オーバーロード ~俺の嫁は狂ってる件について~ 作:誤字脱字
「暗き者は全て、汝より離れ去るだろう……でしたっけ?」
「……知らん」
どこからも繋がっていない独立した部屋。
ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』が溜め込んだ宝の数々と、運営資金となる金貨の山、武器、データが納められたこの部屋は『リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン』で転移してくるしか入室方法はなく、さらに奥に進むには非常に難解なパスワードを解かなければならない……『アインズ・ウール・ゴウン』の宝物殿
クレマンティーヌは、『リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン』を所持していない為、連れて来なかったのだが、他にも理由はある。……まぁ、連れて来なかった理由が不甲斐ないというのが一番だろう
「知らんって……まさか、あそこで待っていた理由ってパスワードを知らなかったからですか!?」
「………」
モモの言葉に俺は、力無く頷いた
言い訳をさせて貰えるのであれば、俺の役割はナザリックの防衛と敵拠点への強襲であってナザリックの管理ではない!
略奪してきた宝は、源次郎に渡していたし、防衛と云ってもここは、リングが無ければ入れない孤立した部屋……リングを奪われれば話は変わるが、俺が戦場に出ている限り仲間が倒される事は皆無なのだから宝物殿については知らんのだ!
「もしかしてクレマンティーヌさんを連れて来なかった理由って、これ以上奥へ進めなかったからですか?」
「ッ!なぜわかる!?」
「気づいていないと思いますが、リーさんって表情に出やすいタイプですよ?……勝手知る我が家なのに判らない事が不甲斐ないって言う感じですかね?」
「……………是」
だって情けないだろ?散々、ナザリックは俺の家だ!って言っておきながら勝手の知らない事があるって知られるのは!
「……笑いたければ笑え」
「私もうろ覚えで怪しかったのでお相子ですよ?それに……この先にいる奴は出来るだけ知られたくなかったので良かったです」
「この先は霊廟で特には………パンドラか?」
「えぇ、良く覚えていましたね?……んぅん、お前達は知っているか?パンドラズ・アクターを?」
ひそひそ話から一転、モモンガは支配者ロールに切り替え後ろを歩く二人へと問いかけた
「……宝物殿の領域守護者にして、私と同等の強さと頭脳を持ち……アインズ様の御手によって創造された者です」
『嫉』?妙にアルベドの言葉には棘を感じられたが、今その事を咎めても仕方あるまい
歩みを進め、パンドラがいるであろう部屋に差し掛かった部屋に居たのは――――
「「ッ!」」
大錬金術師であり、41の盟友の一人―――の形を模したパンドラズ・アクターが此方を出迎えていた
「何者です!いくら月日が流れようと創造主の姿を忘れた事はありません!」
「……アルベドよ、下がれ」
「しかし!」
「俺は『下がれ』と云ったのだ」
「ッ!か、かしこまりました」
自分の創造主である錬金術師殿の姿を模したパンドラズ・アクターに警戒するのは仕方がないと思い優しく肩に手を置き、下がらせたつもりだったが、どうも俺の機嫌を損ねたと感じたのか慄きながら後ろへと下がった
いかんせん、少し言葉が足りないと云われていたが、ここまでひどいものなかの?
「……そう畏まるな。俺はアルベドの創造主を忘れぬ姿に敬意を抱く。しかし、今は時間が惜しい。………パンドラ、その程度の猿真似で俺を留める事が出来ると思っての行動か?」
俺が問いかければ直ぐに、パンドラは蠅と蛸を足した様な姿の錬金術師殿から本来のタマゴ顔にドイツ軍隊をイメージした服装に戻り深々と一礼した
「失礼しました! 至高の四十一人の御一人にして武の頂点!李鳴海様……そして心よりご帰還を祝させて頂きます」
「よい、面をあげよ」
いまだに頭を下げるパンドラに表を上げさせ、挨拶もそこそこに今度またゆっくりと伺うと告げて更に奥へと進もうとしたが、モモンガさんから伝言が届き足を止めた
(リーさん、よく分かりましたね?パンドラのステータスを確認しているようには見えなかったですけど?)
(気配がまるで違う。錬金術師殿にしては陽気と陰気が少ないし、そもそもNPCには特徴的な気配があるから一発でわかる)
(………リーさんってリアルでダブラさんと会った時ってありましたっけ?)
(ない。が、画面越しでもそれとなく気配を感じる事はできよう)
(……人間辞めてますね?)
失礼な!中国武術を嗜むモノとして置いての気配を読む事は基本中の基本!
気配だけではなく殺気など感じられるようになっていなくては世界の頂には届きはしない
「それで、モモンガ様、李様。本日はどういったご用件でございますか? 不肖私でお役に立てることがあれば幸いなのですが」
伝言に気を掛けていたらパンドラに話しかけられてしまった
「あぁ、ワールドアイテムを取りに来た」
「んんぅん~!ワールドアイテム!至高の御方々の証!秘宝の数々が遂に力を振るう時が………来たと?」
物事を大げさに装うその態度、余程の自信家なのかそれとも性格なのか?……おそらく後者であろうが、なんだが大げさすぎないか?
現にパンドラを創造したモモが緑の発光をし続けている。今となっては良い思い出だろうが、あの時と比べ年も取った。………中々に痛い設定を付けたものだ
「……お前には話してなかったが、今後、私の名はアインズと呼ぶように」
「承りました。わたしの創造主、ん~アインズ様」
あぁ、また光った
「モモ、
「今は何を云っているか判りますよ。問題ありません、黒歴史を見せられているだけで……」
「いかがなさいました?」
「うぐっ!な、なんでもない。……いくぞ」
これ以上この場にいては、自身の精神が持たないと危惧に感じたのかモモンガさんは足早に霊廟に足を向けた。しかし―――
「いってらっしゃいませ、アインズ様!李様!そして……お嬢様方」
「お嬢様?……そのような軽々しい呼び方は慎むように」
「バラのように美しくも可憐な姿につい…「おい、ちょっとー、こっちに来―い!」」
「おい、モモ!」
度を超えたパンドラの言動に流石のモモンガさんも我慢の限界、もとい精神的限界を迎え恐ろしい壁ドンをパンドラに決めて必死に敬礼だけでも辞める様に言い包めるのであった
◆
オーバーロード ~兎と嫁が可愛い件について~
◆
「お前達はここで暫し待て……李さんもお願いします」
「「はっ!」」
「……了」
指輪を装備から外し、一人足早に霊廟に入っていくモモンガ
なんでも先に片しておきたいモノがあるとかないとか……お前は友達を家に招いた家主か!と云いたい所だが、俺もナザリックの主なんだけどな?
「李様、発言をお許しください」
「ん?あぁ、かまわん」
先程の遣り取りを引き摺っているのか畏まりながら俺に声を掛けてくるアルベド
モモ曰く、守護者の前では支配者ロールを徹底してほしいと云われたのだが、今の俺の態度はどちらかというと支配者ではなく気難しい上司……決してモモのような支配者と云うポジションにはなれていない感じがする
「この先には何があるのでしょうか?……アインズ様のご様子から余程大切な何かがあると思えます」
この先、か…
「…ワールドアイテムと『二十』のはずだが、俺にも盟主がなぜあんなに焦るかわからない…………………あっ」
「何か思い当たる節がございますか!?」
いやいや、まさかまさか!思春期のガキでもないのだ。そんな子供染みた理由で先に行くなど!……いや、どちらかと云うとモモはムッツリスケベだ。なくもないが、ユグドラシルにおいて、そういうジャンルは徹底して管理されていたし……まさか此方に来てから集め出したモノ!?……感性がアンデットに近づいたとも云っていたし、そっちの趣味の写真または映像か?
「李様?」
「あぁ、エロ本を隠している可能性がある」
「エロ本、とは?」
「女性の裸体が描かれている本だ」
「なっ!」
しかし、ズーラーノーンで活動していた時に『紙媒体』のアレを目にした事があったが、写真と云う記録媒体ではなく版画であった。記録媒体が発達した時代に生まれたモモが、たかが版画のエロでヌけるのだろうか?いや、その前に今のアイツに息子が付いているのか?
「と言う事はアインズ様の好みの女性が描かれているのですね!?」
「あぁ、おそらく…」
「ッ!?畏れ多くも先に行く許可をください!李様!」
「行くのは勝手だが、『リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン』をメイドに渡しておけ、トラップのゴーレムが襲い掛かってくるらしいぞ」
「カシコマリマシタ!」
だが、付いていないとしても愛でる事は出来る。……もしかしたら俺の考え違いで実は、猫とか人間とか愛玩動物の版画なのかもしれない。だとしたら俺に見せてくれたっていいじゃないか!俺は大の猫好きだ!拳法の型になる程の俊敏性を持ち合わせた猫は偉大であり、師匠だって猫だけは絶対に喰わなかった!……今から追いかけるか?でもモモは来るなって云ってたし……というか―――
「クレマンティーヌって猫に似ているな?」
あの猫科を思い浮かべさせる目や、しなやかなボディライン、人をおちょくるような仕草……うん、総合的に考慮してもクレマンティーヌは猫科のキョンシーだな?
「どう思う?」
「申し訳ありません、クレマンティーヌ様と呼ばれる御方を私は存じ上げませんのでお答えする事が出来ません。それより……よろしいのですか?」
「ん?」
「アルベド様を先に行く許可を出されて?アインズ様は待機を命じられましたが?」
「許可……俺が出したのか?」
「はい、ゴーレムの存在も対処法も口にしていました」
「…………」
少しばかり考え事していた為、曖昧に返事を返していたが、まさかそんなやり取りがあったとは……俺も修行が足りないと言う訳か…
視線を霊廟の先に送るもアルベドの姿は既に見えなく、一寸先の闇からは「今行きます!アインズ様~!」と色を含んだ声が響き渡ってきたのであった
「……俺も先へ進む。お前はここに残れ」
「畏まりました。いってらっしゃませ」
モモンガには待つように云われたが、アルベドを先に行かせてしまった原因は俺にある
アルベドの弁明しなくてはいけないため、駆け足気味に先へと進んだのだが―――
「これは…」
霊廟の左右に広がって設置された旧友たちの像に足が止まってしまった
どれもこれもが、盟友達の全盛期の姿……
神器級や世界級など希少なモノから今ではドロップ率や製作方法が変化し製作し易くなった装備品など、各々の最強と呼べる装備品たちが俺に、共に戦場を掛けていた頃を思い出させてくれる様であった
「その様な事は……言わないでください!最後にお残りになられた、慈悲深きアインズ様……どうか、いつまでも私達の上に君臨して下さいますよう……心よりお願いいたします!」
思い出と感傷に浸りながらも一人、また一人と心にその姿を刻みながら歩いていると道半ばでアルベドが悲痛な声をあげモモンガに頭を下げていた
旧友の像のおかげでゆっくり歩んでしまったが追い付いたのなら良い、見た感じ勝手に先に行った事を咎められていない事も良い。だが……この状況は頂けない。
アルベドの声質から悲痛な思いが込められている
今し方、俺が出て行くのは空気が読めない。いや、場違いな雰囲気を感じた俺は気配を断ち、そっと傍観することを決めた―――
「……許せ。どうやら俺はお前に配慮が足りなかったようだ」
「い、いえ、そんな……」
頭を下げているアルベトの肩にそっと手を置き声を掛けるモモンガさん
それはまるで映画のワンシーンのようで、盟友達が見ているのであれば「モモンガさん、紳士ww」「イケメン骸骨w」「モモンガさんはヒロイン!異論は認めぬ!」等と騒ぎ立てるだろうと先程の像の影響もあってそう思い浮かべさせてくれた
「だが、判ってほしい。シャルティアはペロロンチーノさんが創造したナザリック最強の守護者。対策があるとしてもリーさんでも「阿保」アイタッ!?」
―――――が、モモンガさんの口から弱音が漏れた瞬間、モモンガ・ベスト・オブ・ムーヴィーは、気配を消したまま背後に回り込みその頭蓋骨に拳を叩き下ろした俺の拳によって閉幕したのであった
「空気を呼んで気配を消していたが、その言葉だけは云わせない。我が盟主よ……お前の眼の前にいるのは誰だ?」
「……武の頂点、我が盟友リー・ミンハイだ」
さほど強く叩いてはいないが、頭を摩りながらアルベドの前と言う事もあり、ロールプレイをしながら答えるモモンガさん
「そうだ。この俺がNPCに負けるとでも?はっ!笑い話にしかならん!いまお前がする事は盟主として俺の試合を王座に腰かけどっしりと見物するだけだ」
「………そうか、世話をかける」
「
「ッ!は、はい」
いきなり名前を呼ばれたアルベドは、若干だが目尻に涙を残しながらも下げていた頭を上げ、俺の呼び声に応え起立した
「ナザリック最高権力者であり、我が盟主であるアインズを心より慕う貴殿の気持ち……この李鳴海、確かに感じた!貴殿の『仁』に応えるためにも我が武術!我が叡智!『義』の心を持って応える事を誓おう!」
「ッ!」
例えただ一人の事を思って口に出た言葉だとしても五常の思想を感じられた
ナザリックにいる配下の皆が抱いている気持ち『NPC』としての設定ではないく、アルベド本人から『アインズに対する信愛の情』が感じられた。……信愛なのかどうだがわからないが、兎に角、俺の心に響き渡る思いであった!
ならば俺は己が欲を一時捨て、アルベドの気持ちに応えるためにも全霊を持ってシャルティアを殺す事だけを考えよう!
「アインズと共に俺の『武』を見ておけ」
「はい!ご武運をお祈りしております」
再び頭を下げたアルベドの瞳にはすでに涙は無かった
(なんだかんだ、リーさんも支配者ロールできてますね?)
(ん?なんのことだ)
(………素かよ、この人)
◆
アインズの用事も済み霊廟を出た俺は、戦いの準備をすると言い残し再びナザリック地下9層ロイヤルスイートにある自室へと帰ってきた
部屋に入るなり、目に飛び込んでくるのは畳に天蓋付きのベッド、壁に掛けられた掛軸に絵画、洋風なソファにちゃぶ台………
何一つ、中国要素の無いこの部屋は、るし☆ふぁーやぺロロンチーノ、ヘロヘロの手によって作られている
もとより、武術の鍛錬の場としてユグドラシルをしていた為、娯楽遊戯の方に興味がなかったというのもあるが俺は壊滅的にプログラミングが出来ない
どのぐらい出来ないかと云うと誰でも出来る部屋の内装やスキル分け、しまいにはキャラクリエイトも出来ないのだ。
キャラクリエイトは、何度もランダム構成を繰り返しスキルは、武術家ぽいものを選択していた。そんな俺の部屋は取りあえず寝台が置いてあるだけの質素なモノだったので不憫に思ったのか三人が手を貸してくれたのだ
そしてそんな異空間な部屋で猫科を思い浮かべさせる女性は、ちゃぶ台に足を乗せながらソファに座って壁に掛けられていた筈のアダマンタイト製スティレットを弄っていた
「おっかえり~、どうだったぁ~?」
「アインズが兎だった」
「いつもどおりね~」
「あぁ」
兎とは愛くるしい容姿の割には獰猛であり、勇敢。そして寂しがり屋
アインズも同じく凶悪で英断をするが、本質は寂しがり屋
中国人である俺は師匠の影響か猫だけは食べなかったが、アインズの影響か兎も食すことを禁じようと心に決めながらも俺は霊廟での事をクレマンティーヌに伝えた
「『武』で応えるねェ~……それって結局はガチンコで戦いに行くってわけでしょ?」
「いや、家臣が五常の心を見せたのだ。ならば俺も欲を捨て武道家としてではなく『ナザリックのリー・ミンハイ』として戦うつもりだ」
「いや、それは心がけであって戦略でも作戦でもなし」
「……武道家としての俺では出来ない、ナザリックの俺だからする戦い方がある。」
「ふ~ん。ま、いっか」
「………それだけか?」
………なんだろうな
これから死地に向う俺に対する対応ではない気がする。今も手に持ったスティレットの方が興味が向いている様な振る舞い
互いに好意を抱く関係の筈だが、塩対応過ぎないか?
「べっつに~、ダーリンが負けるとは思っていないし、そもそも真祖の強さも上手く判らないもん」
「もんって……
思っていたよりも俺は、クレマンティーヌに気を掛けて欲しかったらしく、少し機嫌を害しながらクレマンティーヌに悟られぬように海賊が持ってそうな宝箱状のアイテムボックスから無骨な槍を取り出し布で磨き始めた
「ぷぷぷ、怪物が拗ねてやんの」
「拗ねてなどいない。それに刺すな」
だが、俺の心情など察しがついているとばかりにスティレットで俺の背中を刺しながらおちょくってくる。ただ突き差し、引き抜きの繰り返しで痛みもダメージが無いが、背中に突き刺さるスティレットの感覚は嫌にも感じるのでやめて頂きたい。……それにこんな所をNPCにでも見られようには即抹殺だぞ?
暫くの間、スティレットが肉を突き破り、内臓を貫く感覚と抜かれて直ぐに自己回復する妙な感覚を背中で感じていたが、不意にスティレットの冷たさとは正反対の温かさと重さを感じた
「……私が知っているアンタは、常に勝利を手にし、約束を破らない変わった怪物ってくらい。だから……私を置いて消えるとかは考えられないのよ」
「そうか………」
首元にスティレットが添えられているが、後ろから抱きしめる様に俺の背中に寄り掛かってくるクレマンティーヌの温かさを感じながら俺は師匠の事を思い出した
「『
「はぁ?なにそれ」
日本語が通じるから中国語も通じると思っていたが、通じないようだ
ならば過去に転移してきた存在達は皆日本語を習得しているモノになるのか?
………ふむ、どうも俺にそっち方面の考えは向いていないな
「我が師から頂いた言葉だ。助かる望みのない絶望的な状態の中であっても、なお、活路を探し求めるという言葉だ」
「へぇ~…マゾ寄りの言葉ね」
「……この言葉はクレマンティーヌそのものだと思っていたのだが?」
「え?うっそだ~!私ってば、根っからのドSだよ?」
背後にいるクレマンティーヌを正面に抱き寄せて、膝上に乗せると苦笑を浮かべながら言葉を続けた
「そういう意味ではない。必死に俺の暴力を耐え続け、命違えど『生』を勝ち取る活路を開いた……そういう意味なのだがな」
「あ~…なるほどね~、ま、普通の人じゃ精神がもたないもんね~………前言撤回するわ」
「だな?そして俺も言葉と共に幾度の戦いを勝って来た……今も、そしてこれからも」
クレマンティーヌを抱き寄せた
「………勝ってきてね?」
「あぁ、我が勝利はナザリックとクレマンティーヌに捧げよう」
この地に辿り着き数日、望んでいた強者は身内の者であり、武道家としては望まない試合になるだろうが、俺の信念は変わりはしない!
ナザリックに敗北はない!
―――――――――決戦の日は近い
END