ふたりぐらし!   作:ほにゃー

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約束

「とにかく、ここにいない以上、俺達もここを離れた方がいい」

 

どうにか立ち直った祠堂にそう言い、俺達は来た道を戻ろうとする。

 

だが、先程の騒ぎの所為で奴等が俺らの方に集まって来た。

 

「祠堂!ここに隠れてろ!」

 

祠堂を無理矢理部屋の中に押し込み、クロスボウを構える。

 

「嫌だよ!私も一緒に行く!」

 

祠堂は俺の袖を掴み、懇願するように叫ぶ。

 

祠堂の肩を掴んで、俺は優しく声を掛けた。

 

「必ず迎えに来る。だから、待っててくれ」

 

「………本当に迎えに来てくれる?」

 

「ああ」

 

「……無事に帰ってきてね」

 

「おう」

 

笑って、そう言うと祠堂が袖を話したのを確認し、俺は部屋の扉を閉じる。

 

クロスボウを構え、通路を走り抜ける。

 

エスカレーターを駆け降りる。

 

エスカレーターの降りると丁度下に一体のゾンビがいた。

 

クロスボウを構え、頭を撃ち抜く。

 

回収する時間は無い。

 

倒したゾンビを通り越し、そのまま一気に走る。

 

こいつらをショットガンで吹き飛ばすことは可能だけど、そうしたら余計に集まってくる。

 

どうすれば……………

 

そう思っていると俺の視界にあるものが見えた。

 

「あれなら………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

圭SIDE

 

部屋に閉じこもり、息を潜める。

 

三藤君が本当に戻ってくる保証はない。

 

元々私たちは赤の他人。

 

もしかしたら私を置いて逃げたのかもしれないし、逃げる前に奴等の犠牲になったかもしれない。

 

でも、彼の笑顔を見た時、彼の事が信じれた。

 

三藤君はきっと戻って来てくれる。

 

その時、外がやたら騒がしかった。

 

まるで何かのエンジンの音が響く様な。

 

するとその音はどんどん近づいてきて、扉の前で止まった。

 

「え?な………何?」

 

そう呟くと扉が開いた。

 

そこには、バイクに乗った三藤君が居た。

 

「祠堂、乗れ!」

 

行き成りの事で何がなんだが分からなく、私は狼狽えた。。

 

「早く!」

 

その言葉に急かされ、慌てて後ろに乗り三藤君の腰に手を回す。

 

「行くぞ!」

 

三藤君はエンジンを思いっきり吹かすと、バイクを走らせた。

 

そして、通路から出ると、辺りは奴等で溢れていた。

 

「ど、どうするの!?」

 

「振り落とされるなよ!」

 

そう言い、三藤君はバイクを階段の方へと向け、移動する。

 

「舌噛むから口は閉じてろ!」

 

言われた通り、歯を食い縛って口を閉じる。

 

すると次の瞬間、ものすごい衝撃が体を襲った。

 

目を僅かに開けて、確認してみると、どうやらバイクで階段を降りてるみたいだ。

 

やっと一階に降りると三藤君は出入口の方へバイクを向ける。

 

しかし、前方に奴等が五人ほどいた。

 

三藤君は肩に掛けたショットガンを構え、発砲した。

 

轟音が響き、銃口から飛び出した散弾は奴等を蹴散らすように飛び出す。

 

そして、再びバイクを走らせ、出入口から飛び出るように外へと出れた。

 

「ふぅ、危機一髪だったな」

 

「う、うん」

 

「そうだ、祠堂」

 

三藤君に呼ばれ三藤君の方を見る。

 

すると彼は笑顔で言った。

 

「約束守ったぜ」

 

「……うん!」

 

「じゃあ、帰るとするか」

 

そう言い、三藤君はバイクを走らせ、警察署へと私たちは帰った。

 




バイクを使った理由:走るより早いし、追いつかれないから

バイクで帰った理由:パトカーより密着するから

バイクを使った理由とバイクで警察署まで帰った理由です。
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