TALES OF THE ABYSS外伝ーセレニィー   作:(╹◡╹)

85 / 112
82.魔界

「太陽の光は届かねぇ。オマケに障気で年中薄暗いと来た」

「ですのー…」

 

「まったく、とんでもねートコに来る羽目になったぜ」

 

 宛てがわれた部屋の窓から見える外の景色を眺め、ミュウを撫でながらルークはぼやいた。

 セレニィが障気蝕害に倒れたまま目を覚まさなくなってから、はや数日が経過していた。

 

 無論、その間親善大使一行も六神将らも遊んでいたわけではない。むしろ多忙を極めていた。

 それぞれの船の修理・点検に加え救助隊の怪我人の手当など、瞬く間に時間が過ぎていく。

 

 この地に唯一存在するらしい都市・ユリアシティに渡りが付いたのは、不幸中の幸いか。

 到着翌日に主だった者を市長屋敷に招き、この地で育ったヴァンが説明を行ってくれたのだ。

 

 ただ時が流れることを待つしか出来ないルークは、その説明の席のことを思い出していた。

 

 

 

 ――

 

 

 

 ユリアシティ市長の屋敷の会議室。そこに、今回の件の主だった者たちが全員集められた。

 ローレライ教団より導師イオン、導師守護役アニス。主席総長ヴァン、副官リグレット。

 

 キムラスカより親善大使であるルーク、その補佐役のナタリア。救助隊指揮官のセシル少将。

 マルクトよりこちらも救助隊指揮官であるフリングス少将と、皇帝の名代であるジェイド。

 

 それに加えガイやトニーら護衛がそれぞれの護衛対象を守るため、その背に立っている。

 勢揃いした面々を睥睨して一つ頷くと、ヴァンは教団を代表して説明のために言葉を紡いだ。

 

「まずはご一同、こうして時間を作ってくれたこと深甚に感謝申し上げる」

「………」

 

「さて、『この地は一体?』『帰還の方法は?』… 当然様々な疑問がおありであろう」

 

 その言葉に無言で頷く面々を確認しながら、ヴァンは言葉を続ける。

 

「それらについて、教団を代表し私の方から可能な限り説明させていただきたい」

「………」

 

「途中様々な疑問にぶつかるであろうが、どうか心を強く持って聞いていただきたい」

 

 出席した面々の再度の首肯を確認して、ヴァンは咳払いを一つすると説明を開始した。

 

 この地のこと… そして、この世界のことについて。

 それは創世歴以前より続く、二千年以上の気が遠くなるような物語であった。

 

 ・ここは創世歴以前人々が住んでいた大地。現在は障気渦巻く『魔界(クリフォト)』と呼ばれること。

 ・一人の天才がプラネットストームを完成させたことで、人々の生活は繁栄を極めたこと。

 ・そしてプラネットストームの恩恵を巡る『譜術戦争(フォニック・ウォー)』が起こり、大地が障気に満ちたこと。

 

 ここまでで、ヴァンは一旦話を切る。セシル将軍が溜息とともに言葉を漏らす。

 

「まさか世界(オールドラント)にそのような危機があったなど… 何故歴史に残ってないのだ?」

「だが我々は破滅を迎えずこうして生きている。何らかの手段で危機は回避されたのですね?」

 

「………。話の続きをしよう」

 

 セシル将軍やフリングス将軍の疑問に応えることはなく、ヴァンは話の続きへと入った。

 彼にとっては、この話すらまだ『真の本題』の触りにすぎないことなのだから。

 

 ・そこにユリア・ジュエが生まれ、第七音素から未来を読み取ることで生存の道を示した。

 ・ユリアは各国の指導者に未来へと続く道を説き、大地を浮上させる計画を打ち立てた。

 ・かくて浮上した大地は『外殻大地』と呼ばれ、障気に満ちた『魔界(クリフォト)』は切り捨てられた。

 

 再びヴァンが言葉を切る。ルークが納得したように頷きつつ口を開いた。

 

「なるほど… それで『外殻大地』に今、俺たちが住んでるってわけなんだな」

「あれ? でもだったらなんで、こんな都市があるんだろ… 緊急避難用ってヤツかな」

 

「……タトリン奏長の推測は正しくもあり、間違ってもいるな。話を続けようか」

 

 大きく息を吐いて苦々しげな表情を浮かべると、ヴァンは説明の続きを始めるのであった。

 

 ・当初ユリアは、全ての国を救うために大地浮上計画… 『フロート計画』を提唱した。

 ・しかし、とある二国が敵対国を置き去りにするために技術の独占を目論んだ。

 ・それは人気と影響力が膨れすぎたユリアの排除をも可能とする、実に魅力的な案であった。

 

 そこまで説明したヴァンが言葉を切ると、会議室は重苦しい沈黙に包まれた。

 ナタリアが震える声でヴァンに向かって口を開いた。

 

「まさか、その二国というのは…」

「フランク国とイスパニア国。あなたの… そして外殻大地に住む我ら全ての先祖でもある」

 

「そんな… ユリアの投獄は言い伝えに聞いていましたけれど、そんな非道な…」

「軍を預かる身として考えるならば非常に合理的な判断だ。成功すれば、という注釈がつくが」

 

「………」

 

 ヴァンの言葉を否定することの出来ないフリングス将軍とセシル将軍は、俯き唇を噛んだ。

 キムラスカ王国はフランク国の属国であったが、宗主国を滅ぼすことで覇権を得たのだ。

 

 イスパニア国を衰退させ繁栄していたキムラスカ王国であったが、突如マルクト公国が独立。

 瞬く間に外殻大地の北半分を占領されて以降、千年以上に渡り睨み合いが続いているのだ。

 

 つまり外殻大地に存在する人間は、かつての二国いずれかの血を継いでいることになる。

 顔面蒼白になったナタリアと怒りに震えるルークを確認しつつ、ヴァンは静かに口を開いた。

 

「……と、ここユリアシティでは言い伝えられている。真実かどうかは分からぬが」

「え? 師匠(せんせい)、それってどういう…」

 

「片方のみの伝承を鵜呑みにするほど愚かなことはない。そうは思いませんか? ナタリア殿下」

「そ、それは…」

 

「仮に正しくとも二千年以上も昔のことです… 今のあなたに何の責がありましょう」

「二千年以上昔の…」

 

「少なくともこの街で、表立って外殻大地への恨み言を口にする者はほとんどおりません」

「………」

 

「……それが、『今』という時代に示された一つの真実ではないでしょうか?」

 

 ヴァンはそう言って微笑み、落ち着きを取り戻したナタリアもぎこちない笑みを浮かべた。

 勿論、ヴァンの言うとおりにユリアシティの住民に怒りや羨望がないなどとは言えない。

 

 文句を言っても仕方ない、戦っても勝てるわけがない。そんな諦めの気持ちが大半であろう。

 それが理解できないナタリアではないが、だからこそ彼女は彼の好意に甘えることにした。

 

 今は嘆き立ち止まっているべき状況ではない。いわんや全ての説明が終わってないのだ。

 気合を入れ直し前を向いたナタリアを見て、セシル将軍がヴァンに向かってその頭を下げた。

 

「申し訳ない。本来ならば私がすべき役割だったのだが…」

「気にしないで欲しい。ユリアシティに関することならば、市長を祖父に持つ私が適任だ」

 

「市長たる詠師テオドーロ殿並びにグランツ謡将のご厚意、ありがたく」

「うむ、確かに祖父に伝えておこう。……長引いてすまないが、話を続けよう」

 

「………」

 

 ヴァンの言葉に一同は注目する。恐らくはここからが話の大詰めなのだろう、と。

 ヴァンは語り始める。

 

 ・両国の目論見通り、『フロート計画』は敵対国家を置き去りにする形で成功した。

 ・しかし買収したはずのユリアの七番目の弟子が裏切り、彼女を脱獄させたのだ。

 ・彼女は『魔界(クリフォト)』に人々が暮らせる都市を作った。その都市はユリアシティと呼ばれた。

 

「裏切った弟子… まさか、それが」

「えぇ、フランシス・ダアト… ローレライ教団総本山の元となった名前の人物ですね」

 

「『弟子に裏切られ投獄されるユリア』… その言い伝えにこんな裏があったとは」

 

 フリングス将軍の言葉にイオンが返す。

 ジェイドは眼鏡を直しつつ、明かされた真実に溜息を吐いた。ヴァンは更に言葉を続ける。

 

「さて、その上で『外殻大地』にいかにして帰還するかだが…」

「ありますの? この『魔界(クリフォト)』から戻る方法が!」

 

「うむ。通常、このユリアシティから外殻大地に渡るにはユリアロードを通る必要がある」

「……ユリアロード?」

 

「ゲートのようなものと思っていただければ結構です。ですが、これは人しか通れない」

 

 ヴァンのその言葉に、一同… 特にフリングス将軍とセシル将軍は難しい表情を浮かべる。

 人しか通れないということは、船を持ち帰ることは出来ないということだ。

 

 数多くの物資のみならず、船には怪我人もいる。タルタロスには病人とて残っているのだ。

 それらを残していくというのは、いかにも後味が悪い。

 

 せっかく救った以上はなんとかしたい… そう考えるのが人情というものだ。

 そんな思いを汲みとって、ルークが一同を代表してヴァンに向かって声を掛けた。

 

「その、ヴァン師匠(せんせい)… 船も一緒に持って帰る方法はないのか?」

「一度限りという形にはなるが… あることはある。危険な手段だがな」

 

「ホントか! それは一体どんな方法なんだ!?」

「アクゼリュスのセフィロトツリー跡に刺激を与えることで、外殻大地に押し出す力とする」

 

「なるほど、それに乗って船ごと外殻大地に戻るというわけですか。また随分と荒っぽい」

 

 ジェイドの推測に頷くヴァン。

 

 ただし一度再活性されたセフィロトツリーは、エネルギーを吹き上げ続けたままとなる。

 つまり一度限りの片道切符。やり直しも実験も利かない賭けとなるのだ。

 

 そのことを説明すると、フリングス将軍とセシル将軍は揃って笑顔を浮かべて頷いた。

 

「構いませんよ。仲間を見捨てず、軍務に命を捧げることこそ軍人の務めですから」

「右に同じく… 船と救助人員を捨てていくことは救助隊の名折れ。是非もない」

 

「その覚悟、しかと受け取った。そう言うと思って必要な道具はディストに用意させている」

「フッ… なんとも手回しの良いことだな。しかし、必要な道具とは一体?」

 

「『音素活性化装置』… これを組み込むことで、ツリーの流れに乗ることが可能となる」

「なるほど… どうでしょう、カーティス大佐。貴方が手伝えば工期は早まるのでは?」

 

「私にディストを手伝えと? ……やれやれ、気は進みませんが仕方ありませんね」

 

 フリングス将軍に問われたジェイドは肩をすくめながらそう返すと、大きな溜息を吐いた。

 徐々に事態が打開されていくことで、会議室内部の空気が明るいものへと変わっていく。

 

 流石は27歳の若さで主席総長にまで登り詰めた男だ。事態を正しく進める一手は見誤らない。

 ルークは尊敬する師匠の采配に、自分も何かしなくてはと張り切りながらその声を上げる。

 

「ヴァン師匠(せんせい)! それで出発はいつ頃になるんだ?」

「装置が完成次第ということになるが… ルーク殿、あなたはその際に残ってもらう」

 

「な、なんでだよ!?」

「先も言ったとおりこれは危険な賭けだ。あなたを乗せるわけにはいかない」

 

「そんな…」

「同じ理由で導師イオンにもお残りいただく。お二方にはユリアロードでのご帰還を願う」

 

「そう、ですね… ヴァンの判断は正しい。僕も従いましょう」

 

 完全に納得が出来たわけではないが、自身の軽率さを反省していたイオンは素直に頷いた。

 今のヴァンなら素直に信用出来ると思ったこともある。しかし収まらないのがルークだ。

 

「なんだよ、師匠(せんせい)は俺の力はいらないってのか…」

「そうではない。だが『君子危うきに近寄らず』とも言う」

 

「それって、どういう意味だよ…」

「『然るべき立場の者は、みだりに危険を冒すべきではない』… ということだ」

 

「そっか。けどよ…」

 

 ヴァンはなおも不満気な表情を隠せずにいるルークの肩を叩き、苦笑いを浮かべ口を開いた。

 

「起こすのであろう? 『奇跡』を」

「……あっ」

 

「あの娘と一緒に駆け付けてくれること、期待している。……頼んだぞ、ルークよ」

「は、はいっ!」

 

「さて私の馴れ馴れしい態度によるご無礼の段、平にご容赦を… ルーク殿」

 

 跪くヴァンを慌てて止めて、立たせようとするルーク。会議室が穏やかな笑いに包まれる。

 穏やかな表情のフリングス将軍が口を開く。

 

「現状は理解し帰る手立ても、まぁ… 出揃いました。お話は以上ですか?」

「………」

 

「グランツ謡将?」

 

 フリングス将軍のその言葉にヴァンは厳しい表情で振り返ると、ゆっくりと席に戻った。

 そして深刻そうな表情のまま、おもむろに口を開く。

 

「時間をお掛けして申し訳ない。……実はこれから話すことこそが『本題』なのだ」

「え、えぇ… どういった内容でしょうか?」

 

「ユリアの遺した『秘預言(クローズドスコア)』… その全てについて、お話したい」

「『秘預言(クローズドスコア)』? それは教団においても秘中の秘では…」

 

「導師イオンと到着当夜である昨晩に相談し、『皆にも話すべきであろう』と決定した次第」

「ふむ…」

 

「ですが、その内容は余りにも重いこと。なので無理に聞かせようとは私も思わない」

 

 ヴァンの眉間にはシワが濃く浮かび上がり、苦悩のほどが見て取れる。

 一体どれほどの内容なのだろう? 誰ともなく、喉がゴクリと鳴る。

 

 彼ら一同を静かに見据えながら、ヴァンは厳かな表情のままに口を開いた。

 

「聞きたくない方はご退室を。事においても、可能な限り巻き込まぬよう努力をしよう」

「………」

 

 だが、内心はどうあれ退室する者などこの場には一人足りとも存在はしなかった。

 ……ちなみにセレニィがいたら、トイレに行ったまま戻ってこなかっただろう。

 

 ヴァンは誰一人欠けることなく残った面々を頼もしそうに見詰めながら、口を開いた。

 

 

 

 ――

 

 

 

 ルークは、自身の日記帳を確認しながらヴァンが語った秘預言(クローズドスコア)について(そら)んじる。

 

「ND2018。ローレライの力を継ぐ若者、人々を引き連れて鉱山の街へ向かう」

 

「そこで若者は力を災いとし、キムラスカの武器となって、街と共に消滅す」

 

「しかる後にルグニカの大地は戦乱に包まれ、マルクトは領土を失うだろう」

 

「結果キムラスカ・ランバルディアは栄え、それが未曾有の繁栄の第一歩となる」

 

 ここで大きく溜息を吐く。ここまでは良い… いや決して良くはないが、まだ分かる。

 問題は次だ。憂鬱な溜息を心配したミュウの頭を撫でつつ、続きを読み上げる。

 

「ND2019。キムラスカ・ランバルディアの陣営はルグニカ平野を北上するだろう」

 

「軍は近隣の村を蹂躙し、要塞の都市を囲む」

 

「やがて半月を要して、これを陥落したキムラスカ軍は」

 

「玉座を最後の皇帝の血で汚し、 高々と勝利の雄叫びをあげるだろう」

 

「ND2020。要塞の町はうずたかく死体が積まれ、死臭と疫病に包まれる」

 

「ここで発生する病は新たな毒を生み、人々はことごとく死に至るだろう」

 

「これこそがマルクトの最後なり」

 

 吐き気を堪えて読み続けていたが、耐え切れなくなってついに日記帳を閉じる。

 気が付けば、嫌な汗がじっとりと滲み出ている。

 

 ここから先に『救い』などない。残酷過ぎる『現実』しか残されていない。

 数知れない奇跡を成し遂げたユリアが遺した秘預言。

 

 そう考えれば、それは『真実』であり『絶望』なのだろう。

 心配そうに見上げるミュウを宥めつつルークは深呼吸を一つして、日記帳を再び開いた。

 

「以後数十年に渡り栄光に包まれるキムラスカであるが」

 

「マルクトの病は勢いを増し、やがて、一人の男によって国内に持ち込まれるであろう」

 

「……かくしてオールドラントは障気によって破壊され、塵と化すであろう」

 

「これがオールドラントの最期である」

 

 これこそが、ヴァンによって語られた秘預言(クローズドスコア)の真実。

 星の終わりを詠んだ消滅預言(ラストジャッジメント・スコア)

 

「チッ… ユリアのヤツ、奇跡起こして救うってなら最後までキチッとやってけよ」

 

 自分が戦うべき相手は世界の破滅。なのに今、自分にできることは待つことしか出来ない。

 絶望と無力感に苛まれながら、ルークは苛立たしげに舌を打つのであった。

 

 

 

 ――

 

 

 

 無力感に打ちひしがれている… そんなルークを見上げて、ミュウがふと声を掛けた。

 

「ルークさん、ルークさん… セレニィさんが言ってたですのー!」

「あん? なにをだよ…」

 

「『今考えてもしょうがないことは後で考える』って」

「いや、まぁ、そうかもしれねーけどよ…」

 

「あと『自分で無理なら人に任せちゃえ! レッツ他力本願!』とも言ってたですのー!」

「……お、おう」

 

 笑顔で語るミュウのお陰で、なんだかセレニィのイメージがガラガラ崩れていく気がした。

 そんな彼の内心に気付かぬまま、ミュウは言葉を続ける。

 

「セレニィさんは絶対諦めなかったですの」

「諦めなかった、か」

 

「色んな人の力を借りても、最後までちゃんと自分で向き合ってたですの」

「自分で向き合う…」

 

「ルークさんが何を悩んでるのか、ボクはよくわからないですの」

「………」

 

「でも、最後まで諦めないことは大事だとセレニィさんを見てたボクは思うですの!」

「そう、か… そうだよな。諦めなきゃなんとかなるか」

 

「ですの!」

 

 そう、セレニィは決して諦めることがなかったのだ。……自分の保身を。

 更には生来の怠け者気質のため、難題にぶち当たっては人任せにする根性が染み付いている。

 

 ミュウが語るような立派な性根を持ってないことだけは確かである。

 明後日の方向に誤解されつつ、ルークの笑顔を意図せず取り戻したセレニィ。

 

 その意識が目覚めることは… まだ、ない。恐らく根っからの自堕落さ故だろう。

よろしければアンケートにご協力ください。このSSで一番好きなキャラクターは?

  • セレニィ
  • ルーク
  • ティアさん
  • ジェイド
  • それ以外

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。