新キャラ登場!
「ヤミカラス、つばさでうつ!」
「ヤミッ」
バサンっ
「きゅっ」
「ああ、オタチ!」
ニビシティを出てオツキミ山へと向かう途中の3番道路。
ゲームでは何人かのトレーナーがいてそのほとんどを倒さないとオツキミ山まで行けなくなっていたので、一応バトルすることを考えて体力満タン、道具もそろえて出発したのだが・・・。
「うう、俺の負けか・・・。」
と、オタチをつかってきた短パンこぞう。
「よし、じゃあ僕のばんだ。」
と、後ろで並んでいて、今度はボールを構える虫取り少年。
なんでこんな絶え間なく挑まれるの・・・?(汗)
オツキミ山ふもとのポケモンセンターにて
「それは災難だったのぅ」
「ええ、まぁ」
やっとのことですべてのトレーナーの相手をし終わったところで、ポケモンセンターまでたどり着くことができた。
まあ、バタフリーやスピアーを出してくるトレーナーもいて、経験値とか努力値的にはありがたかったけど・・・・。
ちなみにオーキド博士とは、こんな風にこまめに連絡して近況報告をしている。
今回は3番道路でオタチを見つけたのでその報告についてだ。
「オタチか、・・・。」
「ええ、進化形のオオタチは見ませんでしたが、近くのトレーナーもここで見つけたのをつかまえて育てているようです。」
先ほどバトルした短パン小僧に一応聞き込みをした結果やはりこのあたりに生息しているようだった。
「オツキミ山は以前にもロケット団が活動していただけあって、その周辺にもなにか影響が出ておると思ったんじゃがのぅ・・・」
「まぁ影響があまりないことは、いいことじゃないですか。」
「うむ、そうじゃな。」
そのあと少し話した後通信をきった。
(・・・・・・・・だろ)
「ん?」
すると、テレビ電話の少し奥にあるベンチのほうで3人の男が話をしているのが聞こえてきた。
3人とも胸に同じデザインのイニシャルを入れているのが見え、思わず聞き耳を立ててしまった。
(そうだ。今あるので運び出せる量ぎりぎりってとこだ。)
(わかった。それじゃあ今夜運び出しだな。)
(ああ。)
そう言って3人は立ち上がり、外へと向かって行った。
「あのRのイニシャル、黒服じゃなかったけどもしかして・・・・」
そう思いながらしばし、3人が出て行った出口のほうを見ていると
タッタッタッタッ
「えっ、」
1人の女の子が俺の横を小走りで通って行き、出て行った3人を追うようにポケモンセンターから出て行った。
その女の子の容姿に覚えのある俺は、おもわず声を出してしまったのだった。
「あれ、FRLGの女主人公じゃんか・・・・」
~女主人公~
チャンピオンとなった兄にあこがれ、同じくポケモントレーナーとなった私、リーフはパートナーのフシギソウ、ここまでの旅で仲間になったバタフリー、二ドリーナと共にニビジムのグレーバッジを手に入れオツキミ山ふもとのポケモンセンターまできていた。
「ジョーイさん、お願いします。」
「はい、おあずかりします。」
ポケモンを預けていったん休憩することにした私。
しかし、オツキミ山にきてふと前に兄が言っていたことを思い出した。
(たしかロケット団、だったかしら?)
以前この山で、ポケモンの化石が違法に発掘され同じく違法に売り買いされていたじけんがあった。
また、発掘の作業の邪魔だということでそこに生息していたポケモンたちを片っ端から捕まえたり、追い出したりもしていたらしい。
そんなことをしていたロケット団とよばれるやつらに兄はバトルを挑み、追い出すことに成功したらしい。
そこから兄とロケット団の因縁が始まったのらしいがそこはおいおい思い出していくとしよう。
「たしか、全身黒の服でRのマークをつけているんだったわよね・・・」
まあ、そんな目立つ服装のやつがいれば一発でわかるわよね~。
と、おいしいみずを飲みながらてきとうなベンチにでも座ろうと、うろうろしていた時、
(もうけっこうな種類が集まっただろ。)
ふと声が聞こえ、一番奥のベンチの男三人組が目に入った。
その服装に違和感を感じてよく見てみると、
「あっ」
小声で思わず声がもれる。
あわてて手で口をおさえて改めて三人の様子を見る。
どうやら三人は自分たちの話に夢中のようでこちらの声には気づかなかったようだ。
(やっぱりRの文字がはいってる)
その胸には兄の言っていたRの文字が刺繍されていた。
そのことに驚いていると三人組は話が終わったのかすくっと立ち上がり、ポケモンセンターを出て行った。
(もしかしてロケット団なの・・・?でももう兄さんが壊滅させたはずじゃあ・・・)
「リーフさ~ん、ポケモンの回復が終わりましたよ~。」
「あ、はーい。今いきマース」
私は急いでポケモンをうけとり、3人組みを追って行くことにした。
あの人たちが行った方向は・・・・・オツキミ山!
オツキミ山内部
入り口付近で三人組を見つけ、岩陰に隠れながらあとをつけてみると途中で細い横道へと入って行き、その先は少し開けた広い空間となっていた。
その空間の入り口付近の物陰から中をのぞいてみると・・・
「ぎゃわっ」
「きゅー、きゅきゅっ」
「ぐわっ」
「ばう、ばう」
さまざまなポケモンたちがそれぞれ檻のなかに閉じ込められている姿が目に飛び込んできた。
そのポケモンたちの様子を見ながら男の一人が話し出した。
「しっかし、他地方のポケモン密輸入ミッションを終えてカントーに戻ってきたときは驚いたぜ」
それを聞き、ほかの男たちも話し出す。
「そうだな、尊敬するサカキ様が敗れたと聞いたときは耳を疑ったぜ。」
「ああ、だからこそ俺たちがこの密輸入したポケモンたちを売りさばいて資金を集め、ロケット団を立て直そうって話になったんじゃねーかよ」
「ああ、このカントー、ジョウト地方じゃ手に入らないポケモンたちは愛好家、マニアに高く売れるからな」
「へへへっ」
(こいつら、ポケモンの密輸入なんてことしてるなんて・・・)
やつらがロケット団であると確信し、すぐさまジュンサーさんに通報するためにポケギアの電波の届く洞窟の外へ出るためにいそいで振り向く。
が、
「あら、お嬢ちゃん。こんなところでなにしてるのかしら?」
三人組の男たちと同じRのマークを胸につけた女性が黒い犬のように見えるポケモンを前に出してこちらをにらみつけていた。
(まずっ、まだ仲間が!?)
「デルビル、ひのこ!!」
「がうっ」
「きゃっ!」
黒いポケモン、デルビルがちいさい火の粒を無数にリーフに向かって吐き出した。
たまらず後ろにとんでかわすが、
「えっ」
「っつ」
「おっ」
その後ろの方向は男たちのいる空間で、その三人にもすぐに見つかってしまった。
一人と三人に挟まれている状態だ。
「ったく、あんたたち、つけられてんじゃないわよ」
「わりぃ、まさかつけてくるやつがいるなんて思わなくてよ、」
そう言いながら四人で囲むように動いて行き、
「さて、こういうときの口封じの方法わかってるだろうねぇ」
そう女性が言うと一斉に三人がモンスターボールを持って構えだす
っつ!!
「でてきて、フシギソウ、バタフリー、ニドリーナ!」
「ゆけ、マグマッグ」
「でろっ、コロトック」
「いけ!メグロコ」
手持ちの三匹が私を守るように構えてくれるが、四方向から相手のポケモンがじりじりと距離をつめてくる。
(これは・・・絶体絶命かも・・・・っ)
そのときだった。
「ちょっと、まったー!!」
一人の男の子が駆けつけてきたのは。
ひとり増えるだけで難しい。