Side 茶々丸
その日は一人でログハウスに帰宅していました。マスターは「じじぃから囲碁で酒をむしり取ってくるから先に帰っておけ」と言われましたので、マスターのお夕食の材料の買い出しと日課となっているネコたちにご飯をあげるために桜通りにいきました。
桜通りに到着すると私は、ネコたちにご飯をあげるためにネコ缶を開けようとするのですが・・・。ネコたちが来ません。いつも私が来るとネコたちが近づいてくるのですが、一匹も近づいてこないのです。
あたりを見てみると草陰からにゃーにゃーとネコたちの鳴き声が聞こえてきました。
近づいてみるとそこにあったのは、いつもご飯をあげているネコたちに囲まれて横たわっている傷だらけの黒ネコでした。
Side Evangeline
じじぃから質のいい酒をぶんどった私は割と気分が良くログハウスに帰った。
ドアを開けると、
「お帰りなさいませ。マスター。」
「あぁ。ただいま。」
茶々丸が私に声をかけてくる。1年半前までは私一人(チャチャゼロは魔力不足でたまにしかうごけない。)だったが超 鈴音と葉加瀬 聡美が話を持ちかけてきて、その話に乗ってよかったと今では思っている。
と考えながらソファに座るエヴァンジェリン。
「茶々丸、夕飯を頼む。」
「了解しました。マスター。・・・・・・あのマスター。」
「なんだ。どうした茶々丸」
「その・・・今日帰りに傷ついたネコを見つけまして・・・手当をするためにその・・・連れて帰ってきてしまい・・・しばらく家においてもよろしいでしょうか・・・」
そういって茶々丸は部屋の隅においていたかごを私の前に持ってきた。
そこには、おなかに包帯を巻いた黒いネコが寝ていた。
私はかなり驚いた。いままで茶々丸が私に個人的なお願いをしてきたことなんてなかったからだ。それに茶々丸が街でいろいろしているというだけでそれを知ったハカセが驚いていたからでもある。
そんな茶々丸の成長が喜ばしく私は、
「いいんじゃないか。おいておいてやれ。ただし傷が完治するまでだ。そのあとはまた外にはなしてやれ。見たところ首輪もついてないようだから野良なんだろう。あとそれまでの面倒はちゃんと見ろよ茶々丸。。」
「わかりました。ありがとうございます。マスター。」
そう言って私はかごの中で眠る黒ネコを見た。カラスの濡れ羽のようにきれいな毛並みをしている。
「では茶々丸。夕飯を頼む。」
「承知しました。マスター。では少々お待ちください。」
こうして一人の吸血鬼と一体のガイノイドの住むログハウスに一匹のネコが加わった
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