黄金なる遺産   作:数取団乱闘生

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本編とは全く関係のないストーリーです。完全なパラレルワールドとしてご覧ください。


第1話「聖なる山に眠る宝」

イタリアで絶大な権力を持つギャング『パッショーネ』は元々は裏社会のみを牛耳っていたが、そこで得た収益で何と宇宙へと行ける技術を開発。

それが一大ムーブメントを巻き起こし、裏では未だに公に出来ないようなこともやつつも表向きは世界的大企業となっていた。

そこで幹部を務めるブローノ・ブチャラティはボスの命令を受け、直属の部下であるレオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、パンナコッタ・フーゴを連れてとある山奥まで来ていた。

途中までしか車で行けず、かれこれ2時間半も山道を歩いている。

「おいブチャラティ!いったいいつまで歩かせるんだよ!だいたいオレだって宇宙での仕事がしたいぜ!せっかく宇宙に行ける技術を開発したんだからさぁ!」

チーム最年少のナランチャがとうとう愚痴り始めた。

「仕方ない。これがボスの命令なんだ」

ブチャラティは冷静に返した。

「そうだぜナランチャ、だいたいブチャラティが幹部になったのだって元々幹部だった奴が死んで欠員が出たからなんだからよ。だいたい宇宙の仕事はボスとその親衛隊の奴らぐらいのもんだ。オレたちからしたらまさに天の上のことだぜ」

ミスタがナランチャの頭を叩きながら言った。

「だがブチャラティ、ナランチャのようにごねる気はないがそろそろ教えてくれよ。オレたちは何をしにこんな山奥まで来てんだ」

アバッキオがそう言うのも無理はない。

 

時を遡ること12時間前。

ボスからの指令を受けたブチャラティが戻ってくるなり

「今から出発する。ボス直々の命だ」と言い出した。

先ほどミスタが言った通りブチャラティが幹部になったのは元々幹部だったポルポという男が死亡し欠員が出た為である。

その為ブチャラティが幹部になってから初仕事だった。

「いきなりか?それで何の仕事なんだよ」

「来れば分かる。今すぐ出発しないと日が暮れてしまう。急ぐぞ」

ブチャラティは仕事内容を一切告げることなくここまで連れて来ていたのだ。

 

「ボスから極秘に受けた任務なんだ、他の人間に聞かれてはマズいと思い黙っていた。今オレたちがいるところは神秘の山と呼ばれている場所だ」

「「「「神秘の山?」」」」

四人がユニゾンで聞き返す。

「10数年前伝説になった一人の男、空条承太郎という男がこの山のある場所で死んだらしい。それ以来その場所に行った者には不思議な力が芽生えたと言われている。それを調査するのがオレたちの今回の仕事だ」

ブチャラティは大真面目な顔をして言った。

「おいおいブチャラティ、おまえ本気か?そんなお伽話みたいなのを調査しにわざわざこんな所まで来たってのかよ。バカバカしいぜ」

ミスタがため息をつきながら言った。

「オレもミスタと同意見だな、だいたい伝説になったというその空条承太郎という日本人の名前すらオレは聞いたことがないぞ」

アバッキオも呆れていた。

「勘弁してくれよブチャラティ!それ絶対ボスにディスられてるぜオレたち!」

理由を聞いてなおさらナランチャがごね始めた。

「でも10数年前というのが引っかかりますね。こういうお伽話はだいたい100年以上前が多いのに」

唯一フーゴだけは違う意見だった。

「フーゴ、おまえまさか信じるのか?」

「いえ。完璧に信じたわけじゃないが、少し不審に思っただけだ」

「おまえもそう思うか。確かにオレもミスタたちの言う通りこんな話を信用していなかった。だがフーゴの言った通り10数年前というのが引っかかった。だから調べたんだ、空条承太郎という男のことを」

そう言うとブチャラティは何枚の紙を一同に見せた。

そこには空条承太郎という男の情報が事細かに書かれていた。

「この男は22年前にエジプトでDIOという吸血鬼を倒したらしい。 それで伝説と言われていたようだ。それが10年前に消息を絶っている」

「吸血鬼?ますますお伽話っぽくなってきたな…」

ミスタやアバッキオは未だ信じ難い話だったが、今までブチャラティが自分たちに嘘をついたことは一度だってない。

ブチャラティは真剣に言っていることは分かっている。だから強く否定出来ないのだ。

「オレはボスの命令だけの為にここに来たのではない。自分の目で確かめて見たかったんだ。その伝説の空条承太郎という男を」

相変わらずブチャラティの目は真っ直ぐだった。

「分かったよブチャラティ、お伽話を信じたわけじゃねーがおまえにとことん着いて行くぜ」

ミスタがそう言うと

「右に同じだ」

「しゃねーなぁ!」

アバッキオとナランチャも賛同した。

「ぼくは最初から行くつもりでしたけどね」

「すまないなおまえたち」

 

そしてまた歩き続けること2時間。

頂上付近にある洞窟に辿り着いた。

「ここがその空条承太郎ってのがいる洞窟か?」

「正確には死体ですよ」

「細かいことにいちいちツッコむなよ」

薄暗い洞窟をブチャラティを先頭にして進んでいく。

すると黄金に光り輝いている場所を発見した。

「まさかあのお伽話は本当だったのかよ!」

一番に食い付いたナランチャが光る地面を掘っていく。

そして中から出てきたのは黄金に輝く矢だった。

「コレが空条承太郎の力を受け継ぐ物なのか…?」

 

第1話完。

 

 

またお会いしましょう

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