Lyrical Nanoha HERO's   作:凪斗

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第3話

稼働式つっても、他の隊に比べりゃ楽なもんだな、これもお若い部隊長殿のおかげってか?

 

「長い挨拶は嫌われるんで、以上ここまで、機動六課課長及び部隊長、八神はやてでした」

 

八神の挨拶が終わると拍手が起こる

さて、今日はまず訓練の見学と…

 

「なあ、お前レイン…だよな?」

 

「ん?ヴァイス…ヴァイスじゃねえか!!お前もこの隊に?」

 

「おうヘリパイとしてな、お前こそどうしたんだよ、シグナムの姐さんに追いかけ回されてたせいで辞めたんじゃねえかと心配してたんだぜ」

 

こいつはヴァイス、俺の局員時代の同僚だ

こんな所で会うなんてな

 

「ばーか、んな理由でやめっかよ、それにここにいる理由だってそのシグナムの代わりに放り込まれたんだぜ?」

 

「なるほど、それで姐さんがいないって訳か、探偵やってるとは聞いていたがこんな事までやってんのか?」

 

「まあ、色々あってな…っとそろそろ訓練スペースに行かねえと」

 

「おっ邪魔しちゃ悪いな、今度飲みに行こうぜ」

 

「おう、またな」

 

ヴァイスも六課の隊員だったのか…

っと早く行かねえと

 

 

 

 

 

 

「もう、遅いですよレインさん!!」

 

「悪い悪い、ヴァイスと話し込んじまって」

 

「だからって遅刻はダメですよ」

 

全く教導官殿は、たかが五分遅刻したくらいで

 

「私はともかく、フォワードのみんなもいるので、気を付けてくださいね」

 

「はいよ、あー遅れてすまないな」

 

「「「「いえ…」」」」

 

「紹介するね、局員じゃないから正式じゃないけど、ライトニング分隊の副隊長のレインさん」

 

「ライトニングの2人にはもう挨拶したが改めて、レイン・ローライトだ。よかったらスターズの2人は名前を教えてもらえるか?」

 

「は、はい、スバル・ナカジマ二等陸士です!!」

 

「ティアナ・ランスター二等陸士であります」

 

この2人がスターズのフォワードメンバーか

 

「よろしくな、一応上司という事になるが、あまり硬くならないでくれ」

 

本当ならこんな仕事柄じゃねえからな

 

「あの…ローライトさんはもしかして探偵さん…ですか?」

 

「うん?そうだけど、知ってたのか?」

 

「いえ、うちのお父さんがローライトさんの名前を言っていたので…」

 

お父さん?スバルの父親…

スバル・ナカジマだから…

 

「ああ、もしかしてゲンヤのおっさんの」

 

「はい、娘です」

 

なんだよ、おっさんに娘なんていたのかよ

いつもは仕事の愚痴しか聞かねえからな

 

「はいはい訓練始めるよ、レインさんはどうする?」

 

「俺は見学にしとくよ」

 

「うん、じゃあみんな準備して」

 

さて、俺は離れて見てますかね

 

「あのぉ」

 

「なんだ?えーっとシャーリーだっけ?」

 

「はい、レインさんのデバイス調整しておきました」

 

「おっサンキュ」

 

局員辞めてから整備できなくて困ってたんだよな、助かった助かった

 

「何か不具合があったら言ってくださいね」

 

「ああ、そうさせてもらう」

 

準備ができたのか教導官殿が戻ってきた

 

「それじゃあシャーリーお願い」

 

「はい」

 

シャーリーが操作するとフォワードメンバーの前に機械が現れた

 

「あれがガジェットか…」

 

「レインさんは見るの初めてだっけ」

 

「ああ」

 

うーん、スバルもエリオもよく動くな

後衛の2人は…あそこか

 

「ん?おい今…」

 

ティアナの射撃が消えた…?

 

「そう、あれが私たちの相手、ガジェットドローン、魔法を打ち消すアンチマギリングフィールド、通称AMFが特徴だよ」

 

「ふーん、攻撃魔法だけじゃなく、移動魔法までかき消さられるって訳か」

 

おっスバルが落ちた、ウィングロードか…局員時代にどっかの部隊の誰かが使ってような

まあもう十年も前の話か

さて、俺も体動かすか

 

「なあ、高町頼みがあるんだけどよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえレインさん、本当にいいの?動作レベル最大、AMF最大だなんて」

 

レインさんの頼みというのは、自分もシミュレーターを使いたいという事だったんだけど…

 

「うーん、大丈夫なんじゃねえの?ヤバくなったら止めてくよ」

 

最大レベルのガジェットはニアSランクの魔導士でも苦戦するくらいの強さ、レインさんの魔導士ランクは陸戦AA、少し心配だな

 

「う、うん、わかったお願いシャーリー」

 

「はーい」

 

レインさんの前にガジェットを5体出す

 

「ジョーカー、セットアップだ」

 

《all right》

 

そしてレインさんもセットアップをした

バリアジャケットはいつもの黒いスーツのままだったが、左手には黒い剣も持ってる

 

「アームドデバイスなんだ、どんな魔法使うんだろ」

 

みんなの参考になるといいんだけど

ついさっきガジェットとの戦闘を終えたフォワードのみんなの方に目を向けると、疲れていながらも興味を示していた

 

「レインさん準備はいい?」

 

「ああ、頼む」

 

「それじゃあスタート!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガジェットの数は5体、恐らくさっきとは比べ物にならないくらい速いんだろう

 

「さて、どうすっかなッ!?」

 

5体同時にレーザーを放ってくる

 

「うわっと、危ねえ」

 

まずは…

 

《sonic move》

 

一気に接敵し斬る

 

《sword》

 

「まずは一匹」

 

一体破壊した時点で、残りの四体が分散し、レーザーを放ちながら後退していく

まずはあっちの二体だな

このビルの配置からすると、こっちのルートが

 

「見ぃつけたっと」

 

レーザーを躱しつつ、まずは一体を横薙ぎに一閃し

 

「おらぁ!!」

 

《boost》

 

その遠心力でもう一体を蹴り砕く

 

「あと二体はッ!?」

 

両サイドからガジェットがレーザーを撃ちながら一気に近づいてきた

最小限の動きでレーザーを躱す

 

「ジョーカー!!」

 

《shooter》

 

ジョーカーをシューティングモード…2丁拳銃にし、両手を広げると両方ともガジェットに当たる

 

「まさか機械の中まで、AMFなんてことはねえよなぁ!!」

 

引き金を引けば後は簡単だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごい、クロノ君からの紹介だったから、強い人だとは思っていたけど、まさかここまでだったなんて…

 

「ほえぇ、すごいですねレインさんって、一回見ただけでガジェットの特性を理解してましたね」

 

シャーリーの言う通り、まずはアームドデバイスによる白兵戦、斬る直前にだけ魔力による刃を出していた、AMFの効果が薄い身体強化によるキックにはびっくりしたけど

そして最後の回避と剣から銃への切り替え、あの一瞬でであんな事ができるなんて

最後のゼロ距離射撃はティアナにはできないだろうなあ

 

「す、すごいね、ティア」

 

「やっぱりあの人も…」

 

「ティア?」

 

「なんでもないわよ」

 

「カッコいいね、エリオ君」

 

「うん…」

 

うん、フォワードのみんなにもいい影響が出たみたい、エリオなんて目を輝かせちゃって

 

「これは!?なのは隊長!!」

 

「どうしたのシャーリー?」

 

「ヴィータ副隊長がレインさんに」

 

「ヴィータちゃんが!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう、まあざっとこんなもんか」

 

さて、午後からは軽い書類整理だったな

 

「アイゼン!!」

 

「おいおい、いきなりデバイスで襲ってくんなよ」

 

いきなり現れたハンマーを躱す

ヴィータか…そんなに俺が嫌いかね

 

「うっせえ!!今から模擬戦だ!!」

 

「俺、午後から仕事なんだけど」

 

「安心しろ、五分もかけねえ」

 

へえ、生意気にも俺を挑発しようってか

 

「わかったよ、確かに五分もかかんねえしな」

 

「ッ!?この野郎!!」

 

わかりやすい奴だな

 

「てめえ!!」

 

戦闘体制に入るヴィータ

 

「いいぜ、来な!!」

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