戦姫絶唱シンフォギア ~another of symphogear~   作:フライルー

55 / 57
第23話 ラストバトル 中編

「鎌」「銀腕」「鋸」「「弓矢」」「槍」「剣」「拳」···

ここに全てのシンフォギアが揃った。

今や敵はオートスコアラーを全て倒しキャロルのみ。

 

「キャロルちゃん、もうやめよう!」

 

響が叫ぶ。

 

「止められない、全てを償却してでも!!!」

 

立琴の音が叫びと同時に響く。

そう、この戦いは最終決戦。どちらかが倒れるまで終わらない。

 

「輝きだけでは無いと···覚えてもらおうか!!」

 

···ラストバトル、スタート

 

・

・

・

 

「なんかこの前より強くねぇか!?」

 

「最終決戦にもなれば強くもなるデスよ!」

 

「違うよ切ちゃん、キャロルも歌ってフォニックゲインが出てるからシンフォギアと同じ力が出てるんだよ」

 

ここにきてシンフォギア対シンフォギアか····

 

「しかもこの威力···」

 

「あぁ、これではまるで···」

 

「まるでじゃねえ、これは絶唱だ···!」

 

翼、クリスが瓦礫に隠れながらそう言う。

つまりこいつは攻撃一つ一つが絶唱になっているわけだ。

···はぁぁぁぁぁ!???!!!?

 

「ざっけんなよこのロリババア!!思わせぶりな発言といい俺のことといいこれといいよぉ!!!」

 

「錬金術ってのはなんでもありデスか!?」

 

「だったら、S2CAで···」

 

「だめだ!立花の体が持たない!」

 

「シャトーが点滅···間隔は音と同じ···共振か!!解析!」

 

《出たぞ!シャトーはまるで音叉のようにキャロルの歌を増幅してエネルギーを蓄えている!》

 

「ちっ!どこまでも厄介な···まさか!?全員離れろ!!」

 

刹那、エネルギー波がシャトーから放たれる。

放たれると同時に響が殴り込む。

 

「···っ」

 

虚しくも、それは空で止まる。

 

「弦か!?」

 

「お前にアームドギアがあれば届いたかもなぁ···?」

 

···仕方なし

 

「マリア、セレナ、切歌、調、奏はシャトーへ!こっちは俺らで食い止める!!」

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

《チフォージュシャトーへの侵入を確認!》

 

···くそっ戦力の分断はしたくなかったが···

 

・

・

・

 

時は飛んでマリア達がシャトーの破壊に成功した時までに飛ぶ。

 

「シャトーが···つまりは!?」

 

「ああ、マリア達がやったんだ···うわあああ!!」

 

「ちくしょう····!!!」

 

「そんな···皆····」

 

「···っ」

 

シャトーは落ちた。火をまとって落ちた。

それはあの5人諸共の意。

 

「···あいつらはそう簡単に死ぬはずがねえだろうが!!立てお前ら!!俺らがここで止まるわけにはいかねえんだよ!!」

 

「···万象黙示録の完成という未来は潰えた···」

 

「ならば!!過去を捨て、今を蹂躙してくれる!!」

 

キャロルが魔法陣を展開する。

 

「おおおおおお···!!!」

 

「キャロル!?この期に及んでなにを···!?」

 

「復讐だぁ!!!」

 

金の糸が辺りを破壊する。

 

「最早復讐しかありえない···」

 

「復讐の炎は···全ての思い出を償却するまで止まらないのか···!!」

 

「エルフナインは···復讐なんて望んでない···っ!」

 

「エルフナインちゃんの望みは···!」

 

響が胸元に手をかける。

 

「···イグナイトか」

 

「···この力はエルフナインちゃんがくれたものだ!だから、疑うものか!」

 

「「「イグナイトモジュール、ダブル抜剣!!!」」」

 

「「「ダイン、ダインスレイフ」」」

 

胸元のスイッチを2回押し込む。

これにより通常のイグナイトより出力が上がる計算だろうが、もちろんこんな使い方は計算外である。

どれだけ負荷があるのかもわからないのに使わせたくはないが···状況が状況だ。仕方なし。

 

「セット、ブルーディスティニー!EXAMシステム、スタンバイ!!」

制御可能である···多分。まあその時になったら止めてくれるだろう。

ビームサーベルを展開し、無限に推進剤が続くからこそできる芸当、スラスター全力吹かし。

 

「キャロル!もういい加減降参しろ!」

 

「うるさい!!貴様が転生さえしなければここまで手を焼くことも無かった!!」

 

「この際だ聞かせてもらおう!おれの世界を知っているならわかるはずだ!この世界はなんなんだ!?平行世界にしても科学レベルが違いすぎるし、聖遺物とか錬金術とかファンタジー過ぎる!!」

 

「後半ただの愚痴だろうが!!···いいだろう、聞かせてやるよ!!フンッッ!!」

 

「ちぃ!」

 

攻撃を仕掛けていた全員画吹き飛ばされる。

 

「イグナイト二段階だぞ!?」

 

「聞かせてやるが···今はコチラの番だ!!」

 

キャロルが歌い始める。

あいつのフォニックゲインがまだ高まるのが肌に感じてわかる。

 

 

「どれだけのフォニックゲインなんだ!?」

 

「イグナイトの出力でねじ伏せるんだ···!!」

 

「S2CA···フォースバースト!!」

 

俺の胸の心臓はいろんな聖遺物の練り合わせでできているらしい。

そのためフォニックゲインを高めることはでき、負担もかからないが···歌はよっぽどのことじゃないと浮かばないし、浮かんでもみんなのようにそれぞれの歌じゃない。

今この状況でも浮かばないことに少し焦りを感じるが···

 

「イグナイトの最大出力は知っている!!だからこそそのまま捨て置いたとわからなかったのか?」

 

「俺の歌は、ただの1人で70億の絶唱を凌駕する、フォニックゲインだぁぁあ!!!」

 

またもや吹き飛ばされる。

もうなんなんだあの出力···俺より強いじゃねえか···

 

「···他愛もない」

 

「例え万策尽きても···」

 

響が立ち上がったそのときだった。

 

──3人の絶唱が聞こえてきたのは

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。