TALES OF THE ABYSS外伝ーセレニィー   作:(╹◡╹)

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47.友情

 コーラル城の地下… 巨大な装置(音機関と呼ばれる)の前で、セレニィは放り出される。

 その身体はロープで縛られ口には猿轡が巻かれた、なんとも痛々しい姿となっている。

 

「ほいさっさズラ」

「むぐー!」

 

「ハーッハッハッハッハッ! ご苦労ですね、タルロウX!」

 

 浮かぶ椅子に乗った男が、セレニィを運んできた譜業人形タルロウXを労いつつの高笑いだ。

 神託の盾(オラクル)六神将が一人、“死神”ディストである。

 

 彼は戦闘に巻き込まれないよう見守っていたセレニィを捕らえ、ここまで連れてきたのだ。

 セレニィも咄嗟に逃げようとはしたが、素早いタルロウXの追撃に敢え無く御用となった。

 

 そして助けを呼ぶ暇もあればこそ、ロープと猿轡でぐるぐる巻きにされ今に至るというわけだ。

 あまりにあっさり捕まってしまったが、不意を突かれた場合のセレニィはこんなものだろう。

 

 ディストは勝利の余韻に浸りながらも、眼鏡を直しつつ熱のこもった口調で一人語りを続ける。

 

「このあまりに鮮やかな手際! いやはや、自分の天才ぶりが恐ろしいですねぇ」

「さっすがご主人ズラ!」

 

「そろそろ陰険ジェイドも気付いた頃でしょうかね。タルロウX、猿轡を外してやりなさい」

「……いいズラか?」

 

「なぁに、構いません。……その恐怖に怯える口から勝者を讃えられるのも一興でしょう」

 

 譜業仕掛けの従者に青褪めた表情のセレニィの口から猿轡を外させ、その言葉を待つ。

 はてさて、あのラルゴに将器を讃えられる彼女は一体どんな言葉を吐くのだろうか?

 

 悔しさを滲ませるか? 負け惜しみを口にするか? いずれにせよ自身の勝利は揺らがない。

 だが彼女は、そのいずれでもないディストの想像だにしない行動をとったのだ。

 

「……ぅ」

「う?」

 

「うぼろろろろろろろ…」

 

 彼女は運搬中に散々揺らされた胃の中の物を、タルロウXに向かって吐き出したのだ。

 吐いたのは言葉ではなくゲロであった。

 

 そして盛大にぶっ倒れる。囚われのヒロインならぬ囚われのゲロイン誕生の瞬間であった。

 

「ちょ、ちょっと嬢ちゃん… 大丈夫か!?」

 

 同じく囚われていた整備士長が自身の立場も忘れて思わず駆け寄り、優しく背中をさする。

 それに対して、感謝の言葉も発する余裕もなくぶっ倒れたまま弱々しく呻いている少女。

 

 そして思わぬ先制攻撃でゲロに塗れた己の譜業人形。

 

「オイラは、今この時ほど『泣く』という機能が欲しいと思ったことはないズラ…」

 

「うーん… ダルいー…」

「まさかこんな方法で私の想像を超えてくるとは… 油断のならない存在ですね、セレニィ」

 

 それらの光景を眺めつつ、戦慄の予感とともにディストは呟いた。

 

 

 

 ――

 

 

 

 そして今、なんとか回復を見せたセレニィはこの場の二人にペコペコ謝っている。

 ちなみにタルロウXは、ディストの命令で身体を洗いに行かせている。

 

 ……水に弱いのが若干の不安点だが、酸っぱい匂いのまま傍にいられても困るのだ。

 

「いやはや、私としたことがお恥ずかしい… ところであなた方は?」

 

「俺はただの攫われてしまった整備士長だよ。んで、この人が…」

「ハーッハッハッハッハッ! よくぞ聞いてくれました。この私こそ、美と英知の化身…」

 

 セレニィが名を尋ねると、ディストは浮かぶ椅子の上で大きく高笑いを浮かべる。

 そして長ったらしい装飾とともに己の名を名乗るのであった。

 

「至高の天才にして類稀なる超越者! その名も高き… “薔薇”のディスト様なのですよ!」

 

「おおー!」

「わぁ、なんかすっごいですのー!」

 

 そのディストの自己紹介に拍手で迎えるセレニィとミュウ。ディストの機嫌は最高潮だ。

 整備士長は流れに乗って拍手しつつ、徐々に距離をとってフェードアウトを図っているが。

 

 天才ではあるのだが、ちょっとアレな性格から教団では距離を置かれがちな彼である。

 同じ六神将にも無視されたり軽い扱いを受けることが多く、食堂でもいつも独りであった。

 

 ……ラルゴなんかは彼を慕う部下の方が放っておいてくれず、いつも一緒だというのに。

 一度副官のライナーを誘ってみたが「ちょっと用事があるので…」と目を逸らされる始末。

 

 きっと彼の昼のスケジュールは、オールドラントの一年間756日常に用事があるのだろう。

 天才である彼、ディストには説明されずともそれが分かった。……分かってしまったのだ。

 

 そんな過去を思えばこうして初対面で引かれず、むしろ賞賛されるなど快挙と言っていい。

 

「ハーッハッハッハッハッ! ま、それほどでも… ありますがねぇ?」

 

「おおー、天才に相応しい自信ですね。すごいなー、憧れちゃうなー」

「ディストさんすごいですのー! ミュウもお空飛んでみたいですのー!」

 

 一方セレニィは会話をしながらディストを冷静に分析していた。そして理解した。

 

「(あ、この人ちょっと可哀想な人だ…)」

 

 そしてディスト自身の境遇も、文字通り舞い上がる姿を見てなんとなく察してしまっていた。

 

 自分を攫った敵ではあるが、ティアやジェイドらと違い明確に迷惑をかけられてもいない。

 いやまぁ乱暴な運搬中で吐かされはしたが、そんなものは彼らのそれとは比較にもならない。

 

 それだけに同情心が残った。多分お昼とかぼっちなんだろうな、とか考えている。正解だ。

 せめて彼に囚われているこの短い間だけでも優しくしてあげたい… 心からそう思ったのだ。

 

「(まぁ、それはそれとして… 精一杯利用させてもらいましょうか!)」

 

 瞳をキュピーンと輝かせて、密かに邪悪な笑みを浮かべる。

 セレニィの話術はこういうタイプを極めて得意とする。既に利用し尽くす算段を決めていた。

 

 ……こういう部分がセレニィのセレニィたる所以(ゆえん)であろうか。

 

「やっぱり私を捕まえたのも、ディストさんの英知から導き出された作戦なのですか?」

「フフン… まずは数で圧倒し押し潰すと見せかけて、実働部隊と指揮官を切り離す」

 

「然る後に身動きが取れないでいるところを風の如く現れて、指揮官を攫っていく… と」

 

 そう言葉を継いで言えば、「そのとおり。流石はセレニィです」と嬉しそうに微笑まれる。

 ……うん、本当に友達いなかったんだね。大丈夫、今日から友達だから。利用するけど。

 

 ところで気になることを言われた。しかも名前を明かした覚えはないのだがどういうことか?

 

「はて、流石とは一体どういう意味でしょうか?」

「あぁ、ラルゴとリグレットを破った貴女は我々の間で大層な脅威と認識されてましてねぇ」

 

「………」

「かくいう私もその評判が気になりまして、こうして貴女を捕らえに出向いた次第なのですよ」

 

「なるほどですのー! セレニィさん、すごいですのー!」

 

 ……え、何その死亡フラグ。なんでそんなことになってるん? 全部ドSがやったことやん。

 いや確かにリグレットさんには怒らせるようなことしちゃったけど、自分基本雑魚ですよ?

 

 おそらく勘違いだとは思うのだが… 六神将のガバガバ過ぎる残念情報網に泣きたくなる。

 じゃあ何? ここで見逃されても、今後ずっと狙われ続けるの? 泣くよ? 泣き喚くよ?

 

 いや、狼狽えるんじゃない。絶対保身するマンは狼狽えない! ならば対象を逸らせばいい。

 頭でそんなことを考えつつ手でミュウのソーサラーリングを取り上げつつ、震える言葉を紡ぐ。

 

「あ、それなんですが… すみません、一つ“薔薇”のディストさんに残念なお知らせが」

「……はて、なんでしょうか?」

 

「実は私、セレニィではないんですよ」

「な、なんですって! では本物のセレニィは…」

 

「えぇ、健在です。今頃『あの天才ディストに策が嵌まった』とほくそ笑んでいるでしょう」

 

 ……セレニィは真剣な表情で真っ赤な嘘をついた。あっさりとそれを信じてしまうディスト。

 腕の中でなんかミュウが「みゅうみゅう!?」と鳴いているが一切気にしないことにする。

 

 悔しそうな表情で歯を食いしばり、怒りをこらえつつもディストはならばとセレニィに尋ねる。

 

「で、では… 真のセレニィは一体何処に…?」

「ロン毛で片目を隠したちょっと目付きの悪い巨乳がいましたよね?」

 

「えぇ… ま、まさか彼女が!?」

「そのまさかです。彼女こそが真のセレニィ… 裏から全てを操る者です」

 

「くっ… この私としたことがまんまと嵌められるとはッ!」

 

 取り敢えずティアに押し付けてみた。

 

 うん、きっと大丈夫さ。彼女はスペックだけなら一流相当だし… たまに人間やめてるしね。

 そこらの連中が襲いかかってきても、返り討ちにしそうな安心感がティアには備わってる。

 

 別にこれまで散々フォローさせられた恨みとかは、ないよ? ありませんよ? ……多分ね。

 そんなことを考えていたセレニィの方を、ふと何かに気付いたようにディストが見詰めてくる。

 

「いやしかし、ラルゴによればセレニィは『銀髪で小柄な少女』だったような…」

「まったく恐ろしいですよね! セレニィめの印象操作は!」

 

「い… 印象操作ですって!?」

「髪は染めれば済むし、背だってジェイドさんやガイさんに比べれば20cm以上も低いです」

 

「ま、まぁ… ガイというのが誰かは知りませんが、そうなんですね…」

「後は私という影武者… いえ身代わりの捨て駒を置けば完成。これぞヤツめの心理トラップ!」

 

「なんと… おのれ、セレニィ! どこまでも卑劣な!」

 

 仲間ですら囮にする… むしろ囮のために仲間にするその卑劣さに、ディストは憤慨する。

 ……その卑劣なセレニィは目の前にいるのだが。

 

 その彼女はうんうん頷きつつ椅子をよじ登り、悔しがるディストの肩を優しく叩いてみせる。

 

「凡人ながらディストさんの悔しさ、察するに余りあります… ですが、こうも考えて下さい」

「くっ、まんまと嵌められた無様な私にこれ以上何を!?」

 

「これは天才に課せられた試練! 積み重ねた失敗の分だけ成功は価値を増すのであると!」

「……ッ!」

 

「この失敗は終わりを意味するのか… 答えはあなたの中にあるはずです、“薔薇”のディスト」

「フ、フフフフ… ハーッハッハッハッハッ! そう… そうですとも! この私こそは!」

 

「よっ! 至高の天才! 究極の超越者! 美と英知の化身! 誉れも高き“薔薇”のディスト!」

「みゅうみゅうみゅう!」

 

「ハーッハッハッハッハッ!」

 

 高笑いを浮かべるディスト。それを囃し立てる一人と一匹。

 そしてその光景から距離を置きながら冷めた視線で見守る整備士長。場はカオスに彩られる。

 

 しかしディストはそこで更に気付いたことを口にする。

 

「では貴女の名前は? さっきそこのチーグルに『セレニィ』と呼ばれていたような…」

「じゃあ、『セレヌィ』でいいです。さっきのは、きっと発音ミス的なアレでしょう」

 

「……『じゃあ』? 『でいいです』?」

「そんな細かいことを気にしないでください! 友を疑う気ですか! このセレヌィを!」

 

「はっ! 私としたことがなんということを… 大切な友を疑ってしまうとは…」

「いいんですよ、ディストさん。私たちは過去を乗り越えるために許し合えるのですから…」

 

「セレヌィ…」

 

 お互いが優しい気持ちで見詰め合う。敵味方の間柄ながら、何かが通じ合った気がした。

 しかし、蜜月の時間には終幕が付き物である。

 

「おやおや… 何やら楽しそうな話をしていますねぇ」

 

 空気を読まないドSの声がそこに響き渡った。

 無傷で… しかも恐るべき速さで登場したジェイドに、ディストが驚愕の声をあげる。

 

「なっ… ここに来るまでに無数のトラップを仕掛けていたはず…!」

「トラップ? そんなものがあったのですか。生憎とスムーズにここまで来れたもので」

 

「なんですって… 一体どうやって…?」

「す、すまんズラ… ご主人、オイラは…」

 

「タ、タルロウXゥーーーーー!?」

 

 そこには散歩犬よろしく首に紐を結び付けられたタルロウXがボロボロの姿で横たわっていた。

 

「彼が快く協力してくれたおかげで、私たちは無事短期間にここまで来れましたよ」

 

 まさに外道。ドSに定評のあるジェイドさんの面目躍如である。

 

 そんな彼に放り出されたタルロウXに慌てて駆け寄り、優しく助け起こすディスト。

 一体どちらが正義サイドであるのか分からなくなってくる光景だ。

 

「セレニィ、無事だったかしら! 心配したわよ!」

 

「さて、セレニィ… さっさと帰りますよ」

「無事なようで自分も安心しました、セレニィ」

 

 口々に自分の名前を呼んでくる迷惑な仲間たちだ。友(偽)の疑惑の眼差しが心臓に悪い。

 だがここで怯んではならない。これしきの窮地、今までのデッドリーイベント群に比べれば!

 

 セレニィは胸を張って口を開く。

 

「なんですか、その目は」

「いや、ジェイドたちが『セレニィ』と…」

 

「ディストさん、私は悲しいです」

「……え?」

 

「苦楽をともにした私と、ぽっと出の彼ら… どちらを信じるべきかは一目瞭然でしょう!」

 

 ビシッと指を突き付けられる。

 むしろ椅子の持ち手に腰掛ける彼女に、ほっぺをグイグイ押し込まれている勢いだ。

 

 しかしそこは天才ディスト。流石に何度も騙されない。

 

「いや、苦楽をともにしたって… 貴女もさっき会ったばかりのような…」

 

「ディストさん、私は悲しいです」

「……え?」

 

「あなたと育んできた思い出… 私たちの友としての懐かしい記憶まで否定するのですか?」

 

 その言葉にディストは遠い目をして、在りし日の思い出に想いを馳せる。

 

 雪の降るケテルブルグ… 仲の良い幼馴染たち。そして誰よりも尊敬した恩師。

 あ、あれ? やっぱりいないような…

 

「トラストミー!」

「みゅうみゅうみゅう!」

 

「あ、はい」

 

 もう一度真剣に考えてみる。

 

 ……そう言われてみれば、三人目か四人目あたりの幼馴染にいたような気がしないでもない。

 うん、なんかもういたってことでいいや。ジェイド、ネフリー、ピオニー、セレヌィで。

 

 そう考えて、ディストは顔を上げてセレニィに向かって微笑んだ。

 

「えぇ… なんか貴女とは昔からの友人である気がしてきました」

「信じてましたよ、ディストさん!」

 

「みゅうみゅうみゅう!」

 

 二人は固い固い握手を交わす。感動の瞬間である。

 しかし、セレニィの仲間たちがそこに割って入ってくる。

 

「セレニィを返しなさい!」

「六神将が一人、“死神”ディストめ… 彼女をどうするつもりですか!?」

 

「おやおや、随分と鼻垂れディストと仲良しですねぇ。セレニィ」

「きぃぃぃっ! 私は“薔薇”のディストです! それに彼女は私の幼馴染のセレヌィです!」

 

「落ち着いて下さい、ディストさん。心理戦に乗ってしまっては相手の思う壺です」

 

 ムキになって言い返すディストをやんわりと宥めるセレニィ。

 そして、キッと暴言を吐いた彼らを睨みつける。

 

「しかし、私の大切な友への侮辱… 許すことは出来ませんね」

「セレヌィ… 私のために怒ってくれるのですか?」

 

「当然ですよ。ちょっと一言文句を言ってきてやります!」

「そんな… ジェイドの恐ろしさは貴女もよく知っているでしょう? 危険ですよ!」

 

「なぁに… 友のためなら命を張ってみせる、それが真の友情じゃないですか」

 

 親指を立てて微笑み、彼女は浮遊している椅子からゆっくりと… 「ぐえっ」転がり落ちた。

 そんな彼女の健気な友情に、思わず目頭が熱くなるディスト。

 

 セレニィは整備士長の腕を引っ張りながら、彼らのもとに向かう。

 そして… そのままティアとジェイドの後ろに隠れた。

 

「あ、人質確保してきましたー」

「ご苦労様です、セレニィ」

 

「あ、あれ? 友よ、命をかけたお説教は…」

 

 呆然とするディストにセレニィは手を合わせて頭を下げる。

 

「ごめんなさい」

「え、その…」

 

「あなたの事は個人的に大切な友達だと思ってますけど、このドSがどうしてもやれって…」

「セレニィ、後で覚悟しておいてくださいね」

 

「ひぅっ!?」

 

 ジェイドに脅されて涙目になって怯えるセレニィ。

 

 ディストは思う。またジェイドか… と。

 アイツはいつもいつも自分の大事なものを奪っていく。恩師に加え… 今また、友まで。

 

 ……いやまぁ今回に関しては、だいたい全部セレニィのせいなのだが。

 

「おのれぇええええ! ジェイドぉおおおおおお!」

 

 怒りの一撃を込めてジェイドに向かって特攻する。

 だが現実は厳しかった。

 

 ディストはドSによって完膚なきまでに叩き潰され、城の地下水路に落ちていった。

 タルロウXとお揃いで主従ともども。

 

 

 

――

 

 

 

 そしてすべてが終わったコーラル城の前で、同じくラルゴを退けた陽動メンバーと合流する。

 

「いや、うん… マジでゴメンね、ディストさん。個人的に大好きなのは本当だから」

「セレニィ、何をしているんですか? 早くついてこないとまた攫われますよ」

 

「あ、はーい」

「まったく貴女は学習しませんねぇ… これで何度目ですか?」

 

「いや、今回は相手が上手だったんですよ… そう、天才である“薔薇”のディストがね」

 

 朱に染まるコーラル城を振り返りながらそう呟く。

 そして城の奥に雄大に広がる海に夕陽が反射し、ほんのりセレニィの目に染みるのであった。

 

「(またね、ディストさん… 私たち、ズッ友だよ…)」

 

 本日のセレニィの成果…

 

 ・人質(通算三回目)

 ・詐欺(ボッチに対して友情を餌にする極めて悪質的な犯行)

 

 かくして一行は整備士長を無事救出し、コーラル城を後にする。目指すはカイツール軍港。

 そしてキムラスカ・ランバルディア連合王国の首都… 通称『光の都』バチカルである。

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