黄金なる遺産   作:数取団乱闘生

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第22話「ジョルノ・ジョバァーナ VS DIO」

「フッ…ブローノ・ブチャラティ…このDIOの体内に隠れたな?無駄無駄無駄無駄ァ!!」

するとDIOは自らのスタンドで何と自分の身体に大穴を空けた。

そしてそのザ・ワールドの拳はDIOの体内に潜んでいたブチャラティをも貫いていた。

「なっなに………」

「このDIOの体内に入ればザ・ワールドの間でも動けると考えたのか。だがこのDIOは不死身!身体を壊しても何ともないのだよ!死ぬのはおまえだけだブチャラティ!」

そしてさらにDIOは傷を回復させる為にブチャラティから血を抜き取った。

「ブチャラティ!」

殴り飛ばされていたジョルノが駆け寄った時には既にブチャラティは身体に穴が開けられた上に血が吸い取られていた。

「ブチャラティ……」

「ジョルノ……自分を信じろ。おまえはDIOの息子だ…おまえなら必ずあの止まった時の世界に入門出来る筈だ……ジョースターの血を…ジョルノ・ジョバァーナを信じろ……」

既にブチャラティの肉体は死んでいる筈だが、ジョルノにはブチャラティの声が聞こえていた。

「ブチャラティ……キミの思い受け取った」

その瞬間ジョルノの目つきが変わった。

「フーゴ、キミは離れていてくれ。DIOはぼくがこの手で倒す」

「分かった……」

ジョルノのこれまでに無い迫力にフーゴが何も言えなかった。

「URYYYYYYYYY!!!」

夜空に向かって突然ジョルノが叫んだ。それを見てフーゴは思う。

ブチャラティの死に直面し、それに対する怒りと悲しみがジョルノという人間を変えてしまったのだと。

ジョースターという誇り高き血を受け継いでいたジョルノ・ジョバァーナはもうそこにはいない。

そこにいるのは邪悪な吸血鬼DIOの血を受け継いだジョルノ・ジョバァーナだった。

「URYYYYY!! DIO、必ずおまえはぼくがこの手で殺す!」

「フッ…仲間を殺された怒りでこのDIOに向かって来るのか……こざかしい!オレを怒らせただの…そんな戯言は聞き飽きたのだ!URYYYY!!

ジョルノとDIOは互いにURYYYという雄叫びをあげる。

「ジョルノ・ジョバァーナ、おまえには手加減などせん。このDIOのスタンド能力をもってたった一度の時間停止で殺すと予言しよう」

「やってみろ。だったらぼくは何度おまえが時を止めようとぼくを殺すことは出来ないと予言しよう。ぼくのスタンドゴールド・エクスペリエンスがおまえを脳を破壊すると!」

「無駄無駄無駄ァ!おまえのスタンドがこのDIOに触れることはない!ザ・ワールド!時を止まれぇい!」

そしてDIO以外のもの全ての時が止まった。

「20年前はジョセフの血を吸っても止められる時間は9秒が限界だった…だが4本の矢を手に入れたことで今では15秒も止めていられる。そしてジョルノ・ジョバァーナ、おまえも殺して5本目の矢を手に入れるぞ!」

DIOは15秒という時間をたっぷりと使い、ゆっくりジョルノに近付いてザ・ワールドでブチャラティのように身体に風穴を開けてやろうとした。

しかし次の瞬間ジョルノのスタンドであるゴールド・エクスペリエンスが突然DIOに殴りかかって来たのだ。

「な、何ィ⁉︎」

ザ・ワールドの方が瞬発力は優れていた為、間一髪避けることは出来たがDIOはそれよりもジョルノが動けたこと自体に驚いていた。

「バ、バカなっ……承太郎の時とは違いジョルノのスタンドは時を司るものではない筈だ……このDIOの世界に入って来られる筈がない……」

そうこう考えている間に15秒が経過してしまった。

「チッ、時は動き出す」

ザ・ワールドの時止めが終了し、時が動き出した。

「どうしたDIO、ぼくを殺すんじゃなかったのか?」

「ジョルノ…何故我が止まった時の中で動けるのだ!」

「さぁ?ぼくがおまえの息子だからじゃないのか?」

なんとあのDIOを空気で圧倒しているジョルノ。やはりただ者ではなかったと改めてフーゴは思っていた。

「くっ……だがそれでこのDIOに勝ったとおもうな!」

DIOは時を止めずにザ・ワールドで攻撃してきた。

対するジョルノもゴールド・エクスペリエンスで対抗する。

「「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!」」

両者の強烈な無駄無駄ラッシュの打ち合いに。

しかしスタンド自体のスピードやパワーは僅かにザ・ワールドが上回っており、DIOがジョルノを殴り飛ばした。

「くっ……」

「これで分かったぞジョルノ!例えおまえがザ・ワールドで時の止まった世界で動けたとしてもこのDIOに勝つことは不可能!何も迷うことはない!今度こそ予言しよう、次にこのDIOが時を止めて動き出した時にはすでにおまえは屍になっていると!」

ここで再びDIOに形勢が逆転したかと思いきや

「だったらDIO、ぼくもまた予言しよう。次におまえが時を止めて動き出した時には既にぼくに敗北していると」

ジョルノもまだ余裕たっぷりの態度を崩してはいない。

「URYYYYYYYYYYYYYYY!! ならば始末してやろう。ザ・ワールド!時よ止まれぇい!」

 

第22話完。

 

 

またお会いしましょう

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