博麗神社の居候   作:アマザケ01

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えー、今回はとある方からいただいたリクエスト小説です。博麗神社に居候している針妙丸ちゃんの小説をと言われましたので、書いていこうと思います♪

あ、それと今作は基本的に針妙丸ちゃんが一人称視点として動いていくと思います。

……白竜記より不定期になりそうな予感……


第一話 私は少名針妙丸!

ーー私もこれで終わりかしらーー

 

 

 

ーーあなた、私の神社に来なさいーー

 

 

 

ーーえっ……?ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「霊夢ー、霊夢どこー?」

 

「私はここにいるわよ。というか、あなたから見て私を見失うってなかなか無いんじゃないの?」

 

「ちっちゃいからってそんなこと言わないでよー」

 

霊夢に声をかけながら私、少名針妙丸は苦笑しながら霊夢に近づいていった。

 

ここで自己紹介をしておこうと思う。私の名前は少名針妙丸。前にあったとある異変で霊夢に退治されちゃったんだけど、霊夢が私のことを庇ってくれて神社に居候させてくれたんだ。それからというものの、私は霊夢のお手伝いをしている。

 

霊夢は今でお煎餅を齧りながらコタツに入り、のんびりと過ごしていた。

 

「博麗の巫女がそんな風にダラダラと過ごしていていいの?」

 

「博麗の巫女だからって、こんな風にダラダラと過ごしてちゃいけないの?」

 

私の問いに霊夢はさも当然といったように問い返し、お煎餅を齧り続ける。

 

「いやー、まぁ、いいんだろうけどさ」

 

私はひょいっと霊夢の入っているコタツの上に座り、自分の胴体ほどであるお煎餅の袋をなんとか開けて、お煎餅に齧り付く。

 

……毎回思うけど、私にはこれ少し固いや。

 

などと思いながら、私は両頬をお煎餅の欠片で膨らませながらぽりぽりと食べ続ける。

 

「それで? 私を探してたみたいだけど、何かあったの?」

 

「ひょうのほはんほうふふのははって」

 

「ちゃんと飲み込んでから言いなさい」

 

霊夢が苦笑しながら私専用となったお猪口に水を入れてくれる。私なそのお猪口に口をつけ、コクコクと飲み、お煎餅を胃へと流し込んだ。

 

「今日のご飯はどうするのかなって」

 

「んー、まだ何も考えてないのよねぇ。どうしようかしら……」

 

霊夢はそう言いながら畳の上に倒れこむように横になった。

 

「よーし、ならこの私が霊夢にご飯を作ってあげるよ‼︎」

 

私はコタツの上に仁王立ちしながら胸をトンッと叩いた。

 

「え? あんた料理作れたの?」

 

「いや、作れないけど、レシピの本とか見ればきっと大丈夫ー‼︎」

 

「いやいや、それでも……」

 

「お願い……いつも霊夢のお世話になってるお礼がしたいの……」

 

私は瞳を潤ませ(さっき飲んでたお水の水滴を目に垂らして)ながら霊夢に問いかける。

 

「……はぁ、わかったわよ。今回の食事はあんたに任せるわ。ただし、美味しいものにしてよね?」

 

霊夢は起き上がり、にこりと微笑みながら私に言ってきた。

 

「‼︎ うん‼︎」

 

私はぴょんとコタツから飛び降りて、台所に向かってパタパタと走っていく。霊夢も後ろからついてきてくれて、棚からレシピの本を出してくれる。

 

「じゃ、私はまたコタツでのんびりしてるから、できたら声かけなさいね」

 

そう言って霊夢は軽く伸びをして、再びコタツに戻っていく。

 

「よーし、頑張るぞー‼︎」

 

私は袖をまくりあげ、レシピの本に向かってどんなものを作ろうか考える。

 

「うーん……あんまり高そうなものだとここには無いだろうし……や、安くて美味しいものがいいかな」

 

高いものは無いと入った瞬間に、居間からなんだか得体の知れ無い寒気を感じた私はすぐに言い直す。

 

「あ、シチューなんて美味しそうだわー♪これにしましょう」

 

私は本を閉じ……ようとしたけど、少し重かったから断念する。が、頑張ればいけるんだよ?

 

「よーし、じゃあまずは具材を切ってと」

 

食材の棚から私はシチューに使う野菜を取り出していき、台所に並べていく。一回じゃがいもを運ぶ時に転んで、じゃがいもに逆に軽くつぶされかけちゃって、霊夢に助けてもらったけど、それはそれ、これはこれ。

 

「さて……えいやー‼︎」

 

私は持っていた針を使って食材を切っていく。

 

「……私、カッコイイかも‼︎」

 

私はそう思いながら次々と食材を切っていき、並べていく。

 

「よーし、次は……」

 

そうやっているうちに時間が過ぎていき、ある程度の工程を終えて、私は最後の味付けの段階まできた。

 

「えっと……何々? 胡椒一つまみ程度、塩、一つまみ程度……足りなければお好みに合わせてください……」

 

私はレシピの通り、大きな鍋に一つまみ分の塩と胡椒を入れた。

 

「よーし、これで完成‼︎」

 

私は胸を張って、鍋に火をかけて完成を待つ。

 

 

 

 

 

 

 

「何を作ってるかと思えば、シチュー作ってたのね」

 

食事の時間になり、霊夢と私は居間にご飯を運び、ご飯を眺める。

 

「うん‼︎ 頑張って作ったんだよ。召し上がれ‼︎」

 

「はいはい、じゃあいただきます」

 

霊夢はそう言いながらスプーンを持ってシチューを掬い上げて、一言。

 

「……あら? 具材は?」

 

「え?ちゃんと切って入れたよ?」

 

「……切ったって、どのぐらいの大きさに?」

 

「私が運べるぐらいの大きさに」

 

「……熱した時に無くなっちゃったのね……」

 

「? どうしたの?」

 

「な、なんでもないわ。じゃあ改めていただきます…………ねぇ、針妙丸。味付けはした?」

 

「うん。レシピに書かれてた通り、塩胡椒を一つまみ入れたよ‼︎」

 

「……あんたの手で、一つまみ……ね……」

 

霊夢は苦笑いを浮かべながらもぐもぐと口を動かす。どうしたんだろ?

 

「ま、いっか。私もいただきます♪」

 

私はちっちゃいスプーンでなんとかシチューを掬い上げ、口に運び、

 

「……ねぇ、霊夢」

 

「どうしたの?」

 

「味がしなければ具材が無い」

 

「あんたのせいでしょうがー‼︎」

 

なんやかんやありながらも、私、少名針妙丸は元気で過ごしています。




はい、ということでなんとか第1話書いていきました。
プロセスとかなんも考えてなかったので、正直いけるかなーって不安でしたが、まさかの2000文字超えるということになって驚いています。

さて、次回ものんびりと書いていきますので、よろしければゆっくり見て行ってください♪
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