で攻撃を当てるか、エルレイドの覚えているようなつばめがえしのような必中ワザでないと対処できないのだ。

 遠距離攻撃を当てるというのもあるが、エルレイドは覚えておらず、ゼニガメもおぼえてはいるがまだ練習中なため、使えないのである。

 

 改めてヤミカラスを見てみると、なきごえをあげながら怒った様子でこちらをみていた。

 どうやら完全にこちらを敵と認識したらしい。

 

 「カァーーーーー!!」

 

 すると突然ヤミカラスはひどく耳に響く声を上げた。

 思わず耳をふさいでエルレイドを見ると、エルレイドも耳を押さえていやそうな表情をしていた。

 もしかして「いやなおと」か?

 すぐさまヤミカラスの方に目を向けるとヤミカラスは翼をひろげて、エルレイドに向かって飛んで行っていた。

 

 「エルレイド!くるぞ!」

 「エル!?」

 

 バサンッ

 

 こっちの声に反応してエルレイドは顔をあげるが、その瞬間、ヤミカラスの「つばさでうつ」がきまってしまい、エルレイドの体が少し後ろに飛んだ。

 

 「エルレイド!?」

 「エル~ッッ!」

 

 レベルの差があるはずなのにいいダメージを受けてしまったようだ。

 いやなおとで防御が下がったところにこの攻撃はきいたらしい。

 

 (いや、それだけじゃない。もしかしてだけど急所に当たったんじゃないか?)

 

 もしもあのヤミカラスが特性がきょううん(急所にあたりやすくなる)のヤミカラスなら納得の答えだった。

 いやなおとを受けたときにヤミカラスから目を離してしまったことがこの結果につながったことに気づき改めて現実としてのバトルを感じさせられた。

 

 「まだいけるな!エルレイド」

 「エルッ」

 「よしっ、」

 

 エルレイドの確認をしてからもう一度ヤミカラスに目を向けるとまたヤミカラスはつばさを広げて向かってきていた。

 二度目の「つばさでうつ」だ。

 

 「エルレイド!集中しろ、相手の攻撃のタイミングにあわせるんだ!」

 

 指示を受けたエルレイドは向かってくるヤミカラスをじっと見て構えた。

 そしてそのつばさが腹部めがけて来た瞬間、

 

 「そこだ!みねうち!」

 

 エルレイドは高く飛び上がり、

 

 「エルッッ」

 

 「クワァッ!?」 

 

 その下をつばさでうつが通過した瞬間に真上から組んだ手振り下ろしヤミカラスへと打ち付けた。

 ヤミカラスは地面へと打ち付けられ、砂煙が舞った。

 ・・・・・っていうか、それってアームハンマーなんじゃ・・・(汗)

 

 「カ、カァー、」

 

 砂煙がはれるとふらつきながらも何とか立っているヤミカラスの姿があった。

 みねうちの効果(必ずHPを1残す)は、作用していたようである。

 

 「よし、いけっ」

 

 そのヤミカラスに空のモンスターボールを投げ当てる。

 ふらついていた所為か、簡単にそれは命中し、ボールへと収まり、ボールはカタカタ動き出した。

 

 カタカタ、カタカタ、ポォーン。

 

 ついにその動きは止まり、ゲットは成功した。

 よし、ついにこのきめ台詞言うときがきたー!

 

 「ヤミカラス、ゲットだぜ!!」

 「エルッエルッ」

 

 こうして新たなポケモン、ヤミカラスを手に入れたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新しい手持ち

 

 ヤミカラス ♀ Lv16

 

 ワザ

 つつく

 おどろかす

 おいうち

 くろいきり

 いやなおと

 つばさでうつ

 はねやすめ

 

 現在の手持ち

 エルレイド♂ Lv100

 ゼニガメ♀  Lv14

 ヤミカラス♀ Lv16

 

 

 




初戦闘描写です
大変でした。
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