イナズマイレブン~クロスライジング~   作:shoogel

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雷門イレブンの一員となった豪炎寺だが…?


噂の話

「─というわけで今日からサッカーに入部した、豪炎寺だ。実力はこの間の帝国戦で見たとおりすげぇ奴だ」

 

と円堂が雷門のサッカー部員に豪炎寺について話した。

 

「豪炎寺だ。基本FWをやっている。宜しく頼む」

 

と短い挨拶すると、周りから喜びの声が聞こえる。

 

「豪炎寺さんが入ったから、もう帝国なんて相手じゃないっス!」

 

と壁山が話すと、続けて栗松、宍戸、風丸が話す。

 

「豪炎寺さんのシュートすごかったでやんす!」

 

「豪炎寺さんのファイアトルネード痺れました!」

 

「豪炎寺が入ってくれたら百人力だな」

 

と皆が歓迎の声を上げていると、部室の隅から声が聞こえた。

 

「俺は認めねぇ、いきなり雷門のストライカーと名乗られても、雷門には雷門のサッカーがあるんだよ!それをこんな奴が出来るかよ」

 

と染岡が叫ぶのを豪炎寺は黙って見ている。

 

「だから俺は認めねぇ、雷門のストライカーは俺と雷藤がいればいい」

 

と言い残し、染岡は部室をあとにした。

 

部室に少しの間静寂が訪れた。

この静寂を断ち切ったのは俺だった。

 

「まあ染岡の気持ちもわからないことはない。だっていきなり豪炎寺のファイアトルネードのようなものすんげぇシュートを見せられたら、普通皆羨ましがるさ、俺も豪炎寺が羨ましい。だけど俺のは豪炎寺に対する憧れだけどな」

 

俺が言うと、円堂が続いた。

 

「染岡も最初の入部部員だったからな。染岡に認めてもらうには試合を通して認めて貰うしかなさそうだな」

 

と呟いた。

 

すると、マネージャーの音無が突然走ってきて

息を整えるとこう話した。

 

「次の練習試合が組まれましたよ!」

 

と話すと、俺達は湧き上がった。

 

「相手は尾刈斗中です!」と話すが

俺は尾刈斗中なんて知らなかった。

 

俺が「尾刈斗中ってどこ?」

と聞くがまともな答えが返ってこない。

 

すると音無が奇妙な事を話し始めた。

 

「この尾刈斗中は奇妙な噂があるんです。試合中突如呪文のようなものが聞こえたり、足が動かなくなったり、時空が歪んだりするって話です」

 

俺達は何も言葉を出せなかった。

 

「そ、そんな事あるわけないっスよね!ゆ、幽霊なんて居ないっスよね!」

 

と幽霊の存在を頑なに否定している壁山を見ると

俺は不意にイタズラをしたくなった。

 

「そんなことはないぞ、壁山。幽霊は存在する。ほら、お前の後にも髪の長い幽霊が立っているじゃないか」

 

と話すと壁山の後で「そう、いるよ……」と声が響いた。

 

壁山は恐る恐る振り向くと

 

「ギャァァァァァ!!」

 

と叫び気絶した。

 

後にいたのはまさに幽霊並みの雰囲気を持つ影野だった。

 

まあ壁山と俺が逆の立場でも俺も気絶してるだろうなと考えていると、音無が口を開いた。

 

「えーとっ、尾刈斗中との練習試合は三日後です。皆さん体調管理には気をつけてくださいね!」

 

と話すと外へまた走っていった。

 

「よーしっ、尾刈斗中との練習試合に向けて練習だ!」

 

と円堂が拳を高くあげると俺達も

 

「「「おおぉ!」」」

 

と声を合わせ拳を高く上げるのだった。




影野「やっと喋れた…」
雷藤「わっ!びっくりしたいつからそこに?」
影野「最初から居たよ…」
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