仮面ライダードライブ THE SECOND GENERATION   作:ターコイズ

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とりあえず書いてみました。


第1話 何故彼らは再び現れたのか

グローバルフリーズ。

かつて、世界を襲ったロイミュードと呼ばれる機械生命体によって引き起こされた謎の超常現象・重加速、通称どんよりが世界規模で起こる事だ。

どんよりってのは、意識ははっきりしてんのに、自分や周りの物の動きが遅くなる現象だ。

2017年現在で、3回も起こってる。

でも、そのたびに仮面ライダーと呼ばれる戦士によって、世界は救われてきてる、

 

 

 

 

 

らしい。

 

 

 

 

 

え、らしいってどういう事だって?

あぁ、俺はグローバルフリーズを経験してないんだ。

いや、してないっつうのはなんか違うな。

正確に言うと、最初のグローバルフリーズ以降の記憶が無いんだ。

それに、最初のグローバルフリーズの時も、グローバルフリーズが起きたって事は知ってるけど、その時実際何があったのかは知らない。気付けば、世界は平和になっていた。

うーん、俺の知らない2年間に何があったんだろうか。

まあ………

 

 

 

 

 

なんでもいいや。

 

 

 

 

 

2017年10月某日

 

「あぁ、今日も空は青いなぁ」

 

ここ、城南大学の中庭にあるベンチで1人空を仰ぎながらぼやく青年がいた。

綺麗な黒髪には軽くパーマがあたっていて、顔立ちもはっきりしていて、俗に言うイケメンという部類に入る青年だ。

 

「講義も終わって後は家に帰るだけなのに………。帰る気起きないくらいの脱力だ………ん?」

 

そんな事を呟いていると、青年の視界に1人の女の子が映った。

 

「なーにサボってんのよ、バカ蒼介」

「誰がバカだよ、アホ結衣」

 

青年の名は鐵蒼介(くろがねそうすけ)、城南大学教育学部に通う20歳の大学生だ。

そして、女の子の名は篠宮結衣(しのみやゆい)、蒼介と同じ城南大学教育学部に通う20歳の大学生だ。

結衣の容姿は、セミロングの黒髪に、綺麗な顔立ちから、清楚な雰囲気を漂わせる。

喋らなければだが。

 

「つか、サボってねーわ。今日は午前中しか講義が無かったんだよ」

「ふ〜ん」

 

蒼介の言葉を聞きながら、結衣は蒼介の隣に座る。

 

「お前が勧めてくれた教師の道だ。んな簡単に捨てるわけねぇだろ」

「そ、そんな恥ずかしい事簡単に言うな!」

 

結衣は頬を染めながら声を荒げる。

 

「なんだよ、本当の事だろ?記憶失くして、なんにもする事なかった俺に、教師って仕事を教えてくれたのは結衣じゃねぇか」

「う、そ、そうだけど〜」

 

未だに頬を染めて唸っている結衣を見て、蒼介はため息を吐く。

 

「はぁ、もういい、帰る」

 

そう言ってベンチから立ち上がると、結衣が慌てて蒼介の前に立ちはだかる。

 

「ま、待てい!恥ずかしい事言ったからパフェ奢れ!」

 

ビシッ!っと指を指してそう言う。

 

「はぁ?……ったく、わーったよ」

 

蒼介は頭をわしわし掻きながら承諾する。

 

「やったー!早く行こうー!」

 

笑顔で駆けていく結衣を見て蒼介はボソッと呟く。

 

「………今月5回目、奢るの」

 

 

 

 

 

とある廃工場。

薄暗さが妙に恐怖感を抱かせる。

そこに2つの影があった。

 

「経過はどうだ?」

 

そう言ったのは、蜘蛛を思わせる顔に、胸には『110』と書かれた怪人だった。

 

「うーん、先発隊の50体は向こうで徐々に活動を始めてるよ」

 

それに答えたのは、蝙蝠を思わせる顔に、胸には『111』と書かれた怪人だった。

 

「なるほどな。んじゃま、そろそろこっちも動き始めるとすっか」

「そうだね、すでに137、150、174、196が動き出してるよ」

 

111の言葉を聞くと、110はニヤリと笑い、

 

「さすが、手が早いな、ハイドロ………」

「まあね。僕を誰だと思ってるんだい?ヴォルケーノ」

 

そう言い合うと、110=ヴォルケーノと111=ハイドロは笑い合う。

そして、2人は機械の体から人間の体へと変身する。

ヴォルケーノは炎を思わせる真っ赤なライダースジャケットを着たオールバックの青年へと、ハイドロは水を思わせる青いスーツを着た黒髪の青年へと姿を変える。

すると、後ろから足音が聞こえてきて、2人はその方を向く。

 

「お、112じゃねーか。遅かったな」

 

そこにいたのは、蜘蛛を思わせる顔に、胸には『112』と書かれた怪人だった。

 

「数字で呼ぶな、ヴォルケーノ」

 

112は数字で呼ばれた事に嫌悪感を現す。

 

「そうだよ、ヴォルケーノ。いい加減慣れなって。な?ソニック」

「ふん」

 

ハイドロがフォローを入れるも、112=ソニックは不機嫌そうにする。だがすぐさま切り替えて話をする。

 

「それより、何故そんな慎重に動く?仮面ライダーはもういない筈だが?」

 

ソニックがそう聞くと、ハイドロが答える。

 

「まあそうなんだけどね。でも、何があるかわからないし。それに………」

 

ハイドロがそこまで言うと、ヴォルケーノがニヤリと笑ってこう言った。

 

「ゆっくり、じわじわと、人間共を支配する方が、面白いだろ?」

「そういうことだよ、ソニック」

 

ヴォルケーノの言葉にハイドロは笑みを浮かべてソニックにそう言う。

それを聞いたソニックは2人に背を向ける。

 

「ふっ、まあいい。何かあったら伝えてくれ」

 

そう言い残すと、ソニックは闇の中へと消えていく。

それを見送ったヴォルケーノは1つ疑問を持つ。

 

「つかよぉ、なんであいつは人間の姿にならねーんだ?」

「まあ、ソニックにも思うところがあるんじゃないかな?」

 

2人はそう言葉を交わすと、ソニック同様に闇の中へと消えていく。

 

 

 

 

 

新たなる悪はすぐそこに迫っている。

ロイミュードは、確実に迫ってきている。

 

 

 

 

 

東京都内

 

「んー!これ美味い!」

 

蒼介と結衣は行きつけのカフェに来て、パフェを食べていた。

 

「感激するのは良いんだけどさ、そのパフェ、今月だけでもう5回も食ってんぞ。なんで毎回初めて食ったみたいなリアクションすんの」

 

パフェを堪能する結衣を呆れた表情で見ながら蒼介はそう言う。

すると結衣は頬を膨らませながら反論する。

 

「なによ!良いじゃん!ほんっと蒼介って冷めてるよね!」

「いや、結衣が豊か過ぎるんだよ」

 

結衣の反論にも蒼介は冷静に返す。

 

「むー!あ、そういえば」

 

膨れていた結衣は何かを思い出し、携帯を取り出して操作する。

 

「なんかね、最近、アメリカ大変なんだって、ほら」

 

そして、携帯の画面を蒼介に見せる。

 

「ん?どんより再び?」

 

蒼介は携帯の画面に表示された文字を読み上げる。

 

「そうなんだよ。2年前に仮面ライダーがロイミュードを倒して、世界は平和になった筈なのにね」

「まあでもアメリカだろ?日本は関係ないし大丈夫でしょ」

「だと良いけど………」

 

そんな話をしながら2人でパフェを食べ進めていると、

 

ガシャーン!!

 

突然、2人の後ろの席の窓が割れ、男性がカフェ内に飛び込んでくる。

 

「えっ!?」

「な、なんだ!?」

 

2人は慌てて外を見る。そこにいたのは、

 

「な、なんだありゃ……」

 

コブラを思わせる顔に、胸には『137』と書かれた怪人だった。

 

「ロ、ロイミュード………」

「あ、あれが、ロイミュード………」

 

結衣は顔を青ざめながらそう言い、蒼介は恐怖しながらも、どこか興味深そうに137を見る。

すると、137は手をカフェへと向け、指先から光弾を放つ。

 

「やべぇ!!」

 

我に返った蒼介は、結衣の手を掴み店外に飛び出す。

それによって、他の客も一斉に店外に出て避難をしようとするが、137がそれを許す筈がなく、再び光弾を放ち、人々を襲う。

 

「なんだよあれ!めちゃくちゃだ!」

「早く逃げよ!蒼介!」

 

蒼介は137の暴れっぷりに悪態をつくが、結衣は早く逃げる事しか考えてなかった。

 

「あ、あぁ」

 

結衣の言葉を聞き、蒼介は避難しようとするが、137がカップルを襲おうとするのを目撃する。

 

「な!あいつ!」

 

蒼介はそう言うと、結衣の手を離し、足元に落ちていた石を拾い137に投げつける。

 

「やめろ!!」

「ん?」

 

石をぶつけられた137は、カップルから蒼介へと狙いを変える。

 

「うわ、やっべ!」

「蒼介!!」

 

137は手を蒼介に向け光弾を放つ。

だが蒼介は咄嗟に結衣を突き飛ばし、自分は結衣と反対方向に飛び光弾をかわす。

 

「大丈夫か!結衣!」

「な、なんとか!」

 

蒼介は立ち上がり、結衣のもとへ駆け寄ろうとする。

だが、それを137が許すわけもなく。

 

「そうはいかんぞ、人間!」

 

137はそう言うと、手を振り上げ、重加速を発動させる。

 

「なっ!?これが………!」

「どんより………!」

「ロイミュードに抵抗をした事を後悔させてやる!」

 

137はそう言うと、蒼介に歩み寄る。

 

「蒼介!!」

「くっそ!動かねぇ!」

 

結衣は蒼介のもとに走ろうとするが、重加速が起きている為、動く事が出来ない。

蒼介も必死に体を動かすが全く動かない。

するとその時だった。

 

「ん!?」

 

突如、ミニカー3台がどこからともなく現れ、137に攻撃を加える。

 

「なんだ………?」

「これは!まさか!」

 

そして、3台のミニカーの内、2台が攻撃を止め、それぞれ蒼介と結衣の手元に収まる。

すると、蒼介と結衣だけが重加速から解放される。

 

「これって、黒い………パトカー?」

「これは、黒いトラック?」

 

2人がまじまじとミニカーを見ていると、

 

「ええいちょこまかと!!」

 

137はミニカーを弾き飛ばし、今度こそ蒼介と結衣を襲おうとする。

 

「重加速の中で動けても、この俺を倒す事は出来ん!!」

「た、確かに………!」

「納得してる場合!?」

 

137の言葉に蒼介は納得し、結衣がそれにツッコむ。

するとその時だった。

137に向けて光弾が放たれる。

 

「ぐあああ!」

「え!?」

「なんだ!?」

 

2人は光弾が飛んできた方向を見る。

そこにあったのは、

 

「車………?」

 

黒の車体に青のラインが入ったスーパーカーだった。

2人が困惑していると、突然扉が開き声が響く。

 

「乗りたまえ!早く!」

「え!?何!?」

「いいから!行くぞ!」

 

車から聞こえてきた声に結衣は困惑するが、蒼介はとりあえず結衣の手を掴み車へ走る。

2人は車に乗り込もうとするが、

 

「え?誰もいない………?」

「どうなってんだよ………!」

 

車には誰も乗っていなく、無人だった。

2人が困惑してる間にも137は迫ってきている。

 

「話は後だ、早く乗りたまえ」

「ああもう!結衣!乗るぞ!」

「う、うん!」

 

車から再び声が聞こえ、2人はとにかく乗り込む。

そして、2人を乗せた車は、どこかへと走り去って行った。

 

「くそ!絶対に逃がさん!」

 

137はそう言うと、蒼介達を追い掛けた。

 

 

 

 

 

137からなんとか逃げ切った蒼介と結衣は、車から降りる。

 

「なんとかなったな………」

「それより、この車なんなの………?」

 

2人は車の周りを歩きながらそう言う。

すると、

 

「まさか、ロイミュードに立ち向かうとは、流石だね、鐵蒼介君」

「なんで俺の名前を………つか、どっから声が?」

 

蒼介は車から聞こえてくる声の出どころを探す。

すると、ハンドルの横にある、ベルトのバックルのような物を見つける。

さらにバックルにはディスプレイがついていて、どこか顔を思わせる。

 

「まさか、これが喋ってんのか?」

 

蒼介はそう言いながらベルトを取り外し、それをまじまじと見る。

 

「excellent!正解だ!」

「うわ!ベルトが喋った!?」

「え、どうなってるの!?」

 

喋るベルトに、蒼介と結衣が困惑していたその時だった。

突然2人を重加速が襲う。

 

「なに!?まさか!」

「どんより!?てことは………」

「ロイミュードか!」

 

2人の目の前に現れたのは、4体のロイミュード137、150、174、196だった。

 

「なんか増えてるし!」

「どうしよう!」

 

すると再び3台のミニカーが現れる。

 

「行け!ネクストハンター!ネクストデコトラベラー!ネクストビルダー!」

 

ベルトがそう指示を出すと、3台のミニカーはロイミュード達に攻撃をしかける。

するともう1台のミニカーが現れ、蒼介の手に収まり、蒼介は重加速から解放される。

 

「これは………?」

 

蒼介の手に収まったのは、先ほど蒼介が乗っていた車に少し似ているミニカーだった。

 

「なんなんだ、あのミニカー………」

「あれは、シフトカーだ」

 

蒼介の呟きに、ベルトがそう返す。

 

「シフトカー?あんたの仲間か?」

 

蒼介はベルトにそう問い掛ける。

 

「いや、シフトカーは、仮面ライダーの仲間だ」

「仮面ライダー………」

 

蒼介とベルトが話をしていると、150がシフトカーの攻撃を振り切り、結衣に向かって走って来る。

 

「結衣!くそ!やめろ!!」

 

蒼介は駆け出し、150を止めようとするが、当然敵うはずもなく、突き飛ばされてしまう。

 

「邪魔をするな!」

「ぐあ!」

 

150はそのまま結衣の胸ぐらを掴み持ち上げる。

 

「きゃあ!!」

 

そしてそのまま高く飛び上がり、掴んでいた胸ぐらを離す。

 

「いやああああ!!!」

「死の瞬間をゆっくり味わえ!!」

 

重加速が発生している為、結衣はゆっくりと地面へと向かっていく。

 

「くそ!!どうする事も出来ないのか!」

 

蒼介は悔しそうに地面を叩く。

更に、シフトカー達もそろそろ限界が近い。

すると、

 

「いや、まだだよ、蒼介」

「え?」

 

ベルトが蒼介にそう語りかける。

 

「今この場で動けるのは、君だけだ。鐵蒼介」

 

その言葉を聞いた蒼介は、地面へと向かって落ちていく結衣を見て、覚悟を決める。

 

「なんでもいい!!どうすればいい!ベルト!」

「呼び捨てはないだろ、蒼介」

 

蒼介の発言にベルトは不機嫌そうにそう言う。

 

「わかったよ!ベルトさん!俺はどうすればいい!?」

「ベルトさん、か………。よし、蒼介、車の中にあるブレスとホルダーを取るんだ!」

 

ベルトさんは、ベルトさんと呼ばれた事にどこか懐かしさを感じながら、蒼介に指示を出す。

 

「これか!」

 

蒼介は言われた通りにブレスとホルダーを手に取り、ブレスを左腕に装着して、ホルダーを腰に掛ける。

 

「私を腰に巻きたまえ!」

 

蒼介は言われるがまま、ベルトさんを腰に装着する。

 

「どうすればいい!ベルトさん!」

 

蒼介はベルトさんに指示を仰ぐ。

 

「ベルトのキーを回して、シフトブレスに今手に持ってるシフトカー・シフトネクストスペシャルを装着して、変身だ!」

 

蒼介は言われた通りにベルト・ドライブドライバーのセントラルフェイスの隣にあるキー・イグニッションキーを捻る。

するとエンジンが始動して待機音声が流れ始める。

その間にも結衣は着実に地面に向かっていく。

そしてシフトブレスのシフトランディングパネルにシフトネクストスペシャルを装着して、こう叫ぶ。

 

「変身!」

《DRIVE! TYPE NEXT!》

 

すると、蒼介の体が、漆黒のボディに青のラインが入ったスーツに包まれる。

そして、蒼介を乗せてきたスーパーカー・ネクストトライドロンがタイヤを生成し、そのまま射出され、蒼介の体にたすき掛けのように装着される。

 

「これは………!」

「これこそ、ロイミュードに対抗出来る唯一の戦士、仮面ライダーダークドライブだ!!」

「仮面ライダー、ダークドライブ………」

 

蒼介はドライブドライバーとシフトカーの力により、ロイミュードに唯一対抗出来うる戦士・仮面ライダーダークドライブ・タイプネクストへと変身を遂げた。

今ここに、仮面ライダーが復活を果たした。

 

「まずは、結衣だ!」

 

ダークドライブがそう言うと、マスクの下のディスプレイ、つまり蒼介の目の前にダークドライブの様々な機能が表示される。

それを確認したダークドライブは、イグニッションキーを捻り、シフトランディングパネルの右隣にあるイグナイターを押す。

 

《NEXT!》

 

すると、ダークドライブの胸部のタイプネクストタイヤが回転を始め、高速移動をして、上空にいる150に急接近し、パンチを放つ。

 

「はあ!」

「ぐおお!」

 

攻撃を受けた150は地面へと落ちる。

そしてダークドライブは再び高速移動をして、地面に激突寸前だった結衣の体をキャッチする。

 

「ええ!?」

 

結衣は突然の事に困惑する。

すると、ロイミュードと交戦していたネクストビルダーが結衣の手元に収まり、結衣は重加速から解放される。

 

「蒼介………?」

 

自分を助けたダークドライブを見て、結衣はそう呟く。

 

「話は後だ!下がってろ!」

「う、うん!」

 

ダークドライブがそう言うと、結衣はネクストトライドロンへ向かって走る。

 

「仮面ライダーだと!?くそ!聞いてないぞ!」

 

137はそう言うと、

 

「150!174!ここは任せる!」

 

196と共に逃走する。

 

「とにかくこの2体は仕留める!」

 

ダークドライブはそう言うと、150と174に向かって駆け出す。

そのまま、2体のロイミュードを相手に善戦をする。

まるで、ずっと戦って来たかのような。

 

「なんだ?体が動く………!」

「それが、君の力だ!蒼介!」

 

ダークドライブの言葉に、ベルトさんはそう返す。

そしてダークドライブは更に攻撃を加える。

流れる様な動きでパンチやキックの嵐を放つ。

そして、150と174の攻撃を受け流す。

 

「くそ!ふざけやがって!」

「ここは退くぞ!」

「な!?そうは行くか!」

 

逃げ出す2体のロイミュードを見てダークドライブはそう言って、ベルトさんに指示を仰ぐ。

 

「ベルトさん!何かないのか!?」

「ここは、カモン!ネクストハンター!」

 

ベルトさんがそう言うと、ネクストハンターが現れ、ダークドライブの左手に収まる。

 

「シフトカーを交換して、タイヤコウカンだ!」

「タイヤコウカンって、ネーミングはそのまんまだか!」

 

ダークドライブはそう言うと、シフトランディングパネルからシフトネクストスペシャルを外し、イグニッションキーを捻り、ネクストハンターを右手で持ち、レバーモードに変形させ、シフトランディングパネルに装着して、ネクストハンターを操作する。

 

《タイヤコウカーン!NEXT HUNTER!》

 

すると、シフトブレスから発せられた信号をキャッチしたネクストトライドロンが新たなタイヤを生成し、射出されタイプネクストタイヤに代わり装着される。

そして、右手に鉄格子型の盾・ネクストジャスティスゲージが現れ、仮面ライダーダークドライブ・タイプネクストNハンターにタイヤコウカンする。

 

「おお〜、これでブン殴れって事ね」

「違う、投げて相手を捕らえるんだ」

 

ダークドライブの言葉にベルトさんは冷静にツッコむ。

それを聞いたダークドライブは無言で納得し、ネクストジャスティスゲージを150と174に向けて放り投げる。

すると、ネクストジャスティスゲージが大きく展開し、巨大な鉄格子を形成して、174を捕らえる。

 

「なんだと!?」

「今の内だ!」

 

困惑する174をよそに、150はそのまま逃走を図る。

 

「まずはお前からだ!」

 

ダークドライブはそう言うと、イグニッションキーを捻り、イグナイターを押す。

 

《ヒッサーツ!》

 

そしてネクストハンターを操作する。

 

《FULL THROTTLE!HUNTER!》

 

ダークドライブは鉄格子に捕らえた174に急接近し、そのまま鉄格子に右ストレートを放つ。

 

「はあ!!」

 

ダークドライブの一撃を受けた鉄格子は174もろとも大爆発する。

 

「ぐああああ!!」

 

174の断末魔と共に、爆炎の中から、174のコアが現れ、そのまま爆発する。

 

「ざまあみろ!!」

「蒼介!ネクストトライドロンで150を追うんだ!」

 

喜ぶダークドライブに、ベルトさんは150を追う様に促す。

 

「わかってる!」

 

ダークドライブはネクストトライドロンへ駆け寄り、運転席に乗り込む。

すると、助手席に結衣が乗り込んで来る。

 

「な!結衣何してんだよ!」

「私も行く!」

「いや危ないからここにいろって!」

「やだ!絶対行く!」

「蒼介!言い争ってる場合では無いぞ!」

 

口論が続く中、ベルトさんが2人にそう言うと、ダークドライブは渋々ながら了承して、ネクストトライドロンを走らせる。

 

「ったく!しっかり掴まってろよ!」

「うん!」

 

 

 

「こうなったら手当たり次第に人間を襲って進化体に!」

 

ダークドライブから逃げ切った150はそう言うと、重加速を発生させる。

 

「うわあ!」

「どんよりだ!」

「体があ!!」

 

重加速に襲われた人々は恐怖に駆られる。

そして150は手始めにサラリーマンに狙いを決める。

 

「まずはお前からだ!」

「ひっ!?助けてくれ!!」

「無駄だぁ!」

 

150がサラリーマンを襲おうとした時、エンジンが聞こえて150はその方を振り向く。

 

「なに!?もう来やがったのか!」

 

現場に到着したネクストトライドロンから、ネクストハンタータイヤからタイプネクストタイヤにタイヤ交換をしたダークドライブと結衣が降りてくる。

 

「蒼介!あの人が!!」

「わかってる!」

 

ダークドライブはそう言うと、イグニッションキーを捻りイグナイターを押してシフトアップを行う。

 

《NEXT!》

 

高速移動をして150とサラリーマンの間に入り、150の胸部に強烈な右ストレートを放つ。

 

「おらあ!!」

「うぐああああ!!」

 

ダークドライブの攻撃を受けた150は吹き飛ばされ、それにより重加速が解除される。

 

「あ、ありがとう!ありがとう!」

 

重加速から解放されたサラリーマンはダークドライブの右手を握り、何度もお礼を言う。

 

「わ、わかったから、早く逃げろ!」

「は、はい!」

 

そう言われたサラリーマンは避難する。

だが、ダークドライブは握られた右手を見て、何か心にモヤモヤしたものを抱えていた。

 

「…………」

 

ダークドライブが右手を見ていると、

 

「くそ!仮面ライダーめ!」

「っ!」

 

150がそう言った為、ダークドライブは我に帰り、150と向き合う。気付くと、周りには誰もおらず、結衣を除く全員が避難していた。

 

「これで、終わりだ。ロイミュード!」

「ほざけえ!!」

 

ダークドライブの言葉に、150は怒りを露わにして駆け出す。

だがダークドライブは冷静にイグニッションキーを捻りイグナイターを押す。

 

《NEXT!》

 

すると、右足にエネルギーが溜まり、一気に跳躍して、跳び蹴りを放つ。

 

「はあああああ!!!」

 

ダークドライブの必殺のライダーキック・ネクストドロップが放たれ、150に直撃する。

 

「ぐああああ!!」

 

150はそのまま大爆発し、コアも砕け散る。

 

「ふぅ…………」

「良くやったぞ、蒼介!」

 

ダークドライブは一息つき、ベルトさんは労いの言葉を送る。

 

「なんとか、なったな………」

 

こうして、蒼介の戦いは終わった。

 

 

 

「まさか、仮面ライダーが現れるとはね………」

 

ダークドライブの姿を遠目から見ていたハイドロはそう言葉を漏らす。

 

「良いじゃねえか!面白くなってきやがった!」

 

ヴォルケーノは嬉しそうに声を荒げる。

 

「仮面ライダー……ダークドライブ………」

 

ソニックは静かに、そして、少しばかりの怒りを込めてそう呟く。

まるで、憎しみを込めたように、呟くのだった………。




練習なので、続けるかは未定です。
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